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世界各国の元首や外交官・著名人らのツイッターでの関係ややりとりを可視化したe-Diplomacy地図

AFP通信が作成したe-Diplomacy(e-外交)地図は、ツイッターを使って発信している国家元首や政党・政治家・活動家・政治について語る批評家・大手メディアなどの情報を世界から集めて一堂にまとめたサイトです。
地図のページで日本を選ぶと、イギリスの日本大使館とアメリカ大使館のアカウントでやりとりしている、といった情報が出てきました。
Ediplomacyjapan
アメリカも表示すると、インタラクションのある国やアカウントの多さが際立って見えます。
Ediplomacyjapanandusa
世界から集められたツイッターアカウントは2700名を超えており、日本からは今のところ24人、国会議員や首長、著名人・政治団体や大手メディアのツイッターアカウントらがリストされています。また、各国の日本大使館のツイッターアカウントなども地図上では出てきます。
Ediplomacyjapanpeople
この人選が妥当かどうかはわかりませんが、ツイッターを活用している政治家やツイッター上で政治的に影響力を持つ人で漏れている人がいれば、推薦することもできます。
Linksのページでは、ある登録された人物を選ぶと、その人物とフォロー・被フォローの関係にある人物が出てきます。
英語で収集されたアカウントが多いせいか、英語でのツイッター利用で他国の政治アカウントと絡むような使い方が多いのかはわかりませんが、正式な外交ルートだけでなく、ソーシャルメディア上で懇親したり、あるいは対立する陣営を批難したりといった事例が増えているのかもしれませんね。そこに批評家や専門家なども応答して、さらに一般のフォロワーにも情報が流れていくとしたら、テレビや新聞から流れてくる外交のニュースとはまた違う情報を多くの人が目にしてきているのが今のソーシャルメディアなのかもしれません。
日本のサービスでも、ツイッター始めましたという政治家を列挙してみせるようなものはあったと思います。政治家同士のreplyやRTのやりとりや、思想家・メディア・業界団体・などなどとの関連が記録されたり可視化されたりしていくと、一般市民にとっても考えるための材料が増えていいのではと感じました。
via E-Diplomacy map shows which leaders talk to each other on Twitter | Ars Technica via The Verge

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人工「バルス!」生成サービスのThunderclapが注目を集めるも、いきなりツイッター社からブロックされる

みんなでつぶやくクラウドツイーティングを支援する新サービスThunderclapが、公開二日目にしてツイッター社からブロックされてしまったというニュースです。
ニューヨークのスタジオDe-De社が開発したサンダークラップ、雷鳴のような拍手という名前のこのサービスは、たくさんの仲間を募って同時につぶやくことでツイッターのトレンドキーワードに載せよう、というのを実現するためのサービスなんだそうです。
クラウドファンディング・サービスなどと同様に、一定数の賛同者を募り、人数が集まったらプロジェクトが成立したとして、つぶやきがツイッターに発信されます。ThunderclapのユーザーはThunderclapにつぶやく許可を与えているため、一斉に同じ内容のツイートがされ、それがさらにリツイート等を呼んでツイッター上で大きな流行となって見える、ということ。
実際、ローリングストーンのオンラインサイトの政治的な主張を持ったニュースを同社のMatt Taibbi氏がこのサービスで広めようと募り、2000人近い賛同者を集めてプロジェクトが成立し、一斉につぶやかれた結果、400万人にこのつぶやきが読まれることになったとか。
それからすぐ後に、ツイッター社がTwitter APIのThunderclapからの利用を遮断、現在サービスは動かない状態で、「現在ツイッター社と話し合い中」という表示が出ています。
Thunderclapblocked
ツイッターで一斉に同じ内容を叫ぶ、といえば、ツイッター社認定で世界一の流量を記録した、アニメ天空の城のテレビ放映でのバルス事件を思い出します。あれはテレビを見ながらタイミングを取ってつぶやくという、ツイッター社にはそもそも制御することもできない勝手イベントでしたが、APIを使って自動的に似たような状況を起こすサービス、となると、サーバーの負荷はもちろん、運動に関係のない一般人が巻き込まれてどう思うか等、運営が嫌がるのはしょうがない気がします。
支持している人は、みんなの力で何かの主張を広く届けることは正義だ、という感覚があるのだろうとは思いますが。ここで盛り上がって集まり、大量につぶやかれたコンテンツが、常に世の中の役に立つものになるという保証もないですし、これを報じるブログのコメント欄でも「これはただのスパムだ」というコメントが散見されます。

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bioischanged.com – ツイッターでフォローしている友人のプロフィールやアイコンの変更を監視するサービス

bioischangedは、その名前の通り、bio(プロフィール)がchanged(変わったよ)というのを教えてくれるだけのwebサービスです。
ツイッターアカウントを結びつけて登録すると、
Bioischangedlogin
自分がフォローしている人たちのツイッタープロフィールや、アイコンの変化を追跡して、更新のあった人をこのように並べて見せてくれます。
Bioischangedicons
アイコンをクリックすると、更新前・更新後のプロフィールを並べて表示します。
Bioischangedhistory
そうすると、「ああ、この人は2ヶ月前から1ヶ月前に、メディアアクティビストを名乗るのを(ツイッター上では)止めたのか。テレビのレギュラーが増えて文字数が足りなくなったんだな。」とかわかるわけです。ツイッタークライアントの中には、同様の機能を持つものもありますが、bioischangedはwebサービスだから、ツイッターで認証するだけで動き続けるようだし、クライアントが何かに関係せず記録するので、こういう機能を使いたい人には便利かもしれません。
ちなみに、ビジネス向けソーシャルネットワークのLinkedInでは、繋がっている人が所属企業や役職名を変更すると、通知をしてきてくれます。それを見て、LinkedInのメッセージやその他の方法で、「転職おめでとう」とか「CEO就任おめでとう」などとお祝いをしたりするものらしいです。ネットを活用した友人との暖かい繋がりと見るか、そんな人付き合い面倒だなあと見るかは人それぞれでしょうけども。
僕は交換した名刺からもだいたい何もアクションを起こさない後者のタイプですが、この先ビジネス雑誌とかでツイッター道とかフェイスブック道とか出てきて、こういうサービスを使って知人の変化にいち早く気づき、先手を打って連絡し、お祝いなどをしましょう、とか言い出すかもしれないですね。