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ネットのサービス

Joy Generator – 小さな喜び(joy)を集めたウェブサイト

アメリカの公共ラジオ局NPR が公開したJoy Generator (喜び生成器) は、

現時点で提供されているのは、以下のようなもの

  • 追想しよう – 懐かしい動画の再生
  • フローを見つけよう – お絵かき
  • 落ち着く音 – 絵筆の走る音、ささやき声、日常に溢れる心地よい音などを再生
  • それを待つ – 植物の発芽と成長を見る
  • 視点を変えてみる – 宇宙や星に関する映像
  • 詩を簡単に – 与えられた文章を消し込むことで詩を作る
  • カワイイの力 – 可愛い動物の動画
  • 野生の呼び声 – 国立公園の音源を組み合わせてBGMに

ちょっとした休憩時間に眺めたり、BGM/BGV にしたりできる小さなページが集められています。

野生の呼び声(Call of The Wild)、では、風の音、水の音、蛙の音、鳥の音、を好きなバランスで組み合わせて再生させることもできます。

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工作

ドミノ・ロボット – 24時間で10万個のドミノを並べられるロボット(動画あり)

Domino Robot は、工学系ユーチューバーとして有名なマイク・ローバー氏(Mike Rober)とロボット製作者アレックス・バーコム氏(Alex Baucom)らが協力して5年がかりで製作された、ドミノ倒しのドミノを立てる専用ロボットシステムです。

300個のドミノを一斉に運べるロボット、ドミネーター

これは動作を見せるために少し高いとこから落としていますが、これを地面スレスレで行うと、多数のスロットから降ろされたドミノが 15 x 20 列に綺麗に立つようです。

動画では、プロのドミノ・アーティストにしてこちらも人気YouTuber の Hevesh5 氏と、手積みとロボットによる速さ対決もやっています (5:00)

単色でただ多くてもつまらないですが、ドミノの色を使ったドミノ・アートにもちゃんと対応しています。

複数の色のドミノを、ロボットアームでドミネーターの300のスロットに指示通りに入れることで、自由なドミノ・アートを作れます。

すでに500万回の再生を数えている動画で、倉庫いっぱいのドミノを並べ、そして倒す瞬間をぜひ観てみてください。

開発ドキュメントとソフトウェアは公開されています。ソースは興味のある人が参考に読んでくれればいいが、全く同じハードウェアがないとそのまま使えるものではないだろうということ。

ドミノ倒しといえば人海戦術で、人手をかけるほど巨大ですごいドミノ・アートが作れるというものでしたが、こんなロボットができてくると今後出てくるすごいドミノ・アートはさらに巨大化したり、アートの内容も複雑で精緻なものになるかもしれないですね。

via Geekologie

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ネットの事件

娘のライバル達を追い出すためにディープフェイク動画をコーチに送り付けた母が逮捕される

ペンシルバニア州のチアリーディングチームに娘を通わせる母親が、ディープフェイクの不祥事動画を使ってライバルたちを陥れようとしたことがわかって逮捕されたそうです。罪状は子供へのサイバー・ハラスメント。

供述によれば、この50歳の母親は昨年、チームに所属する少女とコーチに加工された画像とテキストメッセージを匿名で送りつけたのですが、その画像は少女らが裸だったり飲酒やドラッグを吸う様子を表していたそう。動画は(映っていることが本当なら)チームを辞めさせられてもおかしくない内容だったという親の証言もあります。しかも、他の2人の少女についても同様の嫌がらせが行われていたと。

これらの動画を解析した警察は、これらの映像がデジタル的に書き換えられ本物そっくりに見える「ディープフェイク」だと判定したそうです。犯人が電話番号もIPアドレスも何の対策もせず使っていたことから、特定もすぐにされたと。

犯人の娘と少女たちは以前は友達付き合いをしていたそうですが、被害者の少女の両親が「素行の悪い(犯人の)娘とつきあわないよう」にさせたそうで、それがこのハラスメントを引き起こしたのかもしれないと話しているということ。

なお、複数のソースで「ディープフェイク」と言っていますが、これは警察の発表でそう言っているようで、Hacker News の議論ではAIを使った deepfake アルゴリズムを使ったというより、フォトショップ等の旧来の加工をも含めてリアルなニセの画像/動画を作ることを「ディープフェイク」と警察もメディアも呼ぶようになってしまっているのでは、という考察が出ていました。

どのレベルの加工かはわかりませんが、フォトショップの類であっても昔より簡単にうまく加工ができるように進化していますし、deep fake を一般家庭で素人が利用することもすぐに普通となるかもしれません。写真や動画が流れてきたからといってなんでも真に受けてはいけませんね。

via Hacker News