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Small World – ツイッターの友人の居場所を世界地図にマップ

Small Worldは、Twitter でフォローしている人たちの居場所を世界地図上に書き込んでくれるwebサービスです。

サービスを利用するには、twitter 上で Small World アプリへの権限を与える必要があります。けっこうありますね。

Small World の要求する twitter の権限

フォローしているアカウントの一覧は見せないことにはサービスが成り立たないでしょう。プロフィール・メールアドレスの提供はまあいいとして、フォローしている人のprotectedなツイートを読めるようにしてしまうのは、クローズド中心でツイッターを使ってる人は心配があるかもしれません。

権限を与えてサービスにログインすると、フォローしているユーザーの公開している位置情報を基に、世界地図上にプロットしてくれます。

本人申告の居場所を地図でわかりやすく見られるわけです。さらに、ウォッチしたい地名を追加で登録し、通知の設定をしておくことによって、新たにその都市に移動してきた友人をメール通知で受け取ることができます。メール通知のサンプル文面は次のようなものだそう。

twitter 上の友人の位置は、プロフィールの場所情報および、プロフィールの表示名中に “in 地名”と書かれた場合も追跡しているということ。”in ***” の***が地名かどうかは誤動作することもありそうな気がしますけど。

「GPSで詳細に居場所を公開したいわけではないが、twitter 上での位置ぐらいなら友達に知ってほしい」という作者の意図はわかります。「近くに寄ったから」「たまたま近くに旅行中だから」でオンラインでしかやりとりしていなかった友人と会うきっかけを作れるサービスと言えます。

GitHub でClosure のソースコードも公開されています。

via Maps Mania

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lofi.co – 集中できる作業環境をブラウザで提供するフリーミアムサービス

lofi.co は、ブラウザで開きっぱなしにして使うBGM & 生産性向上ツール群というサービスです。

Lofi.co の入り口ページ

Lo-Fiの定義はWikipediaを読んでもよくわからなかったのですが、長時間再生できる作業用BGM を Lo-Fi と呼んでることもあるので、ここではそういう意味かなと思います。

Lofi.co で画像を選ぶ

無料で使える範囲は、カフェの背景画像、3種類の音楽ジャンルのBGM、都市のノイズ、雨だれ、タイピング音のようです。

Lofi.co の料金表

毎月$2.99(220円) の有料プランを購読すると、背景画像や音楽の種類が増え、さらにポモドーロタイマー・メモ・計時ログ・ToDo リストなどの生産性ツールが使えるようになるそうです。

ブラウザのウィンドウ一つでこのサービスを常時表示しておき、そこで自分の作業環境に関わる多くを賄おうということでしょうね。

こういったブラウザで BGM + 環境音というサービスはたくさんあり、過去にも紹介したことがあります。参入者はとても多いのですが、人気が出てスケールした時にどうやって儲けるのか、という疑問は常に出てきます。

Lofi.co は定額課金という方式で来たわけですが、たとえばBGMなら YouTube で作業用BGMを検索して掛けっぱなしでも同じことは達成できるわけで、有料ユーザーがそんなに取れるのかな、とも思います。定期的に出てくるこういうサービス、どれもいい感じで発見した時は楽しんでるのですが。

Lofi.co は ToDo や タイマー等と併せることで課金を狙っているわけですが、この方向で普及するのか、それともまた来月は別のこういう新サービスをみんながいじっているのか。

via Hacker News

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新型コロナウイルス以降の米スタートアップのレイオフ情報をまとめた Layoffs.fyi

Layoffs.fyi は、Tech Layoff Tracker 「テック(企業)のレイオフ追跡」を名乗る通り、技術系スタートアップの一時解雇(レイオフ)情報をまとめているwebサイトです。

データの収集は新型コロナウイルスの世界的感染が始まった頃から。パンデミックによる経済活動の停滞・縮小予想とそれを受けてのレイオフを記録し始めたものでしょう。

データ元は各企業からの公式発表で、スタートアップの社員や元社員からの情報をフォームで受け付けて反映される、手動のデータベースサイトのようです。

いろいろな切り口から集計した表やチャートも貼られています。新型コロナ以来の大口のレイオフは、ホテル予約の Booking.com の 4375 人、Uber の 3700 人、IT不動産ローンの Better の 3000人、など。

一旦大きなレイオフをしたが、その後資金調達や買収などで大きく採用し復活した10企業など、データを使った分析ブログも面白いです。レイオフの時のニュースは大騒ぎになることが多いですが、1年でそこから立て直して再雇用や新規雇用をできているスタートアップの存在は心強いものがあります。

アメリカの話ではありますが、全体のレイオフ数を見ても、新型コロナウイルスの感染初期の2000年夏頃に大きくレイオフの波があったものの、最近は落ち着いているようですね。

via reddit