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Namer – 架空の英単語を作り発音してくれるサービス

Namer は、英単語のような存在しない単語を生成してくれるジェネレータです。

架空の単語は「ある文字の次にどんな文字が来る確率が高いかを利用して作っている」と説明書きがあるため、Hacker News では「それマルコフ連鎖では」「それマル…」「そマ…」と突っ込まれていますが、作者はマルコフ連鎖については知らずに考えてこれに至ったそうです。

文字数の上限を増やしたり、スペースを指定個数入れてもっと長い名前/ブランドを作ることもできます。

ランダムな英単語を作るサービスはいろいろあるようですが、生成した単語を合成音で喋らせているのはいいですね。英語っぽいブランドを字面だけで作るのではなく、発音からも検討することができます。

綴りも発音も、それほど英語か? となる場合も多いので、作者がより英語っぽさを追求したいのであれば生成のアルゴリズムにもっと工夫が必要そうに思います。また、英語っぽく無い方が嬉しい利用シーンもあると思います。

via Hacker News

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小学三年生が学校で貰ってきた、英語を漢字にする中国語アルファベット表

twitter で @fozmeadows さんが紹介した、「英語の名前を中国語で書くための変換表」

小学三年生の息子が今日学校でこれを貰ってきて、自分の名前を中国語で書けることを興奮して説明してくれました。私は彼にやさしく、それはとんでもなく間違っていますと伝えなければいけませんでした。

この表によれば、”ABC” は “月官匹”という中国語になるようですね。なんだそれ。

アルファベットに対応する漢字をいくつか見てみると、これって元の英文字に対して、形の似ている漢字を当てはめているだけだとわかります。

多くの(漢字を知らない)人たちでもこの変換表が無意味なことをわかっていて、自分の名前をこの表で変換し、さらにGoogle翻訳で英語に戻して滅茶苦茶な結果が出るのを楽しんでいたりしています。また、この学校に連絡して馬鹿なことを子供に教えるのを止めるべきだ、という意見も。

「こういう表、タトゥーショップによく置いてあるよね」というツイートもあり、なるほど面白漢字イレズミをした外国人はこういう道具を使って漢字を決めてるのかも。

もう少し形の複雑な漢字を使った別の表もありました。

この表に類する変換表、2020年の#中国語の日 にも紹介されたツイートがあり、以前から存在するもののようです。

そして、ついにこの表の源流らしきものを見つけた人が

この画像から探すと、 Good Characters というサイトが見つかりました。

書き順までつけて26個のアルファベットを中国語で描く方法を教えてくれます。それどころか、スマートフォンアプリまで提供していたよう(アップストアからは消えているみたい)。

「このサイトでは、漢字はアルファベットに似た形のものを選んだ」と書いていて、「個人的に楽しむためにだけ使ってほしい」と添えられています。「まちがってもイレズミに使わないでね」とも。このサイトの別のページには「実は中国語のアルファベットなんてないんだ」とも書いているので、元の表を作った人はそこまで騙そうという気はなかったよう。

ネットで転載されていく間に、注意書きや出典情報がカットされ、学校の先生から小学校にまで届いてしまったんですね。

Square Word Calligraphy

元ツイートへの反応の中で紹介されたのがSquare Word Calligraphy(正方形の単語書道)というアートで、1994年に中国人芸術家徐冰氏が作ったものだそうです。

https://www.metmuseum.org/art/collection/search/73325

英字のアルファベットに対して形の似た漢字のパーツをあてがう、という発想はまさに今回出てきた変換表と同じで、あるいはこのアートが発想の大元だったりするのかもしれませんね。

こちらのアートでは、アルファベットに完全な漢字一文字を充てるというより、部首のようなパーツを当てていて、単語を組み合わせて単語に相当する漢字一文字を作り上げるとことが違うといえば違います。

これ、表に従って元の単語を追うと、”happiness”となります。面白い。日本人であればこの漢字は本物ではなさそうと思いますが、漢字を知らない人たちから見たらわからないですよね。

升月戶戶了 水月内丁工 心工下三!

via twitter

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英BBC の「今日のツイート(Tweet of the Day)」

イギリス BBC ラジオに「本日のツイート(Tweet of the Day)」という番組があるのを知って、てっきり今日面白かったツイッターのつぶやきを紹介しているのかと思ったら、tweet の元の意味通りの「鳥のつぶやき、鳴き声」についての番組でした。

毎平日の朝5:58から90秒流されるこの短い番組は、鳥の鳴き声とその鳥にまつわる話の朗読からなっています。BBCのウェブサイトでは700本以上のアーカイブを聴くことができます。Podcast 形式でも配布されています。

この「今日のツイート」が始まったのは2013年。twitter のサービス開始が2006年、日本の初期ユーザーが広まり始めたのが2007年なので、ツイッターの”tweet”を意識してのタイトルではないかと思ったのですが、直接それが言及されているような証拠は見つかりませんでした。

鳥が好きで鳥と絡めて英語の勉強をしたい人にはいいんじゃないでしょうか。