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ソーシャルメディアで調べた知らない人に、ズバズバ個人情報を言い当てるエスパー

Social Media Experiment (ソーシャルメディア実験)と名づけられたプロジェクト。

ジャック・ベールさんが、街のそのへんにいる人の情報をインスタグラムやツイッターなどのソーシャルメディアから集め、その情報を使って超能力者ででもあるかのように振るまい、知らない人たちを気味悪がらせていきます。

街なかの人に名前でいきなり話しかけ、相手のいろいろな情報を使いながら、昔からの知り合いや家族でもあったかのように会話を続けていきます。

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「やあ… 君はひょっとしてジェシカ? こんにちは。僕はジャック。会えて嬉しいよ」
「(求められた握手に不思議な顔をして応じながら…) なんで私の名前を知ってるの?」

ジェシカさんには、さらに、小さな白い室内犬パリスを飼ってて、それをPar Bear(くまちゃん?)って呼んでるよね、などを言い当ててます。

女性二人組みの名前を当て、「誕生日おめでとう!」と言ってみたり、男性に家族が彼のことをなんというアダナで呼んでいるかを当ててみたり、子供のぬいぐるみにつけた名前を当てたり、最近レストランで鶏肉料理を食べたでしょうとか携帯電話の会社で働いてるよねとかを当てたり、母親の名前を言い当てたり。

最後にはそれぞれの相手に、すべての情報は本人がソーシャルメディアに自ら公開したもので、超能力とかでは無いですよ、と種明かしをしています。ほとんどのターゲットは、気味悪いと思いながらも笑って終わりにしていますが、男性二人組は、笑ってはいるものの “Thanks for invading our privacy.”(俺たちのプライバシーを侵害してくれてありがとう = 皮肉) “I’ll call the police if you do that again.”(こんどやったら警察を呼ぶぞ)と吐き捨てて立ち去っています。怒っているのでこの動画に出る許可も出してないのでしょう。この男性にはモザイクがかかっています。

全部自分でネットに公開した情報なのに「プライバシーの侵害」になるのかどうか。

日本でも、ツイッターのつぶやきからつぶやいた人を渋谷で見つけて話しかける、というブログ記事が話題になったことがあります。いろんな個人情報を特定されないようにネットに書き込むのはどんどん難しくなっていると思いますが、使っている本人がそういう危険性を知らなければリスクはなおさら高くなるのでしょうね。

via Prank Artist of the Day: Revealing Personal Information from Nearby Social Media Posts – Cheezburger

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ネットの事件

「ツイッター」は「Smssy」や「フレンドストーカー」という名前だった可能性も

ツイッターというサービス名、はじまった当初は母音の無い Twttr だったこともある、というのは知られていると思います。

ツイッター創業をテーマに書籍 Hatching Twitter を執筆した、ニューヨーク・タイムズのジャーナリスト、ニック・ボルトン氏がブログで披露したのは、最初期にこのサービスに対して考えられたいくつかの名前の候補と、創業者の一人ビズ・ストーン氏の作ったロゴ案。

これらの名前・ロゴは、本の執筆に当たって、ツイッター社(当時だとOdeo社)の立ち上げ当時の内部メールを調査している間に見つけたということです。

twitterall

Odeo社がツイッターのアイデアを考え出した時は、ケータイのショートメッセージ(SMS)を活用するという目的でしたね。ツイッターの140文字も、SMSの文字数の制限(160文字)から決められています。ですので、Smssy というSMSを連想させるサービス名になる可能性もあったわけです。

ロゴ案が出てないので、もっと前に却下されたのだと思いたいですが、Friendstalker (友人ストーカー)という案も出ていたのだとか。もし「ストーカー」なんてのが入ったサービス名だったら、きっとここまで広まっていないし、日本での大人気も無かったのではないでしょうか。

ビズ・ストーン氏は多数のロゴ案を自ら制作したようですが、最終的に決まった twttr ロゴは、「忘れられた共同創業者」ノア・グラス氏によるものです。

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そのあと、今も知られるあの有名な水色のロゴに替わるわけですが、これはリンダ・ゲビン氏によるもの。

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ゲビン氏によれば、このロゴに切り替えた当時、ほとんどのユーザーは新ロゴを気に入らなかったのだそうです。2012年のインタビューで「(当時のTwitterの)ユーザーたちは、このベビーブルーとバブルガムのロゴを見て、日本のティーンエージャーのためのチャットルームみたいだと考えました。それは実際そうでしたが、ノア(・グラス氏)はこれをとても気に入ったのです」と答えています。

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via Twitter's early name and logo experiments reveal a Smssy past | The Verge

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データ可視化

アメリカ・メディアマップ – Twitterで共有される人気メディアとその地域性がわかるインタラクティブマップ

URL短縮サービスの大手 Bit.ly が公開したリアルタイム・メディア・マップ(Real-Time Media Map)は、アメリカ人がどんな新聞・雑誌・テレビ・オンラインメディアを読み、ツイッターなどで紹介しているかを一瞥できる、インタラクティブな可視化地図です。

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オンラインニュース・ブログメディアの各州での一番人気を出したのが上の地図。地域により、一番読まれているメディアはバラバラですね。

現在最も読者が多いであろうハフィントンポストは、南部や中西部で強いですが、大都市圏ではあまり一番ではない様子。

起業やインターネットに強いTechCrunchは、シリコンバレーのあるカリフォルニアや、マイクロソフト、アマゾンなどが本社を持つワシントン州で強い。ライバルのMashableは、シカゴのあるイリノイやフロリダを押さえています。

首都周辺のバージニアやメリーランドでは政治系のニュースメディアPoliticoが一番。

エンターテインメント系のニュースの比率が多い印象のあるBuzfeedやTMZ、嘘のニュースで人気のThe Onion などは、田舎の州で強いようです。起業とかビジネスとかに興味のある人が割合的に少ないためなのでしょうね。

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こちらはテレビ/ラジオ系サイトへの言及をまとめたもの。

南部で保守系のFoxが強いですね。ニューヨークやカリフォルニアではラジオ局NPRのニュースが多く言及されているようです。多くの田舎州で、イギリスのテレビ/ラジオ局であるBBCが一番話題にされているのは意外です。あと、ワシントン州でアルジャジーラが一位なのは何でしょうか。

元データが「Twitterユーザーでbit.lyでURLを短縮しているユーザーがつぶやくURL」に限定されているとはいえ、人気サービスですからそのツイート数は膨大なはずです。

「アメリカでは」といっても、地域によって人々に影響を与えるメディアは大きく違うのだなあというのがわかりますね。

via Maps Of The Most Popular News Outlets In Each State