2009年06月04日
Diggが広告に投票できるようDigg Adsでマネタイズを模索
巨大ソーシャルニュースサイトのDiggが、新しい広告プログラムの開始を宣言した。
Diggのトップページやカテゴリページには、ユーザがdigg(投票)した今一番熱いニュース記事が並んでいるが、この中に広告だとははっきりわかるものの、他のニュースと同じようなフォーマットで、広告主の広告も出すということだ。
上のサンプルだと、上から4つめがEAのゲームの広告になっている。
通常のニュースと同じように、digg(投票)したりbury(逆投票)したりコメントしたりできて、投票が多ければ広告主の支払額も安くなるシステムだという。つまり、面白いと思わせる広告を作ろうというインセンティブが働くわけだ。
これから先、数ヶ月の試験期間を設けてユーザからのフィードバックを集めるということらしい。
ユーザが見続けている内容の中に広告を自然に、しかし広告とわかるように挟もう、という考え方は、今の民放テレビを思わせる。広告だとはっきりわかるようになっている限り、ありかなと個人的には思うが、熱心なdiggユーザ達がどう思うかは別だろう。今のところ賛否両論というところ。
Googleアドワーズの場合は、ユーザに検索で探しているものがあり、それに関係した広告を出すのだから、広告であっても自然な検索結果より役に立つものも出てくることも多々あるだろうと思う。しかし、カテゴリーや前後のニュースとマッチさせるにしても、ユーザがどれぐらいこのDigg Ads広告からジャンプして物を買ったりするかは疑問だ。
しかし、Diggより大きくて影響のあるソーシャルサイトもそうそう無いので、これぐらいユーザがいるところでうまくいかないとしたらより小さいところではもっと難しいだろう。ソーシャルサイト、CGMサイトのマネタイズ手法として通用するのか注目したい。
2009年05月20日
Ships - Google Earth APIを使った船シミュレーター
Shipsは、Google Earth Pluginを使った、ブラウザ上で船を操船して遊べるサイトだ。
オランダ、ロッテルダムの港にいる、7艘の船を切り替えて操作することができる。カーソルキーの上下で前進後退、左右で舵を切れる。4つの視点を切り替えることができたり、碇の上げ下ろしや汽笛を鳴らす(F)こともできる。汽笛はなんとなく楽しい。
クイーンメリー2の雄姿
飛行船もある
残念ながら当たり判定はない。
via Fantastic Free Google Earth Game: Ships | Google Earth Blog
2009年05月07日
MapMotive.com SNSの友達を地図にマップ
FacebookアプリMapMotiveは、フェースブック上での友人が登録している住所情報を基に、地図上に友人のアイコンとリンクを配置してくれるというアプリケーション。
twitterやMixiでも公開住所の登録はできるし、している人も多いようなので、同様のサービスが作れるだろう。
# もうあるかもしれないけど。
via See Location of all your Facebook Friends on a Google Map
2009年04月21日
Knowem - 120個のソーシャルサイトのアカウント空きをチェック
新しく登場したKnowemは、多数のネットサービスについて、アカウントの空き状況をまとめてチェックしてくれるサービスだ。
基本の機能は以前に出たNamechkの真似でしかないが、Namechkが84サービスなのに対して、120個のサービスに対応している。
自分がいつも使うお気に入りのアカウント名で、まだ取っていない人気サイトがないか確認するのに使えるだろう。
# 一部ドメイン業者がやってるように、空きを確認した瞬間にその業者が先に取りにかかる、みたいなことは無いとしてだけど
各サービスはそれぞれのロゴで表示され、ロゴにマウスカーソルを置くと簡単にそのサービスの紹介文も表示してくれるので、どんなサービスが人気なのか俯瞰するのにも使える。
空き状況だけでなく、各サービスのユーザ名の長さの制限についても表示してくれる。3文字とかの短いユーザ名や、20文字とかの長いユーザ名を常用している人は、多くのサービスのアカウント名の長さが5から16文字とかに制限されていることに気づくだろう。
先行のNamechkからさらに踏み込んだのは、アカウントの空きをチェックするだけではなく、アカウントを取りにいくところを有料サービスとして付加したところだ。見たところ二つの有料サービスが提供されている。
自動登録 サービス(automated signup)
120個のサイトにいちいち登録するのは大変でしょう、ということで、$64.95でこれら120個のサイトに一気に登録してくれるという。
毎月登録サービス (monthly subscription)
さらに、毎月増え続ける新しいサービスが6個から10個程度あるそうで、これらが登場したらそれにも登録し続けてくれるというサービスが、月額$9.95で提供されている。
これらのサービスは、個人ユーザだとお金を払って使うようなものではないと思うけれど、大企業が社名やブランド名のアカウントをいわゆるサイバースクワッティングから守るためには、安いのかもしれない。(ただ、knowemが取得時のパスワードを代行設定するだろうから、knowem自身が信頼できないといけないけども)
via CNET
2009年04月16日
Google Profileはスパムメールを増やすのでは?
Google ProfileでGoogleアカウントと結びついたプロフィールを作れるけど、gmailも使っている場合、gmailのアカウント名をそのままプロフィールのURLに使うことができる。gmailは使ってないけどGoogleアカウントはある、という人は、gmailで取得されていないプロフィール名を取ることもできる。
わかりにくいランダムな文字列を使うこともできるけど、プロフィールという性格上LinkedInなどと同様アカウント名を選ぶ人のほうが多いのではないか。
http://www.google.com/profiles/akimoto
となると、他のソーシャルネットワークと違って、公開プロフィールからメールアドレスが機械的に推測できてしまうのだけれど、いいのかな。
# Gmailのスパムフィルタが頑張るからいいのか…
あと、Gmailのアドレスについては、ピリオドを好きなだけ挟んだり ( exa.mple@gmail.com )、'+'の後に好きな文字列をつけても届いたり ( example+hoge@gmail.com )という仕組みがあるけれど、Googleプロフィールについては、ピリオドをつけたものはピリオド無しに転送で、'+'の方は動かなかった。
2009年02月04日
Googleニュースの新ブログパーツ(ウィジェット)
Googleニュースをブログ等へ貼り付けるウィジェットが案内されている。
対象地域に「日本語」もあるので『「サイボウズ」のニュース』とか作ってみようとしたけど、検索ワードに日本語入れても今のところ何もでてこない。
"office8"とかアルファベットだと出る。
作成はこちらから。
gmailのボタンデザインが変わった
メタリックな感じに。
2009年01月23日
twitterでのオバマ大統領就任式祝福を可視化
オバマ新米国大統領の就任式はアメリカ国内だけでなく世界中から高い関心を集めたようで、インターネット経由の動画中継なども多かったそうだ。
FlowingDataでは、twitterの発言と発言者の所在地を組み合わせたビジュアライゼーションを行なった。
リンク先のページで、青地に白ボタンの"PLAY"を押すと、就任式前日からtwitterでされた「就任式(inauguration)」とポジティブな言葉が併せてつぶやかれたものが世界地図上にプロットされる。右上のプラスマイナスで拡大縮小し、地図をつまんでスクロールさせられる。
英語でしかデータを取ってないと思うけれど、それでも世界の各地からtwitterユーザが言及をしているというのがわかる。
コメントで書かれているように、この可視化プログラムはウォルマートの成長をプロットしたときと同じ仕組みを使っていて、そちらはC#のソースコードがBSDライセンスで公開されている。
投稿者 秋元 : 01:05 | コメント (1) | トラックバック
2009年01月19日
mapof.it - Google地図専用のURL短縮サービス
gog.is Google検索専用のURL短縮サービスで、Google検索に特化してURLを縮めるgog.isというサービスをご紹介した。
アイデアは同じなのだけど、続いてmapof.itという短縮サービスが登場。こちらは、Google Maps専用の短縮URLサービスだ。
mapof.it/の後に住所や地名を書くだけ。日本語もエンコードしてあれば通る。
http://mapof.it/%E5%AF%8C%E5%B1%B1%E7%9C%8C%E9%AB%98%E5%B2%A1%E5%B8%82
こでもgog.isと同様、twitterなどの文字数が限定されるところで、ジャンプ先が怪しいサイトではないよということを示すため(なにしろ地図にしか飛ばない)に使えるだろう。
2009年01月11日
gog.is Google検索専用のURL短縮サービス
tinyurl (twitterがURLを縮めるのに使っているので有名)やその派生の短縮URLサービスは多い。今回登場したgog.isは「Googleの検索結果ページだけを対象にした」URL短縮サービス。Google Appsで動いている。
gog.isドメインに対して、検索ワードをつけるだけだ。
複数の語句を指定するにはいくつか記法が用意されている。
http://gog.is/take,me,out,to,the,ball,game
http://gog.is/is/that/a/vaio/in/your/pocket
どこに飛ばされているか、というのが飛ぶ前にわかる点では、いいかもしれない。
日本語もエンコードして渡せば通るようだけど、google.co.jp じゃなくて google.com に飛ぶ。
2008年12月04日
英語のスペリング・アルファベットを調べるphoneticise.com
電話で名前等を伝えるときに、一音一音を間違えないように伝えるためにその音で始まる単語を使うことがある。「『あ』は朝日の『あ』、『い』はいろはの『い』、スは宇宙のス」みたいなやつ。
フォネティックコード(phonetic code)とか、スペリングアルファベット(spelling alphabet)というらしい。
英語では、アルファ(Alpha)-ブラボー(Bravo)-チャーリー(Charlie)というNATO式が有名だということだけど、こういうスペリングアルファベットを作ってくれるお助けサービスもいくつも存在する。Phoneticise.comはその一つだ。
このサイトでakimotoと入れると、
alpha kilo india mike oscar tango oscar
というコードを作ってくれた。電話で自分の名前を伝えるときには、これを「アルファ、キロ、インディア、…」と読みあげれば、正しい綴りが相手に伝わる可能性がぐっと高まりそうだ。
英語以外のアルファベットを使う言語についてもこの手のコードはあって、それらを作ってくれるサイトもあった。
2008年11月21日
Amazon Mechanical Turkの回答者はどんな人達?
ネットの向こう側に居るだれかに、少額の作業を発注するというアマゾンのサービス、メカニカルターク(AMT)を使った面白い調査があった。
この人がAMTへ投げた仕事の依頼は、
「自分の顔と、『なんで自分はタークしてる(AMTで回答してる)かを書いた紙を写真に収めてアップロードしてください」
というもの。最初5セント(5円)からはじめて、30人の写真を集めるには、最終的に50セント(50円)まで値を上げる必要があったそうだ。以下がその集まった写真。
白人が多くて、アジア系は少ない。紙に書かれた回答の動機は、「金のため」、が「暇潰し」の倍あったそうだ。
50円でこんなことするかなあ、と僕などは思うけど、ネットにはいろんな人がいるからね。日本語でこういうことができるサービスが、アマゾンがやっても他社がやってもいいから、できると面白そうだと思った。
via Waxy
2008年11月20日
不動産専用ソーシャルブックマーク Dwellicious
まだクローズトベータで、アカウントをくれと連絡したが使えていないので、試用したMashableの記事を頼りにすると、Dwelliciousは普通のソーシャルブックマークサービスと同じように使えるが、もしそのブックマーク先が有名な不動産サイト(Century21, Coldwellbanker, Frontdoor.com, Har.com, Homes.com, Realtor.com, Redfin, Remax, Rentals.com, Trulia, Yahoo Real Estate, Zillow)の物件ページだったときは、そのサイトに応じたより高度なデータ切り出しを行なってくれるという。
さらに、このサービスは、なぜ不動産物件をブックマークしておくのか、というユーザの要求も理解している。売価が変動したときや、新しい写真が追加されたとき、サイトから消えたとき、などの相手先サイトでの変化を追跡するという。
日本の不動産サイトでも、大手ではブックマーク/お気に入りの保存機能を持っている。しかし、それらはサイトの中に限定されていたし、複数のサイトを横断してブックマークをしたり、その不動産サイトが望まない情報はブックマークできなかった。ソーシャルブックマークが、ポータルやブログサイトの単位を越えてすべてのパーマリンクを平等に扱ったように、第三者サービスで不動産サイトを横断してメモが取れることには需要がありそうだ。
ソーシャルブックマークのニッチ化
全世界の人が一つの巨大なソーシャルブックマークを使うようになったら、それは本文の無い/短いWorld Wide Webに過ぎないと思っている。
実際にはソーシャルブックマークを使う人の数は頭打ちになるだろうからそれは起こらないだろうけど、人数が多すぎて多様性が増せば、特定のニッチに興味がある人には使いづらいものとなるだろう。
解決方法はいろいろあって、一つははてなブックマークのリニューアルのようにカテゴリ分けを行なうこと。関係のない話題(例: はてブ村とか非モテとか。関係の無い人にはなんだかわからないだろう)を見なくて済むようにすることで、より多くの人の役に立つようにする。
いろんな方法で作られたネット上のリンクというブックマークを、キーワードマッチングで探すのがGoogleであれば、検索性を高めることで自分の興味のあるものだけしか見えないようにするという方向性もあるだろう。
逆の方角からだと、NingやFagvrのように、カテゴリ専門のソーシャルブックマークを作れるようにするアプローチ。同好の士しか集まらなければ、濃いやりとりが楽しめるということだ。
NingやFagvrでは新しいニッチなソーシャルブックマークサービスをユーザが作ることができた。Dwelliciousはというと、システム側から、特定のURLに特化したブックマークの機能、この場合は有名不動産サイトに載っている情報を、情報ページの構成を知った上でより適切に持ってきて、その情報を一覧や検索で活用している、ということになる。
たとえば、現行のはてなブックマークでも、YouTubeのブックマークをすると動画のサムネイルを持ってきたり、動画だけの人気ランキングが生成されたりしている。Dwelliciousは、そのようなカテゴリー特化をもっと推し進めたものなのではないだろうか。
また、不動産、というのは大金が動くところなので、ニッチ特化するカテゴリとしてビジネス的には良さそうに見える。
via Mashable
2008年11月12日
Alexa(アレクサ)にWhat's Hot on the Web(今どこが熱い?)ランキングが増えた
アクセス統計サービスのAlexaで、最近1時間のアクセスから集計した今どこのページが見られているか、というランキングが追加されたようだ。トップページにも同じランキングが出ている。
Alexaのこれまでの集計はドメイン単位ばかりなんだけれど、今回のこの機能はURL単位で出てくる。今見えてるのは今日のニュースとか、アメリカ大統領選挙関連のページが多い。
# ランキングが1566ページもあるように見えて、2ページ目の26位までしか実体がないのは、リリース直後だからかな、それともバグか
世界中が対象なのでほとんど英語サイトだけどね。日本語で同様のホットなニュース/サイトのランキングが見たいときは、パストラックをどうぞ。
via Alexa - Web Discovery Machine: What's Hot on the Web Right Now?
2008年11月10日
Permatime 時差のわからない多数の相手に日時を案内するためのサービス
Permatime.comは、日時を表示するURLを作るという単機能のサービス。時差がある相手へ連絡するときに、相手との時差を考えずに使える。
サイトに行くと、まず自分の居る場所の地名や国名の入力が促される。たとえば"Japan"と入れると日本時間に設定される。
そこで、フォームから日本時間で日時を指定。オプションでタイトルを入れることもできる。
そうすると、permatime.comのURLが一つ生成されるので、あとはこのURLを相手にメールやメッセンジャーで送ればよい。
受け取った側では、URLにアクセスすると同様に自分の居る場所を入力する。そうすると、元の作成者が作った時刻が自分の場所の時刻に変換されて表示される。下は、別々のブラウザを使って送信側(東京)から受信側(ロンドン)に送った結果を表示したもの。
日常的に海外と時間調整するなら、タイムゾーンに対応したグループウェア(Cybozu Share360とか)を使えばいいのだけれど、単発の用件とか、メールで一斉に多数の受け手(しかも居場所が世界中に散らばっている)に送るとかだと、こういうシンプルなサービスもいいかも。
あとは、相手が旅行中で、いつどこ(のタイムゾーン)からメールを開くかわからない、という時にも良さそうだ。
via WebWorkerDaily
2008年10月23日
Amazon EC2のベータが取れ、SLAができ、Windows/SQL Serverも対応した
Amazon Web Services Blogにて、クラウドコンピューティングプラットフォームの雄、Amazon Web Servicesの新機能が発表された。
- Amazon EC2は「ベータ」ではなくなった
- SLA(サービスレベル保証)がついた
- Windowsがベータとして対応になった
- MS SQL Serverがベータとして対応になった
ということ。また、
- インタラクティブなAWS管理コンソール
- ロードバランス、自動スケーリング、クラウドモニタなどの新機能のリリース
が予定されているそうだ。
待望のSLAだが、各Region(といっても今は一個しかない)での99.95%以上の稼働率を保証するとか。
Amazon EC2は僕も個人で使っているので、SLAが決まったのも良いし、予定されている新機能というのも楽ができそうでいい感じだ。
2008年10月01日
Amazon EC2、年内にWindows Server対応
アマゾンが、仮想サーバ時間貸しウェブサービスEC2が、MS Windowsサーバにも対応するため作業中であることをブログで明かした。
ASP.NETで動いているサイトも多いと思うが、そういうサイトの運営者にはホスト先のオプションが増えたわけで、いいことではないか。リモートデスクトップでアクセスして管理することになる。
2008年09月26日
Google Moderator - みんなで質問内容を決める投票サービス
Google App Engine上で、Google社内ツールのGoogle Moderatorというのが公開された。
これは、Googleで講演会があったり、大勢の参加するミーティングをやったりするときに、あらかじめ参加者から質問を募っておくためのウェブサービス、ということだ。有用だろうということで、App Engineでの社外公開となったらしい。
他の人が提案した「こんなこと訊いたらいいんじゃない?」という質問に対して、みんなでYes/Noを投票することができるので、Yesがいっぱいついた順に質問すれば、より多くの人が尋ねたい質問ができるということになる。
Digg Dialogg - ソーシャルインタビューサービスで紹介したDiggが始めたものと同じなんだけれど、これは自由に質問相手を設定して質問相手ごとにいくらでも投票所を作ることができる。
一個作ってみた。どうだろう、Google Accountでログインして、質問書いてみたり投票したりできるだろうか?
さすがにメニューは日本語にならないけど、質問・回答は英語じゃなくても入る。世界の指導者たちへの質問、の胡錦濤氏への質問とか、すでに中国語の質問が多数入ってる。
講演者の名前を知って事前に質問を集める、という使い方もできるけど、WiFiの整った会場でのセミナーなんかだと、その場で発表を聞きながら、会場みんなで質問することを決めて質疑応答で訊く、みたいなこともできそうだ。
[Update]
テストサンプルではありましたが、アジアジンへの質問いっぱいいただきました。ありがとうございます。今ある分は回答させていただきました。"View Questions"->"1 Response"リンクから読めます。
2008年09月12日
あなたの姓を世界的に診断してくれるPublic Profiler/worldnames
Public Profiler/worldnamesというサービスでは、自分の姓を入力すると、世界地図上でその姓の人が多い地域を図示してくれる。
ヨーロッパでのSuzuki姓の分布とかを見たら、こんな風になった。パリとスウェーデンで鈴木密度は高いらしい。(もっとも、日本での密度に比べると無いも同然だけれど)
国内の調査がされていて統計がある国だけしか出てこない、という制限はある。
また、英語名(Smith)とかだといろんな英語圏の国で出てくるので面白いが、日本人の名前だとだいたい日本ばかり濃くなってしまうというのもあるけど。それでもまあ、面白いサービスだ。
日本人の名前でありつつ、まったく同じつづりで外国にもある姓、みたいなのがあれば入れてみたいけど、思い浮かばなかった。
使いみちとしては、どこの人かまったく知らない人からメールやメッセンジャーをもらったときに、名前から相手の国や地域を類推するときとかに使う、とかだろうか。
via delicious/popular
2008年09月08日
面白いURLを友達に教えるのは依然メールが一位
面白いウェブサイトを見つけたとして、それを友達に教えるのに何を使ってるだろうか? ソーシャルブックマーク? ソーシャルニュース? いや、それは電子メールだ。
英語での調査だけど、日本でも同じだろうと思う。
ShareThisという複数のソーシャルブックマークサービスのボタンを簡単に提供できるウィジェット(ブログパーツ)やブラウザツールバー/プラグインを配っている会社がある。
# AddThisも同様のサービス)。
ShareThisでは、ブログやウェブページ上に、クリックするとこんな風に開くツールをつけたりできる。
ページを見に来た読者に、より簡単にソーシャルブックマークやソーシャルニュースへ投稿してもらうことで、もっと多くの読者を呼び込もうというプロモーションのツールだ。
ユーザが使っている「リンクを記録したり共有したりするツール」は様々なので、この手のサービスでは主要なものからあまり知られていないものまで、たくさんのソーシャルメディアサイトの投稿ボタン/リンクを持つことになる。
ShareThisが先月、ブログで発表したのが、ShareThisのユーザが提示された中からどのツールを実際に使ったのか、という統計。
twitterもメニューにはあるのだけれど、ShareThisからの利用シェアは3%以下のようだ。あとメッセンジャー系は仕組み的に入ってないが、それはある程度URLを伝えるのに使われているのではと感じる。
2008年09月01日
Google Profileでプロフィール作成
Googleプロフィールって7月から面白くなってたんだ。知らなかった。
http://www.google.com/s2/profiles/me/editprofile
自分のブログのURLを二つ書いたら、「これもあなたのでしょう?」みたいな感じで他のブログや外部で書いた連載コラムなどがずらずらと出てきてびびった。ほとんどあってるし。
2008年08月26日
Digg Dialogg - ソーシャルインタビューサービス
ソーシャルニュースサイトの最大手Diggが今日始めた新しいサービスDigg Dialogg(Diggに合わせてか、gは二つ)は、みんなで質問項目を考える「ソーシャルインタビュー」とも言うべきサービスだ。
初回は、明後日8/27にデンバーで行なわれる民主党の全国大会で、ナンシー・ペローシ氏に対してDiggのCEOジェイ・アデルソン氏がする質問を決めるものだ。
# むしろ、この質問の機会にあわせてサービスを始めたのかもしれない
このような形で有名人に質問する内容をみんなで出し合って決める、というのは、Slashdotなどでも行なわれているが、Digg Dialoggの違うところは、質問のアイデア出しや、どの質問が重要かという判定を、Diggのコメントシステムと同様の投票によって行なうところだろう。
初回は締め切りのあとにネットと離れた場所で行なわれるようだが、カンファレンスなどでライブ中継と組み合わせれば、会場よりずっと多くの人から集まる、厳選されたみんなの聞きたい質問を、その場で講演者に投げるようなこともすぐに起こるかもしれないな。そんな質問を受ける講演者はより大変になるだろうけれど。
2008年08月22日
アメリカの投資家が望む携帯電話アプリ
twitterにも投資しているUnion Square Venturesの有名ブロガーFred Wilson氏が、ややVC視点ではあるが(←そうでもなかった)「彼が携帯電話に求める機能」をリストにしていた。
日本の携帯を使っている者から見ると、日本ではできているものもあったりと興味深い。
- カメラに写っている景色から今居る場所を教えてくれる
- カメラに写っている人物からその人の名前を場所を教えてくれる
- twitterかショートメッセージ(SMS)で企業名を送るとCrunchbaseへのリンクを返してくれる
- 2つのケータイのアドレス帳を同期してくれる
- バックグラウンドで鳴り、他の機能がそのまま使える(マルチタスク対応の)インターネットラジオ
- 自転車の距離計
- iPhone向けにGaragebandで作った着メロをBlackberryで使いたい
- Blackberry用のまともなtwitterクライアント
- Blackberryアプリのbrickbreaker(ブロック崩しゲーム)がiPhoneでも欲しい
- ケータイで買ってそのままチェックインできる飛行機のチケット
音楽では、海外ではShazam、日本だともう終わってるけど「あて!?メロ」とかがあった。その延長にあるアイデア
コメントで指摘されるように、誰かが作ったボットが存在する
Nokia S60/N95などにはある(コメントより)
au Smart Sportsか。コメントによるとiPhoneには(Pathtraqじゃなくて)Path Trackerというのがあるようだ。
最近のBlackberryはmp3をそのまま演奏できる(コメントより)
まったく同じものじゃないだろうけど、ブロック崩しは日本のケータイにいくらでもあるだろうなあ
3は企業情報サービスとか日本にありそう。4もあるのかな。10は国内線ならもうあるよね。
1と2が面白かったので全部読んでみたけども、ブロック崩しとかどうでもいいのや、「BlackberryやiPhoneにないだけ」というのもあるな。1と2は技術的にたいへんそうだけれど、需要はぜったいあると思うし、かかる時間はともかく、いつかは実用化されるだろう。
コメント欄でもいろいろ「これがほしい」というアイデアが出ている。
2008年08月06日
Google Insight for Search
なんだろう。Google Trendsと似てるけど。「検索のためのグーグル洞察力(insight)」、ということで、検索語の流量の増減を、時期別、国別、地域別で見せてくれるGoogleの新サービス。
2008年08月04日
はてなブックマークはソーシャルブックマークではない…はてなダイアリがブログでないようにね
タイトルは元記事タイトルをもじってみたかっただけ。
前にYahoo!ブックマークやYahoo!みんなのトピックスの参加者の多さについて書いたところ、反論をいただいた。
Future is mild : Yahoo!ブックマークはソーシャルブックマークではない…Yahoo!ブログがブログでないようにね
現在CGM或いはfolksonomyサイトとしてまともに機能しているのははてなブックマーク、次いでlivedoor clip,Buzzurlと言うのが俺の印象です。
ということなのだけれど。それは、何をもってソーシャルブックマークとするか、のところで「はてなブックマークが実現しているもの==ソーシャルブックマーク」という前提を持った場合の話に過ぎないのでは、と思った。
ヤフーブックマークの利用者数の多さが伺えます…だがしかし、ちょっと待って欲しい。人気ブックマークTOP200を順に見ていくと、いずれも"登録日: 2007年3月17日"となっていることに気づく。 これは元々ヤフーブックマークが、ソーシャルブックマークではなく、オンラインブックマーク即ちIEのお気に入りの代替として使われていた名残。 そもそも、ヤフーブックマークがオンラインブックマークからソーシャルブックマークに衣替えしたのはほんの一年ほど前のこと。
ソーシャルブックマークとしての利用は伸びていません。
「ソーシャルブックマークとしての利用」とはどういう利用のことだろう? 一行コメントを書いて、それを他の人の一行コメントとつき合わせて楽しむ、というはてなブックマークの仕組みだけがソーシャルブックマークではないと思う。
そもそもソーシャル的な使い方をされるかどうかという意識などなく、数十万人の人が自分のお気に入りとしてブックマークしたものを、Yahoo!がある日集計するようになった、ということなら、それのほうがむしろ集合知に近い結果になるのではないだろうか。もっというと、ブックマークするものしないものの選択を(ほぼ)させないPathtraqとそのランキングだって、ソーシャルブックマークの範疇に入れられなくもない。
それに対して、Future is mildさんが想定されている「真のソーシャルブックマーク」というのは、他人に見せるためのブックマークサービス、何かを主張するためのブックマークサービス、ということになるだろう。
そういうサービスでは、ブックマークする人がリテラシーの高い人ばかりになるので、出てきた結果のランキングも「リテラシーの高い人が好むランキング」になるのではないか。それはそれで役に立つし、僕もそっちの方を使うとは思うけれど、「ソーシャル」が社会一般を指すのなら、そのはてなブックマークの形態だけが「ソーシャルブックマーク」だ、他はソーシャルじゃない、とは言えないのではと思う。はてなブックマークなどはむしろ、「(ある偏りを持った人たちの)グループブックマーク」と言ってもいいかもしれない。
普通の人数十万人を集めて、多くブックマークされているURLを集計すれば、ランキングはみんなが知ってるようなサイトばかりになるだろう。それが面白くて役に立つかは、「普通の人の総意」が面白いかどうかという問題で、「普通になりたい人」にとっては非常に役に立つのかもしれない。しかし、「新しく出てきた面白いものを知りたい」という要求は満たしにくいかもしれない。
また、はてなブックマークが最初に手本にしたと思われるdeliciousにしても、今のはてなブックマークのような使われ方はしていない。ブックマーク者のコメント一覧ページで他のコメント者と議論する、などということはほぼ起こってないし、あるサイトについて議論がしたい場合は(一回百数字しか書けないブックマークコメントではなく)、Digg等のディスカッションができるソーシャルニュースへ行くだろう。
そのあたりは日本人の議論嫌いにはてなブックマークがうまくフィットしたということではないか。はてなブックマークを使えば、コメント欄が無かったり(運営者によってコメントが)取捨選択されている他のサイトに対しても言いたいことが言えるが、書いたコメントに対してさらに再反論を受けることは少ない。他のブックマーカーがコメントで反論してくることもあるかもしれないが、それも一行きりだし、その先議論が続けられるようにはなっていない。SlashdotやDiggで延々議論が続く様子と比較すれば、言いっ放しのシステムと言ってもまあ、違いない。
ソーシャルニュース(古くはスラッシュドット.jpから)が日本でそれほど流行しないのも、同じ議論嫌いのせいではないかと思っている。日本の文化的に対立は悪だし、議論をしていると「まあまあ、喧嘩両成敗ですから」みたいな人がすぐ現われて仲裁しようとする。議論と喧嘩が同一視されることが多い文化というか、狭い島国で過密に暮らすために身に着けられた知恵なのだろう。
はてなブックマークは日本で最も初期から普及し、熱心なユーザも多いが、はてなブックマークの形がソーシャルブックマークの標準形ではない、し、意識していまいと関与の度合いが少なかろうとユーザ数が多いのはYaoho! ブックマークだろう、というのが僕の主張だ。
# スパムの除去にサービス提供側が熱心かどうかも、また別の話。スパムが多いから最大で無い、ということも言えない。これはブログ事業者も似たようなものか
2008年07月30日
Pushup The Webの日本向けオプション
ブラウザのバージョンアップをさりげなく促してくれる『Pushup The Web』 | 100SHIKI.COMで紹介されている、サイト訪問者に新しいブラウザへのアップデートを呼びかけるJavascriptライブラリPushup The Web。オプション指定で日本向けにもそのまま使えそうなので、やってみた。
<link rel='stylesheet' type='text/css' href='css/pushup.css' /> <script type='text/javascript' src='js/pushup.js'></script> <script type='text/javascript'><!-- Pushup.options.message = 'お使いのブラウザにはより安全な最新版があります'; Pushup.options.reminder.message = '#{hours}時間経ったら再度通知する'; Pushup.updateLinks.IE = 'http://www.microsoft.com/japan/windows/products/winfamily/ie/default.mspx'; Pushup.updateLinks.Safari = 'http://www.apple.com/jp/safari/'; Pushup.updateLinks.Opera = 'http://jp.opera.com/download/'; --></script>
オプション指定で変更したのは、英語の文章のところと、各ブラウザのダウンロードページのURLを日本向けダウンロードページにしたところ。
# 時間のところがちょっとおかしいか。国際化のコード中に英語が埋め込みになってるようだ。
ダウンロードしたパッケージからJavascript, CSS, 画像(ブラウザアイコン)を自分のサーバに配置して、上記のような読み込みをHTMLに追加することで、自分のサイトで対応していない古いブラウザを使っているユーザに対して、ブラウザのバージョンを上げることを提案できる。
2008年07月27日
ネットセレブメーター
だそうで。Wiredが作ったCelebrity Meter (beta)では、ある人物について
- マイスペースのユーザページ
- twitterのユーザページ
- その人のサイトやブログのURL
を与えると、それらにどれぐらいリンクやfollowが集まっているかを基に、その人のネットでの有名度を計算してくれる。
MySpaceのユーザページを使うのは、日本のユーザではあまり関係ないかもしれないけど。MySpaceを使ってなければ、空欄のままでも動いた。
ブログパーツ(ウィジェット)も提供しているのだけど、僕がやったときはうまく動かなかった。
2008年07月11日
favthumbs - ブックマークのビジュアライズ
del.icio.usブックマークのアカウントを入れると、グリッド形式や
カルーセル形式でサムネイルと合わせて表示してくれるというサービスfavthumbs
最近ブックマークしたものをつらつらと見返して、検証やブログ書きを忘れていたものを発掘するのにいいかもしれない。
他人のブックマークでもアカウントを知ってれば見ることができる。
2008年06月27日
変更された画像もネットから探せる新画像検索エンジンTinEyeがプライベートベータ公開開始
新たな画像検索エンジンTinEyeが、希望者によるプライベートベータ公開をアナウンスした。
さっそく申し込んで、アカウントを貰うことができたので試してみた。
以下がその検索してみた例。一番上が、僕がURLを与えることで指定した「検索したい画像」
ご覧のとおり、元の画像と同じ内容が含まれていることは人間ならわかる画像ばかりなのだけれど、たとえば
- 髪型が変えられていたり、
- 全体ではなく部分だけが抜き出されていたり、
- 背景や文字が加えられていたり、
といった、加工されたと見られる画像も、ネットから探し出すことができている。
TinEyeは現在までに5億枚の画像のクロールしており、画像ごとに独自のパターン認識アルゴリズムを使ってコンパクトでユニークな「指紋」を作成しているのだという。
いつものakkyロゴ でも検索してみたけれど、単純すぎて特徴がない画像は検索できない、というエラーになった。
検索の画像を与えてから検索結果が出てくるまで数秒。Googleなどのテキスト検索よりはさすがに遅いけど、これは入力された画像からその指紋情報を作成するのに時間がかかっているのだろう。
とはいえ数秒のことだ。数秒でネット全体から、加工された画像をこれだけの精度で探してくるのは驚き。
このサービスが一般公開されたら、画像を加工したパロディを探したり、写真やデザインの盗用を探したりということが簡単にできることになる。
検索結果をWidget(ブログパーツ)として貼り付けられるようにする予定もあるようで、モナリザとLinuxペンギンの二つの画像を検索した結果を使ったサンプルが公開されている。
# 技術デモとして公開されているもので、面白いパロディ絵画を人力でたくさん集めました、という話では決してないよ
ベータの申し込みはこのページ中の"request an invite"のリンクより行なえる。たいへん良くできている驚きのサービスなので、いち早く試されてみてはどうだろう。
via Digg
2008年06月13日
twittercounter - twitterの被フォロー数を表示するウィジェット(ブログパーツ)
twittercounterはtwitterでフォローされている数だけを切り取ってブログ等で表示させるための画像ウィジェット。twitterアカウントを入れるとこんなのができる。
これは twitter.com/akky のもの
過去一週間の変動もだしてくれるようで。一度でも問い合わせないと記録が始まらないようなので、もう少し日数がたたないとグラフとして意味をなさないけど。
feedburnerが利用者に提供している「フィード購読者数のカウンタ」があるけど、
あれに似た感じ。
via The Next Web
[追記]
百式で4時間前に出てた。ので、エントリの価値を増やすべく追加調査を以下に。
開発者はThe Next Webというグループブログの筆者の一人Boris Veldhuijzen van Zantenさん。
この人が、TechCrunchの首領Michael Arringtonさんの話した「サイトの評価はもうページビューじゃない、RSSの購読者数だ」みたいな話に触発されてRSSの読者数を増やすことに注意を払ってきたそうだ。しかし、なかなか購読者数が増えないことをtwitterで嘆いたところ、twitter経由でThe Next Webの新着エントリの情報はわかるからだよ、という返事が多数来たことから、じゃあフィードの購読者数と同様にtwitterのfollowers数も重要なのだな、ということでその可視化を考えたみたい。
2008年06月11日
rettaggr - すべてのソーシャルサイト活動をブログパーツに
retaggrは、様々なWeb2.0サービスのアカウントから情報を集めてきてまとめてくれるアグリゲートサービス。集めてきた情報をまとめて提供するためのウィジェット(ブログパーツ)を提供してくれる。
日本のサービスは入ってないので日本語ユーザには多少ものたりないかもしれないが。日本だとアバウトミーとかが同様のウィジェットを出しているのかな。
"Your Profile" - "Websites you use"の設定ページを見ると、とにかく多くのユーザ登録型ソーシャルサイトが登録できるようになっていて、これを見るだけでも英語圏で認識されているサイトの一覧(や、ユーザ名がURLのどこに現われるかといった情報)が掴めて、この点は役立つと思った。
via Mashable
2008年06月03日
Plurk - twitter+タイムライン
Plurkは、twitterのようなマイクロブログの新顔。皮肉にもtwitter経由で知った。
twitterやこれまでのいろいろなtwitterクローンと違う特徴は、ごらんの通り、画面の右側から左に向かって時系列で自分や友人のコメントが表示されるところ。
友達のコメントに返答をつけることもできるが、この返答はタイムライン上には直接表示されず、発言の右にリプライの数が表示されるのみ。ここをクリックすると遅延読み込みで返答も表示できるけれど、ここは時間もかかるのであまり返答を気軽に見るようにはできていない。
また、発言時に自分の使う動詞を指定するようになっている。単純に"is"(今何しているか)や"says"(と言う)を使えばtwitter的なつぶやきになるし、"loves"や"asks"で感情や他者への呼びかけを明示することもできる。
動詞はそれぞれ色がついているので、もしPlurkが流行するようになれば、多数の友達のコメントから特定の感情のコメントを拾ったり、友達全体の状況がなんとなく色で見えてきたりする、かもしれない。まだ友達2人しかいないので不明。
2008年06月02日
Feed Compare - RSS講読者数のグラフ化サービス
FeedBurnerを使っているサイトしか対象じゃないので、日本語のフィードで比較できるものは限定されるが、FeedBurnerのアカウント名を入れるだけで複数のブログの講読者数の移り変わりをFlashのきれいなグラフで可視化してくれる。
この手のサービスは、とりあえず自分のサイトを入れて試したくなる。
FeedBurner以外でも、サイトに関して過去の数値が取れるようなものを使えば、日本のサイトで同様のサービスを作ることもできるのではないか
via Mashable
2008年05月30日
FlashでWindows XPを再現 readatworks.com
何を言ってるんだかわからないかもしれないけど、まあ見てみてほしい。
右側のユーザ名をクリックすると、全画面表示でWindows XPのデスクトップ(のようなWindows bcの)画面が出る。フォルダやファイルは開くことができて、なぜかみんなパワーポイントファイルということになっているけど、ファイルを開くとパワーポイント(風ウィンドウ)でプレゼンを見ることができる。
凝ってるわー
via del.icio.us/popular
2008年05月28日
テキストをマインドマップにするText2MindMap
Text 2 Mind Mapは、テキスト形式の入力からマインドマップを生成してくれるサービスだ。
左側のボックスで、タブを使って言葉と言葉の階層関係を作るだけでよい。Tabキーでインデントし、Shift+Tabでインデントを一つ減らす。
あとは、"Convert to MindMap"ボタンを押すと、右側にマインドマップが生成される。右サイド(3)の調整で色やフォントサイズを変えることもできて、(4)でjpgに吐き出すこともできる。
日本語も通ったし、これはよくできていると思った
Google App Engineに有料プラン登場
Read/WriteWebがGoogle App Engineのプロマネ二人にインタビューしたポッドキャストの中で、明日のGoogle I/Oカンファレンスで発表されるGoogle App Engineの有料プラン他の発表内容が明かされた。
Google App Engineは無料であることと、Googleが自身で使っているのと同じスケールするバックエンドを気軽に使えることもあって、急速に開発者を呼び込み、先行するAmazon S3/EC2を追っている。しかし、無料である代わりにCPU資源の上限があって、それを越えるとアクセスできなくなる、という制約がかかっていた。
今回、CPU資源を追加で購入できる有料プランが発表されるという。料金表も明らかにされている。
- $0.10 - $0.12 CPUコア/時間あたり
- $0.15 - $0.18 月間利用ストレージ/GBあたり
- $0.11 - $0.13 外向き帯域/GBあたり
- $0.09 - $0.11 内向き帯域/GBあたり
また、二つの新APIも追加される。一つは画像の加工を行なうAPI、もう一つはmemecached API。
既に利用を開始している75,000人の開発者に加えて、現在待ち状態になっている開発者を含めた15万人全員にアカウントが与えられるということ。まだ利用できていない開発者は水曜には使えるようになっているわけだ。
podcastでは、Python以外はサポートされないのか、他にcronのようなバックエンド側のトリガーで処理を行なう機能や、アプリケーションのデータを他の場所に持ち出したり、Google App Engine以外のところで動かせるように内部のライブラリをオープンソース化して公開したりするつもりはないのか、といったいろいろな質問がされている。Python以外の言語については、計画はあるけど具体的な発表は何もなし、らしい。
2008年05月21日
Geohashing 座標とハッシュ値でオフ会
ネットを使ったクレイジーなアイデア
地図のGeo(ジオ)とハッシュをつなげて、「ジオハッシング」
緯度経度の整数部分が同じ範囲を、同じ地域とする。たとえばこんなの
日付と株価(ダウジョーンズ指数の開始値)からmd5で求めたハッシュを10進にして、自分がいる地域の緯度経度の小数点以下に割り当てることで、毎日ランダムに(その地域の中では)一つの地点が定まる。アルゴリズムはこちらで図解されている。
2008-05-21 東京付近での集合ポイント。砧公園の中だね。
毎日計算をしてくれるサイトもできたので、朝株式市場が開いたらアクセスすれば、Google Mapsの地図上でその日の集合場所をポイントしてくれる。
このサイトの利用者は、金曜の朝に得た座標を使って、土曜日(週末は株価は変わらない)に「みんなで集まろうぜ」とできる(ポイントが海の上とかじゃなければ)。公式集合時間は毎週土曜日の午後4時ということで、運が良ければオフ会になり、そのあと晩御飯でも食べよう、ということだ。
先週5/17に、サンフランシスコエリアで集合した人たちの記録がこのページ。
米国の市場が開いた時間によって決めると、他のタイムゾーンの人たちが困るんじゃないか、といった議論も真剣にされているところのようだ。(ニューヨークの金曜朝9時が日本だと土曜10時ぐらい? 平日は無理でも土曜の集合はできなくもないかもしれない)
僕はやらないけど(笑)、次の5月24日にこのサイトに表示されたポイントで集まる人、います? もしいたら、ここのWikiでレポートしてください。
この試み、無茶が好きなアメリカ人っぽい発想だとは思うけれど、予測がつかないランダム性を使って知らない人と会う、というアイデア自体はなんか使えるように思う。
via del.icio.us/popular
サンプルだけでいくらでも時間が潰せそうなパズルサイト conceptispuzzles
conceptispuzzlesでは、数独やカックロなどの紙ベースのパズルゲームをFlashで多数提供している
日本語ブログには
コンセプティスは、絵が出るロジックパズル、数字のパズルをはじめ、楽しみながら頭脳に刺激を与える知的エンタテイメントを追求しています。 パズルはすべて自社製のソフトで作成しております。イスラエルのハイテク産業で有名な都市ハイファに拠点を置き、世界50カ国でマガジン、新聞、及び他メディアを通して出版しています。
とあり、イスラエルからNintendo DSや携帯向けのパズルゲームも世界中に提供している会社だそうだ。
一つ開いて始めたら、止まらなくなりそうだったのであわてて閉じた。フォーラムでは活発にパズルについての議論が行なわれているし、この手のパズル好きな人たちの一大コミュニティとなっているようだ。
via del.icio.us/popular
2008年05月16日
TagGalaxy Flickr写真を太陽系-惑星風にビジュアライズ
ドイツから登場のTag Galaxy(タグギャラクシー)は、太陽系と惑星、惑星の上に、キーワードに関連した写真を配置してみせるという見せ方にこだわったFlashベースのサービスだ。
キーワードを入れると、関連キーワードが惑星のように周囲に浮遊する。
中心の太陽をクリックすると、こんどは星の上にそのタグのついた写真が空から降ってくる
星の上の写真をクリックすると、その写真を見ることができる。
日常使いのツールにはならないだろうけど、自動的にタグを辿ったり写真を選んだりさせて、ディスプレイとしてこういう見せ方を使うのは面白いかなと思った。
via del.icio.us/popular
2008年05月13日
Google Friend Connectを試してみた
さきほど正式に公開されたGoogleの新しいソーシャルサービス、Friend Connect(グーグル・フレンドコネクト)のデモサイトを試してみた。
自分のサイトにFriend Connectを貼るほうは、申し込んだけどまだ使えるようになっていないので、サンプルとして提供されている4つのサイトを見てみた。
それぞれのサイトで、Sign inなどのリンクをクリックすると、ポップアップが開いて、そのサイト(上のパーツ)に対して自分のFriend Connectへのアクセス許可を与えるかを尋ねられる。
FacebookやOrkutなどから、自分のプロフィール写真や友達リストを持ってくるように設定することも可能だ。Facebookを選んでFacebook側で許可すると、Friend Connectには与えていないはずのアイコンが自分のアイコンとして表示されるようになった。
ガコモール好きによるガコモールサイトで、レシピに対してコメントしてみる。
本サイトにももちろん貼られているけど、解説ビデオ
中の人による、提供されている様々なパーツを選んで自分のブログに貼る手順なんかがデモされているのだけれど、まだ使えないからなあ。
投稿者 秋元 : 14:43 | コメント (2) | トラックバック
2008年05月09日
SPACE:宇宙時代最初の50年年表
前のエントリに続き、これもタイムラインもの。
スプートニクに始まる過去6038回のロケット・人工衛星・シャトル等の打ち上げを、打ち上げた国、高度、日時でタイムライン化したものだ。
丸で囲まれたところを指すと右下にその打ち上げの解説が出てくる。
via Digg
TimeTube - テーマに沿ったYouTube動画をタイムラインで表示
年表を使った可視化は、新しい気づきが得られることが多いので好きだ。
TimeTubeはYouTubeの動画を検索する新サービス。面白いのは、検索した結果を、登場順にタイムラインで並べてくれるところ。
日本語の検索も通った。表示の方は見えるとき文字化けするとき様々だけど。
ListViewやFlipbookという表示形式でも、検索結果の動画を見ることができる。
via digg
2008年05月08日
coolspotters 有名人・芸能人の私物・私服情報でつながるソーシャルサービス
coolspottersは、ユーザ参加型のソーシャルサイトだが、特徴は「有名人」と「持ち物」のようだ。
芸能人の写真から、どんな服を着ているか、バッグや靴、ガジェットや車の種類などの情報をユーザがアップロードして集め整理していくというコンセプトのサイトらしい。
[Update] ユーザアップロードにしては最初からあるデータが多すぎるようで、商品・イベント・映画など関連する様々な画像から、自動で有名人やアイテムの情報を切り出しているように見える。Riya.comのような技術、あるいはRiyaの技術そのものを使っているのかもしれない。
iPhoneを使ってる有名人、というページを辿ると、たとえば、オーランド・ブルームがiPhoneで電話している写真が出てきた。
ごらんの通り、スーパーから酒を買って帰るところといった感じのただのオッサンだが、熱心なファンというのは恐ろしいものだ。
最近アジアジンでNekoreという日本のサービスを紹介したばかりで、これは雑誌などに載っている「タレントのイメージを崩さない」写真から、服やアクセサリがネットで購入できるというサービスだった。日本らしいサービスだと思って紹介したのだけれど、これがWeb2.0風になるとこういう恐ろしいサービスになるのね。
タレントのくたびれた私生活を見て、さらにその私服を自分も買って真似をしたい、という需要も、それなりにあるのだろうか。ドラマやテレビ好きの人のことを考えると、かなりイケるサービスという可能性もある。同じ品を探すところは多少面倒だけど、物販にまっすぐつなげることができるし。
via del.icio.us/popular
金色に塗れ! paint that shit gold
paint that shit gold (音に注意) は、任意のウェブページを取り込んでその上に自由に金色で落書きできるサイト。
URLを入力すると、まずはそのページのスクリーンショットを取り込んでくれる。キャプチャするところでフォントが日本語対応してないので、日本語のページは読めなくなってしまうのが問題だが。
そうしたら、Flashで作られたキャンバスの上で、スプレー、マジック、型紙などいろいろな道具を選んで落書きをし、保存・公開することもできる。
AtmosphereというグループのYou Paint That Shit Goldというアルバムのプロモーションサイトとして制作されたものらしい。
via Geekologie
2008年05月01日
trendpedia 海外ブログトレンド分析サービス
trendpediaは、ブログの中に出てきた単語の回数でもって複数の単語のBuzzの度合いを比べるという新ブログ検索サービス。
Google Trendと似ているが、グラフをクリックするとその時期のブログリストが表示されるあたりが機能的に少し違う。
Advanced Searchからは検索対象とするブログの言語が絞り込めるのだけれど、日本語をはじめ難しそうな言語は入っていなかった。検索しても何も出てこないので対象外なのだろう。
英語他西洋諸語で複数の製品名の盛り上がり度などをざっと見るのに使えるのでは。
via del.icio.us/popular
2008年04月25日
あなたのWii MiiをフィギュアにするMiiSculptures
Wii上のアバターMiiからフィギュアを作ってくれるというサービスMiiSculptures
これって前あったっけ、と調べたらEngadget Japaneseで2007/1に実験サービスの話が出てた。ただリンク先はもう機能してないのでこの実験は続かなかったのかもしれない。
今回のも手作りだけれど、料金が決まっていて世界中に発送もしてくれる。ウェディングケーキに立てて使う大きめのが1万4000円ぐらい、小さめのやつは7500円ぐらい(送料込み)ということだ。
via Geekologie
世界の都市間情報距離を可視化
Bestiarioという研究プロジェクトが発表した、ウェブに現われた都市間の関連度の可視化。
二つの文字でGoogleを検索した際のヒット数と、それぞれの文字を単独で検索した際のヒット数などを数式にあてはめることで、二つの単語の間の関連度を求める、というのはアイデアとしては初ではないだろう。
これを世界の都市名に適用し、さらに地理上の距離を加味した上で関連度の高いものを太い線にして3Dの地球儀上に描画した、ということらしい。
マウスでグリグリと動くし、フルスクリーンにして触ってみると面白い。
たぶん英語名でしか調べてないだろうので、英語圏の都市間で線が太くなってしまうのだろう。中国語とかで計算したら中国大陸のところがすごいことになりそうだ。
しかし南米とかアフリカとか寂しいな。
via del.icio.us/popular
2008年04月19日
Google(米国のみ?)に発言検索とwhois検索が追加
Googleの検索に二つの新機能が追加されたようだ。
一つはGoogleニュース検索の新機能で、人名を入れるとその人が言った発言が表示される。
ニュース文中から、クオートされた箇所を抜き出した上で、どれが誰の発言かをプログラムであてているということか。
自然言語処理が絡んでくるせいか、今のところ日本のほうのGoogle Newsでは結果が出てこない。
もう一つは検索のショートカットで、"whois ドメイン名"で検索するとdomaintools.comの提供するドメイン情報へのリンクが一番目に出てくる。
これも外のサービスとの提携なので、日本では出てこないのかもしれない。.jpドメインを入れても結果でてこないし。
via Matt Cutts blog
2008年04月15日
mowser終了。創業者魂の叫び「モバイルなんか流行んねーよ!」
すごいもの読んでしまった。
Google Mobile Proxyとか、日本で言うとはてなMobileGatewayのような、パソコン向けのウェブサイトを携帯電話ブラウザ用に変換するプロクシサービスMowserのサービス開発を終了することになったと、創業者のRussell Beattieさんのブログで発表があった。
資金調達もできず、ページビューも伸びず、ユーザに良かれとスキマ広告を外したら広告収入は一日数ドルまで落ち込み、もうやってられないということらしい。
I don't actually believe in the "Mobile Web" anymore, and therefore am less inclined to spend time and effort in a market I think is limited at best, and dying at worst. I'm talking specifically about sites that are geared 100% towards mobile phones and have little to no PC web presence. Two years ago I was convinced that the mobile web would continue to evolve in the West to mimic what was happening in countries like Japan and Korea, but it hasn't happened, and now I'm sure it isn't going to.「モバイルウェブ」が来るなんてもう信じられなくなった。よくて頭打ち、最悪死に行くこの市場でこれ以上がんばるのは無駄だと思い始めたんだ。100%モバイルを向いたサイトについてはね。2年前は、日本や韓国のような国で起こってたことを真似れば西側でもモバイルウェブは発展すると思ってた。でもそれは起こらなかった。今ならそんなことは起こらない、と確信できるよ。
In other words, I think anyone currently developing sites using XHTML-MP markup, no Javascript, geared towards cellular connections and two inch screens are simply wasting their time, and I'm tired of wasting my time.言い換えれば、HTML-MP(モバイルプロファイル)で、Javascriptを使わずに2インチの画面に向けてサイト開発してる連中は、もう時間の無駄だから止めたほうがいいってことさ。自分のようにね。
彼の結論では、世界に30億の携帯電話が出荷されようと、Opera Miniやスマートフォンみたいなフルブラウザが普及しない限りモバイルウェブなんて使われないよ、ということだ。
mowserというコンセプトやサービス、マーケティングがダメだったのか、それとも彼の言うように西洋諸国でモバイルブラウザのサービスが主流にならないのかはわからないけど、ブログの最後は職探しと現在の困窮状況を訴えていて痛々しい。
I'm *thousands* of dollars in debt to my family and friends, maxed out on every credit card (all of which are in collections), on my last chance for my apartment (if I bounce one more check...), had my car repossessed *twice*, electricity turned off, cellphones switched off, landline canceled outright, and on more than one occasion (this weekend in particular) eaten little more than buttered macaroni as I waited for an overdue PayPal deposit to arrive.家族や友人に数十万の借金があり、全部のクレジットカードは限度額いっぱい(しかも全部回収されそう)、もう一枚小切手が不渡りになったらアパートも維持できず、車は2回抵当に入ってて、電気は遮断、携帯電話も切られ、固定電話も止まった。今週末はバターで炒めたマカロニを食いながら過払いのPayPalデポジットが返って来るのを待つことになりそうだ。
via Read/WriteWeb
[2008.06.16 追記]
公開の場で投げやりになったおかげか、サービスの買い取り者が現われ、mowser自体は存続できるようだ。TechCrunchなどが報じている。また買収の後の創業者へのインタビューもある
ネットは注目を集めることができれば展開が開けるということかな。この先も似たような爆発がまた出てくるのかもしれない。
2008年04月12日
Googleのデータセンターがどこにあるかを示した地図
GoogleデータセンタFAQというサイトに載っている、Googleのデータセンタの情報(といってももちろん公式のものじゃない)を地図上にマップしたもの。
秘密にされている情報をどうやって集めているのかわからないけど、台湾やマレーシア、リトアニアなどでも建設のための予備調査をしてるんだとか。
via pingdom via del.icio.us/popular
GoogleがHTMLフォームの送信先もインデックスすると発表
張られているリンクをより多く見つける目的で、GooglebotにHTML Formを送信させて出てきたページもクロールさせる、という発表があった。
JavascriptやFlashの中から他ページへのリンクを抽出するというのは既に実施していて、今回はそれをページ上の入力フォームにも拡大するものだということ。いわゆるディープウェブ、見えないウェブといわれる領域への進出だ。
クロールされるフォームは以下のようなものに限定されるようだ。
- GETメソッドであること
- robot.txtなどで除外指定されていないこと
- passwordフィールドを持たないこと
- user, id, accountなどのフィールドを持たないこと
これらを満たすフォームに対して、クローラはいくつか適当な文字を入れてフォームを実行し、その結果新しいリンクが現れたらその先もクロール対象にする、ということ。
この方法で見つかったリンクはこれまでのPageRank計算には加算されず、クロール対象をより広げるために使われる。
この機能強化の影響だが、まずジェネレータ系や検索機能を持つサイトで、サブミットしないと情報が出てこなかったサイトで、よりGoogleの結果が増えそうだ。
また、フォームやボタンで人間以外が下位のページに入ってこないようにしていたサイトでは、これまで出なかったページがGoogleの検索結果に出てくるようになる。
2008年04月08日
Google App Engineの別の意味
Google App Engineについて、ValleyWag経由で知ったZDNetの記事を読んでなるほどと思った視点。Google App Engineの公開前にBigTableのホスティング化の噂を聞いて書かれた記事だが、それであっても。
二つの記事の説明をあわせると、Google App Engineは、Googleが好むPython開発者を増やし、Googleの広告を設置できるページの増加にもつながるが、それ以上に、Googleがベンチャー企業を買収したときに、システムをGoogleのシステムに統合するための手間や時間が格段に減らせる、という意見。
Googleにとってのもっともな理由の一つではないだろうか。
Google App Engineを使ってみた
Google App Engine(書きにくい。GAEとか略すのかなと予想)のページで、使える状態になっていたのでボタンを押して利用開始。
アプリは3つまで作らせてくれるということなので、まず Application名 "akky" を確保。
これで、http://akky.appspot.com/ が使えるようになる。(Google Appsのように、独自ドメインへのマップもできる予定)
まずはローカルでちゃんと動くPythonアプリを作る、ということで、さきほどインストールしたSDK上で作業。
C:\> cd "\Program Files\Google\google_appengine"
C:\Program Files\Google\google_appengine> mkdir akky
アプリケーション設定ファイルを作る
C:\Program Files\Google\google_appengine> hidemaru akky\app.yml
application: akky version: 1 runtime: python api_version: 1handlers:
- url: /.*
script: helloworld.py
C:\Program Files\Google\google_appengine> hidemaru akky\helloworld.py
#!-*- coding:utf-8 -*- print 'Content-Type: text/plain;charset=UTF-8' print '' print 'Google App Engineからこんにちは! by Akky AKIMOTO'
…今はこれが精いっぱい orz
ローカルサーバで動作確認
C:\Program Files\Google\google_appengine> dev_appserver.py akky
http://localhost:8080/ でアクセス。動いた!
C:\Program Files\Google\google_appengine> appcfg.py update akky
Googleアカウントのメールアドレスとパスワード入力
これでデプロイ完了。あとは
へアクセス。
おおー
しかし、こんなサービスを(リソース限定とはいえ)無料で出されてしまっては、ただでさえ不安定とか文句を言われているAmazon EC2はたいへんだし、一般のホスティング業者もたいへんだろうなあ。
使っているリソースの状況やサーバの応答速度なども、管理画面からいつでも見ることができる。管理ツールもあわせて、親切だ。
[追記]
日本語の入ったPythonコードをアップするとGoogle App EngineでのみInternal Server Errorになる問題、ueBLOGさんに教わって回避できた。ソース先頭行に"#!-*- coding:utf-8 -*-"を追加して、ファイルはUTF-8で保存。
投稿者 秋元 : 14:59 | コメント (1) | トラックバック
Google App Engine SDKを使ってみた
[追記] これを書いたあとアカウントが入手できたので、実際にGoogle App Engineのサーバ上で簡単なスクリプトを動かしてみた。
Googleが今晩(米国時間)のパーティーCampFireOneでTech CrunchメンバーやRobert Scobleさんら参加者に対して発表したGoogle App Engine, AmazonがS3+EC2+SQS+SimpleDB等で先行している「スケールする従量制ホスティングサービス」の競合サービスのようだ。
Googleが自社で使っているような大規模展開が可能なサーバ+ミドルウェア群を、外部に提供するということ。まずはPythonとGoogle自身も使っている各種ライブラリ、WebフレームワークDjango、を積んでの公開だが、他の言語にも対応していくらしい。
やはりGoogleというか、ディスク500MB、月500万PVまでは無料で使うことができる。ベータ中は無料アカウントのみ利用可能だが、実サービスに入ったら有料で上限を取り払える
とりあえずGoogle App Serverの申し込みをしたけれど、待ち行列に入れられてしまったので、SDKで遊んでみることに。
環境はWindows XP Professional SP2
SDKのDownloadページからダウンロード。インストーラを起動する。(Pythonが入ってないときはActiveState PythonからPython2.5.xをインストールしておくこと)
SDKのインストーラは起動するだけで入る。Windows/MacOSX/Linux用がある。
Program Files/Google/google_appengine というフォルダが出来ているので、コンソールを開いて移動。
SDKについてきているpythonによるアプリケーションサーバを起動する
> dev_appserver.py demos\guestbook
ポート8080でサンプルアプリが起動しているので、ブラウザにてアクセス。できた
ローカル環境のPython製アプリケーションサーバで開発したウェブアプリが、そのままGoogle App Engineでも動く、ということみたい。
さすが後発だけのことはあるなあ。Amazon S3+EC2の面倒さに比べると入りやすい印象。
[関連]
2008年04月02日
nsfw.in 18歳未満お断り専用のURL短縮サービス
tinyurlをはじめとして、長いURLを短くして転送してくれるリダイレクタは多数ある。
# 僕も個人用に一つ持ってる。http://hao.jp/ 使ってもいいけど無保証ね。
nwfw.inは、その名(Not Safe for Work = 職場で見るには不適切)の表すとおり、英語のブログやソーシャルニュースサイトでよくみられる"NSFW"なサイトに特化したURL Shortenerサービスだ。
ここに登録して短くなったURLは、目的のページに飛ぶ前に、以下のような警告のページが出るので、
職場でサイト閲覧をしている人などに間違ってアクセスしないよう忠告を促すことができる。ユーザの言語を見て日本語を出してくれるともっとわかりやすいのだけど。
職場で見ている人のためにタイトル等に[NSFW]と入れるのが一部で作法として広まっているので、それの代替となるかもしれない。
あと斜めから見れば、nsfw.inに登録されているURLがわかればそういうサイトで話題になっているものだけを閲覧することも可能な気がする。そういう目的でやってるかはわからないけど。
短くしたURLの規則性がわかれば、全ページを見ることができるかもしれないね。とりあえずGoogleに捕捉されているのは数件だけど。
whenisgood 「いつ空いてるか」だけを視覚的に送るサービス
登録ナシ。Flashの画面で空いている時間帯を緑色にして、相手のメールアドレスを入れるだけ
受け取った人が開くと、最初の人が「OK」とした時間帯だけが選べる状態でFlashが開くので、またここから大丈夫な時間を選んで、次の人に送る。
これを繰り返すことで、時間の絞込みが直感的に行なえるというわけ。
それぞれの人が自分のタイムゾーンを選べるようになっており、選ぶと空いている時間帯が自分のタイムゾーンにずれるようになっている。テレビ会議の調整なんかでも使えそうだ。
Share360でタイムゾーンを越えたスケジュール設定機能の仕様にたいへん苦労した記憶があるが、このUIと、ウェブとメールを組み合わせたシンプルなシステムは面白いなと思った。
2008年03月30日
Rating Burner 有名ブログランキング
Rating Burnerは、フィード購読者やページランクを基にブログのランクづけをしているサービス。
購読者数は、FeedBurnerによる購読者数が表示されているので、FeedBurnerを使っているサイトだけ出ているのかもしれない。一般のフィードを登録しようとしたらエラーになった。
ランキングには他に、購読者数の増減、最後の書き込みの日時、参加している広告ネットワークの情報などが表示されている。
購読者数が多いからといって良いブログかどうかはいえないけれど、影響力の高い英語ブログが一覧できるので興味のある人はざっと見てみるといいかもしれない。
ランキング表に添えられているGoogle PageRankの表現方法が、数字や星じゃなくてラリー・ペイジ(Google創業者)の顔写真なのがなんとも…
上位300ブログから生成した、ブログ間の参照関係のグラフ、というのもあってこれも面白い。
via del.icio.us/popular
2008年03月24日
quotablyでtwitterの会話を可視化
quotablyにtwitter IDを入れると、そのIDに絡んだ会話がスレッド化して表示される。
いまのところ、表示もけっこう速い。
自分が返答したメッセージが、返答していた先も順番に追ってくれるので、友達がどんな友達とやりとりしていたのか、といったこともわかり、twitterでの交友関係を広げるのにも使えるかもしれない。
前にも同様のがあったような気もするけど、見栄えもいい感じなので
via del.icio.us/popular
2008年03月18日
Codetcha プログラマだけが解けるデバッグを利用したCAPTCHA
Codetchaは、なんと提示されたJavascriptをデバッグすることで自分が人間であることを証明するというCAPTCHAのアイデア。
コンセプトデモで試すことができる。表示されたJavascriptの中のバグを修正して、[Test Code]で実行すると、コードが表示され、そのコードで[Submit answer]することで先に進めるようになる。
そんな大層な間違いではないので、プログラマならすぐに直せるだろうけれど、プログラミングをしたことがない人とか、スパマーのスクリプトには解くのは大変だろう。プログラムを直せないと進めないCAPTCHAは、技術者だけが参加できる掲示板みたいなものに使われるのだろうか。
コンセプトデモでは、元々ちゃんと動くコードに、変数名や変数をランダムで生成した上で、関数名を一文字置換したり、スペースを空けるべきところをランダムに詰めてみたりすることで、「ちょっとだけ間違ったプログラムコード」を作っているようだ。
人間にだけ解けてプログラムには解けないクイズを出すことでスパムを防ぐのがCAPTCHAなわけで、これまで英文法CAPTCHA、子猫認証など紹介したことがあるし、単純に日本語や漢字をフォームに入れさせることで日本語が読めないユーザを除外するようなものもたまに見かける。
このプログラミングCAPTCHAにCAPTHCAを利用してOCRの精度をあげるreCAPTCHAのアイデアを被せると、ユニットテストだけ提供して訪問者にプログラムを開発させることができたりして?
2008年03月15日
パスワードの強度をチェックするツールPassword Meter
Password Meterは、パスワードの強度を独自の評価式で測定してくれるサービス&スクリプト。
たまにネットサービスでパスワードを決めようとするときにその強度を示してくれるサイトがあったりするけど、ああいうのを単体にしたようなものだ。
今評価しているのは、純粋な文字種やその規則性の判定だけで、辞書にあるかどうか、といった要素までは入っていない。
このチェッカプログラム自体(Javascript)もGPLで配布されているので、自分用に設置したり、改造したりすることができる。自分のサービスのユーザ登録フォームに使って、よりわかりにくいパスワードを設定してもらうように誘導したりできるかもしれない。
[追記] リンク忘れでした。ご指摘ありがとうございます
via del.icio.us/popular
投稿者 秋元 : 23:10 | コメント (1) | トラックバック
オンラインCSS/Javascriptメニュージェネレータ izzymenu
Izzymenuは、ブラウザ上でCSSとJavascriptを使ったダイナミックなメニューをデザインし、そのソースコードをダウンロードできるオンラインジェネレータだ。
ごらんのとおり、残念ながら日本語は正しく動かないが、英数字でメニューを作った後にソース中の文字列を置き換えることでなんとか使うことはできる。
DHTML操作によるメニュー作成は定石のようになっているので、このように多くのサンプル(Menus Catalogueから選べる)を借りてきて、サイト上で色や配置などいろいろな調整ができて、そのまま使えるコードが手に入るというのは非常に助かるのではないか。
via del.icio.us/popular
2008年03月14日
Visualizationサービスについてまとめた巨大なエントリ
Read/WriteWebで、いろんなものを可視化するためのオンラインサービスやツールの膨大なリストがまとめられている。
以前に当ブログで紹介したものも多いが、それ以外にもこんなにあるのか、というリストだ。このあたりに興味のある方は面白いものが発掘できるかもしれない。
2008年03月05日
codepad - ブラウザ上で言語を編集・実行
codepad.orgは、ブラウザ上のフォームから各種プログラミング言語のソースコードを打ち込んで、綺麗に色づけして表示したり、なんと実行して結果を表示させることができるというウェブサイト。
なぜか初心者に優しいと定評のあるあの言語や、10年前はみんなcoolと言っていたあの言語がない。くやしいのう、くやしいのう。
しょうがないのでC++で。
動いた!
ちょっとだけやんちゃしてみる。ちゃんと返ってくる。
ついでにppencodeで
via del.icio.us/popular
WordPress用SNSプラグインBuddyPressの作者がAutomaticに合流
WordPressの親会社Automatic(オートマティック)が、WordPressをベースに若い女性向けのSNS、Chickspeak(チックスピーク)を開発・運用しているAndy Pealting(アンディ ピールティング)を招聘したというニュース。
Andy Pealting氏は、Chickspeakでの経験を元に、WordPress MUをSNS化するプラグインBuddyPressを開発中ということ。(WordPress MUはWordPressの複数ブログ対応版)
Automaticといえば、PrologueテーマでWordPressのtwitter/microblogging的な展開も狙っている。
FaceBook/MySpaceといったSNS、BloggersやWordPress(.comの方)などのブログスペース、twitter等のマイクロブログの大規模にホストされたものに対して、個々人や特定のグループがオープンソースのWordPressを色々なところに入れていくことを推進しているようだ。
その両社の中間には、ホストされているが個別の管理者がそれぞれのユーザを囲い込むNingやASPのサービスも存在する。
無料ブログとブログツールで過去に起こってきたことが、SNSやmicrobloggingについても進んでいくとしたら、自分でオープンソースをインストールして運用する自分のような層にとっては嬉しいことだ。
OpenIDやOpenSocialなどで巨大SNSが綱引きをはじめているけれど、オープン化はこのようなミクロなフリーツールも利するかもしれない。
via WordPress Social Networks - I'll Take a Distributed One, Please - ReadWriteWeb
Automattic Assimilates BuddyPress, Moves Towards Social Networking
[追記]
Rauru Blogでバージョン0.1を試されたようだ。今の時点で動かすのはとても大変そうな様子。これを作るために入社したという言葉を信じて、アップデートに期待したい。
2008年03月04日
[訂正] コピーサイトでした
うーん。これコピーサイトだった。すいません。リンクは消します。
モーションポートレイトのデモのでかいやつ。経緯はよくわからないけど、ポルトガル語のサイトからのリンクで話題になったみたい。
前のこっちも話題になったけれど、ブラウザいっぱいに表示されると迫力が違うなあ。
via del.icio.us/popular
[追記] モーションポートレイト社にあるFlashを、フレームで自分のサイトのように表示した上で紹介したものが、ポルトガル語から話題を呼んでdel.icio.us/popularに、という流れだったようだ。
2008年02月27日
Guess my crime! - 人物写真から犯罪を当てるゲーム
よく思いついたなあ、というか、よく実際に作ったなあ、というか。
Guess my Crime!は、犯罪者の写真を持ってきて、その人がどんな罪で捕まったのかを当てさせるというゲームブログ。
正答は顔写真の下に見えないように隠されているだけなので、ゲームといってもたいしたゲーム性はない。それでも話題になるのは、罪を犯した人の外見というのは果たして自分の持っている犯罪者へのイメージと合っているのか、という興味を持つ人が多いからだろう。
とはいえ、写真も罪状も本物かどうかわからんけどね。
じゃあこれの日本語版を自分でやりたいか、というとそれは無いのだけれど、このサービスの発想自体は何か別のサービスにも転用できそうな気がする。
via del.icio.us/popular
2008年02月25日
ASCIIカメラ
サイトを開くとWebカムの利用許可を訊かれるので、OKを押すと映っている画像をASCII文字で表してくれる、というサービス。
PCに向かう自分を斜め前から撮ってみた。解像度、というより文字の数は右側のスライダーで調整できる。色をつけたり、全文字緑のマトリックス風表示も可能。
「僕でーす」
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クイズ: サイボウズ・ラボのAさんとBさん。(白黒逆==Invertにしておけばよかった)
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via del.icio.us/popular
投稿者 秋元 : 21:08 | コメント (2) | トラックバック
2008年02月23日
mylivesignature - 動く署名画像ジェネレータ
mylivesignatureでは、名前の文字、フォント、サイズ、色、傾きなどをウィザードで指定していくと、名前を画像にしてくれる。要登録だが。
ここまでは無料で、ローカルなお絵かきツールでもできるし、ジェネレータとしてもたいしたことはない。
その先は、お金を払うことで、署名が描かれるアニメーションのファイルを作れるということなんだけど、これが20ドルかかるというのは、どうなんだろう。
僕がなんでも無料のウェブに慣れすぎてるのかな。漢字で同じようなものを作るのはデータがたいへんそうだし、お金を払ってでもこういうのがほしい人っている可能性もあるかな。
via del.icio.us/popular
2008年02月06日
hadtosayで遠まわしにメッセージを伝える
via del.icio.us/popular
hadtosay.comに登録してメッセージを作成すると、こういうカードが表示される。
これを誰かに渡すと、相手はサイトに行き、カードに書かれたコードを入れて、元々のメッセージを読むことができる。
「直接言えないようなことを、このサイトを使ってワンクッションおいて伝えましょう」ということなんだけど、どうかなあ。
日本で携帯サービスにして告白用とかにするといけたりする? もう似たようなのがあるのかな。
# 上のメッセージは実際に動く。日本語も通るようだ
2008年02月02日
Google Social Graph API登場 - 公開情報から人のつながりを探せるように
基本に戻って「Googleのウェブ検索」を説明するなら、ウェブにあるページとページのリンク関係を大量に集めて、単語を入れたら関連するページを返す、ということになるだろう。
今日新しく発表されたGoogle Social Graph APIは、リンクの中でも特に「サイトと人、人と人の関係」が書かれたリンクを収集して検索できるようにしたAPIだ。
APIを使ったサンプルがあるのでこれを使ってみる。My Connectionsというサンプルでは、ブログや自分のプロフィールが載ったページのURLを入れる(複数あれば改行で区切る)と、過去にブログやSNSなどで自分が登録した情報から、関係のあるウェブサイトのURLや、知人のページを取得して表示してくれる。
人間関係やサイト間の関係はどこから取っているのか、というと、これはXFNやFOAFといったmicroformatsを見ている。Movable TypeやWordPressなどのブログシステム、VoxなどのSNS、twitter.comなどコミュニケーションシステムでは、「関連リンク」や「友人関係」を登録したときに、すでにそのリンクにリンクだけではない「このサイトとは関連していますよ」、「この人とは友人ですよ」という情報が出力されている。その情報はアイコンやリンクで表示されていることもあるし、目には見えないけどHTMLのソースには書かれている場合もあり、サービスによってさまざまだ。
今回Googleは、ページとリンクの収集時にそれらの情報も集めて、検索可能にした、ということ。昔Technoratiがやろうとしてたことの延長にある。Technoratiがもっと儲かっていたら今頃Technoratiがこういうサービスをしていただろう。
デモでは他に、入力したサイト群の間の関連付けができているかを調べたり、そこから「これも関連してるんじゃないですか?」と他のサイトを見つけてくれたりするようなものも提供されている。
デモはJSON APIをJavascriptで呼んで表示しているだけなので、デモのページをコピーして自分のサイトで使うこともできるだろう。Googleの他のAPIと同様に、一日あたりの呼び出し回数制限などがある。
デモのようなページを、そのまま検索サービスとして公開してしまってもいいのに、という気もするけど、これはURLをたくさん入力する、というような検索を一般ユーザに出しても仕方が無いと思ったのか、検索の性質上開発者に向けてAPIで出す方が価値があると考えたのか。
これまで、XFNやFOAFという規格はあっても、それが実際に各サイトで埋め込まれているかどうかはばらばらだった。それも対応する利点がそれほどなかったからでもある。ただし、大手や技術的に先行しているところ(Voxとか)では前からやっているし、今回のようなAPIで簡単に、しかも早く結果が取れるのであれば、APIを利用していろいろな面白いサービスが出てくるのではと思う。
自分の入れた情報がそんな風に検索可能になるとは知らなかった、というような人にとっては、伏せていた情報が漏れてしまう、ということも起こるかもしれない。積極的には公開していないけどFOAFつきのリンクを張っていた、というようなケースが、検索で簡単に出てきてしまったりする。
また、ミクシィなど閉鎖型のSNSにも影響は与えるかもしれない。Mixiでの友人関係はMixiの中から持ち出すことはできないし、それは囲い込みの手段でもあるわけだけど、オープン型のSNSやコミュニティサイトでの友人関係がAPI経由で他のサービスで再利用されるのが普及したら、それらの面白いサービスで「ミクシィの友人関係だけは出てこない」ということが起こるからだ。
Facebookのような開発プラットフォームのオープン化だけではなく、友人関係やコミュニティ関係のデータを外に出してそのような世界に参入するのか、逆に閉じていることの安心感などをアピールするのか、検討しないといけないのだろうな、と思う。
[関連]
Google Releases Social Graph API / ReadWriteWeb
p.s. 昨日の続きを書くはずが、ついうっかり
2008年01月31日
MySpace開発者プラットフォームが来週リリース予定
MashableがMySpaceの新COOから聞き出した話によると、MySpaceがFacebookのようなDeveloper Platformのお披露目を2月5日に行なうそうだ。
それによれば、MySpaceのそれはFacebookで起こっているようなfeedの洪水を起こしたり、Facebookがユーザの反発を受けて撤回したビーコンのような仕組みは避けるとのこと。
インセンティブについては、レベニューシェアによるマネタイズ手段を提供、とMySpaceが広告主との間に入る形。MySpace Developer ProgramはOpenSocialに対応するそうだ。
開発者プログラムへの先行登録フォームがあったので、とりあえず申し込んでおいたけれど、さて5日にどんなものが出てくるか。
[追記]
2008年01月29日
Prologue - WordPressでプライベートツイッター
プログラミング言語じゃないよ。ブログシステムWordPress用のテーマの名前。
Prologueは、twitterライクなグループマイクロブログを、WordPressのシステムを使って実現してしまおう、というAutomatic(WordPressの配布元)によるプロジェクトらしい。
GPLで配布されているテーマを入れて切り替えると、WordPressの登録ユーザそれぞれの最新の発言がtwitterっぽく表示される。適当な環境が無かったので個人ブログの方に入れてみた。あとで元のテーマに戻すけど。
メールアドレスがGravatarの登録アドレスとあっていれば、Gravatarで登録しておいたアバターを表示するようになっている。
いろいろとtwitterに似てるようで似てないところが出てくるのはしょうがないところ。カテゴリとかアーカイブとか、いろんなもの(twitterに無いようなものが全部)の動作がおかしくなるので、最初からtwitter cloneを作る目的でWordPressを一個立ち上げるのが本来の導入方法だと思われる。
マイクロじゃないブログシステムを使ってマイクロブログを簡単に作る、ということで、Automatic社の作為を感じないでもないけど、面白いのでは。
[追記]
そうそう、10日ほど前にDave Winer(RSSの父)がブログで投げかけた、RSSを使って分散されたオープンなtwitterを作る、という話とも絡んでるような、絡んでないような。
tweetmeme - twitterで話題のメッセージを集めたサイト
tweetmemeは、blogに対してTechmemeがやっていることを、twitterに対して行なったサービス。注目が集まっているtwitterメッセージを集めて、注目順にランキングして見せてくれる。忙しい人のための「今何がtwitter界で注目されているか」アンテナだ。
ふぁぼったーとも似てるけどちょっと違う。ファボッターがはてなブックマークの人気エントリに対応するものだとしたら、やはりtweetmemeはTechmemeに対応するものだろう。
人気のメッセージは、ブログ、画像、ビデオ、音声の4つのカテゴリにわけられている。
5分刻みで、過去のある時点での人気メッセージを表示できる。見たところ言語のフィルタリングはしていないようなので、20%あるといわれる日本語のメッセージもそこそこ見つかる。
[追記]
tweetmemeの開発者Nick Halsteadさんのブログでアプリケーションの構成が紹介されていた。「開発はもちろんPHP!」と書いているPHP好きらしい。
- PHP5
- 20個ほどのPHPファイル
- Apache2.2
- データの取得と処理に4つのcronタスクを走らせている
- エンジンはページを生成し、静的なHTMLとして保存
- riverの生成にmemcacheを利用
- ソース管理はSubversion
公開前後で得た知見は、この後もブログで書いていく、ということなので期待したい。
2008年01月28日
Baidu.jp(百度ジャパン)の意見交換会に参加した
ITニュースでも一通り出ていたし、ブログのレポートも色々出ているので知っている人も多いと思うけど、遅ればせながら感想を。
中国市場を制覇した検索エンジン百度(バイドゥ)の日本版baidu.jpのリリース日に、ブロガーとの意見交換会が設けられ、声を掛けていただいたので参加してきた。
どうして参加しようと思ったかというと、なにより本国CEOのロビン・リー(Robin Li)氏本人が来ると書いてあったから。ラリー・ペイジやジェリー・ヤン級とまでは言わないが、それに次ぐぐらいの大物、伝説の成功者だ。今後の中国語圏インターネットの成長を考えると最重要人物の一人と思っておいていいと思う。
午前に記者発表があったようで、一時間の前半はおそらくその時と同じスライドによる説明。これは普通で、特に面白いところはなし。ニュースでもカバーされている内容だろう。
後半30分を切ったところから質疑となり、全体で一時間だったので時間的にはちょっとものたりなかった。
僕はブランド名の表記法と日本語との関係について質問をした。百度を「バイドゥ」と読ませようとすることは日本人ユーザ向けに敷居を上げてるのでは、というような質問。
日本版にはまだ投入されていないのだけれど、本家百度の説明で出てきた、「検索キーワードに対応する掲示板が自動生成されて、そこで同じワードを検索した人同士が議論できる」という機能はとても面白そうだった。
baidu.comに行って実際に試してみたところ、二語以上の検索ではそれぞれのキーワードに別々の掲示板が出来てしまうようで、それはフレーズごとに掲示板が出来てもいいと思う。
百度は中国ではいろいろやんちゃなこともやって伸び、GoogleやYahooを圧倒してきたという印象だったので、ロビン・リーもガツガツした人物なのかと思っていたが、米国に長く居たこともありスマートで誠実な人という印象を受けた。清濁併せ呑む人物なのか、あるいは実利重視の部下がいるのか。
会場では、バイドゥジャパンの社員として前はてなの水野さんや、検索の鉄人関裕司さんとお会いした。このお二人が参加されているというだけでも、バイドゥ日本進出の本気度がわかろうというもの。
実際問題、同じような検索だけ提供しても乗換えを促すのは難しいだろう。まずはシェアでAskやLiveに並べるかどうかというところか。先は長いけれど注目はしておきたいと感じた。
[関連]
Baidu - 百度の意見交換会に参加してきました / dh memoranda
投稿者 秋元 : 11:30 | コメント (4) | トラックバック
2008年01月21日
24時間で作られたWigitizeの開発者はiKnow!の関係者
百式で紹介されていた24時間で作られたドットコムサイト『Wigitize』、Diggで2000票近くを集めていたのでネットサービス作成のサンプルとして面白かったのは間違いない。
Diggされた元記事では、デザイン、ソース管理、Rails/DB開発、HTML, Javascript書き、JSON出力、バックグラウンド処理、API作成、ドメイン名と連絡メール、ホスティングとの契約、公開、SEOまでを手際よく24時間で進めた様子を、使った道具やサービスと一緒に紹介している。
もう一つ面白い話があって、このDominiekさんのブログを読んだり、彼の会社トゥーポイントのサイトを見るとわかるんだけれど、この人はオランダから東京に昨年移ってきており、英語学習SNSとして最近ネットで話題になったiKnow!の開発にも関わっているようなのだ。(顧客リストにiKnow!のセレゴジャパン)
昨年といえば、写真共有サイトZooomrの創業者Kristopher Taleも東京に拠点を移したし、日本の進んだネット環境やモバイル環境、あと日本や東京の何か(文化とか安全? よくわからん。今だと円安も、か)が、何人もの若手ネットサービス開発者の興味をひきつけているのではないだろうか。
Zooomrは日本を拠点に世界へサービス提供するそうだし、iKnow!も英語版(英語利用者に日本語を勉強してもらう、現在と逆方向のSNS)を企画中ときく。
インターネットのサービスなんて、もともとどこからでも世界へ提供できるわけで、もし日本に移り住んで来た彼ら「だけ」が海外向けサービスを成功させたりするようなことがあれば、日本のベンチャーや日本人エンジニアの立つ瀬がなくなってしまいそうだ。
彼らにも成功してほしいし、日本のベンチャーも続々海外進出して、日本がネットサービスの集積地の一つとなるようなことが起こればいいのだけれど。
[追記] iKnow!の人がつかまったので訊いてみた。DominiekさんはiKnow!のバックエンドからフロントエンドまで広く携わっている開発の重要人物、ということだそうだ。
2008年インターネット業界予想
ここのところ風邪で伏せっていたのでご紹介が遅れた。インターネットウォッチから2008年の業界予想をしてほしい、というご依頼が来たのでまじめに考えてみた。回答はこちらで。
年の区切りを意識して何かしたりするには不真面目で不精なので、訊いてもらえるというのはありがたいこと。
世の中を変えるような新アイデアが予言できるぐらいなら、自分で作るべき立場ではあるので、あまり挑戦的なことは言ってない。固く当たりそうな予想にしたつもりだけれど、さてどうなるか。年末に振り返りを忘れないようにしよう。
2008年01月11日
tripr.tv ユーザ生成動画によるホテルレビューサイト
via The Next Web
オランダの新サービスtripr.tvは、ホテルレビューサイトとYouTubeを掛け合わせたようなサイト。
泊まったホテルの動画を撮影して投稿し、tripr.tvはそれをホテル情報と紐付けて検索できるようにする。サイトの動画を見てサイトの予約をした人が出たら、手数料をtripr.tvと投稿者でわける、という仕組みだ。
撮影や編集は読者にさせるという意味ではYouTubeやそのフォロワーに似ている。それを、ホテルの部屋(や外観や近辺も)という情報に特化させて、レビューサイトに仕立て上げたということ。
今のところ言語はオランダ語、ほとんどの登録ホテルはオランダ国内。日本のホテルレビューサイトでもやってみても面白いのではと思った。ホテルを探しているときにホテル側が用意した以外の動画があれば、チェックしてみようかという気になるかもしれない。
2008年01月09日
マイミク削除を検知するアプリと、友達から消されたら通知するfacebookアプリ
Unfrienderは、facebook APIを使ったアプリケーションで、誰かの友達リストから自分が消されたときに、消されたことを教えてくれるというものだ。
# さかのぼって教えてくれるわけではなく、このアプリを有効にした後のものしかわからない。これはAPIの仕様を考えると想像はつくけど
facebookは、いろんなイベントやメッセージをたくさん通知してくるくせに、友達から外されたことは教えてくれないので、このようなアプリが登場したのだろう。
日本のSNSミクシィでこういうのはあるのかと検索したら、マイミクシィチェッカーというWindows用のフリーソフトが見つかった。やはり需要はあるみたいだ。
実現される機能はどちらも同じ、縁を切ってきた友人を発見するというものなんだけど、SNSの上で第三者の書いたアプリケーションに自分の友人データを検索させる、ということができているのは、facebook APIの威力だろう。導入するのも削除するのもfacebookのメニューから簡単に行うことができるし、別のクライアントソフトを動かしておく必要もない。
# ためしにfacebook Unfrienderをオンにしたけど、friendから外されても別に文句は言わないのでご安心を(笑)
2007年12月27日
WidgetBucks ウィジェットによるネット広告サービス
オープン・ウェブ・アウォードの最優秀ネットサービスに選ばれたサービスから。
アプリケーションとウィジェット部門で選ばれたのはWidgetBucks(ウィジェットバックス)
コンテキストマッチ型のアフィリエイト広告のネットワークサービスだ。広告の貼り付けのところをWidget(日本で言うところのブログパーツ)としてウィジェット部門ということだけど、それだとGoogle AdSenseもウィジェットか。
申し込んでみたけどまだ承認が下りないので、自分で貼ってみたわけではないのだけれど、サイトの説明やFAQを読んだ限りでは、
- Google AdSenseの画像広告の情報量を上げて、
- 価格.com的な売れ筋ランキングも提供し、
- ページの内容に合わせておすすめ商品を表示し、
- 各オンラインショップから安いものを探してリンク先にした
もののようだ。
これまでにない仕組み、というのがあるようには見えない。ウィジェットと広告というジャンルで出来そうなことをたくさん詰め込んでみたというところか。
クリック詐欺対策として、北米とそれ以外のクリックを厳密に分けて集計しており、北米内からのクリックはクリックに応じた課金、海外からの課金は表示回数(インプレッション)に応じた課金となっている。海外からクリックされてもそこからの売り上げは非常に少ない、ということで、ひとつの割り切り方かもしれない。
[関連]
2007年12月26日
37SignalsのJason Friedが各サービスのユーザ数やサーバ台数をブログで明かす
Ruby on Railsによるサービス開発、シンプルな機能とデザインの良さで、多くの人から注目されている37Signals。
でもBasecampやBackpackなどのサービスがどれぐらいのユーザに使われているのかとか、基本を無料にして有料コースを使うヘビーユーザへの課金で運営するというビジネスモデルがうまくいっているのかについては秘密にされてきた。非公開企業としてはわざわざ言う必要はないが、やはりぼかされている感じはある。
そのJason Friedのブログで、収益については相変わらず話せないものの、収益が直接わからないような情報を公開して、というユーザからの質問に答えて、Basecampなどのユーザ数その他が明かされている。
それによれば、プロジェクト管理ツールBasecampのユーザ数は200万人。Backpackのページ数は100万を少し切る程度、ウェブベースのチャットツールCampfireのチャット部屋は13万部屋ということ。有料プランの利用者率等が出ているわけではないので、ビジネスとして成立してるかどうかは、やはり不明。
それらを支えるサーバは、現状30マシン、100CPUのものを、リプレースと仮想化で16台、92CPUに置き換える作業中と。
NETLOG 15ヶ国語対応のヨーロッパの巨大SNS
オープン・ウェブ・アウォードの結果、13個のネットサービスが各ジャンルでの最優秀ネットサービスに選ばれた。知っているものもあるが、日本人からみたら「見たことも聞いたこともないサービス」も含まれている。
日本語であまり情報がないものを中心に、どんなサービスなのか調べて解説をしてみようかと思う。
メインストリーム・大規模ソーシャルサイト部門でbeboやVOISを抑えてトップに選ばれたNetlog(ネットログ) 旧名はFacebox。
Netlogは、ヨーロッパの15ヶ国語に対応した多言語ソーシャルネットワークサービス。本社はベルギー。ベルギー、イタリア、オーストリー、スイス、ルーマニア、トルコで1位。
米国からアジアへシフトしつつあるFrendsterが中国語・スペイン語・日本語などのローカライズを行なってきているが、15ヶ国語はすごい。
ヨーロッパは小国が多く、それぞれの言語人口だけではユーザ数の上限がすぐ見えてしまう(自国語の雑誌や書籍の発行が成り立たないぐらいの国も多い)ので、多言語化は重要だろう。
EU域内では比較的自由に人の移動があることから、複数の言語を切り替えて別言語のコミュニティにつながったりする需要も、アメリカ、日本や中国などに比べると多そうに思う。
SNSの機能としては、特に他の巨大SNSと違う機能は見つけられなかった。
- プロフィール
- クラン(clan, コミュニティ)
- ブログ
- ゲストブック(掲示板)
- 写真共有
- 動画共有
- 音楽
- イベント情報
公称ユーザ数は2800万人。Alexaの世界ランクは70位を越えて上昇傾向
[関連]
世界のSNS勢力地図 (2007/6, Netlogも前身のfaceboxも載っていないが)
汎ヨーロッパSNS「Netlog」、500万ユーロのファイナンスを実施
2007年12月21日
Google Chart APIジェネレータ
via del.icio.us/popular
弾さんがいくつか作ってた(1), (2)けど、種類の対応を増やしたようなジェネレータが出てた。
折れ線グラフ、棒グラフ、円グラフ、ベン図、散布図を表示するためのGoogle Chart APIのURLを、ページ上で試しながら作ることができる。
タイトルの日本語は%u形式にescapeされてしまうのでダメだし、項目名の日本語は生で渡されてしまうのでこれも表示はされているけどだめだと思う。
ソースのapp.jsのそれぞれの部分を正しくエスケープするように直せば、日本語にも対応できるだろう。
2007年12月20日
Remember the MilkをGmailに統合するFirefox拡張がリリースされた
最初紹介記事を見たとき、GoogleとRemember the Milkが提携したのかと思った。
そうではなく、Gmailの画面の右側に、ToDo管理の画面を表示させるというFirefoxのExtensionを、Remember the Milkが公開したのだった。
Remember the Milkは、ToDoの管理として非常に良くできているサービスで、日本語化もされている。いろいろな経路で今やらなければいけない項目を確認できるのだけれど、それでも僕は常用するにはいたっていなかった。
しかし、Gmailは毎日のように使っているので、ここに出てくるのであれば、Remember the Milkもちゃんと使うようになるかもしれない。
右側に表示されたRemember the Milkのボックスから、ToDoの追加や更新、完了などを行なうことができる。
また、単に右にそれが増えただけではなくて、Gmail本体とちゃんと連携している。受け取ったメールに星やTo Doラベルをつけたときに、右側で自動的にToDoタスクになるようにも設定できる。できたToDoから元のメールへのリンクもあるので、ToDoとメールを行き来できるわけだ。
Googleカレンダーやメールアドレスとの連動機能も用意されている。
「ToDoはいつも見るところにないと使われなくなる」という課題に対して、「いつも見せるためにはどうするか」「いつも見てるものは何か」と考えて、このFirefoxの拡張で強引にいつも見ているページに差し挟む、という手を考えたのだろうな。面白い。
Greasemonkeyで提供している分には、一般ユーザが使うようになるとは思えない。Firefox拡張も、Firefoxユーザにしか使えず、拡張を入れるようなユーザにしか使えないけれども、多少はターゲットとなるユーザを広げたと言えるだろう。
[追記 2007.12.21] タスク追加のボックスで日本語を入れようとすると、確定の[Enter]をプラグインが拾ってしまい、文の途中で入ってしまうことが判明。(Windows、標準のIME) これは日本語ユーザには弱るかも。
Google Talk用の翻訳ボット
via Mashable
Google talkaboutで、Jonas Lindberg氏によるGoogle Talkで呼び出せる翻訳ボットの紹介がされていた。
ja2en@bot.talk.google.com
en2ja@bot.talk.google.com
などのアドレスをGmailやGoogle talkからコンタクト先に追加し、チャットでメッセージを送ると、Google翻訳のエンジンで翻訳して返してくれる。
jaとenのところを言語コードに変えていくと、いろいろな言語間の翻訳をするロボットをGoogle Talk上から呼び出せるようになる。今のところ動作しているのは、
ar2en, de2en, de2fr, el2en, en2ar, en2de, en2el, en2es, en2fr, en2it, en2ja, en2ko, en2nl, en2ru, en2zh, es2en, fr2de, fr2en, it2en, ja2en, ko2en, nl2en, ru2en, zh2en
の24種類ということだ。
Googleの20%ルールで作られた実験サービスらしい。中の人だから作れた、というわけでは必ずしも無くて、Google Talkが使っているプロトコルXMPPを使って同様のサービスを自分で公開することもできる。
PCの前にいるときはGoogle翻訳のページに行けばよさそうではあるけれど、Google Talkなどはモバイルデバイスからも呼び出せるので、状況によってはコンタクトリストにこういうサービスがあると便利かもしれない。
2007年12月18日
twitterスパムが登場する?
via Mashable
Dave Winer(RSSの生みの親)がtwitterのreplyを使ったスパム広告の到来を警告している。
この画像は彼がこしらえたサンプルだが、このようなスパムが横行することになっても不思議ではない、と言っている。以下のような点でスパム業者が参入して不思議でない状態だと。
- 相手を指定して直接メッセージを送れる点でeメールと同じ
- followされるとfollowしかえすポリシーのユーザも多い(スクリプトで自動化している人まで)
- メッセージ中のリンクはtinyurlで縮められているため、URLを読ませずにどこにでも飛ばせる
短縮URLサービスの問題は日本語でも書かれていた人がいたと思う。
僕も、以前はfollowされたというお知らせメールから相手のtwitterプロファイルを開いて、それが誰か確認してfollowしかえしたりもしていたけれど、数が多くなってくるとたいへんになってメールも開かなくなってしまった。
そのうち、followの返礼の判断を補助するために、相手がスパマーか、そうでなくても半自動的にfollowをたくさんしているユーザか、というのを評価するためのサービス、なんていうのも求められるようになるのだろうか。GoogleのPageRankやTechnoratiのauthorityみたいなものが。
2007年12月13日
Amazonの賞金1100万円コンテストの勝者はビデオ配信サービスooyala
Amazonの新コンテストは賞金1100万円で9月にご紹介した、賞金10万ドル(約1100万円)のネットサービスコンテストの優勝者が先日発表された。
このooyala(ウーヤラ?)、さすが大賞だけあって、「AmazonのAPIを使ってちょっと遊んでみました」という感じではない。賞金10万ドルだものね。Amazonのブログでの紹介からも、しっかりとしたチームを組んで、かなり真剣にビジネスを考えているように見える。
サイトに行ってもすぐに何か始まるわけではないので、動画サービスといってもYouTubeその他のようなものではない。より高品質の動画配送と、配信した動画の追跡や課金を行なうシステムを、コンテンツを持つ企業にまとめて提供する、というもののよう。
AmazonのEC2、S3のAPIはもちろん使っているし、Queue Service(メッセージキューのウェブサービス)やFlexible Payment Service(Paypalのような支払いサービス)など、Amazon Web Serviceを多用している。だからこそコンテストで勝ったとも言えるけれど。
マッシュアップコンテストとはいっても、一人か二人が思いついたアイデアをちょっと作ってみたら大流行、という感じでなかったのは残念といえば残念。
コンテストの最終決戦に残った7つのネットサービスは、投票サイトでまだ動画で紹介されているので、新しいサービスのアイデアを求めている人はぜひ見てみてはどうだろうか。
2007年12月07日
friendsterが日本語化
大手ソーシャルネットワークで、(英語圏ではMySpaceやFacebookに押されて、)今はアジア圏中心に勢力を維持しているfriendsterが、中国語・スペイン語に続いて日本語化をしてきた。
翻訳はこなれていないので、ネイティブが訳したのではないかもしれない。それでも英語だからと避けていた人が参加するには十分な改善と言えるだろう。
これがすぐにMixiやGREEに影響するとは思わないけれど、英語や中国語も使うコミュニティや、メンバーに外国人も含むようなコミュニティについては移転が起こるかもしれない。
2007年12月06日
del.icio.usの年間トップタグに見る、ソーシャルブックマーカーの偏りぐあい
via Read/WriteWeb
アメリカのYahoo!が、2007年のdel.icio.us人気タグランキングを発表した。(del.icio.usはYahoo!に買収されていて、今新バージョンをPHP+Symfonyで開発中)
- デザイン
- HDTV
- ゲーム
- 音楽
- Web2.0
- 動画
- Ubuntu
- 旅行
- 写真
- Mac
一般に興味をもたれている単語も出ているけれど、Ubuntuがトップ10位に入ってるところなどから、del.icio.usユーザは一般的とは言えない状況だ。
Read/WriteWebの記事では、ソーシャルブックマークによって集められた「みんなの智恵」が、Googleなどの通常の検索エンジンを越える「ソーシャル検索」になりうるか、という疑問に対して、この偏りがあるのでは検索の主たる根拠にはできないのでは、という意見のようだ。
ソーシャルブックマークサービスでブックマークする、という行為が一般的ではない以上、それは当たり前のことだし、今後も普通の人たちがソーシャルブックマークを多用するようなことはないのだろう。ブックマークをするときの「よそ行き感」の問題(人に見せるためにブックマークしたり、しなかったり)もあるし。
より一般的に「みんなの注目しているもの」を探し出すには、意識せずに見ているページを集めるしかなくて、そうすると我田引水だけどPathtraqが面白いと思う。今の「Pathtraqを入れるような人」という偏りをどう無くすかは課題だけれど。
具体例でいえば、ニコニコ動画中毒者にオススメのサイト×3で紹介されている3つの探し方には、Pathtraqで絞り込んだ結果を4つ目に上げてもいいんじゃないか、と。はてブだと「ブックマークする」行為で落とされているものが、Pathtraqだと落とされずに入ってくるからね。
あとは、その筋(どの筋だ)の達人みたいな人がPathtraq入れてくれれば、もっと良くなるんだけどなあ。
2007年11月29日
Google My LocationはPlaceEngineのような位置測定機能をモバイルデバイスに付加
via GigaOM
Googleマップモバイルの新機能として、周辺のWiFi機器の電波の強度や方位から現在の位置をGPS無しで測れるMy Locationという機能がリリースされた。
ソニー/クウジットのPlaceEngineと同じ仕組みに見える。ライセンスとか特許がどうなってるかとかは不明。
[追記] 暦本さんからトラックバックでご指摘いただきました。WiFiじゃなくて携帯の基地局を使った技術かもしれないということです。なるほど。僕はてっきり、例のGoogle Carで一緒にWiFiの電波も集めてたのかと思いましたが、それでいきなり全米サービス開始は無理ですよね。
対応しているモバイル機器(iPhoneは未対応、BlackBerryやWindows Mobileは対応)にアプリケーションを入れることで、アメリカでは既に使えているそうだ。
YouTubeに解説動画が載っている。
アプリケーションのインストールは必要だが、平均1kmの誤差(とマニュアルに書いてある)で、ユーザがボタンを押したりすること無しに現在位置を把握できるようになることから、モバイルユーザの位置に合わせてAdSenseのマッチングをしてきたり、ということも計画に入っていそうだ。
日本のサイトでは説明が出てこないことから、まだ日本では対応していない可能性がある。日本からアクセスしてもダウンロードするページに行かないことから、おそらく入れても動かないのだろう。
2007年11月27日
GDriveが数ヶ月中にリリースか
via Mashable
ウォールストリートジャーナルの記事Google Plans Service to Store Users' Dataによれば、現在の、Google Docs等やGmailのオンラインデータの保存とは別の、パソコンの中のローカルなデータをGoogleのサーバに上げたり、異なるパソコン間や友人のパソコン間で共有できるサービスを準備中との報道。
"GDrive"という名前で以前から噂されているが、Wall Street Journalでは「早ければ数ヶ月のうちにリリース」という情報を得たそうだ。
Google側はノーコメント。
記事では、先行する同種のサービス、Omnidrive.com, Box.net, Xdrive.comm, Window Live SkyDriveなどの名前や価格も紹介されている。
2007年11月26日
Flight Wait 飛行機の遅延状況を俯瞰するマッシュアップ
via del.icio.us/popular
ある空港での発着便の遅れを知りたければ、空港のウェブサイトを見ればよくなってきている。あるエアラインの便の遅れを知りたければ、そのエアラインのウェブサイトを見ればよい。そういう意味で昔よりもいろいろ便利になっているけれど、「全体的にどうなっているのか」というのを見せられると、それもまた面白いなと気づかされた。
Flight Waitは、アメリカ国内だけのようだが(NRTとか入れてもだめだった)、実際の遅延状況のデータを政府機関(FAA)から取ってきて、遅延の程度ごとに色分けした航路をGoogle地図上に表示してくれる、というサービス。
Show all airport delays(すべての遅れている便を表示)とすると、今やってみた例では、ジョージア州アトランタを中心として東海岸の各地との便が1,2時間ほど遅れている、というのが見て取れた。
前の便が到着しなくて次が飛ばない、といったことは遅れの原因の大きな理由だろうから、こうやって集中的に遅れが波及する、というのは想像していたけれど、地図上で見せられるとさらに納得。
僕なんかは日程の決まった格安航空券が多いから、自分の乗る便だけわかればいいし、わかっても打つ手はないけれど、もっと高い券でいろいろ飛び回るようなビジネスマンだったら、こうやって全体の遅延状況をパッっと見られるのが役に立つこともあるのかもしれない。直接役に立たなくても面白かったけどね。
wwiTV 世界中のオンラインTV2300局のディレクトリ
via del.icio.us/popular
wwiTVでは、世界各国でウェブ放送を行なっているサイトを、国ごとやジャンルごとに整理しているディレクトリサイトのようだ。
最初に見たときは、地上波を流しているような個人のサーバを見つけてリストしてるのかと思ったが(それはそれで面白そうだけど、本当にやったらいろんな国の法に触れそうだ)、そうではなく、ネット向けに作られているストリーミング放送などの情報(URLや必要帯域、短い説明など)をまとめているものだった。
このサイトの活用方法だけれど、どこかの国で大きなニュースが発生したときなどに、直接現地のサイトの映像を確認できるのではないかと思った。
通信社網やテレビ局の海外支局も同じような仕事はするだろうけど(映像ソースを入手、編集して日本語解説までつけてくれる)、直接見に行けば中間の人が編集しない、より多くの映像を見ることが出来るだろうから。もしかすると現地での報道と日本での報道がまったく別のところに力を入れていたりするケースもあるかもしれない。
ということで、このサイトはあとあとのために覚えておこうと思った。
2007年11月21日
10-fast-fingers 英文タイプ速度測定サービス
via del.icio.us/popular
10-fast-fingersは、出た英文をひたすらタイプしていくと、分あたりのタイプ量と間違いの数を表示してくれる、というサービス。
2007年11月20日
ヒューマンカレンダー
via del.icio.us/popular
human calendarは、Human Clockの作者が作った、曜日や日付のボードを持った友人の写真を使ったカレンダーサイトだ。(Human Clockの表示時刻は、set your timezoneでローカルな時刻に一度あわせると使えるようになる)
機能的に新しくなくても、面白い見せ方を考えれば注目を引けるという好例かと思った。
2007年11月18日
Google Appsメール移行APIがリリース
via Digg
ついに来たか。他のメールクライアントの既存メールをGmailへ移行させるためのAPI、Google Apps Email Migration APIだ。
自分のサーバにてAtom形式でメールの生データを生成し、それをこのAPIに伝えることによって、Google Appsがメールデータを読み込み、Gmailのデータとして反映させるという仕組みのようだ。
Javaと.NETについてはクライアントの作り方のチュートリアルが用意されている。GData APIのライブラリを使えば、他の言語でも大差なく作れそうだ。
第一のターゲットはOutlookだろう。日本ではそれほど強くないが、アメリカではOutlookのシェアは高く、メールシステムを取りにいこうとする製品はOutlookとのシンクや移行手段を提供することが求められることが多い。
# Share360(サイボウズOfficeの英語版)でもOutlookシンクを独自開発する必要に迫られた。
2007年11月16日
Who Called Us - 不明電話番号データベースサービス
via del.icio.us/popular
Who Called Usは、携帯電話等の発信者番号について「その番号でかけてくるのは誰か」という情報をみんなで持ち寄って集めようというサービスだ。
日本でも一時期ワン切り業者というのが流行したけれど、アメリカでも電話帳を上から順に、とか番号を適当に順番に、という形で電話を掛けてセールスをしてくる輩は絶えない。とうぜん、そんな業者の番号は電話機には登録されていないので、Caller ID(掛け手の番号)は不明と表示され、番号だけ見てもどこからの電話かはわからない。
誰から掛かってきたかわからない電話は取らない、という運用をしてる人も多いけど、それはそれで不便なこともあるだろう。そこで、このサイトでは、それらの電話を取ってしまい、セールスの正体がわかった人が情報を登録していくことで、みんなが参照できるデータベースを作ろうとしているようだ。
実際にかかってきたときに、ブラウザを開いて、検索をして、結果表示を見てから出るかどうか決める、というのはたいへんだとは思うけれど、APIとSkypeなどソフトウェア制御できる電話を使っていれば、自分の電話帳に加えてこのサイトのデータを重ねることで、いまだ知らないセールス業者からの電話かどうかがすぐにわかるようになるのではないか。
ユーザ生成データの活用サービスということで、面白い展開が有り得るのでは、と思った次第。
2007年11月13日
Bloglinesの購読者数ランキングページができた
新UIの実験場であるbetaドメイン下で、Bloglines Top 1000として、購読者数の多い順に1000個のフィードと、それらの購読者数のトレンドが表示されるページができたようだ。
Technoratiランキングなどとはまた別の指標、ということで。
2007年10月30日
DecentURL : cool URLに短縮してくれるサイト
via del.icio.us/popular
tinyURLだと、既存の長いURLから短いURLを作ってくれて、転送してくれる。
DecentURL(上品なURL)というサービスは、短さはそこそこだけれども「読みやすい転送URL」を作ってくれるというサービス。
作り方は、簡単にしたいURLを入れて"Make it decent!"ボタンを押すだけ。何かURLに含めたい文字があれば、それも指定できる。日本語はだめだけど。
この仕組みだと、早い者勝ちで何でも取られちゃうんじゃないか、と思ったけれど、入れた元のURLのドメインも流用しているので、あまり無茶なことはできないようだ。
このブログのURL
http://labs.cybozu.co.jp/blog/akky/
を、そのまま入れると
http://www.decenturl.com/labs.cybozu/blog-akky
となった。
"decent title"に"Google"と入れたら、
http://www.decenturl.com/labs.cybozu/google
という風になった。
2007年10月23日
Google翻訳が自社製エンジンに移行
via del.icio.us/popular
Unofficial Google Operating Systemブログ(Googleとは関係ない)によれば、Babelfish翻訳と同じSystranのシステムを使っていたGoogle Translateのエンジンが、Google自家製のシステムに変更されたらしい。
アラビア語、中国語、ロシア語についてはこの独自システムを前から使っていたそうなのだけれど、今回の切り替えで全言語について独自システムで翻訳するようになったとか。Google翻訳のヘルプの方にも自社製エンジンであることが書かれている。
先月、
マイクロソフトのLive翻訳が出た時に各社の翻訳結果を比較してみたが、そのときのGoogle翻訳(by Systran)と、現在の翻訳を比べてみよう。
今回も同じ原文を使う。これがそう。
オリジナル: オライリーのWeb2.0記事の冒頭
The bursting of the dot-com bubble in the fall of 2001 marked a turning point for the web. Many people concluded that the web was overhyped, when in fact bubbles and consequent shakeouts appear to be a common feature of all technological revolutions.
以前のGoogle 翻訳
2001の落下のドット・コムの泡の破烈は網のための分岐点を示した。多くの人々は実際は泡および必然的なshakeoutsがすべての科学技術回転の共通機能のようであるとき網がoverhypedあったことを結論を出した。 Shakeoutsは普通上昇的な技術がセンター・ステージで場所を取って準備ができているポイントを示す。
今のGoogle 翻訳
破裂して、ドットコムバブルは、 2001年の秋に、ウェブ用のマーク転機します。多くの人が結論を下したことは、ウェブoverhyped 、実際の泡と帰結shakeoutsときに表示されるすべての機能を共通の技術的な革命します。
翻訳の精度については現状ではどっちもどっちという気がするが、翻訳システムが切り替わったことだけは間違いなくわかる。この後は自社で改良を続けていくだろうから、Googleの頭脳で翻訳精度が改善されることを期待したい。
[追記]
Read/WriteWebも、フランス語から英語での翻訳結果で新翻訳エンジンの精度を評価してレポートした。Systranを使っているBabelfishと並べているところも同じ。翻訳結果に対する評価は、合ってるところも的外れなところもある、というもの。実用的には人間による翻訳のレベルにはまだまだという評価。
2007年10月19日
Free Rice 英単語クイズで世界の飢餓解消に貢献するサイト
via del.icio.us/popular
Free Riceで提供されているのは、ある単語が出てきて、それと近い意味の単語を4つの選択肢から選ぶというクイズだ。
普通のクイズサイトと違うのは、一問正解するたびに、10粒の穀物が国連の組織を通して飢餓に悩まされる世界の人たちに送られるようになっているところ。
この送る穀物の購入費用はどうなってるのかというと、クイズの下に広告を貼って、広告主が負担する仕組みになっているそうだ。広告は正当後の下のほうに小さく3つあった。かなり有名な企業が出してる。
クイズのほうは、データベース化した英単語から、回答者のレベルに合わせて調整されて出てくるそうだ。要するに、大きく違う単語を選び続けると、問題がどんどん簡単になっていくというわけ。
この仕組みで回るのかどうかはこれから見てみないとわからないと思うけれど、ユーザ参加と社会活動を組み合わせて今風のネットサービスを作った、という例として面白いと感じた。
なお、ページ右下の警告にあるように、「このゲームはあなたをより賢くしてしまう恐れがあります。あなたの話す能力、書く能力、考える能力、学校の成績、仕事の処理能力などを向上させてしまうかもしれません。」ということらしいので注意が必要だ。
2007年10月18日
brainscannr 英語版脳内メーカー風サイト
オリジナルの許可を取ってるかは不明。どうなんでしょう作者の人?
オリジナルの漢字は、我々漢字が直感的にわかる人には良かったけれど、表音文字である英語で単語を並べるよりは、こんなふうにエモチコンを並べるほうがわかりやすいんだろう。
I do not know if this site is stealing original idea and design. But it shows their copyright mark cleary so I assume they respect how copyright works :-)
2007年10月16日
あなたの時給教えます
via del.icio.us/popular
簡単だけど面白いかも。Your salaryは、時給や月給を入力すると、リアルタイムにあなたが稼いでいる金額を見せてくれる。ドルとユーロだけだが、紙幣や硬貨の表示も出てきて直感的。
年/月/週/日/時/分/秒の割合で変換しているだけなので、日本円の場合でもおおざっぱにゼロを二つとれば、ドルが100円、セントが1円として読めるだろう。月給40万円なら、4000$/monthlyと入れればよい。
# ブログ一本書いてる時間でどれだけ給料が消費されてるかわかる。とか。ああおそろしい
「千円札は拾うな」という本があったけど、ああいうので言ってるようなコスト意識を作業に持たせられる…かな? 気が散って仕方がないかもしれないが。
# あと「千円札を拾わない」のが仕事のやり方として正しいかどうかも知らない。いかにも売れそうなタイトルだとは思った。本屋でパラパラめくってみただけなので
個人的には、一番こういうのを見てもらいたいのは、「クリックするだけで無料で報酬が」とか「ブログに宣伝を書けば無料で報酬が」とかいうのに乗ってる人たちかなあ。確かに財布のお金は出て行ってないけど、「その時間でバイトでもしたほうが儲かるんじゃないの?」みたいな単純作業仕事もネットにはよく落ちてるからねえ。コンビニの時給とかこれに入力して、そういう「無料で大儲け」作業に掛かる時間と比べてみるといいと思う。
2007年10月14日
Google Readerがフィード購読者数を表示するようになった
via Daily Blog Tips
登録フィードの追加から、ブログ名などで検索した際に、そのブログのGoogle Readerでの登録者数が表示されるようになった。
ちなみに、Bloglinesやlivedoor Readerでは購読済みのフィードのそれぞれに対して、そのリーダーでの購読者数が表示される。購読済みのフィードの一覧に対しての表示は、今のところ行われないようだ。
[追記 2007.10.15]
Scobleizerで、ちょっと前に話題になったTechmemeの元ネタリストについて、Google Readerでの購読者数を調べている。Google Readerは英語圏でのRSSリーダーシェアも高いので、Google Readerがデータ公開したことはやはりインパクトが大きいようだ。
これを見ると、Techmemeが厳選した記事の元ネタは、購読者10万人を越えるニュースサイトやブログから、100人に満たないサイトまで幅広いことがわかる。
2007年10月12日
Amazonがサイトリニューアルをテスト中
via commadot.com
つい最近もMixiのデザイン変更で不満を表明する人(や不満を表明する人に不満を表明する人)が話題になったばかりだけれど、オンライン販売の大手Amazon.comが、デザイン変更をテスト中らしい。
ブラウザの種類や見る時間などによって選ばれているのかもしれないけど、運がよければhttp://amazon.com/ にアクセスしたときに新デザインが表示されるという。
このブログでは新旧両方のデザインのスクリーンショットを公開している。(一行目の "screenshots of the old" と "the new" の二つのリンク)
また、アマゾン自身のリニューアルに関する案内ページにも、ページ最上部がどんな風に変わるかが示されている。
ここによれば、機能面は代わらないので安心を、ということだ。
アマゾンジャパンはアマゾンに時間を置いて追随するのがいつものパターンなので、そのうちこの変更はamazon.co.jp でも適用されるのではないだろうか。
2007年10月10日
Premailer 外部CSSをインライン化するサービス
via del.icio.us/popular
Premailerは、URLを与えるとそのページを一つのHTMLやテキストファイルに整形してくれるというサービス。
ページが外部CSSでデザインされていても、それらのデザイン指定を、HTML中の各タグに埋め込んでくれるため、一枚のHTMLになる。
どんなときに便利かといえば、すでに存在するウェブページからHTMLメールを作成するときだろう(テキストへの変換を使えばテキストメールでも)
試してみたけど、日本語はUTF-8であってもだめっぽい。
Rubyで書かれていて、開発中のソースコードも公開されている。ので、直して連絡するか直して自分で動かすか(GPLらしい)することはできるだろう。
ブラウザで動くじゃないけど、あとで読むはページからHTMLメールに変換して送ってくれるので、機能的には同等といえるのかな。日本語も通るし。
2007年10月08日
インテルがソフトウェアアイデアに絞ったソーシャルニュースサイトCoolSoftwareを開設
via VentureBeat
IntelのCoolSW(Cool Software)は、Diggと同じようなソーシャルニュースの仕組みの上で、有望なソフトウェアビジネスのアイデアや会社のニュースをユーザ投稿で集めて、投票によって順位をつけるというサービス。
初日のトップストーリーが(まだ8票しかないけど)「PHPによるDigg Clone」というものだったのには苦笑。
2007年10月06日
TechCrunch40レポート4本と、出展企業のその後
BroadBand Watchでの4本のTechCrunch40レポート。まとめてリンクを貼っておく。
- 【TechCrunch40】新進のネットベンチャーが集まる「TechCrunch40」が開催
- 【TechCrunch40】20のサービスがプレゼン。Yahoo!やAOLは新サービスを発表
- 【TechCrunch40】 2日目はリッチコンテンツが多く登場。最優秀賞も発表
- 【TechCrunch40】世界中から集まった40社のプレゼンから注目サービスを紹介
会場プレス席で隣になり、いろいろ教えていただいた滑川さん、市川さんの解説記事も出ている。どちらもとても面白い。
ネット企業家たちのデビュー戦:TechCrunch40公開デモマラソン審査[前編]
もう戻ってきてから2週間になるけど、この2週間、いつもウォッチしているDiggのトップページとdel.icio.usの人気ブックマークリストで、TechCrunch40でデモを行った40のサービスの多くが、話題になって登場したのを見てきた。
やはり集まった人たちの影響力やネットワーク、カンファレンスへのメディアの注目、TechCrunchの大量のフォロー記事によって、デモを勝ち取った40社にとってはこれ以上ない宣伝になったのだなあ、としみじみ感じた。
40社全部がうまくいっているわけではなくて、やはりモノは良くなければ評価されないのだろうけれど、それにしても割のいいPR方法ではある。
2007年10月05日
Internet Explorer7がWindows Updateで提供開始/日本版については誤配信だった
[追記 16:37]
Internet Watchの記事で、日本語版についてはマイクロソフトの配布ミスだということが確認されたということだ。
日本語版のWindowsではInternet Explorer7の配布と自動更新を行う予定はなかったのが、何らかの間違いで出てしまっていたと。もう撤回されているのだが、すでにまたは自動でインストールしてしまった人に対するフォローは今日中にマイクロソフトのトップページで案内されるということ。
ということで、日本語版Windowsを使っている人で、この誤配信の期間に自動または手動の更新をしていない人は、当面(元の予定だと2008年以降)は変化はないことになる。以下の本文は、英語版他の利用者にのみ影響する話となった。
マイクロソフトのIEBlogで発表されたが、ちょっと改良されたInternet Explorer7の新バージョンが出て、それにあわせて今回ついにWindows/Microsoft Updateで提供されるようになったようだ。今年の第四期に自動アップデート対象にするよ、と予告されていたが、第四期に入っていきなり実行してきた形だ。
これまでは、IE7は使いたい人だけがダウンロードして使うようになっていたので、タブ機能など新機能に興味のある深いユーザだけが移行していて、ブラウザシェアはまだ一つ古いInternet Explorer6のほうが多かったと思う。(僕のところではだいたい IE6:IE7 = 80:20 というところ)
しかし、Windows Updateで自動更新していて、わざわざアプリをインストールしないようなライトユーザも、での更新を行なうようなユーザも、これでIE7に大きく移動するのではと思われる。
企業アプリもいいかげんIE7対応作業は完了してるのだろうと思う。ウェブ開発者も今後は本格的にIE7を中心にチェックしていなかいといけないのだろう。
もう一つ、インストール時にWindowsが海賊版かどうかチェックするプログラムのインストール、というのは廃止されたようだ。やめた理由は正規版購入者にも不評だったのか、チェックまわりでトラブルでもあってサポート工数が増えたのか、理由はまだわかっていないが。
IE6だったPCでMicrosoft Updateをかけてみた。インストールされたIE7のバージョンは"7.0.5730.13"となった。前にダウンロードから入れた別マシンのIE7は"7.0.5730.11"。
[追記]
日本語版では自動更新時期は未定で、まだ始まらないはず、という情報をdaibaさんからいただいた。Windows Updateの選択肢には出てきているけれど、日本語版Windowsを使っていれば自動更新されることはまだないはず、とのことだ。
# 日本版に関しては誤配信であったことが確認された。冒頭の追記を参照されたい。
RSSリーダーWidgetのGrazrが2.0にアップグレード
via Mashable
以前紹介した、RSSフィードを複数束ねたリーダーをブログ等に貼り付けられるGrazrが、バージョン2.0となったそうだ。前の紹介ページに貼ったWidgetも、新しくなっている。
2.0での変化だが、ドラッグ&ドロップによる編集機能の強化、見栄えの変更の他に、動画、音声、PDFなどさまざまなコンテンツをWidget上で表示できるようになったということ。前の紹介を見て貼り付けた方はいろいろと変わっているはずなので確認してほしい。
twitter用のWidgetというのも出来ていた。twitter風のデザインと、twitter関連フィードをまとめてくれる小サービスの組みあわせでの提供。ここのページで、URLの最後のユーザ名を自分のユーザ名に手で変えないといけないんだけど。
日本語だとところどころ数値文字参照が出ちゃうなあ…
2007年10月04日
Amazon Dynamo - スケーラブルなハッシュテーブルWebサービス
via O'Reilly Radar
Amazonが来週ACMで話すというDynamoというサービスが面白そうだ。
Amazonのウェブサービスは、たとえばS3は「ファイルを置いて、取り出せる」だけだし、EC2はサーバ一台分だけ見ればただのVPSホスティングサービスだ。だけど、必要に応じて支払いを増やすと、好きなだけスケールさせられるし、不要になれば減らすのも簡単なことから、ネットサービスの運営者が固定費について悩まなくて済むようになるという点で便利だし、そんなサービスを提供するにはたいへんな技術力が必要だということはわかる。
Dynamoも同じで、「キーと値のセットを保存して、取り出せる」、とこれだけ。数が少なければスクリプト内の連想配列とシリアライズでも済みそうな機能だけれど、これを複数サーバに分散させて、たいへんな数のキーを突っ込んでも問題なく動作することを保証したサービス、となるらしい。
# 後半論文がついているが、ちゃんと全部読んだわけではない。
S3やEC2とは違って、AmazonのWebサービスとして提供されるという予定は立ってないらしい。Amazon.com本体を運営するために作ったものが、社内的にWebサービスとして独立しているように見える。今はまだ、その存在を公開し、論文発表するというだけだけれど、S3やEC2の例を見れば、課金して一般にも使えるようになる可能性もあるのかなあ、とは感じた。Dynamoというサービス名(?)みたいなものもついてるわけだし。
[追記]
Nicholas Carrが好意的な記事を書いてるなあ。
2007年10月03日
del.icio.usの次期バージョンはsymfonyフレームワークで実装されている
9月にクローズト公開されて現在もテスト中らしい、最大手ソーシャルブックマークdel.icio.usの次期新バージョンプレビューは、PHP5のフレームワークsymfony上で実装されているらしい。symfonyのブログで書かれていた。
Yahoo! にとっては、del.icio.usは買収したもので、別にYahoo! ブックマークというのがある。これはすでにsymfonyで作られていることが公開されており、Yahoo! 二つ目のsymfonyベースアプリケーションとなる。
Yahoo!のような大企業が、オープンソースフレームワークを採用して大規模運用してくれれば、そこからいろいろなフィードバックが来て良い改良がされそうなので、symfonyフレームワークには期待できるように思う。
というのを、今日献本いただいたsymfonyの日本語解説本の表紙を見ながら思ったりした。これはまだ読んでないので、読んだらあとで書く。
昨日のfav.or.itのほうはZend Frameworkで、こちらも有望そう。オープンソースのフレームワークにとっては、実際に動いている人気サービスを獲得するほどよいプロモーションはないね。
2007年10月02日
話題の新RSSリーダーfav.or.itの概要
クローズトベータでまだ実際に触れないものの、今日になって各所で取り上げられている新サービス fav.or.it の解説ビデオと説明から、サービスの概要をまとめてみた。僕もアカウント貰ってないので推測になるけど。
既存のWeb型RSSリーダー(フィードリーダー、フィードアグリゲーター、呼び名はなんでも)との違いだが、
ブログエントリへのコメントもまとめて扱う
ブログオーナーがコメント用のAPIを用意して許可を与えれば、だけれど、fav.or.it上から直接各エントリにコメントを残すことができて、そのコメントはfav.or.it上で管理参照できるようだ。他の人の新着コメント等もリーダー側に出てくるようになるだろうから、ますますブログ本体のページを開くことはなくなりそう。
いろんなブログへのコメントを追跡できるとすれば、CoCommentのようなサービスも包含することになるかもしれない。
フィード/エントリのフィルタリング
technoratiによるランキングの上位だけを絞ったり、タグベースでフィードやエントリを絞って読めるようだ。
忙しいときには広く読み、時間が無いときは人気の高いフィードだけチェックする、というような使い方だろうか。
自身がブログシステムも持つ
fav.or.it上にエントリを書く場所も用意されている。ブログを持つまではないけど意見を書きたいこともあるというユーザに書かせておいて、あとで書いた内容を別のブログに流し込むことも可能。
サブスライス(副ブログ)サポート
カテゴリだけを切り出して単一の別ブログを作るような機能?
あと、機能じゃないけど、このシステムPHP5とZendフレームワークで作られているらしい。Zend Frameworkで作られた大規模(まだ大規模で動くとは実証されてないけどね)なシステムはまだ珍しいんじゃなかろうか。
2007年09月30日
resizr - Seam Carving(シーム・カービング)のネットサービス実装
via del.icio.us/popular
resizr(リサイザー)は、以前紹介した写真や画像を自然に縮めたりできるSeam Carving技術を、さっそくネットサービスとして実装してしまったものだ。先日もFlashによる実装があったが、これはクロップや反転など他の画像処理機能とあわせて、アプリケーションとして完成度をあげている。
画像をアップロードすると、編集画面になる。
上下のスライダーを動かすと、高さや幅を縮めるための連続した継ぎ目(Seam)を解析してくれる。このとき赤いラインの継ぎ目がたくさん登場するが、非常に高速に多数の継ぎ目を検出してくれているようだ。
あとは、イメージをマウスで拡大縮小すれば、継ぎ目データを使って縮小拡大を自然に行ってくれる。
また、Hackszineではこの他のSeam Carvingツールやライブラリもまとめて紹介されている。
GIMPやフォトショップのプラグインがあるようなので、それらの画像編集ソフトを使っている人はSeam Carvingをいつもの編集環境で使えるし、ActionScriptのライブラリも複数出ているので自分のFlashアプリにこの機能をつけることもできそうだ。
2007年09月26日
HowManyOfMe 同姓同名の人数を数えるサービス
via del.icio.us/popular
検索で自分の名前を入れてみるエゴサーチといい、名前というのは自分に取って一番重要な記号の一つで、また誰でも間違いなく持っていて参加の権利ができるために、名前に関するネットサービスというのは注意を引きやすいように思う。
HowManyOfMe.comでは、自分と同じ姓名を持つ人を米国の統計(Census)から調べてくれるというもの。
上のように、ジョン・スミスさんは全米で5万人は居るらしい。全米には508人のジョージ・ブッシュさん、2人ノブリットニー・スピアーズさん、5人のブラッド・ピットさんがいるらしい。
姓と名のそれぞれの調査結果からの類推だろうとは思うので必ずしも正確ではないだろうけれど、同僚のアメリカ人の名前を入れて、それがよくある名前なのか、変わった名前なのかのあたりをつけるとかには使えるかもしれない。
自分の名前はまったくひっかからなかったので、日本人の名前だとよほどメジャーなものでなければ出てこないかもしれない(ちなみに"Sato"姓は7027人いるそうだ)が、アイデアは面白いし、データを入手できれば日本版を作れそうだ。
Amazon MP3が音楽ダウンロード販売を開始・実際に購入してみた
via del.icio.us/popular
amazon mp3がオープンした。DRM無し、つまり自由に機器間をコピーできるmp3ファイルを購入できる。ファイルの制限が無いのに、一曲89セントからと、Apple iTunesより安い料金だ。
シングル一曲の購入では必ずしも必要ないが、アルバムで購入する場合は、Amazon MP3 DownloaderというアプリケーションをAmazonからダウンロードしてインストールしておく必要がある。このダウンローダは、iTunesやウィンドウズ・メディア・プレイヤーにダウンロードした曲を転送もしてくれるようになっている。
ダウンローダのページへは、Amazon MP3ページから案内がされている。Windows XPでやってみたが、ダウンロードして実行するとすぐにインストール完了し、.amzという拡張子と関連付けられた。
そのあと、サンプルとして無料で購入できるEnergyという曲を実際に購入してみた(米アマゾンのアカウントと、米アマゾンでのチェックに通るクレジットカードが必要)。
購入が完了し、MP3取得のリンクをクリックすると、先ほどインストールしておいたダウンローダが起動し、そのあとiTunesが起動(これはDownloaderのPreferenceで変えられる)、問題なく購入したmp3が再生できた。
この「無料サンプル曲」のアーティストが、よりによって"The Apples in Stereo"という名前のバンドだというところに、アマゾン担当者のユーモアを感じてしまったのだけど。
このAmazon MP3のトップ100リストを見ていると、有名なバンドもたくさんあるので、レコード会社との交渉もがんばっているのだろう。ただ、プロテクトのされていない楽曲をダウンロード販売することに抵抗のある会社も多いだろうから、「あれがない、これがない」というケースも多そうだ。個人的には面倒のない方式が最後には普及するだろうし、それが早まってほしいとは思うけれど、うまくいくかどうか。
# 今はAmazon MP3のほうが安いんだから、曲名を入力したらAmazon MP3->iTunes Storeなどと串刺し検索するようなサービスを作れば、どこかのオンラインショップに全部の曲が無くてもいいのか。よく考えたら。あとは使いやすいAPIとそういうサイトを作る人がいれば
[追記]
Read/Write Webの記事によれば、Amazon MP3でシングル1位、アルバムでも3位になっている1234/Feistという曲、なんとApple iPod Nanoの新しいコマーシャルソングらしい(笑)。
投稿者 秋元 : 11:27 | コメント (3) | トラックバック
2007年09月25日
friendsterが中国語化
via Mashable
米大手SNSのフレンドスターが、中国語対応をリリースしてきた。
Mashableの記事にもあるが、同じシステムの中国語版を出してきたのではなく、ユーザベースはそのままに、各ユーザがメニュー言語を切り替えられるような国際化をしてきたところが特徴だ。
このやり方だと、すでにいる膨大なユーザをそのまま使えるため、システムだけ流用して一から別のネットワークを組み上げるよりはスタートはいい。
ただ、英語圏と中国語圏の両方に友人を持つようなユーザがネットワーク上にいれば、中国語と直接は縁のないユーザのページ上にも中国語が混ざって表示される可能性がでてくる。読めない文字がページ上にあると使ってくれないユーザが多いのでは、というのがこれまで多くのネットサービスで言われてきた話なので、言語ミックスがあってもユーザがそれほど気にせず読み飛ばすようになってきているのだとすると、サービスの国際化についてのべからず集も書き換わる可能性がある。
あと、簡体字(中国大陸)ではなく繁体字(台湾・香港・その他)を先に出してきたところも面白い。すでに英語で使っているユーザと近いといえば、確かに繁体字の方なのかもしれないけど。
[追記]
friendsterはアジアで圧倒的に強かった。強いところを強化するという意味だったのか。
投稿者 秋元 : 20:18 | コメント (1) | トラックバック
2007年09月24日
GMailの新バージョンはGoogle Gear対応とログイン履歴表示らしい
via Googling Google
GMailなどGoogleの多国語化されたサービスでは、英語以外のユーザにその言語でなんと表記するか判明していない文言を訊ねる、という機能があるようだが、この機能によってGMailの次期新機能の存在が発覚してしまったようだ。
まずは、ずばり"New Version"==「新機能」という単語の翻訳。既存GMailのユーザに、新しいバージョンのGMailと現行バージョンを選択させるようなインタフェースで使われるのではと思われる。Yahoo! Mailが今のAjax UIに移行したときも、移行期間を設けてユーザにどちらを使うか選ばせるようにしていたので、同様の手法をとるのではないか。
そして、その他に見つかった新しい文章から、次の二つが現在内部的に実装され、テストされているのではと思われる。
- Google Gearsによるオフライン対応
- ログイン履歴
Google Gearsはブラウザローカル側にデータ保存をさせることでオフラインでのウェブアプリケーションの利用を支援するクライアントアプリケーションだが、これが入ってないというエラーメッセージや、これをオフにするというメッセージが存在するようだ。
ログイン履歴のほうはセキュリティのためのものと思われる。前回ログイン時刻などを表示することで、他人がパスワードを推測して自分に成りすましてアクセスしていたりするケースを見つけるためで、他のサービスでは提供しているところも多く、これがGMailでも提供されるのではということ。
2007年09月14日
UGCと活発なユーザの参加率の関係
ユーザジェネレーテッドコンテンツ(UGC)を企業が活用するには、というマッキンゼイのレポートが出ている(無料・要登録)。
レポートは企業内での情報共有にWikiその他のユーザ参加型ウェブアプリケーションを使う話がメイン。日本よりも人の入れ替わりが激しい国の企業では、新しく入ってきた人が既存の情報をいかに早く取得するか、そのために今いる人たちがどれだけわかりやすく情報を整理できるかがより重要になる、という話もわかる。
レポートの中で、インターネット上のUGC(あるいはCGM)について、全体の参加者の何パーセントが、全体のコンテンツの何パーセントを生み出している、という数値をプロットしたグラフが出ていた。
Flickrでは2%の人で9割以上のコンテンツを、YouTubeでも6%が全体の9割を作成している、というようなグラフで、総じてこの手のサイトのほとんどのコンテンツは、せいぜいで10%の参加者によって作られているのだな、というのが見て取れる。
del.icio.usなんかは比較的コンテンツ作成の参加率が高い(10%が6割のコンテンツ)が、これはブックマークするという行為が簡単なのと、それが自分自身のためという人も多いからだと思われる。
インターネットであっても、イントラネットであっても、このグラフで点を右側に持っていけるような仕組みを考えることが重要なのだろうな、と思った。
2007年09月13日
Amazonの新コンテストは賞金1100万円
via del.icio.us/popular
儲かる英語圏はコンテストの賞金も桁が違うなあ。
Amazon Start-Up Challengeは、アマゾンのウェブサービス(AWS, Amazon Web Services)を使った新規ネットサービスのコンテスト。公開前のサービスでも、ただのアイデアですら応募していいらしい。
優秀賞には5万ドルの現金と、5万ドルのAWS利用権、あわせて10万ドル分の賞品・賞金が授与され、もちろんAmazonでの露出も得られる。
申し込み期限が2007年10月28日、予選を通ればビデオによる一般投票、最終決戦はシアトルでのプレゼンテーションということらしい。
参加賞も$25と太っ腹だ。現金じゃなくてAWSの利用権だけど(笑)
こりゃいい、と思ったら応募要項のところに「個人は米国在住者に限る」と。残念。
これを読んでる人でアメリカ在住の人(いるのかな?)とか、もう優勝間違いなしと思ってて引越ししてもいい人はぜひ。
投稿者 秋元 : 12:13 | コメント (4) | トラックバック
2007年09月10日
マイクロソフトが翻訳サービスを開始。英文和訳を他社と比べてみた
マイクロソフトのlive.comで、翻訳サービス Windows Live Translatorが新たに公開された。英語から日本語、日本語から英語も選択肢にある。
翻訳エンジンはSYSTRAN製と明記されている。
また、「コンピュータ関連の翻訳」というチェックボックスがあり、これにチェックをすると原文がコンピュータ関連文書だとして特別な翻訳をするそうだ。
英文を実際に入れてみた。原文はこれ。
オリジナル: オライリーのWeb2.0記事の冒頭
The bursting of the dot-com bubble in the fall of 2001 marked a turning point for the web. Many people concluded that the web was overhyped, when in fact bubbles and consequent shakeouts appear to be a common feature of all technological revolutions.
Windows Live翻訳 (通常)
「コンピュータ関連のコンテンツ」をオフにすると、いきなり翻訳に失敗した。原文がそのまま出る。
The bursting of the dot-com bubble in the fall of 2001 marked a turning point for the web. Many people concluded that the web was overhyped, when in fact bubbles and consequent shakeouts appear to be a common feature of all technological revolutions.
Windows Live翻訳 (コンピュータ関連のコンテンツを指定)
「コンピュータ関連のコンテンツ」をオンにした。
Web 旋回ポイントを bursting、dot-com バブルので、フォールバック 2001 のマーク。 多くの人いる、Web が overhyped、実際には円と consequent shakeouts 表示すべての技術的な rpm の一般的な機能をされたら結論します。
どこから"rpm"が出てきたんだろう…不思議だ。
Babelfish 翻訳
他社サービスと比べてみる。まずは歴史あるBabelfish翻訳(Altavistaにある。AltavistaはYahoo傘下)。翻訳エンジンはSYSTRAN製でWindows Live翻訳と同じ会社だが、翻訳結果は異なるようだ。
2001 の落下の点com 泡の破烈は網のための分岐点を示した。多くの人々は実際は泡及び必然的なshakeouts がすべての科学技術回転の共通機能のようであるとき網がoverhyped あったことを結論を出した。Shakeouts は普通上昇的な技術がセンター・ステージで場所を取って準備ができているポイントを示す。
Google 翻訳
次はグーグル。翻訳サーバは独自開発、とヘルプにあるけど、結果を見るとバベルフィッシュ(Yahoo)とほぼ同じなので、日本語についてはSYSTRANを使ってるのかな? (確認できず)[2007.10.23 追記] このエントリからすると、2007年10月まではSYSTRANのシステムを使っていたようだ。
2001の落下のドット・コムの泡の破烈は網のための分岐点を示した。多くの人々は実際は泡および必然的なshakeoutsがすべての科学技術回転の共通機能のようであるとき網がoverhypedあったことを結論を出した。 Shakeoutsは普通上昇的な技術がセンター・ステージで場所を取って準備ができているポイントを示す。
エキサイト 翻訳
exciteの翻訳は、BizLingoという翻訳サーバによるもの。
2001年秋のインターネットバブルのはち切れるのはウェブのために転機を示しました。 多くの人々が、ウェブが過度に売り込まれたと結論を下しました、事実上、気泡と結果の沈静がすべての技術革命の共通点であるように見えると。
infoseek楽天翻訳
infoseek楽天の翻訳は、CROSS LANGUAGEという翻訳サーバによるもの。
2001年の秋にインターネットバブルを破裂させることは、分岐点をウェブの対象に選びました。多くの人々はウェブがoverhypedされると結論しました。そのとき、実際、泡とそれに伴う刷新はすべての技術的革命のありふれた特徴であるように見えます。
@nifty翻訳
@nifty翻訳は、AMiKaiによるもの。
2001年の秋のドット・コム・バブルの破裂は、ウェブのために転機を画しました。多くの人々が、事実泡中にいる時、ウェブが過剰に誇大に宣伝され、必然の景気後退が、すべての技術革命の共通の特徴であるように見える、と結論を下しました。
人間(プロ)による翻訳
CNET Japanが掲載している、翻訳家の手による翻訳。
2001年のドットコムバブルの崩壊は、ウェブにとって、ひとつの転換点となった。「ウェブは誇大に宣伝されていた」と多くの人が結論を下したが、バブルとその後の淘汰はあらゆる技術革命に共通する特徴であるように思われる。
感想
ある一文だけの結果を見ただけなのでたまたま苦手な種類の文章だった可能性もあるけど、日本語の翻訳に関しては日本語ポータルが提供しているもののほうがよい結果を出してるようにも見える。
翻訳サービスの優劣比較については、英語圏で「これがいい」と比べていても日本語翻訳について比較してるとは限らない(むしろフランス語やスペイン語でやってそうだ)だろう。
2007年09月05日
twitter digestで特定ユーザのtwitterを追いかける
via del.icio.us/popular
twitter digestはtwitter apiを使ったマッシュアップサービス。
一人以上のtwitterユーザ名を入力(名前を入れて'+'マークを押す)すると、それらのユーザだけを含んだ過去一日のtwitterメッセージをまとめてくれる。メッセージの返答もスレッド化してくれるため、特定のtwitterユーザに注目してウォッチするときなどに使えるのかも。
# イメージは写真です。いや、写真はイメージです。むしろイメージがイメージです。
ページだけでなくAtomで得ることもできるので、RSSリーダ等で新着通知を得ることも可能。
2007年09月04日
ブラウザの歴史
via Digg
SVGなのでInternet Explorer不可(どうしてもIEでという場合こちらへ)。今年2007年までを反映したウェブブラウザー進化系統図
作者: ADeveria
オリジナル・ライセンス情報: URL
2007年09月03日
TouchGraphによるブロガー相関図
via del.icio.us/popular
TouchGraphという可視化技術の会社が、Google(やAmazonやFacebook)で得られる関係性をビジュアルに表示するJava Appletのデモを公開している。
TouchGraph Google Browserのページから、中央のボックスに検索用語やウェブサイトのURLなどを入れ、"Graph It!"ボタンを押すと、Javaアプレットが立ち上がってグラフが描画される。(Java 1.5以上のインストールが必要)
このブログを入れてみたのがこれ。残念ながら指定されたフォントでは日本語が表示されないので、アイコンだけの表示にしてみた。Googleが判定する、このブログと関係のある他のサイトやブログが、関係のあるもの同士が結ばれて表示される。
faviconがないところはブログタイトルを表示しようとして豆腐が出るけど、自分のブログと近いサイト、関係のあるブログが見えて面白い。
2007年08月31日
JamStudio コードを入れたら伴奏をしてくれるFlash
via Ursi's Blog
コードと楽器を指定すると、それっぽい演奏を作ってくれるFlash。
作ったものを貼れるようだ。クリックすると演奏される。すごい手抜きだけど。
Check out www.JamStudio.com :)
コードはパートを複数作って、パートを並べるという指定もできる。
楽器は多数の中から選べる。それぞれの音量も。
テンポも変更可能。3拍子は近々登場
Seam Carvingがさっそく実装されて公開
via del.icio.us/popular
先日紹介してすごい反響があった、イメージ中の目立たない部分を省略していくことで写真を小さくしたりできるSeam Carving(シーム カービング、継ぎ目を切り出すとでも言うか)技術を、論文を元にFlashで実装してブラウザ上で試せる形で公開する人が出てきた。
線をマウスで動かすことで、写真を縦か横に縮めていくことができる。
自分でネット上の画像ファイルを指定してロードすることもできるが、Flashのクロスドメイン読み込みの制限で読めない(真っ白になる)場合もある。flickr上の公開写真は読み込めるということだ。
http://screencast.com/t/8LFBrXUAraC
yaml - CSSフレームワークライブラリとそのブラウザエディタ yaml builder
via Ajaxian
名前が紛らわしいのだけど、データフォーマットのYAMLとは関係ない。ドイツ製のウェブサイトレイアウトライブラリyamlは、CSSベースのマルチカラムレイアウトをマルチブラウザ対応で行なうライブラリ。
それだけだと他にもいろいろあるのだけど、特徴としてはドキュメントがすごく充実していることらしい。そのわりに知られていなかったのはドイツ語圏で開発が続けられていたかららしいが、英語のドキュメントも揃えて本格的なバイリンガルプロジェクトとなったそうだ。
プレビューが公開されたばかりらしいyaml builderが良くできていて、ブラウザ上のオンラインエディタでドラッグアンドドロップでレイアウトを試すと、できあがったレイアウトを再現するHTMLとCSSを入手できるというもの。
こんな風にマルチカラムを編集し、ヘッダや本文などのコンテンツを置いていく。
"Get Code"を押すと、必要なHTMLとCSSが表示されるので、これをコピーすれば同じレイアウトが手に入る。
2007年08月30日
TR-909エミュレータFL909
via haha.nu
すごいすごい。1980年代のドラムマシンTR-909を再現したFlash。
2007年08月27日
Bloglinesの新インタフェースがbetaで登場
via ユーザあてメール通知
日本でlivedoor Readerに、英語圏でGoogle Readerに押されっぱなしの老舗サーバサイドRSSリーダーサービスbloglinesが、インタフェースを作り直してベータとして公開してきた。既存Bloglinesユーザは http://beta.bloglines.com/ からログインして使い始めることができる。
- 全体的に今風のデザインに。今のデザインはすごい無骨だった
- 開いた直後のページに好きなフィードの最新を置けるようになった
- エントリのタイトル一覧だけ見るモードや、タイトルとエントリ内を見る3ペインモードがついた
- 一度見た過去のエントリリストを指定して再度見る手順がワンクリックに短縮
- キーボードショートカット
左ペインの既読数更新とか、閲覧時の既読への変わり方のルールがまだちょっとわからないな。下へスクロールさせると既読になるということだろうか。あんまり使いやすい気がしない。
今はFirefoxとIE7だけ対応ということ。
2007年08月25日
Wikiscannerの日本語版が登場
via O'Reilly Radar
先日紹介した、Wikipediaのゲスト投稿記録から「どの会社の中の人が」ウィキペディアのどんな項目を書きかえたかを簡単に調べることができるWikiscannerの、日本語版とドイツ語版が公開されている。翻訳の文言はちょっと変だけれども。
今見てみたところ、ローマ字表記ながらいくつかの日本の会社や組織の検索例が右側サイドバーに表示されている。NHKのIPアドレスから書き換えられた項目、だと以下のような感じ。
2007年08月22日
twitterにユーザ検索機能がついた
twitterブログでユーザ検索が追加されたことが告知されている。
例: miyagawaで検索, 東京で検索
Skype障害の後始末
Skypeの大規模障害の真相はまだはっきりしないけど、Skypeから補償のメールが来た。有料メンバーにはみな来てるのではないか。
この2日ほどの停止にも関わらずSkypeを利用し続けているユーザーへの感謝を込めて(という言い方がいかにも海外風だ)、有料サービスの期間切れを7日間延長してくれたらしい。
Googleマップの埋め込みHTML提供開始
一週間ぐらい前から噂されていたGoogleマップの新機能。地図右上の「このページをリンク」で、メールに貼り付けるURLのほかに、ウェブページに貼り付けられるiframeのコードが提供されるようになった。
自称「YouTube方式」の貼り付けということで、これまでより簡単に自分のページにGoogle Mapsをつけられるだろう。
「カスタマイズとプレビュー」からは、貼り付ける地図のサイズを調整することもできる。
YouTube方式、とはいってもFlashに変わったわけではなくて、iframeで別ページを表示しているだけなので、iframeの中のリンクを直接表示するとブラウザ画面いっぱいに地図が表示されたりして、これはこれで新鮮。
2007年08月14日
ロサンゼルス殺人マッシュアップ
via del.icio.us/popular
LAの新聞ロサンゼルスタイムズのオンライン版で公開された、ロサンゼルス郡の殺人記録のマッシュアップがこれ
最上部のグラフでは、週ごとの犠牲者数が出ており、週を選ぶとその週の事件場所が右の地図に表示される。"PHOTO"では、犠牲者の何人かの写真が出ている。
右下には犠牲者の氏名、年齢、人種、性別、死因が出ているが、あまりに"Gunshot"(銃で撃たれ)ばかりなのに驚かされる。
左側では、様々な絞込み条件を指定したり、検索したりすることができる。
今風のWebアプリケーションとしても非常によくできているが、扱っている内容のせいで、見ていると陰鬱な気持ちになってくる。しかし、可視化することで問題意識が広まるとすれば、これほど明白な訴えかけもないのではないかと思った。
Wikiscanner - Wikipedia+なかのひと検索
via O'Reilly Rader
Wikiscanner(ウィキスキャナー)は、Wikipedia上の情報の書き換えをした人のIPアドレス記録と、企業や政府機関などのIPアドレスのつきあわせを行なってくれる検索サービスだ。日本語版も出た。
組織名や地名、またはIPアドレスの範囲などを入れることで、特定の組織から行なわれたWikipediaへの変更を列挙して得ることができる。
トップページ右側には、アメリカ政府の主要機関や、電子投票関連で悪評の出ているディーボルド社、フリーソフトウェア財団やアルジャジーラ、ヴァチカンなど面白そうな組織の検索がプリセットされている。
第三者を装って自社や自社に関係する記述を書き換えたりという問題がたまに出ているが、実際にその現場を掴むのはなかなか大変な作業だった。しかし、このサービスではそれがかなり簡単にされてしまっている。
IPアドレスと組織を結びつけるという意味では、なかのひと.jpと似た発想と言えるかもしれない。
サイトは、現在、アクセス集中でいくつかの機能が止められていたり、SQLのエラーが表示されたりする。紹介されたばかりなので、そのうちアクセスは落ち着くのではないか。
企業データ(これは申請で追加できるし、IPアドレスの範囲で指定することも可能)についても、Wikipediaのデータについても、アメリカ/英語のものしか対応していないかもしれない。日本語のページの更新情報を検索で出してみることができなかった。
Wikipediaのデータは手元にダウンロードできるので、日本語データについても同じことはやろうと思えばできるはずだ。隠されていたデータではなく、公開されているデータを組み合わせて興味深い結果を導くツールを作るという点で、秀逸なマッシュアップと言えるのではないだろうか。
# ちなみに僕の身長は176cm
[2007.08.15 追記]
さっそく、Fox News(保守的といわれるアメリカのテレビネットワーク)によるWikipediaの編集履歴を深く追跡するブロガーが出てきた。
[2007.08.17 追記]
[2007.08.30 追記]
日本語版の紹介記事へのリンクを追加。
日本語版を使った人たちがいろんなところで大騒ぎしてるようだけど、会社のアドレスから編集したからって会社ぐるみとは限らないし、社員が編集したからって編集内容が間違ってるとも限らないんだけどね。なんか極端に走ってる気もする。
投稿者 秋元 : 17:07 | コメント (3) | トラックバック
builtwith ウェブサイトの利用している技術を列挙してくれるサービス
via Read/Writeweb
builtwithのサービスでドメイン名を入力すると、そのドメインで使われているいろいろな技術を調べてくれる。
いろいろ試して表示が出てきたものを見ただけなので、まだまだ検出するものはあるかもしれないが、以下のようなものを見た
- OSの種別
- Webサーバの種別
- Urchin, Google Analytics, SiteCatalyst, Trackfeed(!)といったアクセス解析サービス
- PHP, Rails, J2EEといったフレームワーク
- prototype.js, scriptaculousなどのJavascriptライブラリ
- Sphereなどのウィジェット(日本語で言うブログパーツ)
- Akamaiなどのコンテンツ配信サービスの利用
- Movable TypeやWordPressなどのブログシステム
- Google AdSense, Amazonアフィリエイト, PHPAdsなどの広告システム
- RSS2.0, RSS1.0, Atom Feedなどのフィード
- XHTML/HTMLのバージョンや種別、CSSやJavascriptの利用、Creative Commons表記、OpenSearch対応など
- ページのエンコーディング
これらは、おそらくサーバの応答ヘッダやトップページのHTMLを解析して推測しているのだろう。もちろん、ものによっては設定で内情を隠せるものもあるので、わからないものはわからないのだけれど、かなりいろいろなものが判定されるように思った。
他にも検出してほしいサービスがあれば要望が出せるようなので、今後も拡充されていくことが期待できる。なんといっても日本のサービスであるTrackfeedまで検出したし、けっこう頑張っているのかも。
また、それぞれの利用技術について、全体の何パーセントのサイトがそれを使っているか、という割合や、その技術を使っている他のサイトなども教えてくれるため、選定しようとしている技術の人気度合いや、他に参考にすべきウェブサイトなどがわかるのもうれしい。
あのウェブサイトはどんな道具を使ってできているのだろう、というのを簡単にチェックするのにとても役立ちそうだ。それに、ページにスクリプトが貼られているだけではなかなか気づかないような、自分の知らない面白いサービスを発見する手がかりにもなりそうだと感じた。
2007年08月06日
lolcat翻訳機
via del.icio.us/popular
lolcatといえば、猫の写真に(猫がしゃべったような)セリフをつける遊びで、Wikipediaにエントリができるぐらい流行している
「猫が喋ったような」とは言うけれど、本当に猫が話せるわけではないので、人間が想像した猫の話し方なんだけど、そこにはある程度決まった文法やスペルの間違い方というのがあるようだ。
「チーズバーガーをください」("Can I have a cheeseburger?")が、"I CAN HAS CHEEZBURGER?"となる。
# 「チーヅバーガーあれよ」?
speak lolcatは、正しい英語の文章を、lolcat文に翻訳してくれるというサービス。英文を入れたら、猫のような間違い方をした文章を作ってくれる。
2007年07月31日
あなたのサイトをWeb2.0にするための12の方法
via del.icio.us/popoular
わはは。12 ways to turn your Web 1.0 site into a Web 2.0 siteより。
- eナントカ.comを myナントカ.comに変える
- フォントの大きさを10pxから12~16pxに大きくする
- 「カテゴリ」を「タグ」に変える
- 「更新情報」を「ブログ」に変える
- 「メールで友達に教える」を「RSSを購読する」に変える
- 「このページをお気に入りに入れる」を「このページをソーシャルブックマークする」に変える
- ユーザアカウントページをユーザプロフィールページに変える
- デザイン埋め込みのHTMLをCSS+セマンティックなHTMLに変える
- ヒット数をやめてビジター数で計る
- コメント機能をつける
- cool urlにする
- 手作りのシステムをやめてオープンソースCMSに移行する
元記事には各項目に解説もあるので詳しく知りたければそちらをどうぞ。
投稿者 秋元 : 11:44 | コメント (1) | トラックバック
2007年07月24日
aideRSS ブログの最近の人気記事ランキングを作ってくれるサービス
via Read/WriteWeb
aideRSSは、ブログに対して、そのブログの最新記事の評判を計算してランクづけしてくれるというサービスだ。
使い方はいたって簡単。ブログやRSSのURLを入力すると、(そのブログがまだ誰にも入力されてなければ、数十秒待たされたあとで、)フィードを元に個別の記事の人気をポストランク(PostRank)という0から10の数字で評価してくれる。
このブログを入れたらこんな風になった。実感としても、面白い記事、うけた記事がちゃんと上位になってる。
ポストランクのつけ方だが、ブログのコメント数や、del.icio.usのブックマーク数、technoratiによる被リンク数、などを総合し、「そのブログの最新記事の中で」よく言及されたものに高得点がつくようになっている。
このランキングは、Widget(ブログパーツ)として貼ることもできるので、ブログを見に来た読者に、最近どんな面白い記事があったのか、という情報を自動で提供できるという点でも、使えるサービスという気がする。(はてなブックマークの注目ページのRSSとレビュー・ポスターでもこれはできそうだけど)
また、ブロガーにとって恐ろしいのは、このサービスがPostRankを使った記事のフィルタリングを行なうところだ。点数に応じて足切りした記事だけを持つフィードを、"GOOD"/"GREAT"/"BEST"と作成してくれる。
たまに面白い記事があるけど、普段はどうでもいい記事が多いなあというブログがある場合、aideRSSを通して"BEST POST"として生成されたRSSを購読することで、その期間中にそのブログで一番話題を呼んだエントリしか、RSSリーダーに出てこなくなるということになる。
テーマを絞りきれていないブログ、たとえばニュース的なブログとして注目を集めているのに妙にプライベートな食べ物の記事が混ざる、といったブログだとこのフィルタを使われがちかもしれない。
それから、フィードに広告エントリが挟まるタイプのブログでも、広告がキレイに排除されるようだ。まあ広告をブックマークしたり広告にリンク張ったりする人は少ないものな。
technoratiとdel.icio.usは日本のブログでもそこそこは動くけれど、日本のソーシャル系サービスに対応していないのでそれらに対応した日本のサービスがあれば面白いのではと思った。
サービスの技術面では、Rubyを使い、スケーラブルにするためにAmazon EC2を活用しているということ。
目覚まし時計Flash
via del.icio.us/popular
Naked Alarm Clockは、過不足なくアラーム時計を実装したFlash。
うるさい音も4種類用意されているし、リアルの時計ではちょっと無さそうな簡単入力ボタンがいくつもあるので、グループでパズルを解くとか、ちょっと時間制限をつけたいときにいいかもしれない。
"+3分"というボタンも欲しかったかな。
Statetris アメリカの48州でテトリス
via reddit.com
Statetrisは、アメリカ本土の48州をブロックと見立てて行なうテトリス風落ち物ゲーム
四角に近い形だから作りやすいのはあると思うけれど、こういうゲーム方式で遊ぶと役に立つ知識が頭の中に入りやすいというのはあるかもしれない。
ちなみに、単に配置するだけのゲームは同案多数でいろいろある。たとえばこれとか。
2007年07月23日
ユーザ投稿で作る身長x体重表
via hana.nu
Photographic Height/Weight Chartは、縦に身長、横に体重で割られた表に、その身長・体重の人が投稿した写真が並べられているというCGMサイト。
チャートはフィートとポンドでできているので、自分のところがまだ空いてるかどうか調べたければ、Googleなどで以下のように検索すればすぐわかる。
もし自分の身長・体重のところがまだ空いていて、自分の写真を載せたいと思った場合は、申し込みページにあるように、
- 正面からの全身写真
- 横からの全身写真(オプション)
- 身長
- 体重
- 名前やウェブサイトなどあればそのアドレス
をメールで送って欲しいということ。有名人の写真を送るのは禁止。
誰にでも身長と体重はあるので、参加資格があるという意味では面白いアイデアかもしれない。
2007年07月20日
アップルのウェブサイト10年の歴史をみせるサイト Thought Different
via del.icio.us/popular
Thought Different は、過去10年間のApple社ウェブサイトのトップページを集めて、当時のアップルやマックのニュースと合わせて紹介しているサイト
タイトルの"Thought Different"は、Appleのキャンペーン"Think Different"にかけているのだろう。
また、「次にどんなトップページになるか」というのも想像して、実際にそのページを作っている。
寄せられた噂を元に、新製品の画像(!)を用意してるところも凝っている。
過去のサイトデザインを列挙するというアイデアだけなら他の企業やブランドでもすぐにコンセプトは真似できそうだけど、デザインに定評のある企業サイトと、いろいろなbuzzを起こす商品群、熱心なファンが多いブランドという二つの要素があってはじめて、こういうサイトが十分な人気を集めて更新していけるのかもしれない。
2007年07月18日
iPhone Link Directory GeneratorがAjaxianで紹介された
残念ながら単発記事じゃないけどね。
既存ネットサービスのiPhone版、iPhone向けライブラリなどをまとめて紹介している記事 iPhone Update: Pickleview, Dojo Chat, iUI generation, Ajax Search and moreの中で、
iPhone Link Directory Generator
The iUI generator takes an OPML file and will generate a simple iUI layout for you.
とiPhoneリンク集ジェネレータ2行の紹介を、あのAjaxianでしてもらったよ。
# digg, del.icio.us使いの方はこちらもよろしく
2007年07月17日
iPhoneリンク集ジェネレータのプロモーション
iPhone style Link Directory Generatorの、
ぜひぜひ。
iPhone Name Tag - iPhoneを名札にするジェネレータ
via Mashable
iPhone Name Tagは、名前を入れると、iPhoneで最適に表示されるネームタグページを生成してくれるだけのサービス。
iPhoneでこのサイトを開き、自分の名前を入れて、iPhoneを首からひもで提げれば、わかりやすい名札の誕生というわけ。
日本語もオッケー。ワンアイデアだけど素敵なサービスだ。
2007年07月16日
iPhone style Link Directory Generator
After seeing Joe Hewitt's brilliant library "iUI" on Thursday, I started thinking to make something with it.
iUI, is a library which helps you to make iPhone web application. As the author says, it has been improved from the former version ("iphonenav") and its demo-s looks really nice and slick.
It may be helpful if there are a service which convert existing something into the page using iUI library. Then anyone can try iUI without writing HTML.
Input format should include some contents with tree structure. I came to the idea what opml format is good as a url list. Although it may not be made for link list/directory, many feed readers are using it for that purpose.
So here it is, (only iPhone or Firefox2.0)
iPhone style Link Directory Generator
This service accepts an opml file URL, and makes link directory from it.
Actually, I do not have an iPhone. Some of my friends purchased it (in Japan! they cannot use it as a phone...) but I myself never seen it. So I only checked it on Firefox2.0. It seems okay so I hope it works on real iPhone, too. IE and Opera on Windows box could not give me proper display.
2007年07月14日
Blabberize 写真+音声で喋る写真を作るサービス
via Webware
Blabberizeは、アップロードした写真と音声を組み合わせて表示してくれるサービス。
写真の口のところに切れ目を指示することで、音声に合わせて口もパクパクと動く。
ブログパーツとして貼ることもできる。
左下のピンクの再生ボタンを押すと、吹き込まれた音声が再生され、口も動くはずだ。
画像と音声だから、日本語でアップロードすれば日本人向けのネタも作れるし、ブログーパーツとして貼ってしまえば元サービスが英語だというのも関係なさそうだ。(元サイトのメニューについては、Japanizeに期待)
携帯電話で写真と音声を入力させれば、携帯サービスとしてもすぐ同じものが作れそうな気もするな。気軽に作れるようなら日本でもいけるのではないだろうか。
2007年07月10日
YouTubeなど英語圏の動画配信サイトの性格がわかるショートビデオ
動画配信サイトのシェアといえばYouTubeが圧倒的に大きいとはいっても、世の中にはビジネスチャンスを求めて参入してきた100を越える動画サイトがある。
その中でもそれなりに知名度・規模があって、ブログなどで取り上げられることも多い動画サイト14個サイトの性格を比較した面白いビデオが公開されていた。
それぞれの動画サイトで、もし「初めてのデート」というお題で動画が上がっていたら、いったいそれはどんな内容だろうか、というのを2分にまとめている。
YouTubeは止まったカメラ一台で平坦に、つまらない内容。iFilmは人物に近づいて映画っぽく。にありがち、CollegeHumorの体を張ったバカビデオ、反ブッシュのJibjab、AtomFilms(これは知らなかったが)は広告だらけ。など、確かにそれぞれのサイトをよく表している。Google Video、MSN Video、Yahoo! Videoのあたりも、言われてみればたしかにこんなビデオばかりかも。
動画配信サイトの後発サービスpandasmash.comが宣伝のために作ったもののようだ。pandasmashの性格はメタを特徴にしていくのだったりして。
2007年07月06日
CGかリアルか? クイズ
via del.icio.us/popular
CADソフトで有名なAutodeskのサイトで、面白いクイズが出題されている。
# 2005年に別ドメインで公開されていたもので、また話題になっているということのようだ
"Fake or Foto"がそれで、10枚の画像のそれぞれについて、"CG"か"Real(リアル。実写)"かを当てるというもの。
「これはCGだ」と思ったらCGボタンを、実写だと思ったらRealボタンを押して、10個全部判定したら下の"Show me how many I have correct!"(いくつ合ってるかを見る)をクリックすれば、正解数が(英語で)表示される。
ちなみにこの形式のクイズは以前からあって、女性か女装か、とか、ゲイかストレートか、画像じゃなくてネーミングだけどWeb2.0かスターウォーズか (via Modern Syntax)、などいろいろある。
2群のわかりにくいカテゴリのイメージが10枚もあれば、仕組みの方は簡単に作れるので、画像を提供しているようなAPIとの組み合わせで一つ作ってみるのもいいかもしれない。
投稿者 秋元 : 15:18 | コメント (1) | トラックバック
ドメイン名からホスティング業者を当てるサービス Who is hosting This?
via del.icio.us/popular
Who is hosting This?は、その名前の通り、あるドメインを誰がホストしているか、という疑問に答えてくれる検索サービス。
FAQでは、「ネットを見てみたけれど、この機能を単純に提供しているサービスが無かったので作った」ということだ。言われてみればたしかに。
ドメインからサイトタイトルも取って表示してくれるが、ここでは日本語タイトルが化けてしまう。しかし肝心のホスティング会社の方は、登録された英語名を参照しているらしく、アルファベット表示されるのでだいたいわかるかと。
あの有名サイトはいったいどこの会社のサーバで動いているんだろう、という疑問をチェックするのに覚えておいていいサービスかもしれない。
投稿者 秋元 : 08:09 | コメント (3) | トラックバック
2007年07月05日
onedump - なんでもアップロード
via del.icio.us/popular
onedumpは、画像・テキスト・音声ファイルを単にアップロードすると、それを保存して、ランダムなURLでホストしてくれる。
オプションでパスワードをかけることもできる。メールで送ったり、携帯から送ったりも可能(試してないが)
ファイルを送るほかに、URL経由で与えることもできる(この場合はネット上に複製を作れるということ)
フリーメールとかを使ってFlickrなどに登録すれば、同じように身元を明かさず写真を公開したりできるので、いまさら同じなのかもしれないけど、ここまで簡単にされちゃうとなあ。あと大量にデータが集められるわけだけども、このサイトは何で儲けて、どうやって維持するつもりなのかしら。
2007年07月02日
Flip 逆さまコンバーター
via del.icio.us/popular
Flipは、文章を入れると逆さまにした文章を作ってくれるコンバーターだ。
日本語は左右逆になるだけなんだけど、アルファベットの場合は、180度回転した文字になるところが凝っている。逆に見えるような文字をいろんな言語から探してきて置換している。
2007年06月29日
世界のSNS勢力地図
via ValleyWag
Wandamemeで、Alexaの国別トラフィック比率を基に世界の有力ソーシャルネットワークサービスの普及度が可視化された地図が作成されている。
それぞれの色は各SNSのサイトカラーを反映している。
orkutがブラジルの国民的SNSとなっている話は有名だが、orkutはインドでも強いということだ。本国アメリカでMySpaceを追撃中のFacebookは中東など他地域で展開している。
hi5はスペイン語のいくつかの国で強いが、モンゴルやルーマニアなど意外なところにも存在感がある。
英語圏のネットでは英語対応していないサービスは見えないも同然、とはいえ日本や中国について未調査なのはちょっと寂しい。
あと、アレクサの国別シェアもときどきへんな値が出てるので、(実際にこのデータを使って何かするなら)ネット大国はともかく小さな国のは鵜呑みにせずに調べた方がいいかと。
ValleyWagは何日か前にも、Riskというボードゲームの地図をベースにしたSNS勢力図を紹介している。これがかなり適当だったので、フィードバックを受けての改良版ということになるか。
投稿者 秋元 : 08:30 | コメント (3) | トラックバック
2007年06月22日
mashupedia.jpのホスティングサービスが先着200名で募集開始
マッシュアップに関するコラム連載の監修をさせていただいている mashupedia.jp の中の人からの連絡で知ったが、マッシュペディアの目玉サービスである、マッシュアップを公開できる無料ホスティングサービスが始まっている。
ホスティンサービスサービス開始のお知らせ
公開する内容や公開用のサブドメインを決めてからの登録になるので、公開場所を探しているマッシュアップや、少なくともアイデアが固まっている必要はあるだろう。
仕様をみたところ、とりあえず使えるスクリプト言語はPHPとPerlなのかな。
PHPに関していえば、PHP5.2.*やMySQL5.*が使える共有ホスティングはまだそれほど多くないと思うので、PHP5を使っていろいろ遊んでいる人にはうれしいホスティングじゃないかと思う。
[追記 2009.04.16 Mashupedia.jp閉鎖後 別業者がドメインを乗っ取ったようなのでリンクを削除しました]
big.first.name パーティー向け名前シールを作るサービス
勉強会などの集まりで、知らない人に自分の名前をちゃんと伝える方法としてのネームタグ、それを管理・作成できるのがこの big.first.name というサービスだ。
試しに作ってみた。日本語のほうは、データとしては通っているようだけれどPDF化するのはだめだった。
一枚の紙にどんな形式で何枚印刷するかとか、名前の色とかは自由にカスタマイズできる。
また、参加者リストを複数管理できるし、Upcomingsのイベント情報から参加者名を取ってきてネームタグを作る、といった他のサービスとの連携も用意されていた。
ビジネスモデルは、印刷に適したシール用紙を買えるアマゾンのページへのリンクが案内されるのでアフィリエイトかなあ。
2007年06月21日
numbr 使い捨て電話番号
via del.icio.us/popular
使い捨ての転送メールアドレスを発行するサービスはかなり多い(トップ20なんていうリストができるぐらい)が、numbr は一定時間後に無効となる電話番号をくれるというサービスだ。
と書いたところで、サービスの旧名"CraigsNumber"で既に百式で去年紹介されていたことに気づいた。
# と、ここでオフィスの火災訓練がはじまってしまったので一時中座
せっかくなので、百式の紹介記事にない情報を足すべく、もうちょっと頑張ってみよう。それには「使ってみる」ことかな。
自分用の電話番号を一つ作るには、転送したい先の(アメリカの)電話番号を指定する。
設定はこれだけ。これで仮の電話番号が決まる。デフォルトでは一日間有効のようだ(詳細設定で一時間や一週間なども選べる)
ためしに、国際電話でこの番号にかけてみた。そうすると、まず「内線番号(extension code)を入れろ」という指示が出て、その次に「相手を呼び出してるのでちょっと待て」みたいなことを言われた。
その間に、転送先に設定した方の電話経由で僕の個人の電話(というかSkype)が鳴り、「この電話を受けるなら1を押せ」と言われたので押すと、普通に二つの電話がつながった。
また、この転送番号を自分のブログなどで案内するためのウィジェットも二つ、提供される。下に貼ってみる。
こっちは画像バージョン。横に長いな。
|
Flashによるバージョンも。こちらは有効時間をカウントダウンしてくれる。明日になったら無効になった状態の表示になるんだろう。
Get your own free auto-expiring numbr
これから24時間は、この番号にかけると僕につながるので、試してみたい方はどうぞ。日本からだと国際電話になっちゃうけど。
[追記]
「実際に試す」以外に「ビジネスモデルを推測する」というのもやりたかったのだけど、このサービスをやる側のメリットは結局わからなかった。
運営にはリスクがありそうなサービスだし、一般電話にかけるわけだから電話代だってかかる。
実際に利用してみても広告メッセージが挟まったりもしてなかった。利用者を増やしたあとでの有料オプション導入かなあ。どんな有料オプションが作れるのかわからないけど。あとはプライバシーに敏感な人たちの電話番号をたくさん集める?(!)
2007年06月20日
Yahoo! Japan WEB APIコンテストの受賞者発表
先日審査会に参加させていただいた、Yahoo! Japan の WEB API コンテストの各受賞作品が発表になったのでご紹介する。
Yahoo! Japan WEB API コンテスト top ページ
多数の応募作を一通り使って評価するのはとても大変だったが、いろいろな人のそれぞれ異なる発想に触れることができたのは、とても楽しかった。
これからマッシュアップを作ってみようと思っている方にも、受賞作や参加作品のアイデアを知ることは役に立つのではないかと思う。ぜひ見てみていただければ。
[関連]
Mashupedia.jp での結果報告記事
[追記 2009.04.16 Mashupedia.jp閉鎖後 別業者がドメインを乗っ取ったようなのでリンクを削除しました]
2007年06月13日
あわせて読みたい
このブログに関してはかなりいい線いってるように思った。(このあとも入れ替わるんだろうけど、)今出てる5つはどれも読んで間違いなし。僕も読んでる。
2007年06月06日
YouTubeのサムネイルをGoogle Mapsを使って表示する
via programmableweb
Google Mapsの、より広い領域をドラッグできるUIで見せる、という仕組みに、本来の地図とまったく別の大きな画像を強引に組み合わせる手法、ってことでいいのかな。
YouTube Slideshow on Google Maps
メニューは全部英語だけど、作ってるのは日本人で(いつもブログ読んでます)、YouTubeから取られてる動画も日本語のもの。
投稿者 秋元 : 15:40 | コメント (1) | トラックバック
Amab.jp Amazonの商品だけを対象にしたSBM
via たれ込み
del.icio.usのようなソーシャルブックマークサービスを、Amazon.co.jpの商品だけに限定したサービスらしい。
何かを限定することで新しい価値や使いやすさが生まれるかも、というのも最近のネットサービスでは流行しているけど、これはどうなのかな。ちょっとわからない。
これまでのソーシャルブックマークサービスを使ったままで使えるような工夫はされているようだ。ブックマークレットでは、対象がAmazonならAmab.jpに、それ以外ならはてなdel.icio.usやブックマークなどの追加画面に遷移するようにできる。
これだと「どちらか」になるけど、複数のソーシャルブックマークに登録できてもいいのではと思った
サイトデザインとかブックマークレット、ヘルプは非常に丁寧に作られている。ヘルプページで使われている本が「PHPxWebサービスAPIコネクションズ」なのがいい(笑)。
和製twitterの新顔Wassr
via たれ込み
Wassr(ワッサー)は、twitterなどと同じ、自分のステータスを公開して友人などに知らせるサービス。昨晩公開されたようだ。
後発ということでいろいろ差別化を計ってるようだ。気がついたのは以下
- mixiのような足あと機能がある
- ToDo機能を持っている
- セカンドライフからの更新機能
あと、モバイルファクトリーがやっているので、携帯向けページも最初から存在する。たぶんユーザが後付でモバイル対応にしたりしているサービスと比べると、携帯からの使いやすさも考えられてるのではないか。携帯のほうはまだちゃんと試せていないが。
最初からブログパーツやAPIが公開されているのも、ブログを書いたり、プログラムをしたりする人を重視していると感じた。twitterやこれまでのクローンで満足いかない人たちを取り込もうという作戦かな。
2007年05月31日
Google Mashup Editor
via del.icio.us/popular
Googleのマッシュアップエディターというのが限定ユーザ向けにベータ公開されているらしい。
そんなのに招待されてはいないので、これが何かはわからない。名前から想像すると、やっぱりYahoo! Pipes対抗のサービスなのかなあ。
興味のある人は公開時に連絡くれるそうなのでメールアドレスを登録してはどうだろうか。
[追記 2007.06.01]
O'Reilly Radarで実際に動いている様子を見た人のレポートが。6行のスクリプトで住所を地図にマップするマッシュアップが作成されるデモを見たそうだ。Yahoo! PipesやPopflyに比べて、テキスト指向でエンジニア向けのサービスに見えたということらしい。
StumbleUpon→Ebay, Last.fm→CBS, Panoramio→Google,
メモ
Official StumbleUpon Blog - A big day… joining eBay
Web2.0的に集めたユーザを抱えて、大手に身売り。
[追記]
Read/Write Web経由。同日中にまだまだ買収話が出てきた。
Google buys photo sharing site Panoramio
PanoramioはFlickrのような写真共有サイト。地図とのマッシュアップができる。日本語にも対応。
Fox Interactive Media Agrees to Acquire Photobucket and Flektor, Inc.
PhotobucketはFlickrより使われている写真共有サイト。
Flektorは写真や動画のオンライン編集サービス
2007年05月29日
20年後のグーグル
via digg
鍵は~?
冷蔵庫の上に置いただろこのマヌケ!
投稿者 秋元 : 17:45 | コメント (1) | トラックバック
2007年05月25日
reCAPTCHA - キャプチャを利用した人力高性能OCR
reCAPTCHA という新サービスはすごい。その構想力には感動させられた。
念のためにCAPTCHA(キャプチャ)について説明しておくと、スパムプログラム(bot)と人間のユーザを見分けるための簡単な(しかし機械にとっては難しい)クイズのことだ。ある程度ウェブを使っている人なら、ネットサービスの登録時やコメントの書き込み時などに、読みにくく加工されたアルファベットを読まされたりした経験があるだろうと思う。
それらのサイトでは、あなたが人間にしかできないクイズを解いたのを見て、ユーザ登録やコメントの投稿を受け付けたりする仕組みになっているわけだ。文字を読む以外のCAPTCHAもあるけれど、一番多用されているのはこの手のものだろう。
文字をぐにゃりと曲げたり、色をつけて機械から読まれにくくしたりという仕組みは、プログラマーが自分で作ることもあるし、CAPTCHAの仕組み自体をネットサービスとして提供しているようなところもある。
ここまでがおさらい。
reCAPTCHAサービスの新しい点
reCAPTCHAでは、このCAPTCHA画像を生成してくれて、正解かどうかをつきあわせるサービスを提供している。しかし、ここで「よく考えたなあ」と思うのは、ユーザが解くこの大量の小さなクイズの力を、別の問題の解決「にも」使う仕組みとしたところだ。
reCAPTCHAのサービスを使って自分のブログやウェブサイトにCAPTCHAを配置すると、そこに来たユーザは、二つの単語を入力しないと目的が達成できないようになる。なぜ二つなのか、のところがこのサービスの肝だ。
reCAPTCHAのトップページに大きく出ているのは、"STOP SPAM. READ BOOKS."(スパムを無くし、本を読もう)というスローガンだ。「本を読む」?
実は、これらのCAPTCHA画像は、これまであったような、きれいなフォントから加工して作られたものではない。実在する紙の本をスキャンして、OCRで読み取ろうと試みた単語のうち、認識に失敗した単語のイメージをベースにしているのだ。
二つの単語のうちの一方は、reCAPTCHAが既に正しい読み方を知っている単語の画像だが、もう一つは、まだ読み方がわかっていない単語の画像ということになる。
出題の時点では回答者がユーザなのか、それともロボットなのかはまだわからない。しかし、知っている方の単語を正しく読めたのであれば、もう一方の入力も正解に近いのではないか、と推測することができる。reCAPTCHAはこの情報を利用して、これまで機械で読み取れなかった単語画像にある単語を正しく知ることができるようになる。(さらに、他のエンドユーザにも何度かこれを解かせることで、認識の確からしさを上げる仕組みになっているらしい)
紙の本は活字での印刷とはいえ、活字のばらつきやインクのにじみ、インクや紙の経年変化、スキャン時の紙面のゆがみなど様々な要因で、必ずしも100%OCRで認識できるわけではない。これまで、読み取れなかった単語は人が視認して訂正を入れていたのだろう。しかし、このreCAPTCHAの仕組みでは、ネットの向こうにいる多数のユーザに、ほんの少しずつ手間をかけてもらうだけで、結果的にたくさんの判別不能だった単語を拾うことにつなげられる。
ネットの向こうのたくさんのユーザを、仮想的なプログラムにしてしまう
「知ってる情報」と「知らない情報」を組み合わせて解かせることで、ネット上の数十万、数百万のユーザを、機械読み取りに失敗した単語を読む仮想的な機械にしてしまったわけだ。
もちろん、これから十分な数のエンドユーザが確保することは必要だけれども、それは結構うまくいくのかもしれない、と思った。
この仕組みは無料で使えるので、ウェブサイトやブログのオーナーには、自分でCAPTCHAシステムを用意しなくてもいい、というインセンティブがある。使ってみようというユーザはそれなりにいるだろう。
エンドユーザは、今でもいろんなところでCAPTCHAを解かされているわけで、それがこのreCAPTCHAに変わったからといって問題はない。このreCAPTCHAプロジェクトでは、過去の貴重な紙情報をデジタル化していくという使命もあるわけで、仕組みを知っているユーザにとっては、ただ面倒なことをさせられているだけではなく、文化事業にわずかではあるが貢献している、というインセンティブもでてくるかもしれない。
関係する人に誰も損をせずに、これまであった問題を解決しようとしている、という点でこのアイデアはすごいと思った次第だ。
reCAPTCHA APIとさまざまなライブラリ
実際にたくさんのエンドユーザを確保するのが大事だと思うが、そのためにもいろんな手が打たれているようだ。
Resourceのページでは、WordPressやphpBBなど、著名なブログやフォーラムのオープンソースアプリケーションのためのプラグインが提供され、PHP向けのライブラリもある。APIとして、汎用的なAPIと、メールアドレスをスパマーのロボットから隠すために機能特化したAPIの二つも提供されている。
メールアドレスを隠すのにこのreCAPTCHAを使うサンプルは、ここで試すことができる。二つ正しい単語を入れれば、隠されたメールアドレスを知ることができるようになっている。
[追記 2007.06.04] reCAPTCHA APIをyune_kotomiさんという方が日本語訳された
[追記 2007.09.17] GoogleがreCAPTCHAを買収しました
2007年05月23日
twitterでの単語登場数を比較するtweetVOLUME
via Mashable
tweetVOLUMEは、twitterで流れるメッセージを集計して、キーワードの登場回数を教えてくれるサービス。
回数に応じたサイズの四角を表示することで回数の直感的な比較をさせている。残念ながら日本語のキーワードは通らない。
2007年05月16日
広告をアートに置き換えるAddArt
via New York Times
面白いFirefoxのアドオンを作ろうとしている人たちの話がニューヨークタイムズのオンライン版に載っていた。
AddArt Extension がそれ。何をするものかというと、ページ中の広告を厳選された「アート」に置き換えるものだそうだ。
広告を単に消すアドオンはAdBlock PlusやArfcom Ad Blockerなどがある。(もちろん、プロキシーとして働くようなものも多数ある)
これらのアドオンは、広告を見たくないユーザが広告を消すために使われるが、ページの描画を早くすることにもなるので、広告があったところは単純に白くなったりするのが普通だ。AddArtでは、ここに厳選されたアート作品を表示させることになる。
Fox Newsをサンプルにしたイメージ画像では、元ページがこんなだったところを、
鷲とアメリカ国旗のアート(鷲はアメリカの国鳥)に置換している。
しかし、この拡張、提案先行型で、物はまだ開発中で公開されていない。開発資金も募金を呼びかけている段階ということらしい。AddBlock Plusの作者ともやりとりしていて、プログラムの流用ができないかも相談中ということだ。
置き換えるアプリケーション
僕は、広告ブロッカーは広告を消すものだ、としか思ってなかったので、アートに置き換える、という発想には意表をつかれた。ページ描画速度などを考えると、消してわざわざ別のものを出す意義がないと思い込んでいたようだ。
考えてみれば、Japanize やその国際版である Mylingual も、ページにあったものを他のもので置き換えることで新しい価値を生み出している。
何かを消すのが機能なら、消したところに別のものを出すのも機能だ。アートが好きな人はアートでもいいし、スケジュールやリマインダーがランダムに、あるいはこのサイトのこの広告位置にはこの情報、という風にデザインされて出たっていい。家族の写真でもいいし、自分で選んだ友達の近況みたいなものに差し替えてもいいわけだ。
また、置き換える機能(今回でいうとFirefoxのアドオンだけど、他にも実現方法はあるだろう)を配ることで、本来の広告主に代わって自分の広告や案内・主張を広めるといったプロモーションだってできるのかもしれない。
というようなことを考えたりした。
2007年05月15日
日米Web2.0対応表
via TechCrunch
TechCrunchで、Twitterのクローンがドイツで多数発生してる件に関して、米国とドイツのWeb2.0サービス対応表が作られていた。 (TechCrunch Japaneseの翻訳も出た)
出ているサービスの選択が妥当かはちょっと自信ないけど、日本版を作ってみた。
英日Web 2.0ディクショナリー | |
In the U.S. | In Japan |
Web 2.0 | ウェブにーてんぜろ |
YouTube | YouTube, ニコニコ動画 |
MySpace | ミクシィ |
Flickr | フォト蔵, livedoor PICS |
del.icio.us | はてなブックマーク |
Yelp | ぐるなび |
みんなの就職活動日記 | |
Digg | Yahoo!ニュース, newsing |
Blogger, LiveJournal | FC2ブログ, livedoorブログ, Yahoo!ブログ |
Meebo | ? |
Etsy | ? |
Cafepress | ClubT, UPSOLD |
Slide | Slide? |
Flixster | 映画生活? |
たぶん異論は出るだろう。人によってどのサービスが有力(そうに見える)かも違うだろうし。突っ込みはコメントかトラックバックでよろしく。
[2007.05.16 追記] TechCrunch Japaneseの翻訳記事へのリンク追加。CafePressの項にUPSOLDを追加。
2007年05月14日
Googleから広告を消す方法
via Digg
TECH BLOG での「グーグルのトリック5」というまとめエントリで紹介されていた5つのうち、1番目のこれは知らなかった。(むりやり5つにした感があるので、後の4つはどうでもいいと思うけど)
Googleの検索結果に、AdWordsが表示されなくなるというものだ。
http://www.google.co.jp/search?output=googleabout で開く、広告の出ないGoogle
なんか色も青じゃなくて茶色になってるし。output=googleabout というパラメータを追加すると、こうなるらしい。
例: Googleで広告を出さずに「アルファブロガー」を検索
なんのために存在するのか… 適度な広告は有用だと思うけどね。
[参考]
この output=googleabout 、日本語以外でもあまり情報ないけれど、古いのだとseopedia.orgのこの記事かなあ。2006年7月
投稿者 秋元 : 16:02 | コメント (2) | トラックバック
2007年05月13日
NASLU - YouTube, SlideShare的なソースコード共有サービス
YouTubeは動画、slideshareはプレゼンテーションのスライドを登録して集積するという以外に、ブログやMySpaceで貼らせることでどんどん広がる、というプロモーション手法を取っている。
ソースコードの動作する最小単位(snippet)を登録して集めよう、というサイトは過去にたくさんあって、どれも思ったほど流行してないんだけど、このソースコードの共有を同じようなWidget(Client Side Include)で広めようとするサービスが登場したようだ。それがNASLU。
下に貼ってみよう。(動くかな?)
タグによる分類も、最近の共有サイトを踏襲している。Hello Worldなんてタグでいろいろな言語のサンプルが集まれば、以前に人力で集められていたHello World集なんていうのも置き換えられるし、その他の課題に対する回答も同じように集めて、言語を横断して一瞥したりできるようになるかもしれない。
2007年05月09日
deskload.com デスクトップブックマーク on ブラウザ
via Digg
どう評価していいのかわからない。シンプルにする、という最近の流行にもあっているし、いろいろ技術も使っているけど。
deskload.comは、ブックマークをWindowsのデスクトップ風にページ表示するオンラインブックマークサービス。背景画像や色を変えたり、ブックマークそれぞれにアイコンをつけたりもできる。
ブラウザ上で動くAjaxデスクトップ(netvibesとかstartforceとかの)から、アプリケーション機能を抜いたもの? ブックマークの登録数が少ない人は、使うブックマークが一覧できていいのかもしれない。が、よくわからない。
2007年05月04日
マイクロソフトのヤフー買収交渉のうわさ
via New York Post
マイクロソフトとヤフーが買収や提携の相談をしている、というニュースが出た。買うとすれば5兆円、とかいう評価をする人もいるそうだ。
ニュースでは、前にも話し合いはしたことがある、と書いてあった。成立するかどうか知らないけれど、そんな相談までしないといけないぐらいに、グーグルが絶好調なのだろうなあ。
もし両者が今の状態で一つになると、検索連動広告のシェアがGoogle65%に対してMS+Yahoo!で27パーセントになるそうだ。
2007年05月03日
海外コミュニティサービス勢力地図
via Make:
英語圏のコミュニティサービスの勢力図、というのを見つけた
左上のソーシャルネット大陸、右手上のオンラインゲーム諸島、中央にある画像や音楽の勢力、中央下のWikipediaネットワークや右下のIRC圏など、ネットでのコミュニティ活動の同じものが近くに並べられて、それぞれの中ではシェアや勢いのあるものが大きく描かれている。また、異なる大陸や諸島でも、ビジネス上の提携関係やユーザの共通化が見られるようなものは、接して配置されている。
有名なものはわかるけれど、日本であまり名前が聞こえてこないものもあり、英語圏で3,4番手と考えられているサービスが何なのか、というのを知るのにも面白い地図ではないかなと思った。
ユーチューブ湾、とかWeb2.0海峡、クチコミ海峡、など海を彩る名前も面白い。
僕自身は書かないけど、誰か日本版を作ってほしいね。
2007年04月29日
statisfy.net 訪問者をリアルタイムにGoogle Mapsに表示
via digg
statistify は、あなたのサイトの訪問者のIPから、訪問者の住んでいる都市を推定し、Google Maps上でリアルタイムに表示してくれるというサービス。
希望するアカウント名とメールアドレスを登録し、指示されたJavascriptを自分のページに貼り付ければ使うことができる。
Javascriptを貼ってアクセス解析をする、という意味だとGoogle analytics等と何も変わらないし、訪問者の訪問元の国や都市もGoogle analyticsで十分解析できる。
ただ、今まさに来た訪問者をリアルタイムで表示してくれる、という単機能は、サイトのデモとしてはなかなか秀逸かもしれない。偉い人に「わが社のサイトにはこんなに世界中からアクセスがあるんですよ」と示したりとか。
最近では「中の人」なんかもそうだし、もっと機能のあるサービスで前から出来ていることの一部だけを切り出して深く追求することで、別の面白さを出すことができるということだろうか。
2007年04月27日
夏までの時間を数えるだけのネットサービス
via del.icio.us/popular
Summer Meterは、夏(6月1日から始まることになってる)までの時間をリアルタイムでカウントする、だけのサイト、というかページだ。
夏を待ち焦がれるロシアで作られたものらしい。
一切サーバサイドの処理は無し。これ表示しておくとCPUがぶんぶん回って仕事にならないけど(笑)、ちょっとしたアイデアがあれば、Javascriptだけでdel.icio.usの人気ページになれる、っていうことろがいいね。
2007年04月25日
コミュニケーションサービスの歴史
via Valleywag
ウケタ
投稿者 秋元 : 02:16 | コメント (4) | トラックバック
2007年04月23日
Googleトランジット日本版は泳げとは言わないみたい
Google Transitが日本のデータにも対応したということで、路線検索と地図案内をまとめてしてくれるようになった。
アメリカからイギリスの案内をさせると「大西洋を泳ぐ」というオプションが出るということなので、海を越える移動を指定してみたけど、日本版は真面目なようだ。元データが駅すぱあとだということなのでそこで出ないものは出ないか。
また、"London, UK"行きを指定したけどこちらは「サービスの提供範囲外です。」とつれない返事。
なんにしても、このサービス使って楽しいね。
[2007.04.24 追記]
人力検索はてなで、たいへんな回答が出るケースを募っているのを見た。これは要注目か。
投稿者 秋元 : 18:58 | コメント (1) | トラックバック
2007年04月21日
円弧の長さで時間を表すPolar Clock
Polar Clock というFlashで作られた時計、なかなかオシャレだ。
月、日、曜日、時、分、秒のそれぞれが、360度でちょうど一回りするものとして弧の長さで時間を表している。長さに応じて弧の色も少しずつ規則的に変化していく。
この手のデザインものにありがちだけど、実用的ではなさそう。でも空いてるディスプレイとかに流しておくのにはいいかもと思った。MaxOSXやWindows用に、ローカルにインストールできるバージョンも提供されている。
2007年04月20日
Digg API公開
これは予想してなかった。DiggのAPIが公開された。Digg自身のブログでアナウンスされている。
APIはRESTfulで、レスポンスのフォーマットとしてXML, JSON, JavascriptとシリアライズドPHPが選べる。PEARスタイルのPHPライブラリも同時に公開されているので、PHPの人はフォーマット気にしなくてもすぐ使えそうだけど。
あと、Flashアプリケーションツールキット、なるものも提供開始されていて、Google Codeで公開されている。こっちは良く見てないけどDigg APIに対応したActionScript2.0のクラス群ということだ。
英語圏のニュースをAPIで取ってもいいネタが出るかなあ、と日本では思うかもしれない。
でも、同時にこのAPIとFlashツールキットを使ったコンテストもおこなわれるそうなので、Flash技術に自信がある人は、このコンテストは面白いんじゃないかと思う。これで入賞でもすれば、なんといってもDiggだから一気に英語圏で名前が売れることは間違いない。(リンク先には賞品一覧の写真とかもある)
PHPからの呼び出しについては、PEARスタイルライブラリのページにある説明の通りですぐ使えるけど、いちおう試した結果を書くと、pearコマンドが使えるようになってれば、
$ pear install http://digg.com/tools/Services_Digg-0.0.1.tgz
でライブラリがインストールされて、以下のような呼び出しで、最新30記事のタイトルを取得し、中に"pic"(写真・絵)と入ってれば強調して表示する、なんてのが書ける。
require_once 'Services/Digg.php'; $api = Services_Digg::factory('Stories'); $stories = $api->getAll(array('count' => 30)); echo '<ul>'; foreach ($stories as $story) { echo '<li>'; $isPicIncluded = stristr($story->title, 'pic'); if ($isPicIncluded) { echo '<strong>'; } echo $story->title; if ($isPicIncluded) { echo '</strong>'; } echo '</li>'; } echo '</ul>';
上のコードはエラー処理してないけど、まあ簡単だ。
面白い写真だけで構成された人気エントリとかだと英語読まなくてもわかるので、こんな風に抽出した記事だけ見てブログのネタにするとかもいいかもしれないね。
mySay 音声版twitter
via Mashable
テキストの代わりに音声メッセージを公開する以外はtwitterと同じ
音声メッセージは、サポートしてる5国(日本は入ってない)であれば電話から吹き込むことも可能。指定の番号にかけて、初回だけウェブで教えられた4桁の暗証番号を入れればいい。
自分の音声メッセージはCSIとして自分のブログに貼り付けたりできるので、mySayの方式が楽な人であれば、自サイトに音声での告知などを追加するのに使えるのかもしれない。
アカウント名は5文字以上、といわれてしまったのでakkyではなくakimotoで取ってみた。
電話からの録音インタフェースはいいけど、サイトからも録音できるようにしたほうが広まるんじゃないかと思った。あと、最初から携帯向けにサービスしたほうがいいような。
2007年04月13日
Google Mapsの建物が3D化した
via mashable
Google Mapsで詳細レベルの表示にしたとき、Google Earthで見せているようなビルの高さや形を反映した表示がされるようになったようだ。
プルデンシャルタワー
エンパイアステートビル
Google Maps APIを使ったページは、まだこの表示形式に切り替わっていないようだ。
mashableによれば、この3D化は米国と日本の約35都市について実施されたそうな。
[追記] Modern Syntaxで既にお昼に紹介されてた。ソースも同じ。
2007年04月11日
Flashによる住宅ローンシミュレーター
via digg
ニューヨークタイムズの出したFlashによる住宅ローンシミュレータがdiggで評判になっている。
持ち家と賃貸とどっちが得かというおなじみの問題を自分で調べられるようになっているものだ。
日本でも銀行や不動産仲介のウェブサイトに簡単なJavascriptの計算機が置いてあることは多いけど、このニューヨークタイムズのはかなりよくできているなと思った。不動産価格と賃料の変動予測をスライダーで変えるとリアルタイムにグラフが変動し、買ったことの得が得られる時期にいつ転換するかが簡単にわかる。
$のところを無視して全部円で入れれば、日本円で予想を立てることもできそうだ。家賃の上限が10万ドルなので4桁取って「万円」で入れないとだめかもしれないけど。また、右側の Renting | Buying | General タブで、維持費や仲介手数料、税金なども日本風に会わせて設定しないとだめだ。
日本のやつも、これぐらいよくできてるといいんだけど。とはいえ知らないだけであるかもしれない。もしあったらコメント欄で教えていただければ幸い。
2007年04月10日
x86アセンブラ on ブラウザ
via Ajaxian
JSASM は、ブラウザで動くJavascript製の x86 アセンブラだ。
これで、出先のネットカフェで突然x86のハンドアセンブルが必要になっても安心だ。
さようなら、twitter。こんにちは、DooViiChat
実は僕はtwitterも友人追加に応じるばかりで使ってない(たぶんまめさが足りないんだろう)ので、「さようなら」もないけど。
仕組みは(ユーザがすごく増えないかぎり)簡単そうなのですぐ出てくるとは思ったけど、日本での一番手はここだろうか。
DooViiChat(ドゥービーチャット) by アクセラートジャパン
まだまだ開発中のようで不安定なところやこなれてないところもあるけど、日本語な分だけより普通の人を巻き込めそうな予感はする。
twitterとユーザーベース分断しなくてもtwitterが国際化すれば済む話だけど、たぶんtwitterの中の人もそれどころじゃないんだろう。
投稿者 秋元 : 12:26 | コメント (4) | トラックバック
APIとマッシュアップの日本語情報サイトmashupedia.jpオープン
mashupedia.jp という新サイトが公開された。
APIとマッシュアップに関する情報を日本語で登録・検索できるマッシュアップ情報サイトだ。議論のためのフォーラムもあるし、まだ準備中ということだが実際にマッシュアップしたWebアプリケーションを公開できる開発者向けの無料ホスティングも提供される予定だ。
この手のウェブサイトとしてはprogrammablewebが有名だが、全部英語であることや、日本のAPI/マッシュアップの登録がほとんどないことが日本の利用者には困ったところだったろう。自分の作ったAPIやネットサービスを日本語で紹介するための場として、世の中のAPIやマッシュアップ事例を知る場としても、役に立つ場となってくれることを期待している。
APIやマッシュアップ開発に関する連載記事も複数始まっていて、僕もマッシュアップ事例を紹介するコラム記事の監修をさせていただくことになった。
秋元@今週の注目サービス 第1回 vol. 1 Yahoo! Mail Web Services等
執筆はオープンソースアプリケーションの検証や紹介を精力的にされているMoongiftの中津川さん。二人のコンビで紹介したマッシュアップ事例から、新しいネットサービスの着想を得ていただけるようなことがあればとても嬉しい。
[追記 2009.04.16 Mashupedia.jp閉鎖後 別業者がドメインを乗っ取ったようなのでリンクを削除しました]
2007年04月07日
jott - 電話でToDo。電話からメール
GOOG-411とほぼ同時に、また別の電話とネットをつなぐ無料サービスが登場したというのは興味深い。
jottでは、入力側を電話からの音声、出力をウェブやメールにしたサービスを提供している。
Flashのデモがわかりやすい。(音が出る)
- 自分自身に対してToDo項目を話すと、音声認識されたテキストが自分のインボックスに届く
- 登録したグループに対して話すと、テキスト化して全員にメールしてくれる
- 一対一で音声→メール変換
コンタクトリストは、既存のメールサービスやメールクライアントから読み込むことができるので、移行も楽そうだ。
登録は、メールアドレスによる確認と、指定された番号へかけての発信者番号の確認で行われる。こちらも、Skypeで試そうとしたのだけれどこちらの番号を認識してくれなかったので、実際の音声認識部分は試せなかった。
自分や相手の置かれた状況によって、電話がいい場合とメールがいい場合はあると思う。このサービスでは、自分にとっては電話がいい(電話のほうが入力が楽、とか)が受け手は電話では困る(手が離せない、すぐに伝える必要はない)というような状況をうまく解決してくれるサービスといえるかもしれない。
もちろん、電話機やキャリアの留守番電話でもある程度はカバーできるので、さらに価値をつけるために、テキスト化した上でのグループ同報など、受け手側がメールでないとできない機能をつけてるのだろう。
Googleの電話検索Google Voice Local Searchが登場
Google Labsから音声ローカルサーチがベータ公開された。(ロゴ上では「GOOG-411」という名称)
Googleの持つToll Free(日本でいうところの「フリーダイヤル」)番号 1-800-466-4411 にかけて、自動応答に対して
- 地名(Union Square, San Franciso)か郵便番号(94104)
- 店名(CompUSA)やカテゴリ(コンピュータショップ)
を伝えると、検索結果を声で返してくれるという。
さっそく実験を、とSkypeでかけようとしたのだけど、つながらない。SkypeでもToll Freeにはかけられたはずだが、発信者番号でチェックされてるのかもしれない。
複数の検索結果をどうやって聞いていくか、もっと知りたいときや検索をやりなおすときなどの音声コマンドについては、Cheat Sheetページで紹介されている。
アメリカでは音声認識による自動応答がそこそこ普及しているし、検索も電話だけでできるようになるとすれば、ヘビーなネットユーザ以外は電話での音声検索しか使わなくなったりするのかもしれないなあ、と思った。
2007年04月06日
Wikisky 星空と星座のGoogle Maps
実現方法としてGoogle Mapsみたいな、というのが一番しっくりくるので。
WIKISKYは、星座をGoogle Maps的インタフェースで見せるサービス。
右上のプルダウンで日本語を選ぶと、ちゃんと星座名が日本語表示されるところもすごい。
上部メニューの"ASTRO PHOTO"からいける、天文写真を天球図上にマップしたページもよい
APIも公開されていて、教育用や非商用は無料で使えるということだ。
で、貼ってみたCSIがこれ。自分のブログに貼れるのはいいねー。
twitterのエラーページ
カジュアルなプレゼンス共有サービスとして一部で盛り上がってるtwitter.com。 (解説は百式とか)
orkutやGREEやmixiが出たころのようなイメージで、頻繁にいろんな人から友達に追加されたというメールが届く。
他人のtwitterは、
http://twitter.com/アカウント名
で見ることができる。
適当にURLを入れて知り合いを探そうとしたら、見つからないときに出てくるエラーページに笑ってしまった。
2007年03月26日
DOS on Javaアプレット - JPC
via del.icio.us/popular
JPCは、Java Applet上で動くx86 PC エミュレータだ。
デモ(Java アプレットが起動する)では、実際にブラウザ上でDOSを触ることができる。
この環境ではDOSやWindows95のバイナリがそのまま動くということなので、ひょっとすると昔のアプリケーションを使い続けるためだけに古いPCを維持しているような職場で、実際のハードウェアをこちらに移行し、サーバで管理したりできるのかもしれない。
このプロジェクト、今はまだクローズドで、入手については個別に連絡してくれということらしい。オープンソース化なども検討中ということ。
2007年03月12日
楽器を置くだけの音楽演奏flash
こういうの好きだなあ
KICK, BASS, SNARE, HIHAT, LEADの5つの要素を円の中に配置すると、それぞれの音が鳴る。中央の方に寄せるほど音が大きくなるようだ。
円のどの方向に置くかでサイクルが変わるのかと思ったけど、そんなたいへんなことはしてなくて、方角はただ見栄えが変わるだけみたい。
[関連]
2007年03月10日
Imagini friends 写真による性格判断共有サイト
あたらしくベータとして公開されたImagini friendsのサイトに行くと、文章と15個並んだ写真が表示される。
文章は「あなたが思う芸術とは?」「音楽」「楽しみ」「絶景」「自由」「愛」「キモチワルイもの」「したいこと」「余暇の楽しみ」「休暇」「悪癖」「寝室」「飲み物」に関するもので、それぞれの文章から受けるイメージに一番近い写真をクリックして回答する。
全部回答すると、年齢・性別・国を選び、最後に評価ページが表示される。
「ムード」「楽しみ」「習慣」「愛」のそれぞれについて、あなたがどのような人なのか、というのを判定してくれる。また、自分の選んだ写真を選んだ人がどれぐらいいたか、もわかるようになっている。
ユーザ登録すると、他のメンバーの選択結果を見たり、自分と嗜好が似ている人に連絡を取ったりもできる。テイストをベースにしたソーシャルサイトといえるかもしれない。
自分の選んだ写真をウィジェットとして貼ることもできる。
ユーザを楽しませながらも、ユーザの嗜好を大量に集めることができるわけで、アンケートの形として秀逸かもしれない、と思った。
2007年03月08日
Google Mapsで限界を越えて衛星写真を拡大する方法
[追記] idea*ideaさんで今朝すでに解説されてました。
もっと細かく表示できるんだったら隠さなくてもいいじゃないか、と思ったが、実はこれ、ごくごく特定のエリアだけ可能なワザのようだ。Google Blogscopedで紹介されていた手順は以下の通り。
- 表示を「地図」から「衛星」に切り替える
- 最大まで拡大したら、「このページへのリンク」をクリック
- アドレスバーのURLのうち"z"のパラメータの値(19になってる)を、20, 21とあげていく。
そうすると、こんなページのリンクを得ることができる。
なぜこれほどまでに鮮明な写真が見られるのかは、地図をこのラクダや牛の群れから少しでもずらしてみるとわかる。小さな四角い写真が、この地点だけに特別に用意されているのだ。
他にもこういう地点はいくつかあるようだ。
なぜそんな写真があるかについても、リンク先のコメントで説明されていた。Google Earth用に、ナショナル・ジオグラフィック社が空撮写真など興味深い写真を提供しており、それがある場所でだけ、この裏ワザが使える、ということのようだ。
なので、ランダムな場所を選んで上記の「zパラメータを大きくする」をしても、ほとんどの場合写真は存在しない。(Google Earthで特別なレイヤーが用意されているものを探すのが一番手っ取りばやいのかも)
とはいっても、いま赤坂でやってみたらz=19を越えてz=20レベルが表示できた。どうしてももっと細かい写真が見たい、というときは思い出してやってみてもいいのかもしれない。
2007年02月28日
アラビアのDigg
アラビア語のDiggクローンサービスがあった。
右から左に書かれたテキストと、ウルトラサインのような文字が、見慣れたDigg風のインタフェースに載っているところが面白い。
ソースを見ると、HTMLでもCSSでもrtl(Right to Left)指定がいっぱい入り込んで大変そうだ。
僕も、右から書く言語(アラビア語、ヘブライ語、ペルシア語とか)へのローカライズという仕事はやったことがないので(左から右はいろいろやった)よくわからないけど、アラビア文字の部分は普通に書いても右から左に表記されるらしい。だったらrtl指定はなくてもいいんじゃないか、と思うけど、数字(アラビア数字なのに!)とか英単語の部分は左から右表示になるとか、それらの混在とかもあるからなのかも。
左から右の言語の文字でも、スタイルの指定によっては無理矢理逆方向にできる。
試しに、右から左へ受け流してみる
どんなことが話題になってるか調べてみようと思ったら、いつも使ってるBabelfishはアラビア語に対応していなかった。
グーグル翻訳はベータながらアラビア語という選択肢があったので、Google Translationで英語にしてみるとこんな風に。
ざっとタイトルをみただけだが、Diggでも話題になっているようなサイトが同じように話題になっていたりする一方で、アラビア語圏でのみ話題になっているニュースなどもあるようだ。
アラビア語 ⇒ 英語 ⇒ 日本語と2回Google Translationをかけたら日本語で読めるか、と思ったら、Google Translationに弾かれてしまった。
2007年02月23日
Yahoo UIライブラリの各ファイルがYahooから直接ホストされるように
via Yahoo! User Interface Blog
Ajaxパーツやページデザイン/レイアウト支援のYahoo! UI ライブラリの各ファイルが、Yahooのサーバから直接提供されるようになったという発表があった。(←リンク先には各ファイルのURLも載っている)
YUIに含まれるCSS, Javascript, 画像ファイルについて、直接 yahooapi.com サーバにあるものを指して使っていいということ。(従来通り、ダウンロードしてローカルのサーバに置くことももちろん可能)
つまり、YUIのファイルを改変したりせずそのまま使ったネットサービスを作った場合、これらのファイルを自分のサーバでホストしなくていい、ということになる。
yahooapi.com にはYahooの分散システムが適用されているので、ファイルの取得はネットワーク的に近いサーバから行なわれるということだ。自前でakamaiのような技術を導入しなくても、YUIの中のCSSやjsに関しては、遠地のクライアントでもそこそこの時間で読めるようにしてくれるということだろう。
また、同じバージョン・同じURLのYUIファイルを使ったサービスが他にもあるだろうから、ユーザ側のキャッシュに既にそれらのファイルが存在している、という可能性もありそう。
自分のサーバへのアクセス者は、yahooapi.com のサーバへもファイルを取りに行くことになるので、それがまずいような場合はダウンロード版を使う必要があるだろう。
他のAjaxライブラリ提供者達が簡単にはマネができない、しかしパフォーマンスに良い影響を与えそうな面白いところを突いてきてる、と思った。
[関連]
2007年02月22日
Google Appsに企業向け有償版が登場
via Read/WriteWeb, Google Operating System
これまでのGoogle Apps for domain と言われていた、自分のドメインでGMailなどGoogleのアプリケーションを使えるサービスはスタンダード(Standard Edition)、今回追加された有償版がプレミア(Premium Edition)となるようだ。機能比較表はこちら。
比較表によると、一ユーザあたり年間50ドルでフリー版から得られるのは、
- Gメールの稼働率99.9%保証
- Gメールのメールボックス容量10Gbytes(フリー版は2Gbytes)
- メールに出る広告を(消したければ)消せる
- カレンダーの共有 (?)
- シングルサインオン・ユーザ管理・メールゲイトウェイAPI
- (限定的ながら)メール移行ツール提供
- 24時間電話サポート
- サードパーティー・アプリケーション
サードパーティー・アプリケーションか…なんか出るのかな。おおっぴらに募集や開発は呼びかけてないと思うので、協力企業が何か作ってるという感じなのだろうか。
プレミアについては英語版メニューしか見えてない。4月いっぱいまで無料で利用できるということだ。
無料サービスで様子を見て、企業からサブスクリプションで収益を上げるサービスが始まったんだなあ。Zimbra/feedpath Zebraの説明会でもGoogle Appsが競合と言ってたが。
投稿者 秋元 : 18:52 | コメント (2) | トラックバック
2007年02月17日
アレクサ(Alexa)の新機能: Reachの変更、国別アクセス元と国別アクセスランキング
ウェブサイト(ドメイン)のアクセス数を推計するアレクサ(Alexa Internet)の提示する情報にいくつか追加と変更が行われたようなのでレポートする。
一つめは、Reachの変更。これまで、百万ユーザあたりの訪問ユーザ数、という単位で表示されていたが、今回の変更で、すべてのインターネットユーザ数に対するパーセント表示となった。
百万ユーザあたり、というのがわかりにくく、いろいろな間違った読み方を誘発していたように思うので、これはわかりやすくなったかと思う。もっとも、全インターネットユーザ、なる数が正確にわからないように思うけど。自分の入手できたネットの総人口に、このパーセントをかけて使え、ということなのだろう。
もう一つは、アクセス元の国・地域による統計。そのドメインへのアクセスが、どの国・地域からのものなのか、がわかるようになった。上のサイボウズの例だと、93.8%が日本からのアクセスだが、なんと台湾からのアクセスが4.8%もあることがわかる。(台湾からそんなにアクセスされる理由は思い当たらないけど)
そして、国別では上位100位のランキングしか表示されていなかった、そのドメインの国ごとのアクセス順位も、表示されるようになった。
先月、PHPマッシュアップ本のサンプルとして日本のアクセス数を500位まで表示できるランキングを公開したけど、500位圏外のサイトも、これで自サイトの日本での順位はわかるようになったわけだ。また、あまりないかもしれないけど、国外へ向けて主にサービスしているようなサイトだったら、どの国からのアクセスが多いかということも調べられるだろう。
以下いくつかサンプルを。
YouTubeのアメリカからのアクセスはたったの17.8%、ブラジルが7%、日本が4.7%と、世界中に利用者が散らばっている。
ミクシィ利用者の20人に1人は海外からのアクセス。アメリカから1.8%、中国から0.8%。
楽天には台湾や香港からそれぞれ全体の1%超のアクセスがある。
2ちゃんねるは台湾・香港より中国・アメリカのほうがアクセスが多い。 はてなも似た傾向。
どれを見ても、9割以上は日本国内からのアクセスのようなので、そういう場合は想定ユーザを考慮してサイトやサービスを作る際に、それほどこれらの統計は影響しないかもしれない。まあ、国内にしか発送しないようなオンラインショップだったら、日本90%のサイトより日本99%のサイトに広告を出した方がロスが少ないとか。そんな程度か。
ということで、独自ドメインを運用していて、日本での順位などをチェックしたい人はAlexaのTraffic Rankingsでドメイン名を入れてみると面白いかと思う。
[関連]
2007年02月16日
新着ブログの画像だけをひたすら表示し続けるサービス
RSSリーダーBloglines.comが、ユーザの購読しているフィードから画像を取り出して表示する、というだけのページを公開している。
Image Wall というこのページ、まずアクセスすると、「ランダムに画像が流れるので、不快なものも混じるかもしれないよ」という確認画面が出たあと、20枚程度のサムネイルが表示され、一枚ずつ他の画像に切り替わっていく。
マウスオーバーすると少し大きめの画像がポップアップ表示され、クリックするとBloglinesのキャッシュしているそのエントリのフィードが表示される。
なんとなく表示しておいてボーっと見る、ような用途だろうか。もう少し面白いものだけ表示されるともっといいけど、なにが「面白い」か抽出するところは別の仕掛けが必要だろう。
RSSを大量に取得しているようなサービスであれば、他のサービスでもこの手のページは簡単に作れそうだ。
[参考]
帰納法障碍 Bloglines にまた謎の新機能 "Image Wall"
2007年02月06日
imified メッセンジャーxマッシュアップサービス
新しく公開されたimifiedは、メッセンジャーと各種ネットサービスをつなげて、メッセンジャーをネットサービスの通知アプリとして使えるようにしたサービス。
別の言い方だと、ネットサービスの更新を巡回してくれるbotの無料ASPかな。
メッセンジャー側は以下に対応している。
- AOL
- Yahoo(ただし米国のYahoo)
- MSN/Windows Messenger(こちらは日本も共通)
- Google Talk/Jabber
個人的にはSkype Chatが無いのが残念。
ネットサービス側は、まずは以下のサービスが対応
- 30 boxes
- Backpack
- Basecamp
- Blogger
- Google Calendar
- Movable Type
- Remember the Milk
- Typepad
- WordPress
- imified自身のnotes(メモ)
- imified自身のリマインダー
- imified自身のToDo
カレンダーやToDoなどのサービスについては、通知の有無をimifiedが見に行って、チャットで教えてくれるようになる。ブログサービスが多いが、これもコメントやトラックバックなどを通知してくれるのだろう。
メッセンジャーとブラウザを組み合わせて使うサービス、ということで、通常のブラウザで完結するサービスとは違った工夫が見られるようだ。
まず、登録はimifiedの登録用アカウントにメッセージを送ることで行なう。4つのサービスでのアカウント名はトップページに表示されている。
自分が使っているメッセンジャーに対応するアカウントにメッセージを送り、相手を自分のコンタクトに追加すると、相手とのチャットがコマンド実行や通知用の画面になる。次の画面は、Windows Live Messengerでメニューを表示したところ
imifiedが提供する3つのサービスは、既に登録済になっていて、この画面だと1, 2, 3をチャットで送ると、ToDoの追加や閲覧がメッセンジャー上でできるようになる。
"My Account"を選ぶと、URLがいくつか出てくる。URLに飛ぶと、その他のネットサービスとimifiedをつなげるための設定ページに行くことができる。リンクは以下のような感じ。ユーザ毎、時間ごとに設定画面用のURLを生成しているのだろう。
Add/Edit Services https://www.imified.com/settings/imauth.cfm?key=123456-7890-1234-567890§ion=services
後は、飛んだ先のウェブページから、連携のできる各サービスを選択し、連携のための設定をすればいい。
設定では、連携のための識別名をつけるほかに、ユーザ名やパスワードなどを入力したり、フィードのアドレスを入力させられる。
いくつかのサービスでは、imifiedにそのサービスのパスワードを教えなければならない。これはちょっと気持ち悪いので試してないが。imifiedが完全に信頼できると思った人はこれも使えるだろう。
Remember the Milkについては、認証APIを使って、RtMの認証ページに飛ばされ、そのあとimifiedとRtMの自分のアカウントを接続させることができた。これで、Windows Live メッセンジャーからRtMのToDoを一覧できる…はずだったのだが、残念ながら日本語の項目が化けてしまった。
ブラウザベースのサービス・アプリケーションでは、更新のリアルタイム通知やブラウザを閉じている時の通知がしにくいため、リマインダー・ノーティファイアのためにクライアントアプリケーションを別途配布したりすることが多い。
しかし、それぞれ異なるWebアプリケーションのためにどんどんクライアントアプリケーションをインストールしていくというのは手間もリソースもかかる。
imifiedのように、これまで使っていてすでにそこにあるメッセンジャーを流用して通知を受け取ることができるのが嬉しい人は多いだろうし、メジャーなメッセンジャープロトコルにひと通り対応してしまえば、あとはそれらのプロトコルを理解できるクライアントをユーザに用意してもらうことで、PDAやケータイでも通知が受けられるようになるだろう。
2007年02月04日
人命救助2.0
サンフランシスコ沖でボートと共に消息を絶って4日になる計算機科学者ジム・グレイ(Jim Gray)の捜索に関して、シリコンバレーを中心とした多数のIT企業の社員によるネット上の救助活動が行われている。
衛星から撮影した海上の画像をサーバ上に用意し、手分けしてボートの場所を見つけようというものだ。Google Mapsなどで表示される衛星画像は必ずしも最新のものではないため、NASAなどから行方不明後の最新衛星画像データを随時受け取っているらしい。
手分けの方法は、簡単な、しかしプログラムでは処理が難しい問題を人間にさせるAmazon Mechanical Turk(アマゾン・メカニカル・ターク)が利用されている。通常、数セントの報酬で写真の判定などをおこなわっせるMechanical Turkだが、今回の件は報酬0のボランティアで参加者を募っている。
僕もMechanical Turkに行って、表示された5枚のイメージに船影らしいものが写っているかを判定してみた。しかし、ジム・グレイのボートのサイズは10ドットx4ドットのサイズほどとされており、波が作った模様なのかボートなのかを判断するのは非常に困難に思える。走行中であれば大きな波紋が出るだろうが、波に流されているだけの可能性は高いだろうし。
正直、大量の画像から特徴を抽出することに、人力を使うのが適しているかどうかは疑問が残る。むしろスクリプトで処理するほうがいい問題のようにも思うけれど。
しかし、NASA, デジタルグローブ、マイクロソフト、グーグル、オラクル、アマゾン等々の関係者が企業の壁を越えて協力していることや、過去には考えられなかった方法で海難救助が行われているという点で注目ではある。
時間と興味のある方は、Amazon.comアカウントとMechanical Turkのアカウントを取ってこちらを見てみていただければと思う。
2007年01月30日
世界の経済活動を3DにしたFlash地球儀
via digg
視覚化(Visualization)の面白さだねえ。
基データはイェール大学のG-Econプロジェクトの成果物らしい。GDPを基に、緯度1度、経度1度の範囲をセル(cell)としたGCP(Gross Cell Product)というのを考えて、セルあたりのGDPを(どうやったのかわからないけど)求めている。
G-Econプロジェクトのサイトでは、世界各国のデータが公開されている。それぞれ国ごとにも可視化されていて、日本のデータを使ったものがこれ。
ベトナムとか
旅行や出張で全然知らない国に行ったりするときに、どのへんが栄えてるのかわかっていいかもしれない。
2007年01月20日
Google AdSense規約改訂に関する続報
Google AdSenseの規約がさらに窮屈にで紹介したブログJensenseで情報のアップデートがされた。
Google AdSenseチームへ問い合わせて、今回の新ルールからはっきり読み取れなかったところを確認したということ。
それによれば、AdSenseに類似のデザインで別会社の広告を併用することが禁止されたのは確かだが、過去にあった「他社のコンテクチュアル広告を並べてはいけない」というルールについては、逆に無くなり、違反ではなくなった、という確認がされている。
# 有名とはいえ一ブロガーのブログエントリだし、AdSenseをビジネスの糧にしているような人はご自分で確認をされたし
日本ではAdSenseが圧倒的だと思うが、ブレイナーなど他のコンテキストマッチ広告や、いずれ上陸するかもしれないYahoo!のYPN(といっても、現時点ではYPNの規約の方にAdSenseとの共存を禁ずる規約があるらしい)やマイクロソフトのAdCenterを併用してもよくなった点は、初報で報じたような窮屈さだけの改訂ではないのかもしれない。
「似ているデザインの広告」の判断がGoogle側内部にある点で、依然リスクはあると思うが、まあこれは実際の運用でどんな他社広告が「似ている」とされていくかを観測する必要があるだろう。
2007年01月18日
Google AdSenseの規約がさらに窮屈に
Google AdSenseの表示に関するルールがさらに厳しく改訂されたようだ。英語の方の規約変更の指摘記事が出てて気づいた。たしかに「2007年1月更新」となっている。
一番大きなのは、このヘルプの最後にある「競合する広告とサービス」だろう。引用する。
ユーザーの混乱を回避するため、Google の広告または検索ボックスと同じレイアウトや色を使用している広告やサービスが表示されるウェブサイトでは、Google の広告または検索ボックスを表示できません。サイトで広告を直接販売している場合でも、お客様の責任のもとでこれらの広告が Google 広告を模倣したものとならないよう注意してください。
これまで、「Google AdSenseを置くなら、他社のコンテキストマッチ広告は置いちゃだめだよ」というルールがあった。しかし、コンテキストマッチじゃない普通の広告については特に規制されてなかったので、アドセンスと他のアフィリエイト広告などを並べて出している人は多かったと思う。
そのときに、他社のアフィリエイトの広告も、AdSense風に表示してるというのも見かけるけど、今回はこれがダメになりそうだ。
サイト(ここ注意: ページじゃなくサイト)でAdSenseと同じデザインの広告を置いちゃいけない、ということは、ひょっとすると代替広告のデザインにもかかってくるんだろうか。代替広告をAdSenseと同じデザインにする、なんていうのはページデザイン上もやりそうなんだけど、こっちのページでAdSense、あっちのページで代替広告が表示されたときに、サイト内ではGoogle広告の模倣扱いとなってしまう気がする。
リンク先のブログでは、AdSenseとYahoo! Publisher Network(米Yahooのコンテキストマッチ広告。日本未上陸)を半分ずつランダムで表示してパフォーマンスを見るような使い方もひっかかるのでは、という見解が示されている。
AdSenseとその他の広告の両方を扱っているサイトのオーナーは、早めにチェックして必要なら見直したほうがいいかもしれない。
[追記] 続報では、他社コンテキストマッチ広告についてはむしろ寛容になった、との情報が出ている。
2007年01月15日
Google Earthで軌道エレベータ
via digg
壮大な構想か机上の空論か、軌道エレベータ。もし実現できるなら、宇宙へ重いものを運ぶのにこれほど低コストな方法は無いという。
Google Earthでユーザの建造物が表示できることから、軌道エレベータのモデルを作った人が現れた。
Google Earthで表示 (Google Earth のインストールが必要)
Google Mapsで表示 (表示させるデータの量が多すぎるとかで、現在エラーになってしまう)
# 「まっすぐ天へ」再開しないかなあ…
2007年01月12日
もしGoogleがYahoo!みたいなページを作ったら?
via digg
Yahoo!といっても米国のほうね。昔のYahoo.comを継承してる感じのあるYahoo! Japanのデザインとはかなりかけはなれている。
これは手で作ったものらしいけど、Googleのパーソナライズドページでがんばって、それなりに似せたものを作れたりしないのかな。デザイン上の制約は大きいとは思うけど。
[関連]
2007年01月10日
よくある英語のソーシャルコメント・ジェネレータ
via digg
アメリカのソーシャルニュース最大手diggでは、投稿された各ニュースに対して面白さを評価する(digg)だけではなく、それぞれのユーザがコメントを残せるようになっている。
今回、過去の125万個にものぼるコメントを統計して、「よくあるコメント」のランキングを抽出した人がでてきた。
この、よくあるコメントの一覧は、「英語で」「端的に」「意思を表示する」ための単語&フレーズの集大成、と言えるかもしれない。
ランキングの1位「duggmirror.com」は、diggに載ったことでアクセス集中して落ちたときに良く使われるミラーサイトなので置いておくとして、2位からは「...」「lol(大笑い)」「bury(まあまあ、おちつけ)」「cool(いかす)」「oops(おっと)」「nice(いいね)」「lame(ださい)」などと続く。
よくあるコメントデータを使って、よくあるコメントを生成してくれるジェネレータも公開されている。ボタンを押すたびに、何か適当なあいづちや感想を返してくれる。
日本語でも一般会話とネットでの書き込みが違うように、日常会話で良く使われるものとは異なるけれど、ネット掲示板、メール、チャットなどで英語圏の人とやりとりするときに知っているといいフレーズかもしれない。
2007年01月07日
Webページ中の特定箇所を強調して伝えるcitebite
via del.icio.us/popular
citebite.comは、指定したURLとフレーズを基に、そのURLのフレーズを強調するページを作成してくれるサービス。
日本語のフレーズは、残念ながらエラーチェックで弾かれてしまうようだ。サイボウズ・ラボのリクルートページで英単語を強調してみるとこんなふうになる。
非常に単純な機能だけど、ページだけを示すのではなく、ページのコンテンツのココを見てほしい、と伝えるときには便利かもしれない。紹介されたURLがオリジナルのページでは無くcitebiteに属するURLになる点に注意は必要だが。
2007年01月05日
Amazonによる有料Q&Aサービスnownowがベータ開始
Google Answersの撤退も記憶に新しい中、あたらしい有料のQ&AサービスnownowがAmazonによって開始された。
携帯電話からメールでnownowに質問を投げることで、24時間以内に「人力による」回答を3件まで、メールで返送してくるらしい。一件あたりの質問料金は、25セント(30円ぐらい)に収まることを予想しているということ。
回答は人手で行なわれて、この回答者というのはGoogle Answersで用意されていた回答のプロではなく、Amazon Mechanical Turk経由で集められた他ユーザということだ。(Mechanical Turkに登録して、nownowから来た質問を探して回答できるということだ。こちらは招待制じゃない)
回答には、回答の根拠となるURLがつけられるようだ。回答の質についても質問者が査定することができて、良い回答をしたものがより報われる仕組みらしい。
現在、招待制によるベータが行なわれていて、招待されればベータ期間中は無料で質問できるらしいのだけれど。トップページから質問を書いてみたら、Amazonのログインページに飛ばされたので、Amazonのアカウントで課金されるのだろう。(Amazonアカウントでログインしたが、招待者のメールアドレスを入れろと言われてしまい、質問は受理されなかった)
携帯からメールで使われることを想定して作られたらしいが、PCからでも、nownowのサイト上のフォームから質問をすることはできる。
最近の質問の3つ目に新しいものの日付が一年前になっていることから、本当にベータ運用が始まったばかりのようだ。
少額の報酬で運営されるQ&Aサイト、ということで、人力検索はてな、に非常に近いように思える。いきなり携帯+メールから来たのは、PCの前に座っているときよりも外出時の方が、こういった人力によるQ&Aの需要があると考えているからかもしれない。
それと、今はテキストメールベースでも、音声で尋ねて音声で解答というインタフェースも将来取れそうだし、十分な質の良い回答者が集められれば、面白いサービスとなりそうだ。
投稿者 秋元 : 12:06 | コメント (2) | トラックバック
2006年12月27日
キャンバスに描く音楽
Visual AcousticsというFlashでは、画面上の四角の上でマウスを走らせることによって、いくつもの楽器(の音)を鳴らし、リアルタイムな演奏を行なうことができる。
マウスの位置によって、どの楽器がどの音階で鳴るかが決まっている。それぞれの楽器の鳴るタイミングの遅れ(delay)は設定できて、これによって単純に動かしたときにすべての楽器が一斉に鳴らないようになっているみたいだ。
右側には4つのプリセットがあるので、一つ一つの楽器を設定するのが面倒ならば、それを使って試すこともできる。
2006年12月18日
Wikipedia英語版は万引きガイド?
via digg
Wikipedia英語版に載っている万引き(ショップリフティング, shoplifting)の項目が、ありとあらゆる万引きのやり方解説のオンパレードになっている、という話。
3章で、29個の「よくある万引き方法」というのが紹介されているのに対して、4章で書かれている「万引き対策」は8つしかない。
万引きの種類や手口の英語に詳しくなりたい人(って何者だ)は通読されてはどうだろうか。
日本のWikipediaも見てみたけど、こちらの「万引き」の項は、さすがにそんなことはなかった。
# ほら、最近、教唆とか幇助とかうるさいし。
2006年12月15日
IPv4アドレス空間での自分の位置をビジュアライズ
via digg
MAP of the Internetでは、IPv4のアドレス空間を2次元の地図として表現している。
"Find me on the map!"ボタンを押せば、自分のリモートアドレスを元に、自分の位置を表示もしてくれる。
この地図自体、今のIPアドレスがどのような地域・国や事業者に、どれぐらいの分量割り当てられているのかというのが感覚的につかめて、面白い。アメリカの大企業なんかで、一社で広大な領域を確保してるところが多いというのもわかる。
草地になっているところは未割り当てのアドレスということだけど、これって有効利用されてないということなのかな?
2006年12月12日
グラフ描画サービスcalc5.com
CALC5は、数式を渡すと、微分した結果の数式を表示してくれたり、2次元や3次元のグラフを描画して見せてくれるというサービス。
URLの後ろに数式を渡すだけで、そのグラフへのリンクになるので、ちょっとしたところから「グラフはこれ」みたいな参照もできそうで、いいかもしれない。
2006年12月08日
郵便番号のビジュアライズ2題
まずアメリカ。zipcode(郵便番号)に対応する地域を、小さいほうから順番に線でつないでいくと、全体としてアメリカの地図が浮かびあがってくる、というもの。
上のイメージは、さらに州ごとに線の色を変えたもの。
なるほど、これ日本地図でもやったら面白いなあ、と思いつつ、でも面倒だなと思ってそのまま忘れてしまったのが昨日のこと。
そしたら、思いもかけぬ方向から日本版が出てきた。PHPxWebサービスAPI本でタッグを組んだ編集の水上さんから。
こっちは線じゃなくてHTML。クリックするとその場所の郵便番号が表示される。
これ見て、「アメリカのやつは知ってた?」 とメッセンジャーで聞いたら、上のアメリカのを見て日本版を作ってみた、ただそのままじゃつまらないので自分風に作ったということだった。
2006年12月07日
長い長いメールアドレスがほしい人向けサービス
Abcde…(ほんとはもっと長い)は、とにかく長いドメイン名のフリーメールサービス。
ナントカ@abcdefghijklmnopqrstuvwxyzabcdefghijklmnopqrstuvwxyzabcdefghijk.com
というアドレスを取得することができる。
25MBの容量とWebメールのインタフェース。無料版では受信後30日でメールは消えてしまうが、月数ドルで有料サービスにアップグレードすることも可能だ。
ドメイン名やアドレスを短くするサービスはたくさんあるけど、あえて逆を狙ってみると、ジョークっぽくても宣伝になったり、面白がるユーザがついたりすることもあるのかもしれない。
2006年12月06日
Wordie - Flickrから写真を抜いたようなサービス
Flickrに写真が無かったら何も残らないだろう、と思うところ。このサービスでは「Flickrから写真を抜いたような」と自分達で言ってるところが面白い。
Wordieは、タグ「だけ」でコミュニティを作ったり、他人とつながったりできるサービス、ということらしい。
ユーザは、自由に単語やフレーズを、好きなだけ登録することができる。ある単語を選んだら、同じ単語を使った他のユーザのリストが出てきて、そこからさらに彼/彼女の単語リストを辿れる。
まだ、どのようなことが起こるのか想像できないサービスだ。写真必須でなければ、Flickrよりも参加の敷居は下がるような気がする。しかし、単語だけの画面を面白がっていろいろする人がどれだけ居るのか、というのもわからない。
日本語も入ってるっぽい。表示が縦書きになったりするけど。ただ、今のところまだアルファベット以外の単語は見かけない。
2006年12月01日
FakeYourSpace クールなマイミク提供サービス
わはは。こりゃいいや。
# 「マイミク」は特定サービスの用語だけど、これが一番伝わるよなあ。「SNS友達」とか「コンタクト」とか言うべき?
FakeYourSpaceは、MySpaceやFacebook(大学生向け大手SNS)で、友達リストにクール(カッコイイ・キレイ・その他)なニセの友達を用意してくれるという有料サービス。
ニセ友達は写真一覧から自由に選べて、ショッピングカートに追加するだけの簡単さ。クールな女友達はこちら。クールな男友達はこっち。
「さびしかった友達リストが賑やかになり、あなたもクールな友人がいっぱいいる人気者のように見えます。」というわけだ。
今なら、友達一人あたりなんとたった月1ドル。一週間に2個のコメントも書き込んでくれるという。特定のニセ友達とより仲が良いところを見せたければ、同じニセ友達を2回買えば週4個、3回買えば週6個のコメントをしてくれる。
また、単なる友達だけでなく、恋人プランも検討中ということで、これは、あなたの(本当の)友達をうらやましがらせるモデル級の恋人を登場させることもできるというもの。
いやあもう、笑いすぎて涙がでそうだ。有料で購入というのはちょっと信じられないが、無料+広告モデルだったら成立しなくもない、ような気もするところがまた怖い。
ぜひ日本でも誰か作ってみてほしいものだ。
2006年11月30日
大きな画像つき検索 pagebull
検索結果に、各サイトのサムネイルを表示するサービスはあるのだけれど、サムネイルと言えるサイズじゃなく、そのまま読めてしまうぐらいのイメージで表示するというサービス。
こんな感じ
遅い回線、小さな画面、ホイールのないマウスを使ってる人にはおすすめできない、ということだ。
サムネイルというのも、元のサイズで表示するといろいろな制約があったから小さくなっているだけで、なるべく元の情報を元のまま見られるような環境やUIが揃ってくれば、それだけで機能を増やすのと同じようなインパクトが与えられるかもしれないなあ、と思った。これまでの技術的制約を忘れて、何が便利か考えてみることも大切か。
Yahooの検索APIを使っているので、作ろうと思えば同じものは作れるだろう。
# 作り方は本日発売のこの本とかで(笑)。サンプルの組み合わせでできると思う。
2006年11月29日
Google Answers終了
Googleのサービスの終了のニュースなんてめずらしいので紹介。
Google 公式Blogで、今週中にGoogle Answersの新規質問の受け付けを終了することがアナウンスされた。
Google Answersは、日本でいうと教えてGooやYahoo!知恵袋のような、自然文で質問ができるタイプのサービス。ただし質問は有料で、回答もGoogleが選んだ回答者が行なうというスタイルとなっている。
Googleのメインサービスであるキーワード検索では拾えないところを補完する可能性のあるサービスだったが、大きく盛り上がることもなく、最近は名前を聞くことも少なくなっていた。
Googleがサービス停止の決断に至ったのは、他の多くのサービスと違って、プログラムで自動化されている以外のところで人出がかかるからかもしれない。Googleの(競合他社に比べて)コミュニティ作りが苦手なところが出てしまったともいえる。
過去の質問・回答は残り続けるということ。お金はかかるが、今週のサービス停止までに終了記念質問をするというのもありかもしれない。
投稿者 秋元 : 19:54 | コメント (1) | トラックバック
再帰ブックマーク
同じ人間の考えること、英語圏より日本語のほうが早いこともある。
People who have bookmarked the people ........ who have bookmarked del.icio.us on del.icio.us.
# あ、はてなブックマーク以外のSBSの人ごめんなさい。もし同じタイプのエントリがあれば教えてください。
2006年11月28日
一筆書き集積サイトdoodlelong
Doodlelongは、みんなの一筆書きを集めてながーい一筆書きを作るというFlashサイト。"doodle"は「いたずら書き」というような意味。
鉛筆マークをクリックすると、左と右の端が与えられるので、その間をつなぐように、絵でも字でもマウスで書く。終了すると、これまでつづいてきた一筆書きの最後に追加される。
緑の矢印ボタンでは、スライダーをつかって任意の場所へジャンプすることもできる。最初のほうは力作が多いんだけど、3000番台はすでに荒れているようなのが残念。
うーん。noughts:: のほうがすごいか。
行ったことのある国を表示するサービス
去年紹介したWorld66は、世界地図で行ったことのある国を赤く塗ってくれるサービスだった。
旅行情報の口コミコミュニティTravBuddyが追加したのも、内容的にはほぼ同じ。
去年のエントリーでも「国に色がつくのも面白いけれど、今だったら Google Map で行ったところにマークがついたり、行ったときの写真が載った flickr のページへ飛べたりすると楽しいのでは。」と書いたけど、今回の場合は、国をクリックするとその国の旅行情報・口コミ情報に飛ぶようになっている。
地図を描くことが目的のサイトじゃなく、地図を使って蓄積したデータの見せ方に新しい切り口をつけたわけだ。
今あるサービスのデータを、異なるビジュアル化でどのように見せるか、を考えるとき、既存のヒットしたサービスを知ることも重要だな、と思った次第。
2006年11月27日
digg soundboard - コメントの音声化
diggのコメントをタグクラウド状に並べて、それぞれをクリックすると喋る、というそれだけのサイト。
リロードしても変化しないし、音声も合成じゃなく人間が喋ったものなので、最新ニュースのコメントを表示してるわけじゃなく、ある時点でのコメントから面白いものを集めることでdiggのコミュニティの様子を切り取ったもの、という感じ。
日本のサービスでも同じようなことはできるかもしれない。
2006年11月26日
このメールアドレスは10分後に自動的に消滅する
10 Minute Mailというサービス、名前の通り10分で消滅するメールアドレスを提供している。
メールアドレスの生成画面に行くと、適当なアドレスが一つ与えられる。10分以内にこのアドレスでメールを受け取ると、同じそのWebページ上に、受信したメールが表示され、メールの中を読むことができるというわけ。
これを使えば、メールアドレスでのメール受信が必要なネットサービスを、匿名で登録できるというわけだ。この手のサービスはこれまでもあったのだけれど、わかりにくいアカウントやURLを使って自分だけが受け取るという仕組みだったと思う。
このサービスは、開いたページをそのままに、そのページでメールを受け取ってしまうところが新しい。また、来るはずのメールが10分間で来ない場合、ページ上で「10分延長」する機能もある。
それが必要な状況では便利かな、とは思ったし、日本語のメールもちゃんと受け取って表示されたが、与えられたメールアドレスを見て、サービスの問題点に気づいてしまった。
mail6591@10minutemail.com 、のようなアドレスが割り振られるのだけど、別のブラウザでもう一個開くと、mail6593@10minutemail.com が取れた。要するに連番でアドレスを作ってるみたいなんだよね。たぶん、サービス開始してから作ったメールアドレスも6500個なんだろう。
僕がもしスパム業者だったら、最新のアドレスを取って、その前後の数字にスパムメールを送りつけるようなスクリプトを回すだろうな。
[2006.11.28 追記] Yahoo! Techでもこのサービスが紹介されたようで、現在つながりにくくなっているようだ。
2006年11月25日
「あのサイトをマネる」に特化した紹介サイト
Script Mimic(スクリプトを真似る)という直球のサイト、有名サイトを真似るためのオープンソースや商用アプリケーションを紹介することに特化した、Webアプリケーション紹介サイトだ。
MySpace(SNS大手), YouTube, Wikipedia, Match.com(出会い系大手), Google Mapsなど、名だたる有名サイトの名前ごとに、それと同じ、あるいは似た機能を持つフリーや商用のスクリプトが列挙されている。情報が無いものについてはリクエストも出すことができ、それに対する回答が他のユーザから寄せられる。
思えば、人力検索はてななどでも、「○○のようなサイトを作りたいのですが」という質問はよく出ている。有名サービスをキーに分類されていれば、間違いなく似ているスクリプトに辿りつけるだろうから、スクリプトならなんでも紹介する大手サイトに対して、面白い対抗のしかたといえるかもしれない。
2006年11月21日
Googleコード検索の日本語インタフェース
via Google Code Blog
まあ、プログラマー向けのツールだし、UI部分もほとんどないので、あまりインパクトはないかもしれないけど。新人とかに使わせるためのしきいが下がったかもしれない。
あと、"lang:"で指定できる検索対象の言語も、AppleScript, COBOL, ColdFusion, Haskell, Modula-2, Modula-3, OCaml, R, Rebol, SML, VHDLと増えている。
2006年11月19日
Flashによる、とても情報量の多い周期表
via digg
この周期表、とにかくどこを触っても動く。
特定の元素をクリックすると、元素のいろいろな詳細情報が中央上部のボックスに表示される
「希土類」とか「非金属」といった名前を選ぶと、そのグループに属する元素が強調される。
また、温度のバーをスライドさせると、その温度で各元素が液体なのか固体なのか、といった情報が反映される。西暦のバーをスライドさせると、元素が発見された年が表示され、人類がある年に把握していた元素の一覧がわかったりもする。
正直、ぱっと見わからないスライダーも多い。
かなり「やりすぎ」感があって、かえって中高生とかには使えなさそうにも思えるけど、ビックリ箱のようなこの情報過多は、なんとなくクリックしていくことで新しい知識を得る、という目的にはいいのかもしれない。
[関連]
元素の歌 元素の英語名を覚えるのにいい?
2006年11月17日
チュートリアル記事専用のDigg風サイトtutorialicio.us
DiggやReddit、Netscapeなどのニュースサイトは、結果的に同好の士が集う特定分野向けのニュース・アグリゲータになっていると思う。
新しく登場したtutorialicio.usは、チュートリアルの情報に特化したニュースサイトだ。
全体の新着・人気ランキング以外に、フォトショップ、Ajax、Python、Ruby on Rails、Javascript、CSSといったカテゴリごとのリストも見ることができる。
プログラミングに関して「ナントカをする方法」という記事は、いろんなソーシャルニュースやブックマークサイトで人気ページとして出てくると思う。このサイトでは、そういうものしか並んでいないため、勉強のためのサイトを探している人にとってはとても便利かもしれない。
2006年11月16日
カレンダーサービス30boxesのカレンダーパーツ
前に紹介したオンラインカレンダーサービスの30 boxesからの新機能通知メールをもらった。
RSSフィードを使うと、フィード中にある日付と画像から、カレンダーを作ってくれるというもの。
作ったカレンダーは、リンクで指定することも出来るし、次のように自分のブログ等に埋め込むこともできる。
うちのブログはそれほど画像多くないので、百式のRSSを食わせてみたらいい感じ。当然、Flickrなどのアカウントがある人は、そういうのを入れたほうが見栄えのよいものができるかも。
サイドバーに貼るバッジの形式も可能
2006年11月14日
Worldmeters 世界の今を数字で見るサイト
Worldmeters.infoでは、世界のさまざまな統計情報を、リアルタイムに変化するカウンタで見せている。
統計のカテゴリは以下のようなもの
- 人口
- 政治・経済
- 教育
- 環境
- 食料
- 水
- エネルギー
- 健康
昔、国の借金をカウントするカウンタが流行ったことがあるけど、大きな単位で見せることで、貧困や生命など社会問題について考えさせるという手法は同じだろう。これだけさまざまな指標を集めたのはすごいことだ。
2006年11月13日
音痴チェッカー
二つの音階を聞いて、同じか違うかを答えると、正解数を教えてくれるというフラッシュ。
やってみあたら94.4%正解で、「世界レベルの才能」とか言われた。おお。
32問もあり、6分かかるのが難点。収集したデータは研究に利用されるとのこと。
[追記] 多方面から「94.4%ってマジすか?」みたいな反応があった。それでこのテストけっこう難しいということがわかったけど、僕は子供の頃楽器をやってたので、そのせいだと思う。
geogreeting.com アルファベットに見える地形で単語を作る
アルファベットのそれぞれの文字に見える地形(ビルが多い)を世界からあつめて、単語を作ってくれるのがgeogreeting.com。"geogreeting"は「地図で挨拶」といった意味か。
Flickrの写真で単語を作るサービスSpell with flickrの応用のようなサービス。
2006年11月09日
Like.com写真の中から商品を発見するサービス
Robert Scobleのブログでベタ褒めしている新サービスの登場だ。
他にもいろんなところでニュースになっているので日本語のニュースもでてくると思うけど、写真から顔の部分を切り出してそれが誰か特定する、という、すごいんだけどどうやって儲けるのか今ひとつわからなかったRiya.comが、新しくLike.comというサービスのアルファ公開をした。
この新サービス、Riya.comと使ってる技術は同じで、適用先が違う。顔じゃなくて、「写真に映ってる商品」をターゲットにしたのだ。
「あのセレブがつけている時計」を、写真に映ったイメージから特定し、膨大なカタログから同じか似ている時計を見つける、というわけ。
写真から人名を見つけてもどう商売にするかは難しかったけど、時計や宝石、バッグや靴だったら、そのままオンライン販売につなげてしまえばいい。
ファッション雑誌なんかで、写真の脇に「何が幾らでブランド名はナントカ」ってあると思うけど、あれがオンラインで、しかも機械で自動生成できる、というのだからこれは面白い。
Scobleはまた、RiyaのCEO Munjal Shahにインタビューしていて、その動画も公開されている。以下いくつか抜粋。
- Shahによれば、サービスのカテゴリは「ビジュアル検索エンジン」ということになる
- Like.comというすごいドメインは、このサービスのために10万ドル(1180万円)で前の持ち主から買った。メールでまったく連絡がつかなかったので、ゲートコミュニティ(柵で囲まれた町)の持ち主のところへ行って、車にワインのボトルとメモを置いてくることでコンタクトを取った
- 周辺のテキスト情報で検索している既存の(GoogleやYahooの)イメージ検索とはまったく違うものだ
- 技術商品は、モデル名や型番、容量などでテキスト検索できる。テキスト検索しにくいものは何だろうと考えた
- (Scobleの質問に答えて、)そう。このサービスは、携帯電話のキラーアプリとなりうると考えている
- 商品の情報をひたすらかきあつめて覚えさせることが重要
- 指し示して「これと似たのを」というのはとても簡単な処理に見えるが、その実現やオプティマイズにはたいへんな苦労がかかっている
- ビジネスモデル: 客には無料。売主から手数料を取る
- テキスト検索、カテゴリ検索だけでは探せない商品がたくさんあった。Like.comはテキスト検索も持っていて、ビジュアル検索とテキスト検索の行き来で、ブランド名や機能による検索も混ぜて検索できる
- 顔の検索では、ユーザを満足させるレベルに持っていくことがとても難しいとわかった
- 社名はRiyaのままでいくよ
- Riyaのユーザの95%は男性だった。Like.comなら、ギーク相手じゃない商売ができそうだ
Scobleが携帯電話の話をしたのは興味深い。今現在のLike.comがリアルタイム検索に対応してるかどうか知らないが(僕の予想ではしてない)、カメラ付き携帯で取ったものの視野にある全部の商品がリストアップできるようなら、消費者の購買行動に大きな影響を与えうるだろう。
将来は、液晶内蔵のバイザーメガネで、見たものの補足情報をオーバレイ表示とか実現できるといいと思う。商品スカウター?
[更新 2009.08.15] Riya.comの方は2009年8月21日をもってサービス終了が決まったようだ。2008年から、Like.comの方へ事業の主体を移行しているということ。
2006年11月08日
mojiti ビデオ注釈サービス
mojiti.comは、オンラインビデオに注釈をつけて共有するサイト。
ビデオ自体は、YouTube、Google Video、Metacafeといった既存の動画共有サイトのをそのまま表示し、その上にmojitiユーザがつけたマークや注釈を重ねて表示しているようだ。
ということは、それらの動画共有サイトとの衝突は必至のように思う。動画の途中にコメントなどの情報をつけることより、他のサイトのリソースをまとめてしまうところが主目的なんじゃないかと思うぐらい。
このサービスも中国発みたいだ。中国発ってチャレンジングなサービスが多いのかなあ。まあ、今回ふんどしを握られているYouTubeも、元々チャレンジングだったけど。
なんでもGoogle Maps化
maplib.netという中国のサイト(英語メニューもある)で、6000x6000ピクセルまでの大きなイメージをアップロードすると、なんでもGoogleマップ的に表示するというサービスをはじめたそうだ。
自分のブログ等に地図を貼り付けることもできている。(Google Maps Maniaの記事の下の方)
クライアント側のコード、Google Mapsそのままだと思うけど、これは大丈夫なのか?
[2004.11.14 追記] このサービス、O'Reillyのレーダーにもひっかかったようだ
2006年11月05日
時をかける写真
こちらのサイトで、同じ場所で撮影された100年前と今の写真を重ね合わせた作品が公開されている。
Javascriptによるスライダーで、二つの写真の重なり具合を変更することもできる。
10枚ほどの作品があるが、どれも面白い。
100年前から同じ建物がある、というのは木造建造物中心の日本だとなかなか難しいかもしれない。でも、家族写真とかで2,30年というスパンなら、同じようなことはけっこうできるのかもしれない。
Cumulate Draw オープンソースAjaxドローイングツール
Cumulate Drawは、新登場のドローイングサービス&ツールだ。
ブラウザだけで図を作ることができる。Microsoft Visioとかの作図ツールを、Ajax化したものだ。
それだけだと、すでにいくつもこの手のサービスは出ているのだけど、これまでの他の作図サービスと違うところは、オープンソースとしてソースが公開されているところ。Java製で、Warファイルでソースが配られている。
日本語が表示できるフォントが選べないからか、日本語を入れても表示されないところは残念。今後に期待したい。
2006年11月01日
Google買収の歴史とタイムライン部品のマッシュアップ
GoogleとYahooによる企業買収の歴史で、Googleの他社買収の歴史がWikipediaに載っているのを紹介した。
これと、年表を動的に表示できる DHTML+Javascript 部品であるSimileのTimelineパーツをあわせると、リンク先にあるような「Google買収の歴史年表」となる。
年月日の並んだ情報があれば、XML形式で用意して、Google Mapsなどと同様にJavascriptライブラリを読み込み、このXMLデータをポイントするだけで、簡単にこのタイムライン部品で表示できる。
そういう時系列データで面白いものがないか探してみるのもいいかもしれない。
今みたら買収したばかりのJotspotも既にちゃんと掲載されていた。
2006年10月27日
危険な航空券ジェネレータ
via BoingBoing
ジェネレータは面白いけど、ノースウェスト航空の搭乗券を作るこのジェネレータはかなり踏み込んだものだ。サンプルでオサマ・ビンラディンとか入ってるし。こんな感じのチケットができる。
各エアラインも最近はeチケット化が進んで、自宅からオンラインチェックインもできたりする。どうも、搭乗券も自宅プリンターで出せる場合もあるらしい。
しかも、上記サイトの説明によると、アメリカにはプリペイドで偽名で買えるクレジットカードがあるということだし。書かれた手順を使うと、現在アメリカの空港で行なわれているセキュリティチェックを無効化できると言っている。
ようするに、このジェネレータ&サイトは、今の手順の問題を指摘することで、一般客を不便にしても実際にはセキュリティを守れない無意味なチェックを止めさせよう、という目的のようだ。どこをどう直すべきか、という提言もされている。
さて、危険を訴えるショック療法的なこのサイト、主張は正しいのか、正しかったとしたら当局は直すのか、それともこの作者に圧力でもかけるのだろうか。
[追記] ジェネレータ記事の作者宅へのFBIの訪問、不在時の再訪問と強制捜査・PCの押収が行われたらしい。上記のシステム的な欠陥は何年も前からいろいろなブログ等で指摘されていたということだが、これまでFBIがそれを認識していなかったのか、それとも以前よりもこういう捜査がやりやすくなっているのか。
投稿者 秋元 : 22:53 | コメント (2) | トラックバック
2006年10月25日
デスクトップアイコンでつくる単語
via Digg
Flickrの写真で単語を作る、ということだと、Spell with Flickr みたいなサービスが有名。(以下は作例)
このときは、アルファベットを写した写真ならなんでもよかったのだけど、今回のは、デスクトップOSのアイコンで言葉を作ろうというもの。
こんな感じ。
26文字分、いいアイコンってあっただろうか。まだ作例は数えるほどしかないので、面白いのを考えたら投稿するといいかも。
2006年10月23日
それGoogleでわかるよ
Googleで調べればすぐにわかるような質問ばかりする人がいたら、このURLを教えてみるといいかも。普通にGoogleを教えてもまた質問してくるだろうから。
http://justfuckinggoogleit.com/
バート・シンプソンが「くだらない質問をするまえにグーグルを使います」という書き取り罰をうけている。
この画像が作られたのは、たぶんこっちのジェネレータ。バートは黒板にものを書かせたら世界一ということになっている。
専用ドメインまで取得してこんなサイトを立ち上げてしまうとは、この人は相当 dum な questions を受けたんだろうかね。
このサイトを教えて相手との関係がまずくなっても知らんよ。
2006年10月22日
Quantcastによるネット視聴率データの無料開放
via digg
Quantcast は米国限定のサービスだが、ウェブサイトを見ている人の属性などを、任意のサイトに対して表示してくれる。
ドメイン名を入力すると、以下のような数値が、グラフ化もされて表示される。
- ユニークビジター数予想
- ビジターの来訪頻度予想
- ユーザの男女比
- 世帯主の年代
- 子供がいる世帯の割合
- 世帯収入
- 人種
- 世帯主最終学歴
ウェブサイトの運営側は、これを参考にしてサイトの内容変更や販売商品の選定などができるだろう、というものだ。
ウェブサイトのアクセス数解析は、Alexaのようなサービスがある。サンプル調査を使ったネット視聴率は、ネットレイティングスなど多数が存在する。
QuantCastも、調査に協力する調査パネルを全米の家庭に抱えているようで、他のネット視聴率会社とやってることはかわらないように思う。あと、データの収集には広告主やISPにも匿名で協力してもらってるそうだ。
QuantCastが新しいとすれば、統計の結果をすべてのドメインに関してウェブで公開しちゃってるところになるのだろうか。
じゃあ何を売って商売するのか? というのは気になるけど、とりあえず知名度をあげるためにオープンにしてみたのかもしれないし、もっと細かい分析を売るためにやっているのかもしれない。
こちらにとっては、ここにいくと面白いデータが見られるかも、ということでいいのだけど。これの日本版も出てくればもっと面白い。
ちなみに、日本のドメインを入れても、それなりの結果は出る。
mixi.jpとか入れるとこんなかんじ。米国でmixiを見ている人の分析、ということになるのだろう。サンプル数は少なすぎるという警告はでるけど、女性比率が多いとか、若い世代が多いとか、言われてきた話と合致したグラフは出る。
ほとんどのユーザがアジア系、ということだが、これは在米の日本人が使ってるんだろうからあたりまえ。しかし、在米日本人が調査パネルに含まれる程度に、パネルを確保しているということもいえるかも。
2006年10月18日
リンク元のドメインで絞り込める新機能がlive.comサーチに
via O'Reilly Radar
マイクロソフトの検索エンジン live.com サーチで、linkfromdomain: という新しい機能が公開されたという。GoogleにもYSTにも無い機能だ。
これまで、linkdomain: というのはあって、これはGoogleでいう link: と同じ、そのドメインへリンクしているサイトを検索するものだった。
linkfromdomain: はこの逆で、そのサイトからリンクしている先のサイトを検索できる
サイトA → サイトB → サイトC
linkdomain:サイトB だとサイトAがみつかるけど、linkfromdomain:サイトBだとサイトCが見つかるわけだ。
サイトXのページだけを検索する site:サイトX とあわせると、
site:サイトX linkfromdomain:サイトY
で、サイトYからリンクされている、サイトXのページ、が取り出せる。たとえば、hatena.ne.jpからリンクされているmixi.jpのページとか。
元記事でも指摘されているけど、今はまだ制限があって、linkfromdomain: にサブドメインを指定しても効かない。
例で言うと、hatena.ne.jpは結果がでるけどb.hatena.ne.jpとかでは何もでてこない。だから、ブログスペースや無料ウェブサイトサービスを使ってる人は、「自分のブログからリンクされているサイト」という限定した検索はできないということになる。
なので以下は今後の改良への期待ということになるが、
自分がリンクしたリンク先は、自分で把握できてると思うかもしれないけれど、量が多くなったり、動的なアプリケーションを入れてページ生成してたりすると知らないうちに外部にリンクができてることもあるだろう。
サブドメイン指定ができるようになれば、自分のリンク、相手のリンクなどの調査が簡単にできるようになるのではと思う。たとえば、僕は相互リンクという習慣自体が好きではないけど、相互リンクの約束がちゃんと守られてるか、とかの監視にも使えそうだ。
[追記] MSのLive検索オフィシャルブログ。これが元情報のようだ。
けっこう重要な新機能だと思うんだけど反響が無いなあ…
写真+音楽=ムービー自動作成サービスtrackingshot
via digg
trackingshot(音が出る)は、写真と音楽を組み合わせてそれっぽいムービー、というか音楽つきアルバムを作ってくれるサービス。
さっそく一つ作ってみた。(音が出る)
手元の写真ファイルと音楽ファイルをまとめてアップロードして、公開指定にしただけでこうなるのはすごい。
強調したい写真、というチェックをつけると、その写真を他の写真よりも大きく扱ったりもしてくれる。
まじめにこういうのを作る人からみれば、タイミングも効果もランダムまかせ、というのはありえないのかもしれないけど、何も考えなくてもそこそこのものが5分ほど(それもほとんどがアップロードの待ち時間)でできるのはいいのでは。ブラウザしか要らないし。
他にムービーを作った人がいたら紹介エントリからトラックバックいただければと思う
2006年10月17日
インテリジェントな音楽情報生成サービス2題
earfeeder.comは、デスクトップの音楽ファイルをスキャンして、あなたのお気に入りのミュージシャンを調べた上で、あなたが読みたそうなミュージシャン関係のニュースRSSを生成してくれるというサービス。
スキャンはJavaアプレットで行なっているようだが、スキャンの許可を出すためのポップアップが出るぐらいで、非常に簡単に使うことができた。
THE FILTERのほうは、WindowsとMacOSX(予定)で動くクライアントアプリケーションで、あなたのiTunesのプレイリストから何曲か選ぶと、その選ばれた曲群の傾向から、残りの曲を提案し、プレイリストを作るというもの。
サイトで説明されたサンプルとしては、ジョギング用のプレイリストを作りたいときに、ジョギング中に聞きたいと思う曲を数曲選べば、同じ傾向の曲がたくさん入ったリストができるという。
どちらのサービスも、あなたにあなたの嗜好を提供することを要求する(他の目的に流用しないとは言っているが)。パーソナライズに必要なデータをくれれば、便利さを提供しますよ、というわけだ。
どんな音楽が好きか、という情報は、他の個人情報に比べればそれほど重大なプライバシーではないのではないか、と僕は思うので、これはこれでいいサービスではないかなと思った。音楽以外のどんなことに適用できるかを考えるのも良さそうだ。
# どっちのウェブサイトも、ロゴが背景に同化するようなデザインで、ロゴを持ってきて紹介分に添えるのが面倒だなあ。探し回ればロゴだけ提供してるのかもしれないけど。新規サービスのブログ向け宣伝は、ロゴが紹介しやすいというのも重要なんじゃなかろうか。
2006年10月15日
自動エッセイ・ジェネレータ
www.EssayGenerator.comはテーマを入れると、テーマについて適当にエッセイを生成してくれるというサービス。
"Japan"とか"The Internet"とか入れると、それっぽい文章ができてくる。
いくつか試してみたけど、何を入れても「社会的側面」「経済的側面」「政治的側面」の3つについて書かれて、その後結論、という文章になるみたい。
「経済的側面」には必ずグラフが一つついて、それぞれの軸にテーマにそこそこあった二つの単語が出てくるのも、なかなか良くできている。検索エンジンからキーワードの相関度の高いものを持ってきてるようだ。
文章の中身は、何について語っても通用しそうな言い回し、しかしちゃんとしたエッセイにあるような文章になってる。
引用についての参考文献も書かれていて、元の発言をした人についても、どっかで聞いたような有名人っぽい名前が自動生成されている。
こういう技術、GoogleやYahoo!が困りそうだねえ。
2006年10月13日
GoogleとYahooによる企業買収の歴史
Wikipediaって本当に便利。
2005年、今年とすごいことになっているね。
ひょっとして、と思い、URLの"Google"のところを"Yahoo"にしたら次も出てきた。
こっちのほうは、2005年はすごいけど2006年は1件。単にメンテナンスされてない可能性もあるけど。
しかし、Microsoft、 Ebay、Amazon、AOL、Askとかはまだ存在しないみたいだ。
こういうのまとまっていると、「Googleが○○を買収したのは200X年O月だが、、、」みたいな文章を、覚えてるかのようにしれっと書けていいね。
あと、Wikipediaから参照されていた先の
もロゴつきでいい。
2006年10月12日
del.icio.usのアカウントを2つ併用する方法
via How to Post to Two Separate Del.icio.us Accounts Easily
自分向けのエントリー
問題: del.icio.usのアカウントを二つ持って、まったく異なる分野のブックマーク集(仕事と趣味、とか)を作りたいと思っても、ログイン状態を切り替えながらブックマークをするのは非常に面倒
解決法:
Windows-Firefoxの場合、del.icio.usが提供するツールバーボタン(現在ログイン中のdel.icio.usにブックマーク追加)と、Firefoxのプラグイン del.icio.us Complete(オプション設定したユーザでブックマーク追加)の二つをインストールする。
MacOSXの場合、マルチアカウント対応のブックマークツールPukkaを使う
その他の解決法: ソーシャルブックマークサービスはたくさんあるので、別のサービスを使う。
投稿者 秋元 : 11:07 | コメント (1) | トラックバック
2006年10月11日
新興宗教Google教
Google教のサイトというのが出来てる。
カナダの20代の若者が、大学在学中にレポートを書くのにGoogle検索がたいへん役に立ち、「優」を取れたことに啓示を受けて(笑)はじめたらしい。
神の証明では、「何でも知ってるし」「どこにでもいるし」「祈ったものに答えてくれるし」「死なないし」「無限だし」「何でも覚えてるし」「邪悪なことはしないし」「存在を示す証拠は豊富にある」と、西洋で神の存在を討論するときによく言われそうなネタを逐一パロディにしている。Googleの十戒はこちら(弾さんが日本語訳をされた)。
FAQも面白い。
「Googleが神なら、サタンは何です?」「Microsoftに決まっておろう」
「三位一体とは?」「インターネット、Google検索エンジン、ブラウザじゃ」
「死後の世界はありますか?」「死んでも、書いたものはキャッシュに残って生き続ける」
Google教の牧師になりたい人、ニュースレターを読みたい人はこちらへ
このサイトはもちろんパンチの効いたパロディなんだけど(だよね?)、最近のGoogleの万能感を見てると、ちょっと気にならないでもない。
p.s.
GoogleがYouTubeを買った話はみんな書いてるしもういいよね。
WritelyとSpreadsheetを化粧直ししてGoogle Docsが出た。
投稿者 秋元 : 13:34 | コメント (4) | トラックバック
2006年10月10日
justcurio.us 人力質問サービス
justcurio.usは、一個回答すると一個質問をする権利が得られる、新しいQ&Aサービス。
トップページや、質問一覧のページから、質問を探すことができる。
回答が多い順にならべたランキングもある。回答が数千件もあるような質問は、「答えたい!」と思わせるようなよい質問なのだろう。
2006年10月06日
Google Code Search のアレな活用法が続々と
Googleの一般検索でも、社外秘情報の入ったExcelを検索したらいろいろ出てきた(参考 、 公開Webサーバから機密情報を引き出す「Googleハッキング」の脅威と、その対策)といった話もあるし、つい最近はGoogle Calendarで明らかに公開情報じゃないいろんな人の予定が検索できるという指摘も話題になった。
ということで、昨日リリースされたGoogleコード検索でも、さっそく色々な「ヤバイ」指摘が。
- 圧縮アプリケーションの暗号生成部分のソース
- パスワードを埋め込んだブログシステムのソース
- バッファーオーバーフロー脆弱性がありそうなソース
- 公開されるべきでない、と書いてあるソース
- 愚痴ったり、罵ったり、馬鹿にしたりというコメント
- 有名プログラマーの名前での検索
また、PHPのセキュリティといえばこの人の Chris Shiflett は以下のような「セキュリティホールを見つける検索例」を列挙している。
Java
- クロスサイトスクリプティングの典型例をサーチ
- SQLインジェクションの典型例をサーチ
- O'ReillyとAPressのサイト(本のサンプルコード)からクロスサイトスクリプティングの典型例をサーチ
Javaの場合、こんなことになる前にローカルでチェックするならPMDとかFindBugsを使うのかな。上記のような例をチェックしてるかは知らないけど。
PHP
- 生のパラメータ入力をそのままechoしてる箇所
- $_SERVER['PHP_SELF']をそのままechoしてる箇所
- 生のパラメータ入力をそのままMySQLに食わせている箇所
- SQLの絞込み条件に生のパラメータ入力をそのまま渡している箇所
- リファラ入力を単純に信頼してしまっている箇所
Chris本人も誤検出のある不完全な検索だとは言っているけど、それぞれ問題のあるコードをチェックする参考になるので、できれば公開してGoogleに見つけられるより前に、自分のローカルで検索するといいかと思う。
[追記] Chrisのブログを見た他の人が、include/requireでパラメータ入力を使ってる悪例を探すクエリを書いた。
evalやheader("Location: ")による転送、外部コマンドの実行などで見られる悪例を探すケースも。
[追記] 更新復活したRauru Blogで紹介されていた、"fuck"をソースコードに書き込むプログラマーにはPHPやLGPLに関係している者が多い、というGoogle Code Searchによる統計。
[追記] diggのこの紹介では、Google Code Searchでメールアドレスを検索すると23,000件の技術者のアドレスが収集できると言っている。ソースコード中のアドレスは、htmlなどに比べるとスパマーのロボット対策をあまり考えていない人が多いのは事実で、今後はソースのクレジット中の連絡先の書き方にも気をつけないといけないだろう。
2006年10月05日
Googleがソースコード検索Google Code Searchを公開
噂になっていたGoogleのコード検索サービスGoogle Code SearchがGoogle Labsから公開された。
上の検索結果からすると、Camel Notation中の単語も探してくれるみたいだ。IsProgrammerDifferentFromSE()みたいなネーミングからも単語を切り出してインデックスしているということで、これはありがたいかも。
見つかったコードをクリックすると、キーワードハイライトされたソースコード全文、同じディレクトリ内にある他のコードのリスト、パッケージやコードのGoogleキャッシュ(!)、パッケージのダウンロードリンク、などが表示される詳細画面に移る。
検索では、トップページ下にも説明がいくつか書かれているが、言語、ライセンス、パッケージ形式やファイルの拡張子などを指定しての検索ができるようになっている。また、さすがプログラマー向けというか、正規表現による検索指定ができる。
レスポンスも、まだほとんど誰もアクセスしてないからかもしれないけど快適。まあ他のGoogle検索を見ても、ユーザが増えたからといってそんなに遅くなることはないだろうし。
ソースコード検索といえば、Kodersとかcodefetch{が先行しているけど、ソースコードを含めてGoogleは元から膨大な量をクローリングしているわけだし、競合者達はここでもたいへんかもしれない。
[追記]
各ニュースサイトのニュースも揃ってきた
internet.com → japan.internet.com
[追記]
しつこくregist という英語は無いに"regist"の検索結果を追加した。
[追記]
Now Japanized!
37signals Gig Board
37signalsがJob Board(Job Boardについては idea*idea の田口さんの解説をどうぞ)のアルバイト版、Gig Boardというのをはじめた。こちらは$100で3週間の掲載ということ。
TechCrunchのような業界ニュースサイト、Joel on Softwareのような個人ブログ、37Signalsのようなネットサービスでは、サイトの読者層がだいたいわかっているわけで、その人たち向けに傾向を押さえた求人サイトを持つ、というのは悪くない考えなのかもしれない。
まあ、有名サイトで訪問者が多いから成り立つ話ではあるけど。そんなサイトを持っていないなら、Job Boardのシステムを作って有名サイトに売り込めばいいのかな。今ならASP、先方のサイトに貼れる形で提供か。
2006年10月04日
Googleが「マッシュアップ」キーワードでドメイン大量取得。サイトもオープン
Googleが、"Search"と"Mash/Mashup"を組み合わせたドメインを大量に押さえているということだ。
スペルミスまでケアした多数のドメイン名が、 .com, .net, .org それぞれについて取られている(リンク先参照)
今ちょっと見てみたが、.jp もいくつかは(Google系と思われるサンフランシスコの企業を使って)押さえている模様。
また、このドメインの中には、既にアクセスできるものもある。何も出ないものもあるけど、searchmash.com ではキーワード検索と画像検索を並べたような(A9.comに似ているかも)検索サービスが、Googleらしくないデザインで提供されている。
特徴、のページによれば、
- カーソルを合わせなくても検索語が打てる
- 検索結果からのジャンプ方式が色々選べる
- イメージ検索結果が右側に出る
- 検索結果の順番をドラッグして変えられる
- 次の検索結果を見るのがページ遷移無しにできる
検索結果の順番変更は、今はただのお遊びだけど、そのうち意味のある機能がつくかも、ということだ。
今のところ、GoogleのAPIを使ってみました、という第三者のサイトだと言われても信じてしまうような内容だけど、Googleの意図はどのへんにあるんだろうか? ユーザインタフェース変更のテストケース?
[追記]
2006年10月03日
世界の変なホテル検索サイト
世界の変なホテルだけを集めたホテルデータベース、Unusual Hotels of the World。
変(Unusual)のカテゴリわけは、水中、デザイン、ジャングル、灯台、砂漠、歴史、水上、城、氷、島、子供向け、テント、分類不能、ファンタジー、ツリーハウス、景色、牢屋、エコ、列車、というもの。
Unusualな度合いが0から10で評価されていて、8-10(ワオ!)をクリックすると、このデータベースの中でも特に変なホテルが15個出てくる。いくつかあげると、
などなど。
日本は無いのか、と探したら1件だけあった。香川のベネッセハウス。「変」度は3.50でそれほどではないけれど。
2006年09月28日
周期表 + Googleイメージ検索 マッシュアップ
via digg
各元素名でGoogleを検索し、トップに出た画像を並べて作った周期表だ。周期表には科学少年(や元科学少年)に訴えかける何かがあるのかも。
[関連]
元素の歌 元素の英語名を覚えるのにいい?
投稿者 秋元 : 22:02 | コメント (1) | トラックバック
2006年09月27日
NingのアプリセットにFlickr風とYouTube風アプリが追加
via John Battelle's Searchblog
Ningについて知らない人のために簡単な説明をすると、Netscapeを作ったMarc Andreessenが作った会社で、ウェブアプリケーションを共有・コピー・改造できる無料ホスティングサービスだ。
ネット上のいろいろなサービスの「自分版」を、プログラミングができなくても開設できる、というのがウリ。Ning上にある気に入ったアプリケーションをコピーすると、自分のための同じアプリが動いてしまう。
コピー元となるアプリは、他ユーザが作る場合もあるが、Ning自身がいろいろ提供しており、今回はそこに、Flickrのような写真共有アプリケーションと、YouTubeのような動画共有アプリケーションが追加されるということだ。
Ningに関しては8個目のエントリになる。僕のNingのコンセプトは好きだし、うまくいってほしいとは思っているが、今回の追加で新しいユーザをひきつけることはできるだろうか。
ニューヨーク地下鉄の臭い地図
via Gawker.com
ニューヨークの地下鉄駅の臭い情報を持ち寄って、悪臭マップを作るページ。
自分の体験した悪臭について詳しく記述することもできる。
2006年09月06日
kikoの買収者はTucowsだった
kikoといえば、Ajaxオンライン共有カレンダーでそれなりのユーザと知名度を上げたけども、eBayで自身を売りに出してニュースになったサービス。eBayでの競りでは日本人も参加していたようで盛り上がった。
Tucowsといのは、日本でいうとVectorみたいなサービスを提供しているTucows.comを持っている会社。
中の人のブログで、どうしてKikoを買ったのか、を説明していたために買い手がTucowsだと判明した。それによると、彼らの提供するメールサービスに統合するカレンダー「機能」として購入に至ったということだ。その他にも、米国外のユーザベース、モバイル対応のコード、Ajaxコード、なども購入への加点要素になったということ。
[追記] TechCrunch が Tucows の CEO Elliot Noss に今回の買収についてインタビューしたようだ。内容が podcast されている。
2006年09月05日
Google MapsとYahoo! Mapsを並べて比較
Google MapsとYahoo! Mapsを二つ並べて同じ場所を表示できるというマッシュアップ
並べてみると、自分の見たい場所について、どちらがより最新の情報に更新されているか、などがはっきりわかっていい。
2006年08月25日
歳を取った自分の顔を表示するサービス
自分の顔じゃなくてもいいんだけど、ある顔写真を元に、老人風、子供風、白人風、エルグレコ風、酔っ払い風、などに変形してくれるサービス。
つまり、「自分は歳取ったらどんな顔になるのか」を見せてくれるという恐ろしいサービスだ。
オリジナル
老人風
ボティチェリ風
使い方
- 顔写真のイメージファイルをアップロード。その際に、現在の性別や年代、人種を補助情報として入力。
- 顔の部分の四角を指定して、Nextを押す
- 口と目にあたるところをマウスで指定、Nextを押す
- プルダウンで、「何風」にしたいかを選ぶと、変形されたイメージが表示される
できあがった写真を保存する"Save"ボタンは、今は動いてなくて対応中とのこと。どうしても変化した顔写真が使いたければ、画面キャプチャするのかな。
Javaが必要なので灰色のボックスが出て何も始まらない人はJava環境のインストールとブラウザの再起動が必要。
2006年08月08日
Ajax Desktop の比較記事
続々登場する「Ajaxデスクトップ」はWebを変えるか が良かった。
こんなまとめ記事を書きたいな、とはずっと思っていて、Ajax Desktop 系のサービスをリストアップしていたのだけど、けっこうまとめるのが難しいな、と思っているうちに上記の記事が出たわけ。
上記記事のまとめの論調についても強く同意で、Ajax Desktop とか Ajax OS って、技術者からみたら作るのは面白いんだろうけど、どうもニーズが見当たらない気がする。誰がどうしてそれを必要するのか、それが普及してみんながそれで仕事をする様子、というのがどうも僕には想像しづらい。
ただ、記事にもあるように、多くのプレイヤーがいろいろやっているうちに、何か違うすごいものができる可能性もあるので、目が離せない分野だとも思う。
投稿者 秋元 : 19:22 | コメント (1) | トラックバック
2006年8月のブログ界レポート by Technorati CEO
Technorati の CEO、David Sifry のブログ Sifry's Alerts で、3ヶ月ぶりのブログ界定点観測のエントリが上がっている。
あいかわらず、面白いグラフがいくつも載っている。ひとつ紹介するとこれ。
ブログエントリの総量を、書かれている言語で分類したもの。英語と日本語の言語人口の差を考えると、日本でのブログが他国に比べていかに活発かがわかる。
そのほかにも、ブログの数、新規ブログの増加数、エントリ数とニュース・事件の関係、マスメディアと人気ブログの対比、書き込み時間帯と言語の相関、などのグラフが解説されている。
まとめは長文のエントリの最後の部分にある。ブログスペースが3年で100倍の大きさになったとか、Technorati に届く Weblog Ping の7割 はスパマーからだとか、そういった興味深い項目が10個並べられている。
2006年08月02日
少子化少子化と言うけれど
この星で生まれている赤ちゃんの様子を視覚化したサービス。ま、それだけなんだけど。
"Show continent"をオンにすると、どの大陸で生まれた赤ん坊か、というマークがつく。
2006年07月27日
テレビ制作会社もはてなユーザ?
RSS フィードを読みまくるのが仕事の一部となっているわけだが、かなり以前から読んでいるものに、Q&Aサイトの質問リストがある。
たとえば人力検索はてなの質問一覧 RSS だ。人力検索はてなや、その他メジャーなQ&Aサイト、Yahoo!知恵袋とか教えてGooで出された質問は、できるだけ目を通すようにしている。(とはいっても膨大な量なので、時間が取れるときだけだが)
というのは、インターネット利用者が考えている「不便」が、この手の質問から浮かび上がってくるように思うからだ。不便はニーズなので、ニーズを解決するためのサービスを考える触媒として使っている。
それはそれで役に立っていると思うが、それとは別に面白いことに気づいた。
ある質問者の質問を順に読んでいくと、その人が普段どんな仕事をしてるか、どんなことに興味があるのか見えてくる。(なので、あまりプライバシーが透けて見えるような質問を続けてしないほうがいいとは思う)
で、最近、どうも質問の中に、同じ形式の質問を絨毯爆撃のように投げまくっている人を見かける気がする。
たとえば、
http://q.hatena.ne.jp/mihi11/questionlist
中川家の昔恥ずかしい映像などをご存知ですか?素人時代のものや、地方の番組、ローカルCMなどなど、今の本人が見たら確実に恥ずかしそうなものであるほど、ありがたいです。よろしくおねがいします。
フットボールアワーの昔恥ずかしい映像などをご存知ですか?素人時代のものや、地方の番組、ローカルCMなどなど、今の本人が見たら確実に恥ずかしそうなものであるほど、ありがたいです。昔のコンビの時のものでも構いません。よろしくおねがいします。..
おぎやはぎさんの(以下省略)
アンタッッチャブルさんの(以下省略)
ふかわりょうさんの(以下省略)
レイザーラモン・HGさんの(以下省略)
とか、
http://q.hatena.ne.jp/tooh22/questionlist
○○に関して調べています。
○○に関するエピソードを探しています。。
それから、
http://q.hatena.ne.jp/shoma22/questionlist
あと、
http://q.hatena.ne.jp/tawa77/questionlist
ほかに、
http://q.hatena.ne.jp/himu11/questionlist
たぶんこれも、
http://q.hatena.ne.jp/wana11/questionlist
この人は地方の料理関連担当?
http://q.hatena.ne.jp/nofu11/questionlist
いやあいっぱいあるなあ、
http://q.hatena.ne.jp/shumo11/questionlist
など。
が、この人達はどうみても、テレビ番組か雑誌の中の人が企画や取材をしてるようにしか見えないんだけどどうだろう? アカウント名の統一性(アルファベット+同じ数字2桁)も考えると、同じ製作会社が多数の AD に調査させてる図式が見えなくもない。
実際に放映された番組とつきあわせると、どのテレビ局や製作会社がこの「id:アルファベット+数字2桁」さん達を雇っているのかわかるかもね。
また、調査した結果はすべてはてな上に残っているわけで、同じテーマでブログ書いたりウェブサイト作ったりすると、テレビ番組に先行して同じものが作れそうだ。テレビで紹介されるわけだからアフィリエイトとかも仕込んでおけるかも。
あと、上記とは別に調査会社の人っぽいのも発見。卒論書きの学生ということも、…あるかなあ?
http://q.hatena.ne.jp/sonicx/questionlist
僕は別に、これが悪いと思っているわけではない。もっとうまく隠れてやればいいのに、興ざめだなあ、とは思うけど。
親切でやってる回答者の人は怒るだろうか? でもはてなの回答者の場合は対価としてはてなポイントをもらっているから、小なりとはいえ仕事みたいなもので、発注者がプロでも関係ないとも言えるし。
昔は、テレビが情報を教えてくれて、視聴者はその情報をいただくもの、みたいな関係が強かったと思うけど、ネットがテレビの情報源になってくると、Q&Aサイトなどを介して、テレビ局-ネット-視聴者 という組み合わせで、ゆるやかな集合知が形成されているのかもしれない。これも「ネットとテレビの融合」なんだろうか?
投稿者 秋元 : 11:43 | コメント (1) | トラックバック
2006年07月22日
Tourist Remover 写真から人物を消してくれるサービス
Tourist Remover は、同じ場所を撮った写真を何枚か用意すると、そこから共通の背景だけを残したイメージを作成してくれるサービス。
一般的には、動くのは人間(旅行者)や車で、動かないのは建物やオブジェなので、このサービスを通すことで、風景写真から人物や車を除去した写真が作れるということになる。
人物を消すために必要な写真の枚数は特に決まっていないけれど、同じ場所で、できれば光源の方向が同じものを、残したい部分が少なくとも2枚の写真に写っているように用意するといいということだ。
この機能は、snapmania という、Flickrのような写真共有サービスの新機能として登場したもののようだ。単に写真を登録共有するだけでなく、このような便利機能を持っているかどうかが、サービスの人気を高めていくかもしれない。
[参考]
ばらばらな方角を写した写真からパノラマ写真を作ってくれる Autostitch サービス
映画とポッドキャストのマッシュアップ
Rifftrax では、mp3 ファイルを配布している。
この mp3 ファイル、Michael Nelson という人の喋りが2時間ほど続くというだけだが、秘密は映画にある。
指定の映画をDVDで観ながら、mp3を聞くと、マイケルの映画についての楽しいコメントを聞きながら映画を楽しむことができるのだ。
DVDのおまけで、監督や俳優などが映画の解説をするトラックが入っていることはあるけど、製作者側のコメントなのであたりさわりがないといえばない。マイケルのコメントは「あなたの友達の中でも一番おもしろいやつと映画を観ているような」体験ができるそうだ。
映画を配っているわけではないので、著作権の問題は無い。今は手動でmp3を鳴らすわけだけど、映画のネット配信サービスが普及すれば、それぞれを持ってきて同時に鳴らすプレイヤーなども出てくるかもしれない。
そんな環境が実現したら、とりあえずいろんな駄作をおすぎのコメントを聞きながら観てみたいなあと思った。
[追記] リンクいただいた kocoha blog - 尺を拝借 より、日本語でも同様の解説 podcasting を行っているケースがあることを知った。
2006年07月19日
「プロ」ブックマーカーの可能性
Digg そっくりのサービスに返信した Netscape が、さらに Digg のトップユーザ(ヒットするニュースを投稿しているユーザ)や reddit、Flickr, Newsvine, del.icio.us, MySpaceの人気ユーザに対して賞金$1000/月を出して移籍を呼びかけているらしい。
Netscape のやり方がいいか、うまくいくか、はわからないけど、ネットから面白いニュースを発掘する才能に対して、お金まで出る時代になったのだなあ。Slashdot のタレコミ人とか、はてなブックマークのトップブックマーカーとかも、お金持ちの新規参入者から雇われる、セミプロが出てくる可能性があるのかもね。
[追記] 2006.7.30 100位に入っている(75位) DiggユーザのアカウントがeBayで売りに出された、というニュースがあった。 TechCrunch アカウント自体にそんなに価値は無いし、Diggも対策するとは思うが。
2006年07月17日
イケてる認証
子猫認証で紹介した、ロボット(プログラム)にできないが人間だったら簡単にわかる認証方式の応用が、hotcaptcha.com (イケてる認証?)だ。
子猫認証では、9枚の動物の子供の写真から3枚の子猫の写真を選ぶ、という課題で、正しく選ぶとコメントを書けたりできる、という仕組みだった。
イケてる認証では、これが、9枚の女性の中から、3枚のイケてる女性の写真を選ぶ(!)というものに置き換わっている。9人の女性から、自分がイケてると思う写真を3つクリックし、下の"Submit proof I am Human"(自分は人間だと証明する)ボタンを押すと、あなたが人間か、それともロボットスクリプトかを判定してくれる。
男性版もちゃんと用意されていて、"switch to men"ボタンを押すと切り替えられる。イケてる女性はわからなくても、男性ならわかる、という人はそちらをどうぞ。
Javascriptを貼り付けて、サーバ側でもhotcapthca.com に問い合わせるコードを書くことで、この認証を自分のサイトで使うこともできるそうだ。
しかし、イケてない扱いされた残り6枚の写真の人達はいいんだろうか。。。
2006年07月09日
everyhit.com あなたが生まれた日のヒット曲
イギリスのトップチャートをデータベース化しているサイト everyhit.com で、Date Engine というサービスがある。
誕生日を入れると、その日のチャートで1位だったシングルとアルバムを教えてくれる。
さらに、毎回の誕生日についても、1位だった曲を並べて見せてくれる。というものだ。
イギリスのヒットチャートではあるけれど、そうそう、○○歳の誕生日にはこんな曲がはやってたっけ、なんていうふうに懐かしい気持ちになれるかもしれない。
日本のチャートを使って、日本で同様のサービスがあっても人気が出そうだ。
また、今なら、曲名を見せるだけではなく、その曲をオンラインで販売するところまでつなげることも可能だろう。
生まれた日の新聞の複製が買える、というサービスを新聞社が提供していたと思うが、特定の日付とその時の何かを結びつけて提供するサービスは、まだまだ考えられるのではないだろうか。
2006年07月07日
eHubでフォト蔵が紹介されてる
おお、eHub でフォト蔵の話題が。PhotoZou がフォト蔵のことだとは一瞬わからなかった。
eHub は、新進ネットサービスベンチャーの紹介やインタビューを精力的に行なっているサイトで、出てきたばかりの新しいネットサービスを、かなり早い段階で、それなりに深く、取り上げてくれるチェックしている。
最近では CNET Japan がeHub のインタビューをいくつか日本語訳したりもしている。
その eHub で、はじめて日本のネットサービスの話題を見た。それによると、フォト蔵は英語版のリリースをする予定らしい。フォト蔵の中の人何人かとは知り合いなんだけど、これは知らなかった。
eHub の更新は大量なので、ほんとうに日本のサービスで最初に紹介されたものかどうか検索してみたら、じつはその前に、リクルートの recruit.net というのも紹介されていた。 .net? と思ってサイトへアクセスしてみたら、こちらは日中英マルチリンガルの求人サイトだった。へー、こんなのもあったのか。
2006年07月06日
Googleが正式に英語の動詞に(少なくともオックスフォード辞書で)
via techdirt
英英辞書といえばOED(Oxford English Dictionary)、のオックスフォード英語辞書に、最近の更新で、ついに"google"が動詞として登録されたそうだ。
これはつまり、今後は to google とか、googling とか、googled とか使っても正しい英語、ってことなのかな。
OEDに出たから正しい、というわけでもないだろうけど。
投稿者 秋元 : 16:31 | コメント (1) | トラックバック
PhoneTrick 電話を代わりにかけてくれるサービス
PhoneTrick のページでは、好きな文章、好きな発信者番号で指定した番号に電話をかけてくれる。
フォームで入れるのは以下
- かけたい相手の番号
- 相手に見せたい発信者番号(Caller ID)
- 発信者番号に添える発信者名
- スピーチエンジンの選択
- 話させる文章
すると、指定した番号に電話して、文章を読み上げてくれる、というもの。
僕は SkypeIn でアメリカの電話番号を持っているので、早速自分の番号にかけてみた。すると、フォーム送信してから数十秒のうちに、電話がかかってきて(実際には日本で Skype にかかってきて)、書いた文章を音声合成で読み上げてくれた。発信者番号も指定したとおりになっている。
では、ということで日本の自分の携帯に国際電話もかけてみたが、さすがにこれは動かなかった。
悪用するな、と注意書きはあるけど、このままだとセールスの電話を大量にかけさせたり、誘拐犯の電話連絡とかに使われたりする可能性もあるんじゃないだろうか。とも思う。
自分の電話番号がこの PhoneTrick に伝わってしまうので、このサイトが渡した番号を悪用する可能性もなくはない。広告をたくさん張ってあるので、とりあえずは広告収入をもくろんでいるのだろうか。このサイトの彼らが電話をかけるための費用は、というと、ひょっとすると Skype の北米内無料通話を使ってたりして。
ウェブと電話をつなげるということで、音声合成に限らず、吹き込んでおいたメッセージを特定の時間にかけることもできるだろうし、受けた電話を録音してウェブで保存・検索できるというのも出てきそうだ。
テキスト(ウェブやメール)と音声の通知を都合に応じて切り替えたり、両方で送信したり、というのも便利かもしれない。
2006年07月03日
タイピング速度測定サービス
出た文章を打ち込むと、分あたりの語数と文字数を測定して返してくれる。
やってみた。
- 打ち間違い6回
- 82.13 wpm (Word per minute ?)
- 340.54 cpm (Character per minutes ?)
間違った瞬間に赤色の警告で教えてくれるので、実際にちゃんとした文章がミスなく書けるタイプ速度は測れないけど。
2006年07月02日
多数派ゲーム
Majority Wins は、40個の質問に答えるだけのサイト。
目的は、正しい答えではなく、「多数派の答え」を選ぶこと。すでにサイトに来た回答者と同じほうを回答するとポイントが得られる。こういうのは、コンピュータを使わないパーティーゲームとしてはたまに見かけるような気がする。
自分は23点だった。どっちでもいいような質問にどう答えるか、みんなはどう答えただろうか、と想像するのが難しい。
ロジックは非常に簡単なので、ウェブアプリケーションの初歩的な実習としてもいいかもしれない。
投稿者 秋元 : 21:08 | コメント (2) | トラックバック
ToDoメッセンジャーbot
コマンドラインによる ToDo 管理ツールで最近話題になった ToDoTxt.com だが、自動応答スクリプト(bot)を使ってメッセンジャーから使うためのスクリプトも公開されている。(
作者のブログ記事 )
メッセンジャーはいつも起動しているアプリケーションだし、思いついたときに新しい ToDo を追加したりする場としてはいいかもしれない。メールでもいいのかもしれないが、メッセンジャーアプリも携帯や PDA に搭載されてきてもいるので、どこでも ToDo が管理できるという点ではひけを取らないだろう。
bot 用にもう一つメッセンジャーのアカウントを取ることが利用規約に違反するサービスもあるかもしれないが。
スクリプトは AOL Instant Messenger を使っているが、各社のメッセンジャーのプロトコルは勝手に解析され、各言語用のライブラリもあることから、自分のメッセンジャーで ToDo 管理することも可能だろう。
基本部分をプレインテキストという単純な形に思い切り、異なるUIや端末のためには拡張で対応する、という姿勢も LifeHack 的と言えるかもしれない。
2006年06月21日
日本人に訊け! Ask A Japanese Person
Ask A Japanese Person では、まだ始まっていないけど、現地(って日本か)スタッフが日本人に質問をしてくれるサービスらしい。
東洋の神秘の島国日本は、英語圏のネットでもよく取り上げられる。 (例 立体駐車場) (例 自販機)
ニンジャはいるのかとか、日本に興味津々な人は多いんじゃないだろうか。
ネットの力とローカルな取材力を組み合わせた、ナイスな Web1.0 サービスだと思う。ちゃんと運営してくれればね。
[追記] エピソード1が2006-10-02に公開された模様。質問は「今朝何食べた?」 あんまり面白くないけどね。
宗教とイデオロギーの盛衰地図 on Flash
英 BBC テレビのサイトで公開されている、Civilizations という Flash による地図が面白い。
リンク先右下の "Launch Civilisation" から開くことができる。
ユダヤ教、ヒンドゥー教、仏教、キリスト教、イスラム教、シーク教の宗教と、ローマ帝国、大英帝国、共産主義の国家・イデオロギーが、世界地図上にプロットされている。
左下で西暦を入力したり、CDプレイヤー風の操作パネルで年代を進めたり戻したり、変化の速さをスライダー調整したりできる。すると、年代にあわせて、世界地図上で各勢力が影響を及ぼしたところが色つきで表示されていく。
また、各勢力の "data" を選ぶと、その勢力にかかわる歴史上の事件も表示される。
高校の世界史で使うような歴史地図帳が、一枚のフラッシュの上にダイナミックに展開されている、という風に言えば伝わるだろうか。とても面白い。
[2006.10.13 追記] 似たような仕掛けによる中東の支配者の歴史。こちらも面白い。
投稿者 秋元 : 14:33 | コメント (1) | トラックバック
2006年06月19日
偽名作成サービス Fake Name Generator
Fake Name Generator は、架空の名前、住所と郵便番号、生年月日、母親の旧姓、電話番号、ソーシャルセキュリティナンバー(SSN)をアクセスするたびにランダムに生成してくれるサービス。
作成した名前が実在の名前と被ってないか調べるための Google 検索へのリンクも用意してくれている。
使う必要もないのに色々な個人情報を取得しようというサービスに対する反撃、なのだろうか。
今年のエイプリルフールに日本でも似たようなネタがあったね。
名簿の流出なども、こういったジェネレータで架空の名簿を流しまくれば、回収はできなくてもノイズが多くなって流れた個人情報の悪用も減る? よくわからん。
2006年06月18日
マンガ版 IMDB
via Digg
映画データの一大集積サービスとなった IMDB というのがあるけど、ComicBookDB.com は、マンガで同様のネット・データベースを作ろうというもの。
今みたところ、マンガというより Comic、アメコミや欧州のコミックばかりしかないけれど、こういうのこそ世界に誇るマンガ大国の日本がやればいいのに、とマンガ読みとして思ったりする。今登録されてる7000冊という数字も、日本のマンガの数からみたら微々たるものだし。
2006年06月17日
Pianolia - Flashによる新しい楽器
ドイツのPianolia というフラッシュで、ランダムな音楽をビジュアルに作るサービス(ゲーム?)が公開されている。
右のパレットには、大中小3オクターブ分の単音12個、6種類の和音があって、それを左側の四角か、下の3箇所のバーに配置できる。それぞれ動く方向を与えると、壁や他のブロックとぶつかったときに音が出る、というもの。
プリセット曲として、エリーゼのために、グノシェンヌ、猫ふんじゃった(蚤のワルツ)、あと GROTRIAN という謎の曲(ピアノのブランド名?)などが用意されていて、最初は曲どおりに聞こえるんだけど、すぐに収拾がつかなくなってしまう。
いろんな音や和音を落として、様々な方角に流していくと、ピアノを滅茶苦茶に、しかし音ごとに法則性があるまま弾き鳴らしているような感じになる。
[関連]
投稿者 秋元 : 23:12 | コメント (2) | トラックバック
2006年06月16日
飛行機の座席、どこがいい?
オンライン購入や自動チェックイン機などでも、飛行機の座席予約や座席指定ができるようになって久しい。
窓側・通路側、前が空いている席、ぐらいの判断基準で座席を決める人は多いけれど、よく飛行機に乗る人、旅なれた人のノウハウを集めて、うまくまとめて公開しているサービスがある。
Seat Guru, LoveMySeat は、 「座席の導師」「座席大好き」というような意味のネーミングか。
これらのサイトでは、各航空会社の様々な機体について、個々の座席の快適さ情報を集めて見せている。たとえば、ANA の使っているボーイング747-400、座席数323席の機体だと、それぞれ以下のリンクになる。
飛行機の座席表が、良い・普通・悪いと色分けされ、座席の上にマウスを置くと、さらに何が良いのか、どこが悪いのか、という補足情報がポップアップ表示される。
良い、悪いの参考情報としては、驚くほど様々な要素が書かれている、一部を訳してみるとこんな感じ、
- 搭乗口前で足元が広い
- 調理場の近くなので人が動き回る
- スクリーンが遠い
- 背もたれが倒れない
- 横2席なので二人旅行に最適
- エンジン音などが他の席よりうるさい
- 座席が揺れやすい
十数時間にもなるフライトの場合は、こういったサービスを利用して少しでも快適な座席を確保できれば、到着時の疲れも少しは減るのではないだろうか。
また、こういった座席の良し悪しは、当然航空会社のオフィシャルな情報として出てくることはないだろう。料金(ファーストやビジネス)や忠誠心(マイレージ会員のランク)などで優先的に割り当てられる座席はあっても、満席にしたい航空会社が全員に「よい席わるい席」を紹介するはずもない。
このようなサービスを知っていて活用する人と、サービスを知らない人では、同じ価格で航空券を買っても、得られるものが違ってくる。これまでは運に近かった、あるいはかなり詳しくてカウンターでうまく要求できた人にしか見えていなかったよい座席の確保という行動が、こういったサービスを知っているか知らないかで違ってくる。これも、一種のディジタルデバイドなのかもしれない。
ちなみに、SeatGuru は LoveMySeat がサイトを真似ているとして訴えている。両者は確かに情報の見せ方も良く似ているし、SeatGuru のほうが早くからサービスしているのも事実。LoveMySeat は争うというリリースを出している。
2006年06月11日
musicovery ネットラジオ+フラッシュUI
フラッシュベースのネットラジオで、洋楽をジャンル、曲調、明るさ、テンポ、DANCE(?)、年代、ヒット曲かどうか、などを選ぶと、その好みに応じたラジオ番組(といっても音楽がひたすら続くだけで、話は入らない)が生成される。
インタフェースがすごい。一般的なインタフェースではないが、ビジネスや生活ツールとは違い、聴かなくても害があるわけではない音楽というジャンルでは、こういう遊び心があり、他のUIから類推がしにくいデザインでもいいのかも。
投稿者 秋元 : 21:11 | コメント (2) | トラックバック
2006年06月10日
Google GBuy
via Forbes.com
RBC Capital Markets のアナリストによると、6月28日に Google が GBuy という支払いサービスを開始するとのこと。
GBuy は、PayPal のような、個々のウェブサイトが直接ユーザから集金できるサービスではないかということ。
このアナリストは、GBuy を使っていることが Google がオンラインショップに一定のお墨付きを与えることになり、さらに検索連動広告に GBuy 利用サイトかどうかを表示するといった検索との統合もありうる、と予想している。
eBay/PayPal にとっては脅威。
PayPal がなかなか普及しない日本のインターネットユーザにとっては、GBuy が日本語/円対応すればアメリカのような気軽な送金が一般化するきっかけになるかもしれないと思った。
# 28日ってまだ2週間以上先で、どっから聞いてきたんだこんな話、という感じもあるので、他の情報を待ちたいところ
[追記] 日付どおりに公開された。ただし名前は GBuy ではなく、以前から出ていた Google Checkout。
japan.internet.com の速報
2006年06月08日
Google Browser Sync でどこでも同じ Firefox 環境
via Google blog
Google Labs で Google ブラウザシンクという Firefox のエクステンションが出ている。
複数の場所にある Firefox ブラウザの、ブックマークや履歴、クッキー、パスワード、開いているタブやウィンドウを同期してくれるツールのようだ。
エクステンションを入れて Firefox を再起動すると、Google アカウントを訊かれる。また、このシンク用のパスワードを別途設定する必要がある。
シンクされる項目は、設定でシンクをしないようにしたり、暗号化をかけたりもできる。シンクされる項目は5つ。
- Cookie
- ブラウザに覚えさせているパスワード
- ブックマーク
- 履歴
- 開いているタブやウィンドウ
Cookie をシンクさせると、会社でログインした状態のページを家に帰って開いたとき(あるいは、ブラウザを閉じて再度開いたとき)に前回のセッション Cookie を復活させてくれるので、再度ログインする必要がなくなる。(セッションCookieは常に復元していいものではないので、シンクをさせるかどうかのダイアログが出て、復活させるセッションを選択することができる)
ブックマークについては、とりあえずは全ブックマークをシンクするが、いずれはシンクするものを選択できるようにするとのこと。
このエクステンションは、Google が持っているサーバに各情報を保存するようなので、ブラウザを一箇所でしか使っていなかったとしても、上記のような機能が使いたければ役に立つし、バックアップとしても使うことができる。
僕は、会社と家とノートPCのそれぞれでブックマークがばらばらに増えているのに困っていたので、このサービスは非常にありがたい。資料的なものはソーシャルブックマークを使っているけれど、日常使うようなものはやはりブラウザに登録しているので。
今は、複数個所で同時に Firefox が開かれているときにはシンクが動かないということで、同時には一箇所でしかブラウザを開かないようにして使わないといけない。
Internet Explorer でブックマークを同期させるサービスは、確かかなり昔から日本でもあったと思う。サービス名が思い出せないけれど。それがあまり使われているようでもないので、そんなにニーズは多くないのかもしれないけど、僕の個人的なニーズは高い。手放せなくなりそうだ。
これ、Firefox1.5 が動くのであればOS非依存なので、複数のデスクトップOSを使ってる人にとっても嬉しい機能なんじゃないだろうか。
GMail でメールがローカルからネットに移されたように、ソーシャルブックマークで保存用のブックマークがネットに移されたように、Flickrでローカルの写真ファイルがネットに移されたように、また一つローカルに縛り付けられていたデータがネット側に移行されるのかもしれないと感じた。
投稿者 秋元 : 13:39 | コメント (5) | トラックバック
2006年06月07日
Zasterisk - 電話で遊ぶ Zork
via Boing Boing
Zork 、ってご存知だろうか。1980年代前半に PC ゲームの世界を席捲したテキストアドベンチャーゲームだ。
テキストだけのシンプルなインタフェースで、"OPEN DOOR"、"GO SOUTH"などと入力すると、その結果がまたテキストで表示される、というもので、デザインされた家の中などを、コマンドを打ち込んで移動したり、小道具を動かしたりしてゴール(脱出だったり、何かを解決したり)を目指す、というもの。
これに挿絵がついたものが、ファミリーコンピュータのヒット作「ポートピア連続殺人事件」などで、これを知ってる人はもう少し多いかもしれない。
Zasterisk は、この Zork を、最近の技術と組み合わせて復活させたオープンソースアプリケーションだ。
最新の技術とは? IP電話交換機ソフトウェア Asterisk (解説)と、音声認識ライブラリ CMU Sphinx2、音声合成ライブラリ Festivalだ。
これらすべてがオープンソース。Zasterisk では、これらと、Zork が書かれているスクリプトの処理系である Zork Machine を組み合わせることで、Zork を電話で遊べるようにしている。
昔、MS-DOS 上でキーボードで打ち込んでいた命令を電話に向けて喋り、表示されていた次のシーンを電話で聴くことでゲームは進行するということ。
2006年06月06日
Googleスプレッドシート プレビュー
Google Labs の新サービス Google Spreadsheets の sneak preview が出ている。
Google Spreadsheets Sneak Peek
動くものが触れるわけではなくて、画面イメージの一部と、簡単な機能紹介が出ているだけだが。
- 表計算ソフトの基本機能、数値の表示形式変えたり、カラムでソートしたり、関数追加したりができるとのこと
- CSV や Excel 形式のアップロード機能
- フォントのサイズや色などはツールバーから簡単に変更できる
- メールアドレスで表の共有相手を指定できる
- チャットしながら同時に編集することも可能
- まずサポートするブラウザは Windows IE6 と Firefox 1.07以上
- (Gmail と同様の)オートセーブがつく
- CSV, Excel形式、HTMLでの出力が可能
機能的には驚きは少ない。Excel をブラウザに載せてオンライン共有させただけで、この手のサービスはすでにいくつも出ている。ただ Ajax の出来に関してはまだ見えないので、そこの部分がすごければ使われるかもしれない。なんといっても Google ブランドだし。
preview の最後から、テスト参加の申し込みができるようになっている。テスト参加者は人数限定で、早いもの勝ちということだ。
[追記]
まだ半日経ってないけど、テスト参加の案内がきた。Google Account でログインしてみて触っているところ。
UI はかなりがんばって Excel に似せているが、どうしてもできないのではと思われるところがそこここで見られるため、Excel のヘビーユーザからみれば単純に移行しにくいかもしれない。特にドラッグ&ドロップ系で、セルの連番を増やしたり、カラムの入れ替えをしたりという操作がない。
計算式を入れて計算結果が出るまでに、ちょっと時間がかかった。これはサービス開始でアクセスが多いからかもしれない。
関数はよく使う4,5個が表示されているが、"more"を押すとかなり多くの関数を選ぶことができる。計算はサーバサイドでやっているだろうから、関数は必要があればいくらでも増やせるだろう。
[さらに追記]
テストに参加している人も多いようだが、アカウントをもらってない人やアカウントを取りたくない人のために、一通りの機能を使おうとしている動画を紹介しておく。各10分づつほどで2本ある。
見ていると、Excel と同じように操作をしようとして、四苦八苦しているのがわかる。Undo がよくできているので致命的ではないけれど、違いを把握するまではイライラするのではないか。
2006年06月05日
恋愛通知サービス SingleStat.us
via TechCrunch
SingleStat.us は、MySpace (現時点で世界最大の SNS )のプロフィールを監視して、Relationship(恋愛関係)の項目が変わったら通知してくれる、というサービス。
既婚者だったはずなのに独身になってる、とか、彼氏あり、が彼氏なし、になった、とかの通知を、気になる他ユーザについてすぐに知ることができる、ということだ。(ストーカー?)
3.95ドル払うと、この通知を好きなだけ受け取れるようになる。さらに、自分の MySpace でこの SingleStat.us の紹介をした人は、これも無料になるということ(ブロガーライセンスに近いか)。
このサービス、規模が大きくなればともかく、さしあたり作るのはとても簡単そうだ。
有料会員がほんとうに現れるのかはわからないけれど、TechCrunch の記事でも MySpace で紹介したら無料、というやり方はバイラルマーケティングでユーザ獲得に効くかも、と言っている。逆に、MySpace で SingleStat.us の紹介してる人は誰かの恋愛状況を監視してる、と白状してるようなものという話もあるけど。
あ、あと日本最大の SNS である Mixi には既婚未婚情報とかないので(と思う。よく知らないが)、このアイデアを基に違った通知サービスを考えるのがいいのかも。
[2006.6.16 追記]
via TechCrunch "MySpace Nukes SingleStat.us"
MySpace の弁護士からのメールにより、サイトは閉鎖されてしまった。今の SingleSata.us は、メールと閉鎖の案内が残るのみとなっている。
MySpace 側の言い分では、 SingleStat.us が MySpace のサーバに「多大な負荷」を与えているので、ということだが、MySpace のユーザ数を考えればそれはありえないだろう。このサービスの意義はともかく、こういったちょっとしたアイデア、実験サービスをすぐに閉鎖に追い込もうという動きは残念だ。
2006年06月02日
Technorati のマイクロフォーマット検索と Pingerati
ブログ検索 Technorati の実験サービス公開場である Technorati Kitchen で、microformats 検索サービスが公開されている。
コンタクト情報( hContact (間違えた)hCard )、レビュー情報 ( hReview )、イベント情報 ( hEvent (間違えた)hCalendar )のそれぞれ、または全部について、登録済のマイクロフォーマット情報を検索することができる。
マイクロフォーマットは、XHTML などの中に部分的に埋め込んだ、簡易なタグと属性の組み合わせで、マイクロフォーマットの作法を従来のブログやウェブページ上の情報に付加することで、機械にも理解しやすいデータの公開や流通を促進させる目的で technorati を中心に発表され、少しずつ認知されてきている。
Movable Type や WordPress などのブログ作成システムでもプラグインが提供されていたり、Upcomings や EVDB などのイベント情報集約サービスでもサポートされている。
今は、少しずつ増えてきたこれらのマイクロフォーマットを、誰がどう活用するか、というところが注目されていると思うが、このマイクロフォーマット検索はそれに対する Technorati の回答だろう。
たとえばブログの場合は、これまで Weblog Ping で新記事の通知などを行っていた先に、technorati を加えることで(もう通知先に入ってる人も多いと思うが)、エントリ中に上記のマイクロフォーマットがあれば、それらを抜き出して検索対象にしてくれるようだ。
また、より多くの、「どこにマイクロフォーマット情報があるか」という情報を集めるために、同時に Pingerati (ピンゲラティ)というサービスがはじまっている。こちらは、IE や Firefox のブックマークレットとして登録し、ユーザがウェブサイトの閲覧時に「ここにマイクロフォーマットがあるよ」というのを technorati に教えてあげる、という仕組みだ。
投稿者 秋元 : 12:33 | コメント (5) | トラックバック
2006年06月01日
Google AdSense API がベータ公開
Google AdSense のブログにて、Google AdSense API のベータ公開がアナウンスされている。
公式ブログの解説によれば、この API によって、自分のサイトのユーザに対して AdSense の申し込みをさせたり、すでに AdSense アカウントを持っているユーザにも AdSense アカウントの管理を自分のサイト上で提供できるようになるということだ。
たとえば、無料ブログスペースなどが、自社サービスを使ってブログを作っているユーザに対して、AdSense の申し込みを勧誘するような使い方があるのではと思った。ブログサービス側ではユーザを集めるためのインセンティブになるし、AdSense の紹介プログラム( 照会先の収入によっては$100得られる )という実収入もある。
このプログラムの対象は、10万ページビュー/日以上あるサイトということなので、当面はそれなりにユーザがいるサービスが対象になるが、まだベータだし、今後対象サイトが小さなものまで広まる可能性もあるのではないか。
Google AdSense がより多くのサイトに載るための推進力になるかもしれない。Yahoo や MSN が AdSense の牙城を崩そうとしていることへの対抗先の一つなのかもしれない。
2006年05月29日
Google Checkout とは何か?
GDrive ドメインの謎で書いた、Google が取得したドメインを追跡している記者のブログで、Google Checkout の .net/.org/.info が取得されていることを報じている。
肝心の googlecheckout.com は他人が取っているようだが、商標を含んだドメインなので必要なら取り返すだろう。
Google Checkout は、この Garett Rogers が言うように、やはり Yahoo-eBay-PayPal ラインへの対抗サービスなのだろうか。
2006年05月26日
買収された or 消え去ったドットコム?
Acquired or Expired? (買収された? それとも消えてなくなった?) は、以前 Web 2.0 or Star Wars? (Web 2.0 のサービス名? それともスターウォーズの登場人物名? )というゲームを作ったcerado.com による新バージョン。
前回のドットコムブーム(2000年前後)に興った25個のドットコム名を見て、どれが成功して買収されたもので、どれが失敗して無くなったものかを当てるというゲーム。
僕もやってみたが、、、正解は25個中の15個。ランダムに選んだのとそう変わらない。Webvan や eToys あたりは有名なのでわかったんだけど、ペット関連のサービスなんてどれもうまくいかなかったように見えたし。難しい。
ページ末尾の see answers というリンクから、全25個のドットコムの最期についてのニュースへのリンクがまとめられているので、失敗や成功から学びたい人はチェックするといいかも。
2006年05月25日
YahooとeBayが戦略的パートナーとして提携を発表
Yahoo, eBay form Web advertising alliance
ついさっき発表されたニュースのようだ。まだ日本語のニュースは出てない。
発表された提携案では
- eBay に Yahoo がバナー広告、スポンサードサーチを独占的に提供
- Yahoo の検索から eBay の関連商品への連携
- Yahoo がPayPal を採用 広告やSMB向けサービスの支払いもこれになる
- eBayツールバーにYahooサーチ、メール、My Yahoo などの連携機能を統合
- "Click-to-call"(クリック広告から電話へつなげる)の採用を検討
などを行う計画があり、今後数ヶ月のテストフェーズを経て、2007年にはすべて実装できる見通しとのこと。
PayPal 以外にも Skype, Kijiji など eBay 所有のサービスが Yahoo 陣営に入っていくわけだ。重複もあるだろうけどユーザベースは増えるし、残りの列強 ( MSN や Google ) と伍していくに必要となったのかもしれない。
[参考]
[追記]
日本語のニュースも一通り出揃った。
Yahoo! と eBay、広範な複数年の戦略提携を締結 など
New York Post の記事で、マイクロソフトも eBay と統合の話し合いを数週間続けていたのでは、という話もある。Yahoo!-eBayの提携関係が浅ければ、まだこの話も無くなってはいないかも、とのみかたも。
We Endure ソーシャル持久力比べ
We Endure は、自転車、マラソン、水泳など持久力が試されるスポーツのトレーニングを、他人と共有して競うサービス。
早起きを記録して共有する早起き生活とコンセプトは似てるかな。
一日何マイル走ろうとすべて自己申告なので、負けず嫌いの嘘つきの登場と、それによるコミュニティの崩壊とかはどうやって防ぐんだろうか。
2006年05月22日
Flash ベースの Visio風サービス gliffy がベータ公開
gliffy から「ベータ公開したよ」の通知メールが来た。
gliffy は、Flash を使い、ブラウザ上で図を描き、サーバ側に保存したり、共有・公開したりできるサービス。
できあいのパーツがそれほど多くないように思うけど、さすがにFlashだけあってデスクトップアプリとあまり使用感が変わらない。
作成した図は、gliffy上で保存や公開もできるし、SVGやJPEG形式で書き出すことも可能。
基本的な図形を組み合わせたパーツをユーザ間で共有して再利用できるようになれば、もっと広まりそうだけどなあ。ネット上のサービスだからそっち側に伸ばしていくことを期待する。
Windowsだと、ペイント系のアプリは入ってるけどドロー系は入ってないので、日常ほとんど図を描くことはないけど年に何回かだけ必要になる、ぐらいの人には、これいいかも。まさに自分がそういう層なんだけど。
[関連]
ajaxLaunch のワープロに続く第二弾はお絵かきサービス ajaxSketch
2006年05月20日
米Amazonがオンデマンド製本サービスを発表
19日、Amazon と100%子会社の BookSurge が、出版社向けに Print-On-Demand サービスを開始すると発表した。
出版側が書籍のデータを Amazon に預けておくことで、注文が入ったときに書籍を印刷して販売することができるようになるとのこと。
これはまず、絶版が無くなるしどんなマイナーな本でも対応できるので、ロングテールをさらに伸ばす効果があるだろう。他で品切れの本が Amazon でだけ買えるとなれば競合はきついだろう。
しかしそれ以上に大きいのは、取次ぎへの影響だろう。既にAmazonでも出版社から直接買い付けている本があるという話も聞くし、ますます中抜きが進むようになる。
「なか見検索」で、一部の書籍については本文のデータやページのスキャン結果がAmazon側に提供されていたとは思うが、Amazon が注文に応じて製本するとすれば、書籍のデータが Amazon 側に渡るということだ。さまざまな書籍のコンテンツを一手に集められれば、検索や統計機能を提供することでさらに他と差別化できるだろう。
データさえ出せば出版元になれるということで、今まで自費出版していた層にも広がるかもしれない。そうすると出版社の位置づけも磐石じゃないかもしれない。
そして、どうせ読者はブラウザで Amazon まで来てるんだから、ということで、集まってるデータをそのままオンラインで読めるようにすれば、一気に電子書籍も普及、ということだ。
この Amazon に対抗できるとしたら、Google Book Search で、検索側から書籍データにアプローチしている Google か。
万が一 Googlezon とかになっちゃうともう他はキツイだろうけど。
[追記]
ITPro で日本語の記事が出た
2006年05月19日
家庭教師アウトソーシング
ワシントンポスト.com の記事 "Homework Help, From a World Away" によれば、アメリカでは子供がネットを使ってインドの家庭教師に教わるサービスが始まっているということだ。インドからアメリカへのオンライン教育の市場は既に4億円とか。
すでにコールセンターにかけると出てくるのはインド人など外国人が多い現状はあるし、通信費が安くなってきてるので適用分野はますます広がっていくのだろう。
日本でも IP電話を使った英会話教室が出てきているけど、アメリカと違って海外に日本語を喋る地域が無いから、外国語以外を海外から教えるというのは難しいようには思う。でも、日本語を覚えることで年収が何倍にもなったりするのであれば、地球の裏側の優秀な教師が日本語を覚えることも近い将来起こりうるのかもしれない。
2006年05月12日
Google notebook は Google ブックマーク?
via TechCrunch
来週公開予定の Google notebook だが、スクリーンショットが公開されている。Google 社員のブログで明らかにされたものなので、非公式ではあるが意図的なリークなんだろう。
Google 製のdel.icio.us (あるいは はてなブックマーク)ということだろう。Google の検索結果から notebook に放り込めるようなので、その点有利か? でもブックマークするのはページを見てからで、検索結果から直接放り込むことは少ないと思うけど。
ページ内のテキストをハイライトして notebook に取れるようなエクステンション(対応ブラウザ不明)や、IEとFirefox用のブックマークレットも同時提供されるということだ。
このあたりまでは del.icio.us をひっくりかえす要素にはならないと思う。利用ユーザの数も del.icio.us の魅力ではあるし。Google notebook が伸びるとしたら、Google の名前によってユーザ数がそれなりに増えた上で、 Google の強みである検索がブックマークの検索についても高速に働くか、によるかもしれない。
[追記] タグというより必要な部分をまるごとメモ、bookmarklet より敷居の高い拡張ツールのインストールなど、スクリーンショットから予想したサービスとはかなり違っていたようです。詳しくは徳力さんのエントリを。
2006年05月11日
Google Trends
Google からまた面白いサービスが。goo とかもやってることではあるけど。やっぱりデータを押さえてるところは強いね。
Google Trends は、検索キーワードを与えると、過去に Google でおこなわれた検索量の推移をグラフにして見せてくれる。
また、トレンドグラフの下側は、Google News に登場したニュースの項目数の変遷が折れ線グラフ化され、グラフが大きく変動しているところでは、そのときに起こったニュースをピックアップしてマークし、右側に当該のニュースへのリンクが表示される。
下のほうは、検索者の IP アドレスから、そのキーワードで検索した人を地域や国、言語ごとにわけてランキングしている。
国や言語の分類は、日本語の場合はあまり役にたたなさそうだけど、英語なら英語で検索といっても国はたくさんあるし、アメリカではホットじゃないけどオーストラリアで注目されている、みたいな観察もできるのかもしれない。
入力は日本語でもいいみたいだ。最大5つまでのキーワードをカンマで並べて与えられる。また、それぞれのキーワードは、複数単語や除外単語など、通常の Google の検索と同じように "..." や - が使えるようだ。(詳細は FAQ の 2番)
例: ヤフー, グーグル, ライブドア 日本語のニュースが出るともっと例としていいんだけど。
例2: Yahoo, Google, Amazon, AOL, MSN
このサービスは、正式サービスではなく Google Labs 扱いで、実験的なサービスということになっている。また、メニューもそうだがニュースのピックアップ等の対象は英語のみだそうだ。
[追記]
2006年05月08日
Google Maps API のボタンを日本語にする方法
4月27日のブログで、ヨーロッパ主要各国の地図が追加されたのと同時に、API 経由で描いた地図のコントロールを日本語(や他の主要言語)にする方法も書かれていた。
Google Maps API のライブラリを呼び出す際に、以下のように "hl=ja" をつければ、
<script src="http://maps.google.com/maps?file=api&v=2&hl=ja&key=キー">
これまで英語だったコントロールボタンが、日本のGoogle Maps と同様、「マップ」「サテライト」「デュアル」になる。
# それとも、Google Maps のほうも英語ボタンだったっけ? 覚えてない…
解説では version 2 が指定されている(v=2)けれど、API version 1 でも同じように指定すればコントロールが日本語になるようだ。
以前の サイボウズ地図 と 博物館地図 にもこの変更を入れてみた。
他に Google Maps のコントロールで文字が出てくるところがあるか知らないので、この新機能は3つのボタン名をカタカナにするだけのものだとは思う。でも、こういうところを対応していかないと(英語のせいで)敬遠するユーザは多いだろうから Yahoo! Japan を追撃するには重要だろうな。google.co.jp にはまだ "more" とかあるし。
投稿者 秋元 : 21:42 | コメント (1) | トラックバック
ajaxOS か。。。
ajaxLaunch 毎週水曜の新作発表、ゴールデンウィーク休んだから何か出ているだろうと思ったら、Flash mp3 プレイヤー ajaxTunes の後は出ていないらしい。
過去に出したもののバグ修正や要望対応などをしているというブログでの発表で、「毎週一個」を続けるための隠し玉も切れてきたのかもしれない。
あとブログで、ajaxOS 近日公開、というのも書かれていた。Linspire (旧 Lindows)ベースに、これまでの ajaxLaunch 製ウェブアプリケーションとの親和性を高めたデスクトップ OS だそうだ。つまり、ajax と関係ない。これまでのアプリも ajax 関係無いのが多かった(XUL とか Flash とか)けど、ウェブアプリケーションすら関係ない。
OS から入れ替えられるくらいだったら、制約の多いブラウザベースのアプリケーション使うこともないし、ブラウザベースでどこからでもアクセスできるんだったら、OSやブラウザが何でも関係ないので、どうにも理解に苦しむんだが。。。
2006年04月27日
Google Sitemaps にルール違反指摘機能が追加
via Google Sitemaps Blog via Matt Cutts Blog
Google Sitemaps は、Google のクローラーに対して自サイトのページ群を能動的に教えることで、Google により最新のページを持ってもらおう、というサービス。うまく Google bot が探してくれないページを登録するという意味でも、SEO対策の一部として使われることがある(ちゃんとトップや他サイトからリンクされて見つけてもらうほうがいいはずではあるが)。
その Sitemaps のブログで、いくつか統計情報の提供機能などが追加されたというアナウンスがあった。
注目は ”Notification of violations of the webmaster guidelines" というセクションで語られていることで、Google のガイドラインに違反している場合に、違反しているのでインデックスされてない、とか、いつの時点から違反認定されているか、などが表示される、というのがサンプルの図からは読める。
AdSense 不正クリック絡みのトラブルや、インデックスから予告なしに突然消えてしまうトラブルなどで、サポートの人間味の無さ(当事者じゃないので本当に無いのかどうかは知らないけど)が非難されることが多くなってきた Google だけど、この機能が充実すれば(しないかもしれないが)、そういう非難も多少は解消するのではないだろうか。
その他にも、ロボットがいつ訪問して、どのページがエラーで取れなかったとか、いろいろ分析が表示されるようになっている。Sitemaps のページ登録機能を使って無くても、自サイトを登録してページのインデックス状態をチェックできるという意味ではいいかもしれない。
[参考]
サイバーエージェント、Googleの逆鱗に触れてインデックスより削除
2006年04月20日
ajaxTunes - ajaxLaunchの第5週目リリース
いつものように Ajax とついてるけど、プレイヤー部分は Flash だ。今回は XUL アプリではないので、Internet Explorer でも OK。
用意されている4万曲を聴くことができて、自分の持っているファイルを自分のlocker(ロッカー)にアップロードしてそれをブラウザから聴くことも可能。「共有」とかそういう危険な言葉は出てきてない。
mp3.com をやった人なので、音楽配信はやっぱり好きなのかも。ワープロ、ドローイング、動画編集、Excel ビューワ、音楽プレイヤー、とシリーズの統一性(技術もだけど)がないなあ。
[過去エントリ]
ajaxWrite のCEOは mp3.com/Lindows(Linspire)のマイケル・ロバートソンだった
ajaxLaunch のワープロに続く第二弾はお絵かきサービス
ajaxLaunch.com の毎週リリース第4弾は Excel ビューワ
Ziki - オープンなソーシャルネットワーク
Ziki というサービスが始まっている。
さっそく試してみたところ、これはオープンな SNS を狙っているのではないか、と感じられた。
ユーザ登録して、自分にタグをつけていくと、タグのついたほかのメンバーの一覧ページができる。これは mixi などでいうコミュニティにあたる。
自分の属性には、自分のブログをはじめとして、RSS で提供されているさまざまなものを含めることができる。例として推奨されているのは、Blogger.com などのブログサービス、写真共有サービス Flickr 、ブックマーク del.icio.us/Blinklist など。カレンダーサービスの RSS 出力などを食わせるのもありだろう。
RSS を追加する際に、RSS のカテゴリーを指定させられる。フィードの性格ごとに違う表示をするのかも(あるいは、将来するつもりなのかも)しれない。そのカテゴリは、投稿、写真、ビデオ、音声、リンク、推薦、個人広告、イベント、地図、コメント、その他、となっている。
また、グループというのを別途作り、グループに参加し、タグを持たせることもできるようだ。グループは特定の URL を属性として持たせることができて、たとえば Flickr というグループでは Flicker.com がポイントされている。グループを代表するサイトやサービスが存在するのであれば、内部でグループの情報を持たずにそれを指してしまうというのも、マッシュアップ的ではないか。
個人タグやグループ以外にも、ネットワークというところで他メンバーを自分のネットワークに登録したり、他のメンバーやグループをお気に入りに追加したりもできる。
実際に他のメンバーとやりとりしてみないと、このあたりのネットワーキングの種類が妥当なのか、いろいろやりすぎて混乱しそうなのか、まだちょっと見えてない。
日本語もそれなりに入ってる。ただ、入れる箇所によっては、タグで日本語をはじかれることもあるようだ。
運営者のブログによれば、ニューヨークベースで今年の2月に始めたばかりの会社ということ。写真の出ているメンバーは5人。
個人的には、ASP型のブログサービスが勝手に FOAF を生成し、それをプログラムで集めてまわることで人の関係などを視覚化したり検索させたりするようなサービスができればいいと思っていたが、FOAF 絡みで面白い動きは最近無いし、Ziki のようなやり方も参加者を一定数集めることができれば(ここが難しいけど)、その先いい展開につなげられるのではないかと思う。
また、MySpace は 2000 万人、国内の mixi でも 300万人いるわけで、大手は閉じた SNS とは言いにくい状況になっている。どうせ個人情報などに気をつけて書かなければならないようになっているのであれば、オープンにできる情報だけを載せたオープンな SNS もあってもいいし、相手が加入しているかどうか無関係に自分の名刺代わりに見せることができる代表ページがあってもいいかとも思う。
運営者ブログでは、このあと Ziki Marketplace という、個人売買のマッチングサービスも追加する予定、ということで、期待したい。
[追記] Techcrunch のレビューが出た。ただし、ユーザ登録でトラブルが多く散々だった、というだけのエントリ。Techcrunch にこの扱いをされると今後の勢力拡大はたいへんかも。自分の場合は、確かに訊かれる項目数が多すぎるとは思ったものの、登録自体は問題なく完了したけど。
また、SNS機能を足した Suprglu だ、という指摘も。Suprglu は知らなかった。
[追記2] Zikiから一週間遅れでベータサービスが始まった excite ネームカード、非常に近いコンセプトのサービスのようだ。やはり、オープンなブログ等をつなげて SNS 的な関係を作らせたい、というサービスはみんな考えているようで。
2006年04月18日
Google Travel
via Times UK
Google が旅行広告のチームのために ニューヨーク、シカゴ、ダラス、シアトルで求人してるようだ。書き方からすると、単に現状の広告システム(AdWords)を旅行業界に売り込む話でもなさそう。となると Google Travel か!? という話になっていくわけだ。
Times の記事で書いているが、地図とデータベースとスケジュールの仕組みを用意した上では、旅行検索・旅行広告へ参入するのも自然な流れに思える。
それにしても、求人広告からニュース記事が書かれてしまうとは、さすがとしか言えない。
ちなみに(とつなげるにはちょっと無理があるか?)、サイボウズ・ラボやサイボウズ本社の求人はこちら。サイボウズの次製品・サービスを推測してみたい方はどうぞ。もちろんサイボウズ|サイボウズ・ラボでの研究や開発に興味のある方も。
[追記] 渡辺聡さんからトラックバックでするどいご指摘をいただいた。
Googleの最近の競合は何よりIACになりつつあるというのはどこかで書いただろうか?
たしかに Google は IAC と各所でぶつかっている&いくのかも。IAC って他の勢力みたいに共通ブランドを押し出してないので、総体としては大きいのにすぐ存在を忘れちゃうなあ。自分だけじゃなく、ブログ界全般からも G/Y/M/A/e なんかと比べて言及されることが少ないように思うし。
2006年04月17日
宇宙の歴史 on Flash
http://dl.xferla.net/mirror/ovelho.com/evolution.swf
赤い三角のスライダーを右へひっぱっていくと、それぞれの年代に起こったこに関する絵や解説が現れる。おもしろい。
2006年04月15日
Google Maps 本体も俯瞰地図を採用
Google Maps API version 2 で使えるようになった、今見ている地図の場所を見せるための小さなサブ地図が、Google Maps/ローカルで表示されるようになった。
2006年04月14日
ajaxLaunch.com の毎週リリース第4弾は Excel ビューワ
ajaxXLS は、エクセルファイルのビューワとなる XUL アプリケーション。
# やっぱり、自信のある順に公開してるんだろうか。先週は1,2 週目と関係無い、別設計らしいアプリだったし、今週はビューワ。。。
2006年04月13日
Google Calendar なんか怖くない
よく出来てることと、普及するとか使われることとは別だからね。それは Kiko にも言えるけど。
Google Calendar 公開開始
via 平田さんのブログ
前から噂のあった Google Calendar が公開された。
スケジューラ本体機能
マウスによる直感的なイベント作成
ドラッグ&ドロップ操作による日や時間の変更
自然文によるイベント追加( 30 boxes などで使われていたもの ) これは日本語非対応
カレンダー、イベント名、住所などすべて日本語OK
住所から Google Maps へのリンク生成
タイムゾーン対応
ロケール
日欧米3形式での日付表示切替
午前午後, 24時間表記の切替
週の開始日を 日(日米)、月(欧州大陸)、土(どこ?)から切替
週末の色分け
こちら側対応機能
印刷用画面 (日本語のイベント名が消える!!)
共有機能
他の Google ユーザとの共有カレンダーの作成
個別イベントごとに、ゲストユーザを招待することも可能。ゲストは Google アカウントの有無に関わらずメールで参加不参加を返答することが可能
複数カレンダーを重ね合わせた個人カレンダービューは、日、週、月、4日先、リスト形式、での表示を持つ
個別カレンダーへの色づけ機能
各国祝日データのオーバレイ、iCal などの外部カレンダーの取り込み、他ユーザとの共有カレンダー
イベント詳細まで公開するモード、イベントの存在(時間が空いてないこと)だけを公開するモード、非公開モード
公開レベルによっては Google 検索から登録カレンダー/イベントが見えるようになる
イベントについたディスカッション機能
移行
Apple iCal からの移行機能
Microsoft Outlook からの移行機能
Yahoo! Calendar からの移行機能
API
Atom および iCal による個別カレンダーデータの公開
通知
メール、SMS、ポップアップによるイベント通知
招待、拒絶等のメール/SMS による通知
一日の計画をメールで通知
米国内携帯電話各社に対応した携帯電話への通知
CSI/ブログパーツ
特定イベントにリンクさせた Google Calendar パーツを自ページ上に貼り付け可能
ここまでの感想
- Google らしく、手堅いつくり
- 「驚愕の新機能」は無いが、これまで出てきたオンラインカレンダーサービスにある機能は網羅している
- Firefox 1.5.0.1 で、ときどき思ったようにイベントをつまんだりクリックしたりできない。アクセス集中で重い?
- Google Maps との連動はかなり物足りない。もっと面白くできるのに
- 携帯関連は米国中心、さすがに日本のユーザに手は回っていない。メニューの日本語化が先だろうし。
よくできているが、これまで出た他サービスと大きく違うわけではない。ただし、Google のブランド力、Google Account で大量のアカウントユーザがすでに居ること( GMail などとの連携を強化していけばユーザは流し込める )が差別化要因か。
また、このあとユーザ数が大量になったときに、小ベンチャーでサーバ数台でやっているところに比べて、パフォーマンスを落とさずに対応していくノウハウが多いだろうから、使い手にとっては安心感があるかもしれない。
[追記] 15:24 現在、設定した祝日や共有された他人のカレンダーが一切表示されず、表示しようとしてもエラーになる。アクセス集中の影響かもしれない。
[参考]
モダシンさん、渡辺聡・情報化社会の航海図、河村さん
2006年04月12日
メタメタWeb2.0サービスが必要かも
新規登場のサービスとは気づかず、そのまま流してしまうところだった。
10日に紹介した BuzzShout みたいなサービス。以上。
。。。というのも、作ってる人には悪いかなあ。
Web2.0 List は、Web2.0 サービスについて、登録、レビュー、タグ、レーティングづけ、ができる、ソーシャルレビューサイト。
# やっぱり説明が同じだ。
ほぼ同じコンセプトのサービスが、ほぼ同じ時期に出る、というのは、独自性が無いとも言える。同じのが先に出ちゃったので、あわてて公開を早めた可能性もあるけど。
Web2.0 サービスを整理するブログエントリやサービスの登場は、Web2.0 を標榜するサービスの乱立状態に惑わされている人がそれほど多いんだ、ということでもあるかもしれない。あとお金の匂いがするのかもね。
こうなったら、Web2.0 サービスを整理する「メタ Web2.0 サービス」を整理するための「メタメタ Web2.0 サービス」が必要だ。うん、そうに違いない。
あとで読むサービス
開発合宿の成果がまた一つ公開されたようで。
ブックマークレットで取得したページを、メールで受け取るサービス。これはシンプルで機能がわかりやすいから英語版もいけるかもねー、という話をしていたが、英語版と同時公開らしい。
2006年04月10日
メタWeb2.0
via TechCrunch
Buzzshout は、Web2.0 サービスについて、登録、レビュー、タグ、レーティングづけ、ができる、ソーシャルレビューサイト。
Web2.0 的なサイトを作って、この「Web2.0 サービス」乱立の状況を整理しようという、「メタ」Web2.0 サービス。
[参考]
Web2.0 ディレクトリ - 900 以上の Web2.0 サービスを 50 以上のカテゴリに分類
2006年04月07日
電話番号に対応する綴りを教えるサービス
アメリカの広告で、1-800-WILDLIFE みたいな形式で電話番号が書いてあることがある。電話機の各数字には、一緒にAからZまでの文字も書いてあるため、文字をみながらナンバーを打つと、元の電話番号にかけられるというものだ。
数字の羅列を記憶するのは人間にとって苦痛だし間違いも多いが、意味のある単語だったらひとかたまりとして覚えやすいので、広告効果もあるのだろう。
PHONESPELL は、電話番号を入れると、その電話番号になるような英単語の候補を教えてくれるサービス。
これが日本向けであれば、たとえば、いい語呂合わせ( 4126 良い風呂! )を教えてくれる、というサービスもありうると思う。
また、非常に限定されるが、全部が「あ」段の店名・人名であれば、オリジナルの PHONESPELL と同じように、携帯電話のボタン上の「あかさたなはまやらわ」を組み合わせた番号を使えるかも。
# 0120-かわらやかわらや (20982098)、という瓦屋とか。瓦屋は電話重要そうじゃないけど。
日本語の語呂合わせを見つけてくれるソフトウェアは、クライアント型のツールとしては存在したようだが、ネットのサービスとしては語呂合わせのものは見つけられなかった。
もっとも、電話番号を語呂合わせで覚えさせるというのは、電話機のアドレス帳機能やQRコードなどが充実している現状では、もう流行らない手法かもしれない。ただ、語呂合わせなら、電話番号に限らず、車のナンバー、ダイアル式の鍵、試験の暗記物とかいろんな番号を覚えるための手助けになるかもしれない。
ネットサービスとして語呂合わせ提案機能があって、さらにその番号を販売できたりすればいいかも。電話事業者や車のナンバーの交付者など、番号を割り当てる商売をしている事業者が、これまで魅力的と思われていなかった番号にも価値を追加することができるかもしれない。他にユーザに数字の並びを割り当てる商売って、どんなものがあるだろうか?
投稿者 秋元 : 22:32 | コメント (4) | トラックバック
2006年04月06日
バカの本
"* fof dummies"という洋書のシリーズがある。日本語で言うと「バカのための○○入門」みたいな意味か。
で、こちらがそのニセ表紙を作るためのジェネレータ。
ちょっと変だけど日本語も出るところがえらい。
amazon.com で "for dummies"で検索すると4000件以上出てくるし、そうとう人気のあるシリーズだ。日本人だったら「バカのための」というタイトルはつけないと思うが。
アイデア自体は O'Reilly 表紙ジェネレータと同じなんだけど、あっちは技術者にしかわからないので、一般向けにはこの dummies ネタのほうが面白いかもしれない。
投稿者 秋元 : 19:20 | コメント (4) | トラックバック
2006年04月05日
Digg のようなサイト一覧 英語圏&各国版
Digg は、Slashdot をページビューで越えたと言われているニュース論評サイト。
ユーザから「これ面白いよ」と投稿されたニュースに対して、登録ユーザみんなで「面白い」というクリック(本家なら "Digg"、「へぇ~」ボタンみたいなもの)を押す。
たくさんの人がいいと思ったニュースから順番に表示されるので、訪問者は今どんなニュースが話題か、というのを知ることができる。
流行にしたがい、ものすごい数の亜種サービスや、オープンソース実装などが登場している。
以前にも、 Digg とそのフォロワー達、という、10個の類似サービスについて書いた記事を紹介したが、今回の紹介記事は、とにかくリストの長さに圧倒される。
- Digg や類似サービスに関するブログ記事リスト
- Digg と Digg のようなサービスリスト (カテゴリが細分化されているのが多い)
- lots of kicks シリーズ
- Meneame/Pligg の利用サイト
- 英語以外の Digg 風サイト
- 英語以外の Pligg 利用サイト
"lots of kicks"シリーズというのは、ユーザが投稿するときに Google AdSense の ID を登録できて、もし大ヒットするような投稿ができたら、AdSense からの広告収入を "lots of kicks" と投稿者で折半する、という、投稿者の参加インセンティブを高めた Digg スタイルのサービス群。
Digg 風サービスのオープンソース実装としては、スペイン語の Meneame がまずあり、それを英語にローカライズした Pligg が多く使われている。Meneame/Pligg は PHP/Smarty によるアプリケーション。
日本語化されたものは Rauru-block や Opensources.jp で運用されている。
Slashdot の Geeky さを薄めた感がウケているのかなあというのが僕の見立て。
投稿者 秋元 : 18:29 | コメント (2) | トラックバック
2006年04月03日
ページ上RSSリーダ grazr
grazr は、OPML で提供されている複数フィードを、自ページ上にコンパクトに表示してくれる CSI (Client Side Include)サービスだ。もちろん、個人のRSSリーダーと違い、公開されているページに張られているので、サイト訪問者に見せる、みんなで見るための一覧になる。
RSS リーダーの表示領域は大きくなりがちだが、階層構造をいかに小さなスペースで見せるかという工夫をデザインと Ajax による遅延読み込みで表現したこのサービスはなかなか面白いのでは。
opml を与えて、あとは表示の幅や高さ、フォント指定などをすると、貼り付けるためのコードが生成される。作ってみたものを下に一つ張っておく。日本語も問題なく表示できているし、コンテンツまでページ上でちゃんと読める。
2006年03月31日
ajaxLaunch のワープロに続く第二弾はお絵かきサービス
毎週水曜日に新サービスを公開する、と予告していた ajaxLaunch から、ajaxWrite に続く二つ目のサービスの公開があった。
ajaxSketch は、 Firefox 上で図が編集できる XUL アプリケーション。
丸、四角、多角形や線、文字、色、フォントなどを使ってそれなりの図を描くことはできる。
出力形式が svg のみなので、FireFox 1.5 はいいが Internet Explorer 6 のユーザに図を見せようと思うと SVG プラグインなどが必要になってしまう。svg 形式はデータも小さくていいと思うんだけど、ベタな画像ファイルとして出力する機能もあってもよかったんじゃないかと思った。
Windows にはペイントはあるけどドローツールは標準でついてこないので、Windows (と無料の FireFox)さえあれば図が描けることはいいことだ。めったに図を描いたりしない人がたまに描くにはこれで済んでしまうのかもしれない。
2006年03月24日
Google Base の Google 本体への組み込み
via 正体をあらわしはじめたGoogle Base。通常検索の絞込みに使われることのインパクト
いやもう、これはたいへんなことだ。
Google Base は前からしつこくウォッチしてるけれど、これまで日本語圏ではほとんど流行ってないようで軽く見られがちなんじゃないだろうか。
コンテンツ集めたら、もちろんそれも通常の検索結果に入れてくるとは思っていたが、ここまであからさまな誘導をするとは思わなかった。
僕なんかだと、最近は電卓も乗り換え案内も辞書も Google なので、もともとそれらの競合を提供していたところは影響受けていると思う。kokepi さんの指摘される、データベース系のサービスが Google Base によって受ける影響というものかなりあるのではないか。
[関連エントリ]
Google Base はクラシファイドではない。Wiki のデータベース版だ
2006年03月23日
ajaxWrite のCEOは mp3.com/Lindows(Linspire)のマイケル・ロバートソンだった
ajaxWrite 登場に関する速報のエントリを書いたあとさらに調べていると、非常に面白いことがわかった。
ajaxWrite がどうやってできたか、について書いているこのブログのオーナーは、Michael Robertson。
代表的な仕事は
- mp3 のオンラインサービス mp3.com の創立者 (参考)
- Windows 互換のデスクトップLinux を目指した Lindows(後に改名して Linspire)の CEO (参考)
- 無料IP電話の SIPphone (参考)
など、先駆的な製品/サービスを出し続けている人物。( mp3.com でレコード業界と、Lindows でマイクロソフトと法廷闘争を繰り広げた人物でもある ) (本人による略歴はこちら)
じつは、ajaxWrite はこのマイケルロバートソンの新事業だったのだ。
また、ajaxWrite のサイトに、いくつか色違いのハテナマークが並んでいるが、これにも意味があった。
彼のブログによれば、ajaxWrite はデスクトップのアプリケーションを置き換えていくシリーズの第一弾に過ぎず、
「これから毎週水曜日12時(米国西海岸時刻)に洗練されたソフトウェアを ajaxlaunch.com にて公開していく」
ということ。毎週だよ? おそらくかなりのアプリケーションが完成に近い状態でお披露目を待っているのだろう。
前のエントリで、「オンラインサービスでのワードプロセッサは、共有にこそ意義があると思っているため、このままでは特に先がないように思う。」と書いた。
Web2.0 的なユーザ間での情報共有が無いことを問題にしたつもりだったが、ロバートソンの説明を読んでいくと、これは Web2.0 や Ajax という文脈で評価すべきサービスでは無い。
ブラウザ上のアプリケーションで現在のデスクトップ上のアプリケーションを置き換えられる、という技術を彼に持ち込んできた技術者の話は、そもそも Web2.0 や Ajax という言葉が無かったときから始まっているようだし、ロバートソンは Lindows でアプリケーションの配布やアップデートをサブスクリプションモデルで販売した実績もある。
ということは、彼はあくまで過去にやっていたことの延長で、デスクトップの Microsoft Office やその他のアプリケーションを、ブラウザアプリで置き換えていくつもりらしいのだ。考えていたプランを進めているうちに、Web2.0 や Ajax が登場してきたため、せっかくなのでバズワードである ajax を名前に入れた、ということではないか。
もちろん、ユーザをたくさん集めて広告で稼ぐとか、サービスを Yahoo などに売りつけるという「今風」のビジネスモデルでは無いのだろう。アプリケーションとしての完成度が高くなっていけば、パッケージ製品クライアントアプリケーションの代替として課金していくものと思われる。
当分、毎週水曜日(日本は木曜)のサービス公開に注目が必要だ。
[参考]
slashdot のインタビュー翻訳。アプリケーションの配布についても語っている。
Ajax ワープロの新顔 Ajaxwrite
[追記] 詳細エントリ「ajaxWrite のCEOは mp3.com/Lindows(Linspire)のマイケル・ロバートソンだった」を追加
Google の Writely 買収で話題になった、Ajax によるブラウザベースのワードプロセッササービスに、また一つ新しいのが登場した。
ajaxwrite という直球なサービス名のこのサービス、とことんマイクロソフトワードを模倣しようとしているようだ。メニュー構成までそっくり。保存すると .doc ファイルになるし。(RDF, テキスト, PDF 形式もサポート)
日本語も普通に使える。選べるフォントに日本語向けのフォントはないけれど、どれを選んでも日本語が表示されている。
ユーザ登録が不要で、作成した文書はサーバ側にストレージが無いようなので、今のところは MS-Word でできることをわざわざブラウザでやっているだけになる。MS-Word は有料ソフトウェアなので、Word を持っていない人にとってはそれだけでも価値はあるだろうけれど。
僕は、オンラインサービスでのワードプロセッサは、共有にこそ意義があると思っているため、このままでは特に先がないように思う。とはいってもここまで真似するのはすごい技術力だけれど。
[追記] IE では動かないのね。動くようにする予定があるかどうかも不明。インストールの手間という意味では、MS-Office を入れるか Firefox を入れるか、という話になってしまう可能性もある。
[追記] Ajaxian で紹介記事が出た
[訂正] Firefox でしか動かないのは XUL ベースだったためだった。お詫びして訂正する。
2006年03月20日
ミイラ取りがミイラに。「Digg 効果を避ける方法」
ちょっと前までは、"Slashdotted" という用語があって、Shashdot.org でサイトが紹介されたために大量のアクセスがやってきて、負荷に耐えかねてサイトが応答できなくなってしまうことを指していた。
日本の場合は、Yahoo! ニュースから個人運営のサイトなどにリンクが張られた場合に同様の問題が起こっている。
最近では、人気のサイトを肴にしてみんなで語り合うのも、Geek(技術者)に偏った Shashdot よりも、Digg というサービスが有力になっている。Digg で紹介されてダウンしたサイトは、"Digged"(Digg された)、などと言われる。
で今日の面白話だが、「Digg 効果に対してどのように準備しておけばいいか」というタイトルのページが、Digg で紹介されて、アクセス集中してダウンしているということだ。(Digg のエントリ)
……なかなかうかつな事は言えないものである。
CenSEARCHip - 検索結果「国別」比較サービス
CenSEARCHip は、検索エンジンのcensorship(検閲)を可視化するサービス。
- Google か Yahoo か
- 比較する国 (米国、中国、ドイツ、フランス)
- 検索ワード
を入力すると、Google や Yahoo の検索結果が、二つの国でどのように違っているかを、頻出語のタグクラウドを作って見せてくれるサービス。
中国版については、中国政府の指示で検閲に協力しないとサービス提供できないとかいうニュースもあったし、ドイツ・フランスではナチ関係の発言で罪になることがあるため、それぞれの国に向けては特定のサイトやページが結果に出ないようになっている。
Google も Yahoo! も、米国向けでは検閲が無いことになっている(真相は知らんけど)ので、米国での検索結果を基にして他の国での検閲状況を調べるということだ。
英語での検索結果の比較なので、英語での情報発信はそれほど無いであろう日本は入っていない。日本も選べたとしても、日本だけ検索結果が違う、といったことはこれからも無いようであってほしいと思う。
この CenSEARCHip は政治的な要素が大きいが、検索企業間の比較や、ローカル検索の地域ごとの比較など、複数の検索結果を比べることで新しく見えてくるデータがあるかもしれない。
2006年03月15日
Amazon S3 ストレージサービス
じつはあんまり目を惹かれなかったので流していた件、POLAR BEAR BLOG のアキヒトさんから
サイボウズ秋元さんのブログあたりで詳しい解説が出ることを期待しつつ、
とすごいバトン(笑)を受け取ったのでなんか書いてみる。(「後で書かせる」メソッド? ありがとうございます)
詳しい解説じゃないが。Amazon の新しいウェブサービス Amazon S3 について。
Amazon は、Alexa Web Search Platform の衝撃 - 誰もが検索サービスに参入できるでご紹介したように、2005年末に検索エンジン環境を有料にて公開提供している。
また、Alexa Web Information Service も、当初ベータの無料公開だったものが、今は有料になっている。このあたりも、最小回数は無料でその上は課金とか、1000クエリーで $0.25 といったような料金体系だ。
Amazon 側のサーバ(巨大なクラスタ)にあるファンクションを呼び出せるのだから、データを呼び出すウェブサービスを作ることも難しくはないはず。公開することにビジネス的な価値があるかどうかは今議論が始まったところだが、公開するデメリット、公開することで大きな失敗をする、といったことはないように思う。
これらのウェブサービスを利用するには、クレジットカードで申し込んでアカウントキーなどをサイト上から入手する。
Amazon はもともとクレジットカードの扱いには長けているし、アフィリエイトサービスでユーザごとの毎日のデータ集計や、集計に応じた課金のところも実績がある。つまり、もともと得意なインフラを使って、外部の開発者向けに内部にあった機能を順次公開しているとみることができる。
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サービス公開によるウェブへの影響だが、
- 大きなサイズのファイルを扱うサービス
- データの信頼性を必要とするサービス
を、より簡単にはじめられるようになるだろう。データを冗長化したり、バックアップから復旧させたり、停電などに対処したり、サービスの可用性を高めようと思ったら様々なコストがかかるが、小さくはじめるときにそれらをすべてケアするのはなかなかたいへんだ。
また、
- スケーラビリティを Amazon 側が保証してくれる
のもとても重要。小さなベンチャー企業がプロジェクトを始めるときに、「このサービスが大ヒットしてアクセス集中したらどうしよう」というような不安からも解放されそうだ。
Web2.0 的なネットサービスでも、アイデアの良さからあっというまに話題になり、ユーザやアクセスが増えすぎて止まってしまったり、当初の快適なレスポンスが失われたりしたものは多い。
フロントエンドのウェブアプリケーションは、2,3人(や、場合によっては1人でも)で気軽に作れるようになったが、多くのユーザを集めた時点で Google/Yahoo/Amazon/eBay/AOL/Microsoft などの大企業に会社ごと売り払ってしまう例が多いのは、a. 「人を集められても儲ける方法が無い」という点以外にも、b. 「スケールするシステムを作るのは、クールなウェブアプリを作るのとは異なるスキルが必要」ということも大きいのではと思うからだ。
データの保持について、スケールする環境を小口から買えるようになったことで、これまで以上に多彩なネットのサービスが、小さなベンチャー群から登場してくるのではと思う。
もしこれがうまくまわるようであれば、Google, Yahoo, Microsoft などが同様のサービスを出してくるだろう。またそうあってほしい。Web Service という形態であれば、バックエンド側のサービスの乗り換えも不可能ではないし、そうなればコスト競争も発生するだろうし。
また、データのハンドリングに問題がなくても、その他の原因(上記の a. の要因とか)で成功したサービスを売ることになったとして、どうせ下のレイヤが Amazon だったら他じゃなくて Amazon に売ろうか、ということにもなるかもしれない。それも Amazon 側のメリットではないか。
投稿者 秋元 : 12:48 | コメント (4) | トラックバック
2006年03月13日
Zookoda - RSS→ニュースレター変換サービス
ZOOKOBA は、自分のブログの RSS/Atom を登録すると、その内容を HTML/Text メールに整形してニュースレター(日本語でいうところのメールマガジン)を作成してくれる。
CSI(Client Side Include)による購読フォームが提供されているので、ブログをメールで読みたいという要望には、自分のブログのサイドバーから直接サービスを提供できる。
登録された読者のメールアドレスも、すべて自分の管理画面で管理される。
ブログ記事のタイトルの日本語はちゃんと扱われるんだが、本文のところが化けてしまうのが残念。
RSS があるのにメールで送る必然性、だが、未だにメールじゃないと届かないという人は多いのも事実。日本にもメールマガジンの代行送信をしてくれるサービスは多数あるので、そういったところがブログからの変換機能を追加するのは簡単ではないか(すでにあったらおしえてほしい)。
ユーザにとっては完全無料ということなので、ビジネスモデルはニュースレターへの広告挿入かな? だとすると、サービス提供者としてはまだたぶん英語圏しか相手にしていないかもしれない。
投稿者 秋元 : 11:31 | コメント (5) | トラックバック
2006年03月11日
dabbleDB - また一つウェブデータベース
TechCrunch で特集されていた。
dabbleDB は、Google Base とか、Tuigwaaとか、QuickBase とか、そしてもちろん、サイボウズ デヂエのような、ウェブ型のデータベースサービス。
クローズトベータのアカウントがもらえていないので触れないため、TechCrunch で書かれている以上のことは不明。
住所録とかバグ管理システムといったものを、プログラムを書かずにブラウザ上で作ることが可能。フィールドごとに格納されるデータ型を指定すると、型に応じた入力フォームが自動で生成され、追加や更新、削除のフォームも勝手にできる。
この手のウェブデータベースは、はやりの Ruby on Rails からさらにプログラムを書くという行為を引いたようなものだと思っている。実際、 Ruby on Rails(やそのフォロワー)のデモビデオで作成されるウェブアプリケーションって、この dabbleDB や デヂエでもっと簡単に作れるようなものばかりだし。
作るものを規約で縛っていけば、開発はもっと楽にできるということのよい例だろう。
それにしても、ウェブデータベースを何年も前から商品化してちゃんと商売にしているデヂエはすごいよ。ほんと。
Calcoolate - オンライン電卓サービス
Calcoolate (計算する calculate と、かっこいい cool からの造語。カルクーレイト?)は、電卓と単位換算のサービス。
使い方は、テキストボックスにいろいろ数式を入れていけばわかると思う。Help で使える定数や関数も見られるし。
一旦計算した内容は、履歴として下に並んでいく。クリックすれば、式や結果を再度呼び出せる(電卓のメモリー機能が多数あるようなかんじ)。式に名前をつけて分類することも可能。
また、"Convert"のタブでは、度量衡などの変換ができる。為替の変換機能まで持っている。
最近は、計算するというと(ホームページにしてある) Google を開いて検索フォームに式を入力することが多くなっていたけど、Calcoolate の彼らが言う Google の計算機能より良い点、
- 毎回の計算はサーバに送らず、その場で Javascript 処理している(から早くて軽い)こと
- 履歴が残る点
- 摂氏華氏など、Google がサポートしてない種類の変換もサポート
がメリットであれば、こちらがいいかもしれない。
Javascript でその場計算が多用されており、Google の電卓より軽いのは確かだ。ただ、ここのところは Google も改善しようと思えばすぐだろうけど。
まだ決めてないが、たしかに計算の履歴が残っていて、それをワンクリックで再度呼び出しできる機能は、連続して計算する場合に便利な気がする。
投稿者 秋元 : 15:54 | コメント (2) | トラックバック
2006年03月10日
Google が Writely(オンライン共有ワードプロセッサ)を買収
via digg
writely の公式ブログで、Google による買収が公表された。
Ajax を多用したオンライン文書作成・共有サービスとして、オンライン版の マイクロソフト Word にあたるものはいくつか出てきている。Writely はその中でも有力な一つだ。
このブログでは昨年の9月2日にベータリリースをレポートしている。
MSワード 以外の オフィスアプリケーションのオンラインサービスについても、今後 Google や Yahoo! など列強による買収が進むかもしれない。というのも、これらの Ajax サービス、人気は博しているがビジネスモデルが確立されていないものが多いからだ。
# 普通に英語の IT ニュースを追ってるだけで Google がらみのニュースばかり見るというのは、Google がいかにいろいろ動いてるかということではあるが
[追記]
2006年03月09日
工作 - 自転車の車輪にイメージを表示する
自転車の車輪中にLEDを仕込み、走ってるときに車輪前面に絵が浮かび上がるようにするというキット SpokePov の組み立て説明。
こんなのができる。
絵をデザインし、結果をパラレルポート経由でキットに送り込むためのソフトウェアも配布
振ると字になるボールペン、地下鉄から止まって見える広告とか、いろんなところでこういうものはあるけど、自転車乗るだけにこのキットは気になるなあ。事故防止にも良さそう。
今回、組み立て手順が載ってる instructables のページから先に見つけたわけだけど、この instructables はいいサービスだなあと思う。キットをただ売るだけじゃなくて、組み立て手順を詳細に見せることで、作れそう感をうまく出している。
このサービス自体は以前からいろいろ紹介されているけど。写真中の任意の場所にメモをつけられるし、作業手順をまとめて、他の人に伝えるには最適なシステムだと思う。ネットサービスだけじゃなくて、パッケージとして工場やオフィスでのノウハウの共有化のためにも売れるんじゃないかなと思ったりもするのだが。
投稿者 秋元 : 15:09 | コメント (2) | トラックバック
GDrive ドメインの謎
ユーザの PC に入っているデータをすべて Google のサーバに移させようとしている、と噂される新サービス GDrive の噂について書いたが、その件に関連した話。
GDrive.com ドメインについては、ZDNet の同じ著者による以前の記事で追跡内容が公開されている。
以前に Google 製ブラウザ GBrowser の噂が立ったことがあるが、(実際に Google のブラウザが出るかどうかはともかく、)google が gbrowser.com ドメインをちゃんと押さえているのは確認されている。
オンラインストレージサービスを行うなら GDrive.com を使うのではと類推、gdrive.com の持ち主を調べている。
1. gdrive.com を所有しているのは、Data Docket Inc. というアイダホ州の企業だが、datadocket.com に行っても「作成中です」のページ以外何もない。
2. Google の持つ gbrowser.com、gdrive.com と datadocket.com の3つのドメインすべてで、レジストラが markmonitor.com という企業になっている。
3. markmonitor.com は、ドメイン管理サービスを広く一般に提供しているわけではない (ただ、Mark Monitor のパートナー企業には Microsoft や Yahoo! も載ってるからなあ。単にいろんな人がドメイン管理をさせてるだけということもあるんじゃないかとも思うけど。)
4. googlevideo.biz というドメインも Google が所有していることになっているが、この支払い先が Data Docket Inc. になっている
ということで、この人は、Google が Data Docket Inc. という隠れ蓑を使って、必要になりそうなドメインを先行取得している、と結論づけている。
ついでに言うと、この人が調べなかった .jp ドメインについて調べたところ、gdrive.jp も、Data Docket Inc. が取得している。
自分のところのウェブサイトすら作ってないような企業が、遠く日本の jp ドメインまで取ってる? これを見ると、Google のダミー企業だという話の信憑性も増すか。
なんだか推理小説のようだ。
GDrive のサービス自身については、容量無限が本当であればすごいけど、技術的にはマイクロソフトの FolderShare みたいなものではないかな、とも思う。FolderShare が非常に便利(自分のデータを預けることの不安はある)なので、同様のものがいろいろ出てきて競ってくれるのは願ったりだが。
投稿者 秋元 : 13:57 | コメント (4) | トラックバック
2006年03月08日
Google Calendar ベータテスト情報
TechCrunch のレポートで、"CL2"という名前で URL だけ判明していた Google Calendar の画面イメージが多数載せられている。
200人に絞った非公開のベータテスト中だったということだが、そこから漏れたということか。
CL2 は GMail とのインテグレーションや Ajax の多用がされている。iCal や SMS、他のカレンダーサービスとの連携もあるとのこと。
その他、30 Boxes でも採用された、自然文による日時指定入力や、ドラッグによる時間範囲の変更など、最近続々とリリースされているオンラインカレンダーにある機能も押さえている。
リンク先にテスター向け注意書き(の一部)と複数の画面イメージが載っている。
ちなみに、CL2 のテスト場所と思われるのは http://google.com/cl2/ アクセスはできるがログインは失敗する。本サービスは長い間注目されている http://calendar.google.com/ ドメインで始まるのではないか。
2006年03月06日
shortText 最小ウェブサイト公開サービス
shortText.com は、テキストを登録すると permalink を一つくれて、そこにそのテキストを表示するだけのサービス。
フォームにテキストを入れたら、URL が一つもらえる。こんな感じ。残念ながら日本語の場合は化けてしまう。今のところ、URLは英数字4桁に収まっているようだ。
あとは、ページにアクセスカウンタがついていて、よくアクセスされる URL はランキング表示もされる。
できた URL をメールやメッセンジャーで友達に送れば、って、ただの文章ならメールやメッセンジャーでそのまま送ればいいよね。URL を匿名掲示板に貼り付けたりとか、そういった利用法になるのだろうか。何かに使えそうだけどどう使ったらいいのか。
何かを訴えたいけどウェブページやブログを持ってない人、あえて普段と別の場所で訴えたい人、などは試してみてはどうか。
ビジネスモデルのほうだが、アドセンス広告が載っているのと、特定の URL を2ドルで販売、というのをやっている模様。ページごとに生成されるランダムな文字列のところを、お金を払えば英単語を指定して取得できるとのこと。
投稿者 秋元 : 13:16 | コメント (6) | トラックバック
Google GDrive (オンラインストレージサービス)の噂
# 注意! 証拠が無い話が多いため、手の込んだ騙しである可能性もある
3月2日に Google によるアナリスト向け説明会がおこなわれた(*1)。この中で使われた資料のマイクロソフト・パワーポイント版が当初公開されており(*2)、パワーポイントのコメントの中にいくつか将来の展開に関してかなり踏み込んだ記述を見つけた(*4)というブログ記事が Gred Linden という人によって書かれた(*3)。
そこでは、Google がパワーポイントの公開を中止し、代わりに(コメント部分を除去した)PDF を差し替えられた形で公開しているという。
Greg Linden は、このパワーポイントを手元に保存はしていなかったようだが、彼のGoogle デスクトップ検索のキャッシュに入っていた(本当だとしたらなんという皮肉か!)内容から、コメントの一部を復活させることができたという。(*4) キャッシュにすべてのコメントが残っていたわけではなく、コメントは途中で切れているということ(*5)。
その復活したコメント、プレゼンの19ページ目へのコメントとして書かれていたのは、ユーザのデータのすべて、100%をサーバ側(Google 側)で保存し、ファイル、メール、ウェブの履歴、写真、ブックマークなどのすべてを、どこからでも見られるようにしようというプロジェクトの話。
このプロジェクトは、GDrive、GDS、Lighthouse という方向ですでに開発が進んでいるとのこと。GDS は Google Desktop Search か。Lighthouse については、今のところ何を指しているものか不明。
上記の話がすべて本当だとして、GDrive と Lighthouse という、これまで外部に出てきていない 2つのプロジェクトが進行中ということだ。
GMail で達成された、クライアントからサーバへの個人データの移動を見れば、順次他のものもサーバサイドへ移行させよう、という Google の計画は、ありそうな話ではある。誰かパワーポイントをローカルに保存している人が現れればいいのだが。(保存した、と主張しているブログがあったが、そこからパワーポイントはダウンロードできない。 追記: ダウンロードできるようになったが、こんどは肝心の notes が一切ついてない。)
続報に注目している。
*1 真実
*2 パワーポイント版が本当に公開されていたかは不明 追記: パワーポイント版のコピーが出たので存在は確認されたか?
*3 ブログ記事の存在は真実
*4 パワーポイントの存在が立証されてないので、コメントが本物かは不明 追記: notes の無いコピーは公開された。
*5 このへんのディテールも、かえってわざとらしい気がしないでもないが。。。
[関連]
ZDNet の記事 Google の GDrive は本当だった
[追記]
O'Reilly Rader でもこの件を含めた Google Analyst Day の話題が取り上げられた。(GDrive の真偽については意見を述べていない。)
[追記の追記]
[さらに追記]
TechCrunch でもここまでのまとめ記事が出た。良くまとまっているが新事実は無し。notes が含まれるプレゼンテーションファイルを持っている、という人はオリジナル記事のコメントにもいる(僕のこのエントリにも!)が、入手したと言う人は誰もそれを公開しておらず(notes がまったく書かれていないか消されたものは入手できる)、入手していない人は真贋のチェックすらできない。Techcrunch の人も「Google は元のプレゼンファイルを再公開すべきだ」と主張しているが、さてどうなることか。。。
[また追記]
技術者なんでこっちは注意が足りなかったが、同じ ppt の notes 経由で公開すべきでない収入予想も公開されていたとのこと。やはり notes は本物?
投稿者 秋元 : 00:00 | コメント (3) | トラックバック
2006年03月02日
ether - 誰でも電話相談室
via TechCrunch
これは面白いサービス。
Google Answers や人力検索はてなを、IP電話ベースに実装したものらしい。つまり、電話で質問に答えると相手から報酬が受け取れるシステム。
回答者は、あらかじめ相談内容や得意分野を設定して登録しておく。それを探した相談者が、ether 経由で電話をかけ、件数や通話時間に応じて料金を支払うというもの。
これまで、専用の電話番号を用意したり、かけてきた側に料金請求をしたりするのはかなり面倒だったと思う。ether の説明にあるように、簡単に専用電話番号が取得できたり、代行で料金を徴収してくれたりするなら、これまで同様のサービスを提供したかったができてなかった人達が利用するだろう。
考えられるコンテンツは、人生相談みたいなものもあれば、英会話教室なんてものあるだろう。ネットより電話のほうが、リーチできる人間ははるかに多いため、このシステム上でコンサルティングなどをして食っていける人も登場するかもしれない。
まだクローズトなベータテスト段階ということで、招待されないと試せない(もし招待されても日本から使えるかどうか)けれど、日本でも受けそうなサービスだ。
追記: 詳しい解説がすでに POLAR BEAR BLOG さんでされていた。
2006年02月27日
Ajax プロジェクト管理の新サービス iOutliner
ioutliner ということで、最初、オンラインのアウトラインプロセッサを想像した。しかし、発想支援というよりもプロジェクト管理サービスのようみ見える。
デモを見ると、
- Ta-Da List などに見られる ToDo アイテムの管理(追加/更新/削除)に、ドラッグ&ドロップによる階層化(項目間の包含関係)をつけくわえ
- 達成度を「やった/やらない」だけでなくカスタマイズ可能なリストで設定できるようにした
というところが一工夫のサービスのようだ。
登録して使ってみる。まず Outline のボックスが一個だけ出てくるので、達成したい大目標を入れる。すると、この大目標の一個目のアイテムは何だ、と訊かれ、順に入力。
階層的にやるべきリストを作成していける。アイテムはマウスでつまんで自由に移動できる。また、チェックを入れたり外したりも。ただし、親にチェックを入れても子供に自動でチェックがつくわけではない。
"new column"というリンクで、カラムを増やせるみたいだ。デモであったリストだけではなく、チェックボックスやテキストのカラムも作れる。また、カラムは複数足していける。
ほとんどの要素が、クリックして編集可能というのもよくできてる。
アプリはシンプルで、これだけ。export/import とか、RSS出力 とかは見当たらない。
これまで、ToDo 系の Ajax アプリは多く、ioutliner もその一つといっていいだろう。ただし、ToDo のグループ化や階層構造、ToDo の達成度を独自に定義したかったような人にはうれしいサービスかもしれない。
あ、そうそう、日本語も問題なさそう。
この iOutliner は、sproutliner というサービスから派生しているそうで、ライセンスは CreativeCommons-GPL ライセンス(というライセンスはどういうライセンス?)ということだ。iOutliner の人たちにリクエストすれば、ソースも入手できるらしい。(元の sproutliner のコードはダウンロード可能になっている どうやら PHP のようだ)
スーパーブラウザ登場
Firefox の拡張機能(Extension)で公式サイトに登録されているものは現在 1148 個あるそうだ。それで、その中からエクステンションを 100 個入れてみたという人の話。
ツールバーがすごいことに
右クリックメニューも超縦長
100個入れても、ちょっと遅くなったかな、という程度で問題なく動いてるそうだ(笑)。
投稿者 秋元 : 18:50 | コメント (2) | トラックバック
biggu.com 「日本語でビッグ」と呼ばれるサービス
biggu.com というサイトで、フィード(RSS/Atom)関連のサービスを複数公開している。
PodServe は自分のポッドキャスト情報を登録したり共有できるサービス。グループによるフィードや、複数の登録されたポッドキャストを編集者として集めるフィードの管理ができる。
FrankenFeed は、複数のフィードを一つにまとめてくれるサービス。サービス名は「つぎはぎ」つながりでフランケンシュタインから取ったものか。
InstantFeed は、フィードの内容をインスタントメッセンジャーへ転送してくれるサービス。対応しているメッセンジャーは、MSN, Jabber, AIM, ICQ。
右側のメニューには、他にも ElfURL(URL短縮), SocialMail, FeedVault(OPML共有), MailFeed(フィードからメールへの変換?), QwikPing(手動 Weblog Ping 発信), FoneFeed(フィードから SMS 通知), StatsTool(各種アクセスサービスの結果マージ) と、今後登場予定らしいサービス名へのリンクがある。今はどれも Apache のデフォルトページを表示するだけだが。トップページには各サービスの簡単な説明がある。
日本にも、フィード(RSS)関係のサービスに特化して量産してる会社があるが(というか知り合いだけど)、biggu.com もなかなか徹底している。
サイト上の説明によれば、これらのサービスはすべて Ruby on Rails で開発されているということ。
また、"BIG IN JAPAN"という名前だが、彼らのドメイン名 biggu.com が「日本(語)で big の意味だ」ということらしい。英単語でないドメインを活用する方法として外国語を持ってきただけで、日本でやってるサービスとか日本に関係深いとかいうことでは無さそう。
「ビッグは日本語で big」はビミョーだ。big は日本語では ookii ですよ。でも面白いといえば面白いのでは。余談だけど skosh (少し)という言葉は英語圏でけっこう通じることがあるので、いずれ biggu も英語になるかも?
2006年02月25日
ついに Google Base でのオンライン決済が開始
Google Base ブログで、Google Base での販売者が Google Account を使って代金を徴収できるサービスを始めたというアナウンスがされた。
これにより、Google Account とクレジットカードを持ったユーザは、Google Base で売られているものの購入代金を、Google 経由で出品者に支払うことができるようになる。
このシステムを使えている販売者はまだごく少数ということで、実際にオンライン決済で物が買える販売者のサイトも紹介されていないため見つけられなかったが、段階的に増やしていくということだ。
Google の公式ブログでもこの件について触れられている。Adwords や Adsense で、大量の徴収や支払いをやってきた実績、Google Video や Google Earth の購入がすでに Google Account でできていることを示し、Google Base での決済をはじめとして、決済機能をつけられる Google のサービスには今後もどんどんつけていく、ということだ。
これで、Google Base-Google Account は、EBay-Paypal に対する有力な対抗馬になるだろう。日本では流行っていない paypal だが、Google がサービスを日本語対応させて日本でも広める手腕には実績があり、日本で細々とオンライン決済をやっている各社への影響も大きいのではないかと考える。
過去の Google Base 記事
Google Base はクラシファイドではない。Wiki のデータベース版だ
追記:
さらに追記:
TechCrunch では、実際に買い物ができるアイテムを発見し、「Google 経由での支払い」というメニューを見つけている。僕も同じページを開いてみたが、購入ボタンは現れなかった。
Bloglines の購読リスト並べ替えが進化
via Bloglines ニュース
Bloglines で物足りなかったところが、購読リストの編集機能で、フォルダ分けや並べ替えのインタフェースが非常に使いづらかった。
メインの購読機能がよければ、たまにしか使わない並べ替えなんかは貧弱でもいいか、という気持ちもあったけど、このフォルダ/購読のところのインタフェースが新しくなった。ドラッグ&ドロップで並べ替えができるようになった。これは便利。
# サイボウズのフィードリーダー feedpathでもできている
2006年02月24日
feedpath RSS リーダー
昨晩、Feed Business Syndication (FBS) の飲み会があり、参加。
本社で feedpath サービスを統括している小川さんから、「もっと feedpath について書いてよ」と言われ、ちょっと反省。ひさしぶりに使ってみた。
当ブログの読者のみなさんはご存知だとは思うが、念のため解説すると feedpath はサイボウズ本社が始めて一般ネットユーザ向けに投入したネットサービス(これまではパッケージ製品中心)で、無料のフィード(RSS/Atom)リーダーだ。
実は僕も最初のリリース日に使ってみたのだが、Bloglines からエクスポートした opml の読み込みが途中で失敗したのと、Bloglines でフォルダ分けしていたのがそのまま移行できなかったので、様子見にしていたのだ。
まあ、300~500件の RSS を購読しているようなのはヘビーユーザにあたるので、サービス開始日からいじめすぎたか、とも思うが、新サービスを公開したら真っ先に試しに来てくれるのもヘビーユーザなんだよね。
その後、パフォーマンス改善に関して本社からサイボウズ・ラボにも相談があったりして、ラボの優秀な同僚達がいろいろ助言をしていた。
で、今回あらためて Bloglines から取り出した購読リストを読ませてみた。今回は 300 件ほどの読み込みも問題なくこなし、元々分類されていたフォルダ情報もそのまま移行させることができた。レスポンスもちゃんと改善されていて、操作感もかなり良くなっていた。
僕自身の場合は、海外の技術フィードを中心に毎日300近いフィードを全部読む、という、あまり一般的なユーザではないので、まだ慣れている Bloglines から移行するまでには至らないのだが、購読フィードが50以下のライトユーザや、これから使い始める人で日本語でいろいろ要望など出したい人は、feedpath も悪い選択じゃなくなってきたなと思う。
僕は、ヘビーユーザ向けに Bloglines に似せていってくれ、という要望を出すつもりはあまりなくて、これからどんどん参入してくる新規ライトユーザを、どんどん惹き付けていってほしいと思っている。またチェックしたい。
投稿者 秋元 : 00:00 | コメント (5) | トラックバック
2006年02月23日
Ajax Geocities == Google Page Creator?
via digg
Google Page Creator という新サービスは、Ajax で WYSIWYG オーサリングツールらしい。
google のアカウントでログインすると、ブラウザ上でそのままウェブページの作成編集ができる。
画像貼り付けも、貼り付ける場所に応じて画像サイズが切り替わったり、それにあわせて文章の回りこみも変化したり。
さすが Google 、かなり力技だ。
また、 Change Look と Change Layout で、用意されたかなり多くのデザイン、そしていくつかの異なるレイアウトに切り替えられるようだ。
自分のを公開すると gmail のアドレスがばれるんじゃないか、と思ったので、公開されている誰かのを。
Google Base もそうだけど、ユーザの生成するコンテンツも google の内部に取り込んでいくつもりなのか。
追記:
各ニュースサイトでも Google Page Creator が取り上げられたようです。
さらに、アクセス集中でアカウント発行が一時停止してるというニュースも
ネット/バーチャル/非ネット/リアル
via 近江商人 JINBLOG
「私はここをリアルとは呼ばない。敢えてオフラインと呼びます。なぜならネットだってリアルですから。単にオンラインだ、というだけです」
いやあ、いい言葉だなあ。
確かに、オフラインこそリアルだ、と主張する人(単にオンラインになじめないだけの人、ということもあるのではと疑っているが)の言葉の定義につきあう必要はないよね。
2006年02月20日
Jotform フォーム集計サービス
JotForm という新サービスが公開されている。
HTML フォームを Ajax による WYSIWYG で編集し、そのフォームの固定 URL を配ることでフォームの入力をさせる。フォーム作成者は、管理画面からフォーム入力の内容を集計することができる、というもの。要はウェブベースの簡易データベースだ。
作者のブログでは、「初の WYSIWYG フォームビルダ」と言っているが、ウェブデータベースというとどこかで聞いた気がする。ちなみに、アメリカだと QuickBase というのもある。どっちも無料じゃないが。JotForm はベータの間は無料、その先のビジネスモデルはまだ考えてないということだ。
フォームを作成するところでドラッグ&ドロップができるのが今風だ。ここのところが WYSIWYG で初、ということなんだろうか。
UTF-8ベースではあるものの、日本語が一部化けたりもする。英語であれば、簡単なアンケート作成には使えそうだ。
最初にサービス名を見たときは WYSISYG Wiki の jot.com の関連サービスなのかと思ったが、全然関係なかった。("jot" は「メモを取る」という単語。)
2006年02月18日
Web 2.0.1 がリリースされた
via Ajaxian
いくつかマイナーなパッチが当たったということなので、まだ Web 2.0 をお使いの人はなるべく早くアップグレードするように、とのこと。
修正バグ一覧は、後で訳...さないかも。
以前に Web2.1 がいつ出るか聞いていた人がいたが、これは数週間先になるのでは、ということだ。Web3.0 は数ヶ月先、とも書かれているが、このあたり、僕は少し楽観的に過ぎるのではないかと思う。
2006年02月17日
画像を文字で置き換える Textorizer
Textorizer は、画像と単語を与えると、単語を使って画像を再現するジェネレータ。独特の効果を持つ画像が得られる。
サンプル(SVG 対応のブラウザか、SVG プラグインが必要。手元の Firefox 1.5.0.1 では見えている)
2006年02月16日
Campfire - 37 Signals の新サービスはブラウザチャット+ファイル共有
Campfire.com 、2月7日に URL の存在を知ったが、さきほど有効になっていた。
Ajax による使えるネットサービス、Ruby on Rails の開発元としても知られる 37 Signals。Basecamp, Backpack, Ta-Da List, Whiteboard に続く、37 Signals の 5番目のサービスはブラウザチャットだった。
チャット内での 10MBytes までのファイル共有機能もあるようだ。
サービスはいつものごとく、自由に登録できて、もっとも軽いコースは無料。利用料が多ければ課金されるしくみ。他のサービスと一切連動しないのも 37 Signals の特徴。加入するユーザごとに専用の URL が割り振られる。
機能を確かめるために触ってみている。下にゲストアクセスできるので、時間のある人は入ってみてほしい。
http://akky.campfirenow.com/*****
無料登録なので同時4人までなのかな。
追記: テスト終了
- ゲストアクセスを on にすると、登録ユーザ以外ともチャットできる。その場かぎりで生成された番号のついた URL を相手に送る方式
- ゲストアクセスを off するとゲストは全部切られる。再度 on にしても前回と違うアクセス URL が生成される
- アップロードしたのが画像の場合、その場に貼り付け
- 長い長いテキストの貼り付け(短編小説一本)にも耐えた
- タグの貼り付けはちゃんと無効化されている
- http/https はオートリンク化
- 定員が埋まったら、その後アクセスした人にはごめんなさいページ表示
- Leave room を押さずにブラウザを閉じられると、定員が減ったまま
- 入退室、トピック変更等はチャットテキストに並んで表示
- room オーナーが抜けてもチャットは続く。ゲストだけでも続く
- kick や ban は見当たらず
- 複数ルームを作り、ルームごとに4人まで無料チャット可能
- 全員抜けても開始者にはログ(アップロードしたファイルも含め)が残る。再度入室すれば参照できる
- 過去ログを含めファイル容量制限にかかる
追記: TechCrunch で紹介
投稿者 秋元 : 10:05 | コメント (3) | トラックバック
2006年02月15日
Google が Ajax の産みの親からブログ向けアクセス解析の Measure Map を買収
via TechCrunch
「Ajax」の名づけ親、Adaptive Path のサービス Measure Map が Google に買収されたようだ。
Google Blog で、Measure Map の Jeffrey Veen が 「Google Measure Map チーム」の一員としてこの買収を説明している。
Adaptive Path 側の発表はこちら。Adaptive Path の創業者でもある Veen は、Adaptive Path の開発者何人かと Google に合流するということだ。Adaptive Path のメンバーリスト上では、Veen ともう一人が emeritus (名誉退職者)というところに移されている。
Google には Google Analytics というものすごい無料アクセス解析サービスがすでにある(こいつも買収したもの)が、Google Analytics を改良していくのでは Measure Map は作れない、という判断なのか、それとも、Measure Map が言われている目的を絞った機能や Ajax によるインタフェースのところを評価してのことなのか。
Adaptive Path 丸ごとの買収じゃないところもちょっと変わってる。Ajax の名付け親 Adaptive Path を買い取ることは Web2.0 の中心と目されている Google にとって得だろうし、Measure Map は Adaptive Path の最初の、そして今のところ唯一のサービスだ。まあ、元々が UI のコンサルティング会社なのでサービスは重要視していないのかもしれないが。Measure Map にも「どうやって儲けるんだ」という Web2.0 的な問題は残っているから。
BlogCode/StoryCode ブログ/本のレビュー共有サービス
新しく登場した BlogCode は、ブログのレビューを共有して、似たブログの推薦を受けるための共有レビューサービス。
"Code Blog"というメニューから、好きなブログのタイトルと URL を入力してレビューは開始できる。
一つのブログについて、国名から始まり、
- 国際性/地域性
- 更新頻度
- 文字の多さ
- 著者の人数
- 読者コメントの量
ブログの扱うのが
- ニュースや記事
- ゲームや娯楽
- 画像や写真
- 役立つサイト
- 変なサイト
- 意見や体験など
ブログの性格が
- 個人か企業か
- お気楽か真剣か
- 論争に踏み込むかどうか
- リベラルか保守か
- わかりやすいか難解か
- 子供に見せても大丈夫か、会社では見られない内容か
ブログのトピックが
- エンターテインメント
- ビジネス
- 教育
- 家庭
- 青少年
- ライフスタイル
- ニュース
- レクリエーション
- リファレンス
- テクノロジー
といった全項目について、Javascript によるスライダーでもってレビューは完了。
んでもって、ブログの URL やタイトルで検索すると、ユーザレビューの総合的な結果から、そのブログに似たブログを類似度順に返してくれる、というわけ。
ためしに、自分のブログ(このブログ)を自己診断で登録、似たブログを探してみたところ、トップには Scobleizer がでてきた。まあ自己評価だからインチキなんだけど。
StoryCode というサービスもあり、こちらは書籍について同じことを行う。2005年の3月からやっているらしい。これも元々は英国からはじまったサービスっぽい。
たとえば、Ender's Game の似てるリストはこちら。
自分の嗜好と似たブログ/本を探す、という点では面白いサービスだと思うんだけど、ユーザに入力してもらうデータの量が多くて煩雑すぎると思う。
ソーシャルブックマークサービスの場合は、自分のためにタグを、それもまあ2,3個程度つけるという作業量が負担にならないのだと思うけど、このレビューシステムはたいへんすぎ。「本の虫」とか「ブログの虫」(と言うかどうか知らないが)みたいな人による偏ったレビューになる気もする。
# だがそれがいい、ということもある?
この形のままで大ヒットしそうな気はあまりしないんだけど、レビューを集めるところをもっと気軽にできるようなら価値はでるかなあ。
あと、レビューはユーザ登録しなくてもできるようなので、ブログや本(フィクションだけだそうだ)の評価にどのような軸があって、対立する概念を英語でどう言うのか、といったあたりは英語の勉強になるかもしれない。
追記: バレバレ。自分のブログだけレビューってのもなんだし、ということで、そんなレビューを書きましたわたし。
2006年02月13日
トレンディーなウェブサービス
TrendyWeb による今風のウェブサイトデザイン(笑)。
- でかいフォント
- 明るいパステルカラー。特に緑や青
- グラデーション、影、丸い角
- 空白の多用
- Web 標準チェックボタンや Firefox サイトへのリンク
投稿者 秋元 : 11:28 | コメント (4) | トラックバック
Digg とそのフォロワー達
Slashdot を越えたとも言われるニュース集積サイト Digg。
Why is Digg So HOT?で、 Digg にインスパイア、じゃなかった、大きく影響を受けた 10個以上のサービスクローンやオープンソースクローンを紹介している。
5. の meneame は Rauru Blog で日本語化されている。6. の Pligg は meneame のクローン。 O'Reilley の社員が使ったところデザインが Digg からのまんま盗用で問題になったもの。
3. 7. 9. などは、株式、.Net、ポルノなど特定情報に特化した Digg クローン。日本では SNS で起こっている、狭い同好の士で集まって情報を集めたり議論したりするという動きが、Digg クローンを中心に出てきているのかもしれない。
2006年02月08日
Sketch Swap - データ交換経済
Sketch Swap に行ってマウスで絵を描くと、一枚につき一枚、他の訪問者による絵がもらえる。
CGM (ユーザによるコンテンツ生成)サービスということか。場所の提供をして、遊び方はユーザにおまかせ、ということだ。
「へのへのもへじ」を描いて送ったら、意外にちゃんとしたキャラクター(アメリカの新聞漫画にありそうな)が戻ってきたので、ちょっと悪いことをしたかと反省。かわいいコックさんぐらい描いておけばよかった。(絵はひじょーに苦手)
「アイデアはここから得た」、という fileswap のほうもすごいサービスだ。ファイルを一個送ると、どこからかファイルが一個得られる。
いまのところ、申し訳ないぐらいちゃんとした絵が送られてきてるが、とても善意に頼ったシステムなので、悪意の送信者が増えたらやばそう。いろんな悪用方法を思いつくものなあ。
だけど、このアイデアは好き。なんか応用を考えたくなる。
追記: もらった絵をキャプチャして並べていくだけでもおもしろいかも。そういうブログを書く人がいたらぜひトラックバックしてほしい。
2006年02月06日
30boxes - 新たなオンラインカレンダーサービス
30boxes.com がかねてからの予告通りベータ公開したので、早速試してみた。
Ajax を使った表示の切り替えは快適で、普通に使いやすいウェブカレンダー。画面最上部中央にある新規イベントの登録フォームが特徴的で、ある程度自然文で入力ができるようになっている。たとえば、"Meeting Tomorrow 7pm" とすれば、明日の午後7時にイベント"Meeting"が入力される。
自然文による日時の入力といえば、先日Javascript のパーツとして発表されて話題を呼んだものもある。ブラウザのフォーム入力にあまり慣れていない初心者ユーザにとってはわかりやすい方式だろう。
ただし、精度はそれほど高くなく、そのアプリケーションが受け付ける形式で書く必要はある。特に繰り返しや優先度などの書式は、ヘビーユーザでなければ普通にフォームから入力したほうが楽だろう(フォームからの登録もできる。文章でおおまかに指定した上でフォームで調整することも可能
その他の使用感は、必要とされる機能を十分揃えたそつのない作り。また、いわゆる Web2.0 的な特徴がいろいろと実装されたり、予告されたりしている。
- メールによるスケジュールの共有(バイラルな広がり)
- RSS, iCal, CSV など各種フォーマットによる出力(ユーザの既存カレンダーとの連携)
- API の公開(開発者コミュニティの作成)
- 他オンラインサービスとの連携(ユーザ自身によるmash-up)
連携できる他サービスとして、Webshots, Flickr, LiveJournal, MySpace, Upcoming.org, 天気、などがあり、それらから引っ張ったデータを自分のカレンダー上に表示できるようになっている。
また、一般の RSS も登録可能で、自分のブログの RSS を登録すると、カレンダー上の過去方向に、自分の書いてきたブログのエントリへのリンクが表示されるようになった。
[参考] 以下は、TechCrunch を参考にまとめた、注目されるオンラインカレンダーサービスの一覧。ベータ状態のものは無料だが、本サービスでの課金については不明なものも多い。
- Airset
- CalendarHub
- Hula(オープンソース)
- Joyent(有料)
- Kiko
- Planzo
- SpongeCell
- Trumba (有料)
投稿者 秋元 : 11:30 | コメント (4) | トラックバック
2006年02月03日
Google Analytics に Site Overlay 機能が追加(復活)
via Hooooooray! Google Analytics Site Overlay is Back! via digg
無料アクセス解析サービス の Google Analytics で、サイトオーバーレイ機能がメニューに増えている。元ブログによれば、買収された Urchin の時代にはあった機能で、Google Analytics の形になったときは(サーバ負荷のため?)消されていたものだという。
サイト内の各リンクについて、どのリンクがどれぐらい押されているのか、というのを非常にわかりやすく見せてくれる。お客様がちゃんと迷わずに来てほしいページまで来てくれているのか、などを確認し、流れがおかしければサイトの構成を見直す、といった使い方ができるわけだ。
このブログのタイトルの下にあるサブタイトル中のリンクはほとんど誰も気づいてなかった、とかよーくわかった。色とか下線を消してるのでしかたないけど。
visitors というソフトで何回か可視化はしてみたんだけど、実際のページ上のリンクに重ねて(==overlay)見せるというこの Google Analytics の表示はより直感的ですばらしい。
有料サービスにはけっこうある機能だけど、無料でここまでやられるとお金を取ってる人はたいへんだと思う。
2006年02月02日
Kiko Calendar が消えた?
Web2.0 系ネットカレンダーサービスの Kiko Calendar のサイトが、管理ソフト(SWsoft Plesk)の画面むき出しになっている。
近いうちに新バージョン投入という噂があったり、数日前はまともにログインできなくなってたり、とあったが、今回の管理画面がオペレーションミスによるものじゃないといいんだが。
追記: 復旧してる。けど新バージョンになったようでもない。
2006年02月01日
日本の Google Maps で海外の地名を入れてみる
こんな感じで候補が出てくるんだけど、「福井県福井市大土呂町2−4−1」のどのあたりがニュージーランドなんだろう。。。
日本のローカルサービスである日本版 Google Maps で、日本の地名しか類推できないのは仕様として正しいと思う。そうしないと何を調べるにも「日本国」とか頭につけなきゃいけなくなっちゃうし。
しかし、カタカナとか存在しない地名を入れたときになぜ今の候補がでるのか、謎だ。
アメリカ、イギリス -> 大使館 (六本木周辺をみてたから)
中国 -> 世界地図で中国が出た 中国地方じゃないのか
ロシア -> 三重県四日市市諏訪栄町6−4 なぜに?
ナルニア -> 徳島県鳴門町 ナルニア→ナルト? ダジャレのようでもあるなあ
ん?
本家 maps.google.com で「東京都港区」とか日本語で入れてもちゃんと出るなあ。jp か com かは関係ないのか。
Google の検索はデフォルトでユニコードベースだから、中国と日本で同じ文字の地名があったら(思いつかなかった)どっちか一方が出てしまうんだろうか。
# 何か思いついて遊んでたら、もともと何をしようとしてたか忘れてしまった。。。
投稿者 秋元 : 15:10 | コメント (2) | トラックバック
Google が Napster 買収の噂も、Google は否定
Google が Napster を買収か? というニューヨークポストの報道に対して、Google の英国オフィスが否定のコメントを発表。
Napster ってまだ影響力大きいのだろうか。アメリカの雑誌広告ではたまに見かけるけれど。
2006年01月30日
feedpath と Fresh Reader
さきほど、本社の新ネットサービス feedpath が公開されたらしい。
フィード(RSS)界隈では、先週、Fresh Reader というパッケージ製品が公開され、話題を呼んでいる。じつは、feedpath と Fresh Reader には、浅からぬ因縁があるのだ。
- feedpath は、これまで主に企業向けのパッケージ製品をダウンロード方式で販売してきたサイボウズ本社による、本格的な一般向けネットサービスになる。
- Fresh Reader は、ブロガーなど一般向けへのネットサービスを多数運営してきたサイドフィード社による、初の企業向け(個人でも使える。特にブロガーは無料だとか)パッケージ製品となる。
Fresh Reader については、一昨日の PHP 勉強会でも発表者の方が「要注目」と薦めていた。
- サイボウズという会社は、グループウェアなどのパッケージ製品を、簡単インストールや管理の を売りとして、過去8年間で急成長を遂げてきた。そのサイボウズは、もっと多くのユーザに自社のソフトウェアを使ってもらおうと、ネットサービスに打って出ようとしている。ネットサービスに進出するにあたっては、ネットサービスに詳しい、Web2.0 エヴァンジェリストとして知られる小川浩氏を招聘している。
- サイドフィード社は、去年の7月にサイボウズを退職した赤松洋介さんが設立した会社で、これまで、MyRSS.jp などウェブサイトオーナーやブロガー向けの便利なサービスを矢継ぎばやに投入してきている。赤松さんはサイボウズ在籍中は Cybozu AG などの製品の指揮を執ってきた、パッケージ製品のダウンロード販売を知り尽くした人だ。
本社のサービスと、元サイボウズ社員のパッケージ製品が、同じ RSS リーダーという土俵でほぼ同時に公開されたというのが興味深い。それぞれが、これまで得意と思われてきた分野ではない反対側の領域に進出しようとしているというところも、どういう思考過程でそのようになったのか訊いてみたいところだ。
二つの製品は、直接の競合はしない。feedpath が、無料ブログスペースや SNS などを利用してきたライトユーザのためのものであるとすれば、Fresh Reader は、自分でスクリプトのインストールができるぐらいの詳しいユーザのためのものだろう。
残念ながら、サイドフィード社にはサイボウズとは「元社員」という以外の関係はない(会社として出資関係とかは無いようだ。円満退社ではあるようだが)と聞くので、Fresh Reader が成功してもサイボウズとしては特にいいこともないわけだが、日本の RSS 界隈のさらなる盛り上がりや一般化に向けて、どちらもうまくいってほしいものだと個人的に思う。
2006年01月26日
企業間で安価に情報共有するには
この前のとある飲み会で、「他の会社の人たちとか、フリーランスが集まったプロジェクトで、進捗管理したりディスカッションしたりするのに使えるサービスってないですかね?」という質問を受けた。
「毎回のプロジェクトの構成員はけっこう異なってて、プロジェクトの期間も短期が多いんだよね。ものが良いなら有料でもいいんだけど。」
「.... 宣伝不足ですいません。うちの親会社のサイボウズにも、コラボレックスという社外共有グループウェアがありますよ」
「あ、そうなんだ。それは失礼」
「まあ、最近は無料のサービスもいろいろありますけどね。たとえば、Basecamp 。これは、37 Signals という会社がやっている ASP 型のプロジェクト管理ツールで、ごく小さい規模なら無料で使えます。気に入ったら有料でもっと使ってくれというモデルで、最近はこういうの多いです」
「なるほど」
「ただ、日本語じゃないので使う人は選ぶかもしれないですね。あとは、一般的なプロジェクトというより、ソフトウェア開発向けですけど、nulab というところがやっている Backlog というのも一番下のサービスは無料だったと思います。ソフトウェアのバグを管理するサービスなので、ちょっと違うかもしれませんが」
「けっこうあるんだね」
「あと、プロジェクト管理というほど多機能ではないですけど、ToDo を管理するような無料サービスとか。日本語で複数人の共有ができるのは checkpad.jp とかですかねえ」
「英語だと他にもあるの」
「こないだ調べたときは30個ぐらいありましたね。中身はピンキリですが。」
「ふむ」
「無料にするとそれなりにユーザがつくので、サービスを広めるためには無料が有利なんですが、完全無料だと開発費や運営費が出なくなってしまう、そこで、機能限定版は無料、というネットサービスが増えてきてるのが現状です。あとは、そのプロジェクトの扱うデータの機密性がどれぐらい高いか、そのサービスが突然中止になったり、データが無くなったりしても大丈夫なプロジェクトか、これはつまり、サービスレベルが低くてよければ運営費は安くできるからなんですけど、といったことを念頭に、サービスや有料/無料コースを選べばいいんじゃないかと思いますよ」
投稿者 秋元 : 12:14 | コメント (2) | トラックバック
2006年01月23日
Ning 本サービス開始 - 改善はあるものの
Ning 登録ユーザ宛てのニュースレターが来た。Ning にいくつか動きがあったようだ。
- ベータの終了
- サイドバーの改良(より多くの情報をスクロール無しで表示)
- パフォーマンスの改良
有料オプションの追加
- Google か Yahoo の広告を自分の Ning サービスに貼って稼げるようになった (6月まで無料)
- 独自ドメインを自分の Ning サービスにマップできるようになった ($4.95/ドメイン/月)
- 自分のソースコードを非公開にできるようになった ($7.95/月)
- ストレージと帯域の追加 ($9.95/月)
以前に指摘した問題点に対しての一応の回答になっているようだ。
ホスティングに運用管理、大規模アカウント管理/ユーザベースや再利用できる多数のソーシャルアプリケーションのソースコード、が揃っている有料ホスティングだと思えば、これはこれで使えるサービスと言える。Ning のクローズトなフレームワークに囲い込まれる点は変わってないけれど。
もっと早く、Ning が大きく話題になっているときからこの方針が出ていれば、と思うが。また、ソースを非公開にする有料オプションは、作成されたコードの強制公開により全体での開発効率を上げるという当初のモデルと真っ向から反している点も難しい。
Ning のオペレーションを続けるために稼がなくてはならないということで、今回の有料メニューの導入となったのだろうが、もし可能であれば、もう少し一般ユーザ向けの開発機能がついてユーザベースを確保するまで、無料で続けることはできなかったのだろうかとも思う。
Ning についての過去の記事
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(1)
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(2)
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(3)
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(4) ビジネスモデルは?
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(5) 開発してみる
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(6) そういえば Ning はどうなった?
2006年01月20日
日本地図へのトラックバックサービス
サイボウズ・ラボの住所でやってみるか。
カレーの会で「明日新サービスでるよーまだ言えないけど」と河村さんが言ってたわ。ブログ人マップ
地図へのトラックバックを元にブログ記事を地図上に集約。
トラックバック活用系では僕も一つ考えているんで、参考にしようと思う。
あれ? ひょっとして日本偏見地図とかもこれで作れるか?
GMail のインタフェース変更 - Delete ボタンをトップへ
Google の無料ウェブメール gmailだが、ユーザインタフェースを少し変更してきたようだ。これまでプルダウンの奥にあって使いづらかった Delete ボタンをトップへと移してきた。
これまでの Delete 機能の使いにくさは、gmail の開発者側からみれば、スパムは完璧なフィルタで除外しているし、すべてのメールを保存しておくだけの広大なディスク容量を提供しているから、メールを削除することはあまりないでしょう、というメッセージだったのだろうと思うが、実際にはフィルタをすりぬけるスパムもあるし、容量はあっても完全に保存が無意味なメールというのは消したくなるものだ。
理想のウェブメールを目指す開発者と、実際の使いやすさを要求するユーザの意思のせめぎあいを見たような気がして興味深い。
と思ったら、メニュー表示を日本語にしたときは、まだ削除ボタンはトップに無く、今までどおり「その他の操作」プルダウンから選ばなければいけないようだ。From を切り替える機能も、最初は設定を英語にしたときだけ動いていたように、日本語メニューにしていると最新の変更がすぐには使えないことがある。
2006年01月16日
バーチャルニューヨークツアー
via digg.com
Virtual NY Tour は、ニューヨークの徒歩観光コースガイドを追体験できるサービス。
道路を進みながら、通りの左右の写真や、場所によってはその上下の写真を見ることができる。画面右側には、Google Maps による現在地やルート表示もある。
主要都市の街路写真を網羅した A9 Maps というのがすでにある ( A9 Maps によるタイムズスクエア )が、「徒歩観光」というテーマに絞って機能やコンテンツ(さしあたり、ユーザレビュー機能などがあるようだ)を追加していけば、面白いサービスになりそうだ。
日本でもほしいね。こういうの。
投稿者 秋元 : 11:55 | コメント (8) | トラックバック
2006年01月13日
Web2.0 Mashup データベース
via digg.com
Mashup Feed は、ネットサービスの API と、それらを使ったマッシュアップ(複数の API やデータを掛け合わせて新しいネットサービスを作ること)の事例を蓄えて公開しているデータベースサイト。
同種のものとしては、9月にご紹介した、オープンな Web サービス API のデータベースや、表としてオープン API の mashup 状況をプロットした Web 2.0 Mashup Matrixなどもある。
何か新しいサービスの発想が出たときに、組み合わせて使えるサービスがないか探すときや、未知の新サービスを考えるときなどに有用だろう。
2005年12月22日
Ajax ジェスチャー認証
via Ajaxian
ジェスチャーによる認証のアイデア自体はそれほど新しいものではないと思うが、Ajax でジェスチャー認証はけっこう面白いのではないか。
デモの使い方を説明する。
文中中央下の二つのボックス、左の "Record" ボックス内でマウス左ボタンを押しながら、自分のジェスチャーを記憶させる。
続いて、右の "Login" ボックスでマウス左ボタンを押しながら、自分のジェスチャーを伝える。
右で入力したジェスチャーが、左で保存していたジェスチャーと合致したら、ログイン成功となる。何回かやってみたが、それなりに似たジェスチャーを再現しないとログイン成功にはならない。
マウスで描いた軌跡で認証、というのは、サインの国の人らしい発想ではあると思った。
Ajaxian では、他にも同じブログから、写真に写された「概念」をヒントにクリックさせることでスパムロボットを振り落とすアイデアも紹介されている。
2005年12月21日
広告収入を再分配する検索サービス Gravee
via TechCrunch
Google から遮断された kozoru の話を書いたばかりだが、同じく Google 等大手検索サービスの結果を再利用している新サービス Gravee のベータ版が登場している。
- Gravee の検索結果に出てくる広告がクリックされたら、その収入の最大 70% が、検索結果 1~10 位のサイトのオーナーに支払われる。
- 自分のサイトに Gravee の検索ボックスを張り、そこからのアクセス経由で広告がクリックされれば報酬(全広告収入の 35 %)が支払われる
Gravee からの広告収入の分け前を受け取るには、サイトの持ち主として登録しないといけない。もちろん、サイトの持ち主であることを証明するような仕組み(technoati の profile で使われているようなものかもしれない)が用意されているだろう。
参加者と広告収入を分かち合うことで、利用者を増やそうということで、アイデアは面白いと思う。これが本当に当たるなら、Google や Yahoo が同じことをしてくるかもしれないが、それはそれでサイト運営者には損が無い。
これなんか、Google 等の検索結果にタダ乗りした上で、自分の広告に差し替えるということでは kozoru と同じ程度に危ないサービスのように思うのだが。
検索結果は誰のものか
kozoru という検索エンジンベンチャーがある。一年以上前からあり、けっこうな資金を集めているが、その「画期的なサーチエンジン」は一般公開されていない。
漏れ聞こえてくるところでは、Google や Yahoo などの検索結果を再利用して、より賢い、少数に絞った結果を返してくれる検索サービスだという。
この kozoru の創業者が、ちょっと前に Google などの大手検索サービス会社を相手に kozoru サービスのデモをし、Google とその後何度か話し合いをしたが、ある日ぷっつり連絡が来なくなった、電話をかけてもメールしても相手が捕まらない、といった顛末をブログに書き、そのこともいくつかのブログで取り上げられていた。
kozoru という名前自体が日本語から取られているらしいとか、創業者のブログ名が「THE LONE RONIN(孤高の浪人)」だったり、親日派なんだろうかというのは余談。
今回のブログでは、Google が kozoru からのアクセスを遮断した、と書かれている。他にもたくさん Google の検索結果を再利用しているサービスがあるのに、とも。
ブログへのコメントでは、「しかたないね。Alexa の新 API 使うんだね」みたいな反応が多い。まあ、お金を払って保証されたサービスを使うというのはやり方として正しいので、それはそれで正論だが。
Google が、ウェブ検索や Google News などの結果の再利用に対して、アクセス数が多いと制限をかけたりするのはよくあること。サーバリソースの問題もあるので、誰かがプログラムで短時間に大量取得しようとするなら、それを止めるのは仕方がない。しかし kozoru のサービスは公開すらされてない。Google の面子の前でデモしただけだ。
しかし、もしアクセス遮断の理由が「うちよりよい結果を出すから」とか「検索結果は Google の財産だから」ということだと、なんとなくしっくりこないところはある。というのも、検索やニュース検索の結果自体は、Google で作ったものではなく他から集めてきたものだからだ。情報の再利用で飯を食ってる Google が、自分のところの再利用は制限する、という形になる。
もちろん、関連性の高いものをスパム等を排除して並べることには多大な努力が払われているし、単なる Google のコピーサイトを作るような相手なら遮断していいだろう。今回もそういう風に判断したのかもしれない。まったく返答が無いということなら理由もわからないだろうが。
kozoru の創業者が書いたように、Google の結果を使っているサービスなんていくらでもあるが、協力的な相手とそうでない相手でデータの提供方針を変えてこられるとしたら、ちょっと嫌な感じだ。
# kozoru のほうが怪しいベーパーウェア企業で、注目を惹くためにこの騒動を起こしてるってことはあるのかなあ。
投稿者 秋元 : 17:47 | コメント (4) | トラックバック
2005年12月19日
Bloglines の停止予定 in 日本時間
del.icio.us といい Bloglines といい、使ってない人には関係なくて申し訳ない。
この二つが止まると情報収集に支障をきたしまくりな最近。
その Bloglines がデータセンター移転(パフォーマンスが改善する見込み。 Year-hoo!)に伴い停止するとのこと。案内が出ている。日本時間で書いてないとわかりにくいので変換しておく。
なぜか PDT (アメリカ太平洋「夏」時間)と書いてあるが、PST (冬時間)のはず。
2005/12/20 07:00 JST 新規購読が不可に
2005/12/20 09:00 JST サイトが完全にオフラインに
2005/12/20 13:00 JST 停止中の新着を受信した状態で復旧予定
del.icio.us がまた止まっている
ごめんね文がより丁寧に改善されて、また止まっているよ。。。
Due to the power outage earlier in the week, we appear a number of continued hiccups. We've taken everything offline to properly rebuild and restore everything. I apologize and hope to have this resolved as soon as possible. Thank you for your continued patience.Updates will be posted on our blog as we have them.
修復の状況はブログで伝えられるらしいよ。
2005年12月16日
音楽検索 Musipedia, Google Music, MusicStrands
via TechCrunch
紹介した Musipedia のメロディ検索方式が一部に受けたが、音楽検索の新顔が登場している。
ひとつは Google。映画や株価同様、検索結果で音楽(CD)を特別扱い表示するように。音楽に絞っての検索も。
MusicStrands という音楽検索サイトも、SNS, タグ, リコメンデーション機能などを拡充してリニューアル。いわゆる Web2.0 的な進化か。
サイト検索やブログ検索などと違い、音楽検索といっても検索条件の入力や結果の閲覧でいろいろと手間取るし、著作権の問題も絡んできて日常的に使うようになるかどうかは難しい。一番進化してるのは iTMS かもしれないが、これも iTMS が提供してない楽曲は出てこないし。
2005年12月15日
del.icio.us が止まっている
del.icio.us が今朝 10:00 頃から、もう 4 時間ぐらい止まっている。。。
del.icio.us is down for maintenance. we'll be back in one hour.
昨日は変なエラーメッセージも見たし(他にも見た人が)、大丈夫かいな Yahoo! に買われたばっかなのに。
追記: 18:40 に見たら直ってた
feedmeter ランキング入り
ついに feedmeter のランキング 300 位に入った。今 282 位。いちおう社員ブログを始めたときに自己設定した目標の一つである。開始から 4ヶ月半でなんとかここまで来ることができた。
feedmeter の人気度はどうも蓄積型っぽい(どうやって出してるのかは企業秘密らしいが)ので、長いことやってると有利なんじゃないかなあと思う。新興ブログにはつらいところではあるが、さらに上積みできるようがんばろう。もちろんエントリの内容でね。
2005年12月14日
Google Homepage API
Google のパーソナライズページ(Homepage)に自作パーツや他人の作ったパーツを貼り付けられるようになった。このパーツを作る方法が Google Homepage API。
Google 自身がサンプルとして出してきてる Module がこれら。
これも面白そうなんだけど、Alexa の新 API のドキュメント読みで手一杯で遊ぶ暇がない。
うろ覚えの曲をサーチ (Alexa Web Search Platform 利用サイト )
Wall Street Journal の Alexa Web Search Platform に関する記事中に、
「Rainer Typke というオランダの大学生が、この Alexa Web Search Platform を既に活用中である」と書いてある。
なんでオランダの学生が、発表前の Alexa Web Search Platform を使えているのか、どう使っているのか、がわからないのだが、そのサービスはこれらしい。
メロディから曲を検索するための検索サービスで、サービス自身は2004 年からやっているようだ。
Alexa の新サービスを使うことでより多くの曲を検索できるようになった、ということだが、、、はて? どこに活用されてるのか見えないんだが。
でもまあ、サービス自身が面白いので是非別途ご紹介したかった。サービスは、メロディを入力して候補となる曲情報を得る検索サービス。
Java Applet でキーボードを叩かせたり、歌った音声ファイルをアップロードしたり、といった、他でも見る入力方式のほかに、Persons Code という、「次の音が前の音より上がったか下がったかだけ」を入力するという方式が提案・実装されていて、面白い。
こんなのを入れると、"uuudrudrududdduuuuuddddudduuduuudd"
ありました、って言ってこんな結果が出てきた。
[C] Bach, Johann Sebastian: Cantata/147 No. 10 Jesu Joy (accomp't) BWV147
完全に正しくなくても、似た曲を列挙してくれる。
この入力方式は、T9 とか Palm のグラフィティ を連想させられた。
ブラウザのフォームからうろ覚えのメロディを入力させるとき、現実の制約を考えると、こういう簡略化した入力方式は便利だ。アイデア賞ものだなと感心させられた。
2005年12月13日
Alexa Web Search Platform の衝撃 - 誰もが検索サービスに参入できる
via John Battelle's Searchblog
Alexa Web Search Platform というのがベータ公開されている。
Alexa は Amazon の子会社、ウェブサイトのアクセス数情報(サンプリングによる推測だが)やオーナー情報などをデータベースとして提供している。Alexa によるトラフィック情報は、(じつはそれほど正確なものではないのだが、)他に適当な指標もないことからウェブサービス同士の人気比較などに参照されることが多く、ご存知の方も多いだろう。
今回の新サービスは、Alexa がインターネットに巡回させているクローラーや、Alexa 側のサーバ資源(CPU やディスク、帯域)をウェブサービスとして公開利用させる、というものだ。
ユーザは、scp を使って自分のデータを Alexa のサーバに送り、サーバ内で Alexa の膨大なデータを使った処理をさせた上で、結果を scp で取得することができる。
これを使うことで、Alexa の持つインデックスデータベースに「乗っかる」ことで、特定用途向けの検索サービスなどを、自前のクローラーや大規模なデータベースを持つことなく作ることができるようになるという。
さすがにこのサービスがまったくの無料というわけではなく、利用に応じた利用料がかかる、とはいえ、800万サイトの40億ページを巡回できるクローリングシステムなど誰にでも作れるわけではなく、その一部のデータを利用して自分のアイデアを実現したい、というエンジニアからしてみると、よだれのでそうなサービスだ。
Google / Yahoo / MSN が検索エンジンの覇を競って久しいが、まだこんな手があったか、というサービスだと思う。
検索サービス以外では、オープンな API による開発者を巻き込んだサービス伝播の例をいろいろと見ていながら、Google API (や競合他社の公開 API)のような、結果検索が再利用できますよ、程度のサービス公開レベルがあたりまえだと思い込んでいた。
Alexa 、というより親会社の Amazon は、以前に書籍データを開発者達に API 公開する、Amazon Web Service によって、Amazon のサイトでないインターネットのあちこちに Amazon のアフィリエイト広告を載せること、つまり「WWW 全体を Amazon の出店にする」という成功を一度達成している。
検索エンジンの検索部分の利用権を売るというこのサービスでも、開発者がほしいものを大胆に提供することで、開発者を巻き込んだ再度の成功を狙っているのではないだろうか。
Read/WriteWeb など、いくつかのブログでは Ning.com との類似性が指摘されている。
この Alexa のサービス自身も広まってほしいし、儲かってほしいと思うが、これに刺激された先行 3 社も、クローラーや検索結果データのオープン化やその対価の低価格化を競うようになってくれると、非常にいいと思う。Google などがどう応対するのか、あるいはしないのか、を注目していきたい。
ユーザガイドの PDF より
サービスを使うべき人
- 研究者
- すごいアイデアのあるスタートアップ企業やホビープログラマ
- 現行ウェブサービスを機能強化したい企業
Platform 内に送り込んで使える言語
- C
- Perl
- Java
参考リンク
デモサイト: カメラの検索サイトを Alexa のデータを使って実現している。
Alexa の Geoffrey Mack による公式ブログでの発表
The Wall Street Journal オンラインの記事
Wired News の記事: あなたの Google を始めよう
Kickstart my heart さんの trackback 経由ご指摘: Web Service 公開までがサポートされている。(たしかにこれ重要そう)
Rauru Blog::ultraviolet さん経由、「サーチエンジンはコモディティ化する」
Read/WriteWeb: Alexa turned into web service - Amazon back to its innovative best
MYCOM PC WEB: Amazon傘下のAlexa、Web Crawl公開で垂直型検索サービス構築を支援
eWeek 翻訳: Amazonがレンタル開始――商品ではなく、検索エンジンを
2005年Web 2.0大賞
The Best Web 2.0 Software of 2005 の訳を POLAR BEAR BLOG のアキヒトさんがされてるのでご紹介。
このブログでも書こうかなと思いつつ面倒なのでやめたもの。紹介されたサービスの3分の1ぐらいは知らなくて、個人のブログだから嗜好の違いもあるんだろうけど、まだまだ調査が足らんなあと反省。
2005年12月12日
Google が NASDAQ 100 入り
via reuters
Google の株価が、NASDAQ 100 指数に組み込まれるようになった。あと Expedia(楽天トラベルみたいな会社) と Monster(リクナビみたいな会社) も。ついでに RedHat や NVidia も。
2005年12月10日
Yahoo! が del.icio.us を買収
Yahoo! の検索ブログからの発表、 del.icio.us の開発ブログからの発表
del.icio.us がどこかに買われるだろうことは明らかだったが(儲けてないし、単体で儲ける方法も不明だった)、Yahoo! が手中に収めたようだ。
Flickr の買収と統合で起こったことが再現するのであれば、一年以内には del.icio.us のアカウント ID が Yahoo! ID にまとめられるような動きがあるのかもしれない。Yahoo! の場合、そうなると国ごとに異なる ID 体系を持っているため、米国外の del.icio.us ユーザには面倒が増えるが。つまり、Yahoo! Japan の ID では del.icio.us にはアクセスできない、とか。
投稿者 秋元 : 13:47 | コメント (2) | トラックバック
2005年12月09日
Yahoo! Answers 登場
via John Battelle's Searchblog
米国 Yahoo! で Yahoo! Answers がサービス開始された。元々は Yahoo! Korea 知識検索 で大ヒットし、Yahoo! 知恵袋(2004/4 サービスイン)でのローカライズ成功を受けて、いよいよ本家 Yahoo! への登場ということか。
インターネットの歴史が長い米国では、もちろん人力検索サービスの歴史も長い。が、なぜか韓国や日本に比べるとユーザ数や盛り上がりに欠けるところがある。
僕の場合は 1999 年頃から Experts-Exchange を使っており、検索エンジンでもメーリングリストの過去ログでも見つからず、メーリングリストや IRC で訊いてもわからなかったときに、最後の手段としてここで質問していた。そこまで回答が見つからないことは滅多にないが、ここでやっと回答が得られたこともある。
Experts-Exchange は 1997 年開設ということで、初期からやっていたこともあり、気が付いたら技術者ばかりが参加する、技術の質問しかできない場となっていた。また、参加者を増やして広告で儲けるのではなく、過去の回答をクローズドにして高級会員からお金を取る方向に行ってしまった。
あとは、お金を払って検索してもらう Google Answers, 質問の集積というより、回答の FAQ 化のほうに力が入っている(Wikipedia などの方向にちょっと近い) eHow , Wondir などが競合といえば競合だろうか。
今のネットサービスは米国から輸入されたものが多いが、アジアで普及して米国へ、という方向でこのサービスの人気が出るかどうかは興味のあるところだ。
追記: 日本語の質問と回答、ちゃんと書けるよ、と思ったが、後日(7日後)、"not in English" という違反で削除しました、というメールを受け取った。システムは受け付けるけど人間による管理で除去してるということか。たいへんな話だ。
2005年12月05日
CEO Eric Schmidt の語る Google の掟 10 か条
via Google の CEO、エリック・シュミットらによる Newsweek への寄稿記事
ナレッジワーカー(知識労働者)の生産性を上げるためにグーグルが守っている 10 個のルールを CEO の エリック・シュミットが自ら紹介している。
# 中身まで訳すと Newsweek の人に怒られるだろうから項目名だけ。たぶん Newsweek 日本版にもそのうち翻訳が載るんじゃないか
- グループによる採用
- 社員がほしい設備・施設は何でも与える
- 社員を隣り合わせに詰め込む
- メンバの協同作業をやりやすく
- 自社製品/サービスを自分達がまず試す
- 創造性を称揚する
- 合意への執念
- 邪悪なことはしない
- データによって判断する
- 効率よくコミュニケートする
また、シュミットは Google が直面してる問題として 4 つを挙げ、これらの解決にがんばっているという。
- 過剰な技術偏重主義
- 「自分で作ったほうがうまくいく」症候群
- 成長に伴う様々な社員すべてにとって魅力的であり続けること
- 世界企業となった上でのコミュニケーション問題
2005年12月03日
Web2.0 の遺伝子
via TechCrunch
用語 Ajax を定義したことで知られる Adaptive Path に所属するシニアコンサルタントの Brandon Schauer によるブログエントリ Experience Attributes: Crucial DNA of Web 2.0 では、今現在 Web2.0 の要素、特徴として言われていて、
Web2.0 以前から存在した Web2.0 的な構成要素を7つの属性としてあげている。(この7つは、Tim O'Reilley があげている図中の7つの要素とは一致していない。)
それらWeb2.0 的な7つの属性が元々いつ、どこから発生しているのかを、美しい図(pdf)とともにまとめている。
この図の中で彼は、Web2.0 の属性を Foundation (基礎的)なものと Experience (体験的)なものに二分し、Foundation Attributes (ユーザによる補助的なデータ参加、ロングテール、ネットワーク効果)は1990年代から Amazon や eBay などによって提供されており、そこに後から Experience Attributes (分散化、 ユーザによる全面的なデータ作成、 リミックス-ability、 全体をまとめあげて新しい価値を作り出すシステム)といった要素が次々と加わって、現在に至っている、としている。
この図を見ながら思ったが、10年前と今を並べた時系列のどこにも、「ここから Web2.0 だ」という線が引けるわけではないことにあらためて気づかされる。Web2.0 と誰かが言い出したから Web2.0 が出来たわけではなくて、Web2.0 はあくまでこれらの流れを振り返って(そしてこれまでの流れをさらに未来へ延長することを考えて)定義されたムーブメントでしかない。
図の作者は、コンサルタントなわけだし、「あなたの会社は図のどこにいます? 欠けてる要素はなんですか?」みたいに締めている。
2005年12月02日
「あとで読む」専用ブックマークサービス looklater
looklater は、あとでチェックしよう、と思うようなサイト/ページをブックマークすることに特化したネットサービス。
Bookmarklet をブラウザに登録しておけば、見ているページや、そこからリンクされている他のページを、looklater に登録することができる。登録された URL は、日付ごとなどに整理されて、あとで見返したり、もう見たと思えば削除することができる(登録済ページのサンプル)。ブックマークレットの利用についてはデモがあるのでそちらを見てもらうのが早い。
このサービス自身は、個人があとで見返すというところに注力しているようで、共有機能などは無い。del.icio.us などと競合するつもりも無いようで、looklater サービスからは、del.icio.us への登録や、各種検索エンジンに飛ばすなどいろいろリンクが用意されている。
僕の場合は、どうしても今読めないものや読む気にならないものは、ブラウザで開いたまま何日も放置したり、ブラウザのブックマークに入れたりしている。なんとなく「あとで読む」というマークをつけても2度と読まない気がしてしまうからだ。ま、これは性格がいいかげんだからかもしれない。ブラウザのホームページを「あとで読む」タグの一覧ページにしてしまえばいいのかも。
「あとで読む」というタグがオンラインブックマークサービスで特別な意味を示しているのは確かで、人によってはブックマーク先のページを表すわけでもないこの手のタグが増えることを嫌がる人もいる。looklater の試みは面白いと思うが、できれば、del.icio.us などが直接「あとで読む」をより使いやすく運用できるための(そして、folksonomy による分類が崩れないようにするためにも)機能を追加してほしいように思うのだが。
追記: 仕事が終わったあと、cybozu.nite 2.0 に行ってきた。EC ナビ 社長で cybozu.net 社長でもある宇佐美さんと初めてお会いすることができたが、そのときさっそくこの looklater 紹介エントリについて「読みましたよ」と言われびっくり。ついさっき書いたばかりなのに。
そのときも補足したが、最近はやりの SBS に対し「ソーシャルでない」ところに特徴があるわけではなくて、ベースが SBS でもいいのだけれど、「あとで読む」とか対象のページの分類とは別系統の、ブックマーク利用者の行動に関わる特性は、別扱いすることで便利になる可能性があるのでは、というのが僕の意見。EC ナビラボさんも ECナビ人気ニュースという SBS をお持ちなので、そんな機能はどうですか、とお願いしてみたりした。
投稿者 秋元 : 13:34 | コメント (6) | トラックバック
2005年12月01日
アナログをデジタルにつなげる - 手紙から電子メールへの変換サービス
Remote Control Mail は、紙の手紙をメールで受け取ることができるという有料サービスだ。サービスは限定的にはじまったばかり。
指定の住所に届いた自分宛の手紙について、まず封筒表側をスキャンしてネット経由で閲覧可能にしてくれる。その表書きを見た利用者は、それぞれの封筒について、さらに以下の処理をさせることができる。
- 自宅や会社へ転送
- 開いて、中身をスキャンして PDF 化、メールで転送(ただし、これは2006年開始予定)
- シュレッダーにかけて捨てる
コストは、$2.5/月の基本料金と、上記の「させること」の内容や件数に応じた従量課金の組み合わせだ。
紙の手紙を主に使う人と、eメールを主に使う人の橋渡し的なサービスになる可能性があるのではないかと思う。
技術者として、新しい技術、新しいサービスばかり見てしまうことがあるが、実際のサービスの対象ユーザを考えた場合、今あるサービスからの段階的な移行をどうするかについて考えることも重要で、またそういうところにこそビジネスの芽があるのかもしれない、と感じた。日本でもほしいサービス(もし既にあったら教えてほしい)。
2005年11月29日
37 Signals のビジネスモデルはあくまで Web デザインコンサルティングなのだろうか
このエントリで書いた内容は間違い、実際にはまったく逆でした。詳しくはコメントを参照してください。間違った内容を書いてしまい申し訳ありません。ogijun さんご指摘ありがとうございます。
The 37 Better Project は、Backpackit や Basecamp などでいわゆる Web2.0 的なサービスを先導し、開発フレームワークの Ruby on Rails でブラウザベースアプリケーション開発に旋風を巻き起こしている 37 Signals の新ページ。
もともと、 37 signals は Web UI のコンサルティング会社で、Backpackit などオンラインの情報共有サービスは実質無料。利用の多いユーザからは料金を取ることになっているが、有料ユーザがどれぐらいいるのかは怪しく、どうやって儲けるのかビジネスモデルがはっきりしないところが、典型的な Web 2.0 企業といえる。
元々の本業が Web 設計コンサルティングであることは 37signals.com 本ページに書いてあるし、Web デザインに関わる書籍も出している。
今回新たに公表されたのは、世の中の代表的な企業ネットサービスをいくつか取り上げて、「37 Signals ならこう作り変えますよ」というデモと、定額($2500)のコンサルティング試用サービス 37 express。
こんな風に直したら、既存の企業サービスももっとよくなるのでは、というデモが下記のようなもの。
デモでは、現在のサービスと、彼らがどこをどう直して、それによってどういう効果があるか、といったことが比較して説明されている。
37 signals の各公開サービスでやっているような、動くデモではないし、Ajax も(試したかぎり)使ってない。リンクも作動しないので、純粋に Web デザインだけの提言デモのようだ。
また、37 express を申し込んでみたい人のための、10 項目のアンケートも Word 形式でダウンロードできるようになっていて、この 10 項目もサイトの再設計をするにあたって考えるべき項目がよくまとまっている。$2500 払う前でも、そこそこ有用な情報が得られるように思えた。
見るだけでも勉強になる今回の発表だが、これはまた同時に、37 signals があくまで デザインコンサルティングを中心にビジネスモデルを組み立てていることを表している。
Backpackit.com などの無料サービスには「我も続け」と参入した/するフォロワーも多いが、フォロワーの多くが「ユーザをたくさん集めれば、利益は後からついてくるだろう」と Web2.0 的な楽観論に支配されているようにみえる中で、追いつこうとしている 37 signals がそもそもサービスで儲けようとしてないとしたら、他社競合は足元をすくわれるだろうな。
Backpackit や Ruby on Rails といった秀作を無料で公開しておいて、「ただのデザインコンサルタントですよ」というのもすごい話だけど。
投稿者 秋元 : 00:56 | コメント (2) | トラックバック
2005年11月24日
Google AdSense の新機能は電話との連動
via problogger
まだアメリカの一部地域でしか現れていないということだが、Google AdSense に緑の電話マークが出ることがあるらしい。Google のヘルプページにも、この Google Click-to-Call に関する説明が登場している。
AdSense のリンクをクリックすると広告主のページに飛ぶわけだが、この電話アイコンをクリックすると、自分の電話番号を入力させられるようだ。電話番号を入れたら、広告主から自分宛に電話がかかってくる、という仕掛け。
電話代は Google 持ち、というか最終的には広告主持ち。自分の方には電話代はかからない。(アメリカの携帯電話は受信側もお金がかかるので、携帯で受ける場合はタダにはならないが)
この時入力した電話番号は、広告主に直接明かされることはなく、電話が終わったら Google のシステムからも消去されるとのこと。であれば、これを使って商品説明などを受けたからといって、そのあとしつこい営業が続いたりすることはない、ということになる。
最初に AdSense と電話という組み合わせをみたときは、てっきり Google Talk を活用してその場で話をするものだとばかり思ったが、通常の電話を使うものだった。
この Click-to-Call に対応できるのは、24 時間運営の電話センターを持てるような、よほど大きな広告主だけだろうとは思う。でも、今だってテレビや雑誌経由でフリーダイヤルに電話させようとする業者はたくさんいるのだし、ウェブからもその流れを確保する、という今回の新機能、目のつけどころはいいし、ネット外の既存競合に与える影響も大きいのではないかと思う。
あと余談だが、企業からコールバックさせる、ということだと、サイボウズ本社でもサポートにこんなメニューがある。必要な人に意外と知られてないみたいなので紹介しておく。
僕のような理系人間からすれば、メールサポートのほうが気楽だと思うんだけど、電話で話せることはメールやウェブサイトでの案内よりも高級なインタラクションなのかもしれない。サービス提供側の人件費からいえばもちろんそうなんだが。Google 検索やはてなの人力検索みたいなのを電話で代行受付してお金を取るサービスみたいなのも、今後富裕層向けに出ないとも限らないのかなあ。
[追記] 2006.10.08 「Google Click2Callはうまくいかなかったのでやめました」というエントリがGoogleの公式ブログのRSSで流れてきたと思ったら、すぐに消えた。続報によると、どうやら公式ブログが外部からクラックされて、嘘の情報を流されたということらしい。(公式ブログでの訂正情報)
最初にこのエントリを書いたときは、AdSenseのClick-to-Call機能、と書いていたが、AdWordsのClick2Callという呼び方が正式のようだ。
2005年11月23日
早くも RSS-SSE の実装例が登場
昨日紹介した新 RSS 拡張 SSE 、それほど難しい規格ではないとはいえ、発表の翌日に実装を出してくると目立つなあ。
AppleScript を使った、Max 用の RSS リーダー NetNewsWire の購読リストを SSE でエクスポートするツールが登場した。
実際にエクスポートされた SSE の例も公開されている。
2005年11月21日
ポールグラハムの Web2.0
暴れん坊ブロガー ポール・グラハムが Web2.0 について書いてきた。
ポールグラハムというのは、オンラインで書いたエッセイがハッカーと画家という本にもなっている。(たまには Amazon 以外のリンクでと思ったが、検索上位になかなか見つからない。競合他社はもっと SEO に力入れないといかんよなあ) 超辛口の Lisper だ。
彼による Web2.0 とは
- たまたま同じ時期に居合わせた Ajax
- 民主主義的な集合知
- ユーザーにひどい扱いをしない
の 3 つからなるもの。で結局のところ、つきつめればそれは Google がやっていることになる、と。
「del.icio.us や Flickr によるタギングの考えを推し進めて、リンクに使われたテキスト文を活用し、ユーザが他のサイトをどう評価しているかをグラフ理論を使って洗練していけば、ウェブ上の検索を改良することができますよ」、みたいな Web2.0 サービスを考えたなら、それは Google が前からやっていることだった、というオチ。
2004 年に開催された Web2.0 カンファレンスに、Geek などほとんど来てやしなかった(参加費が $2800 だもの)とか。このカンファレンス用に Tim O'Reilly がスーツを買ったとか。そんな話も面白い。あとは Google Maps の技術リーダーも他所から買われてきた人材だった、という情報へのポインタとか。
CNET 検索サービスカンファレンスの海外レポート
CNET Japan Innovation Conference 2005 Autumn 次世代ウェブの検索サービスを探る (長い。。。)の報告がいろいろあがっているが、Search Engine Jounal も人を派遣してたようで、やたら気合の入った現地(東京)レポートがあがっている。
CNET Japan Search Conference Report
マイクロソフトのマーケティング戦略英語圏に日本の検索市場を紹介しようとしている記事自体が興味深いし、日本語での報告もたくさんあるため、比較して読むのも面白いだろう。特に参加した人からみれば、会場で語られていた内容がそのまま英訳されているわけだし。
# Blog Session のレポートで紹介されていた、ブログサービスとブログ検索によって "an extremely popular" な "Japanese portal"ってどこだと思う?
自分が普段触れていない言語圏で、どのサービスがどれぐらい有力か、現地の人にどれだけ知られて/使われているか、というのを把握するのもたいへんだろうなあ。そのポータルもがんばってるとは思うが、"extremely popular" ってことはないんじゃないかと思いつつ。。。
2005年11月20日
Google で購読ボタン/リンク
サイドバーに「Google で購読」リンクを追加
Google Personalized と Google Reader のいずれかに、指定したフィードを登録するためのボタンとなる。
画像を使わなければ、リンクだけになる。
投稿者 秋元 : 13:30 | コメント (2) | トラックバック
2005年11月18日
Wiki 企業情報サービス Yellowikis
百科事典に対して Wikipedia 、ニュースに対して Wikimedia があるように、新しい Wiki サービスが登場した。その名が Yellowikis
Yellowpages.com や Hoovers のような、日本でいうなら東京商工リサーチや帝国データバンクのようなデータベースサービスを、参加者が集まって作り上げようというプロジェクトだ。
Wikipedia は現在、成功してるのかどうか微妙な状態にある。ビジネス情報となると、事典よりもさらに足の引っ張り合いや妨害活動がひどくなるような気がするので、たいへんそうだなあ、と思ってしまうが。載っている情報が確からしいことがどれぐらい保証されるのか、結構なチャレンジのように思う。
この Yellowikis では、日本語ローカライズする人を募集中のようだ。
投稿者 秋元 : 18:20 | コメント (2) | トラックバック
2005年11月16日
GBO - Google Base 最適化
サービス開始して一日も経ってないだろうに、Google Base で検索をかけると大量に登録データが出てきてびっくりだ。
JAPAN で検索すると、トップに知り合いのところの求人広告が出てくる。(仕事が早いね、しかし)
なぜ他の396件を抑えて一位表示なのかはまだ謎だが、普通の検索と同様、Google Base でいかに上位検索されるか、というのがすぐに盛り上がるとみたね。SEO ならぬ GBO (Google Base Optimization) と名づけよう。
もし Google Base サービスがヒットしたら、「GBO 解説サイト」、「GBO 入門書」が出て、やがて「株式会社GBO」が設立されるね。きっと。
追記: 今朝みたら知り合いのところは4位に落ちていた。すでに過酷な順位競争が発生している? 単に登録件数が増えているだけ?
サイボウズ・ラボの募集広告もとりあえず書いてみた。 詳しいのは自社サイトにあるわけだけど。
Google Base が使えるようになってる
トップから辿れる、すでに格納されているデータの例
登録されたアイテムは、Google Base 内にある場合もあれば、直接外部のサービスに飛ぶときもある。
新しいベースの作成については、トップページの右側からスタートできるようになっている。既存のテンプレートとして、仕事やレビューなどが選べるようになっているのは以前に流出した画面と同じ。ただし、独自のアイテムを作ることもできる。
一つ登録したアイテムは、「公開まで 15-60 分かかります」という状態になっている。Google が人力審査をやるはずがないと思うので、プログラムによるチェックをしているということなんだろうか。
既に公開されている他のアイテムにも、スパム等を報告するためのモデレーション機能が組み込まれており、ユーザが自由に情報を集積できる、というのと、それによる場の荒れや違法なコンテンツを排除する仕組みが準備されているようだ。
さて、自分としては、RDB をそのままマップしたようなサービスを予想していたのだが、ちょっと違っていて、新しい項目を作る際に、きっちりとしたフィールド設計をする必要はない。
データには日本語が入るが、フィールド名のところに日本語を入れようとすると入力エラーになってしまう。item と label に英語しか入れられない。また、タグのほうも、スペルチェックで英単語以外ははじかれる。folksonomy みたいな新語は受け付けなかった。
ここから考えると、Google Base は、自由に増減できるフィールド名をタグとした Folksonomy + データベースなんだろうか? item や label を英語に限定する理由は、やはり集合操作、ばらばらなデータの再利用をしやすくするためのような気がする。
フィールドは自由に設定できる、とはいえ、プルダウンにはお仕着せのフィールドセットが多数あり、レビューや売買広告を書く分には、わざわざオリジナルのフィールドセットを作成する動機は無い。そうすると、同じジャンルのアイテムは自然と検索/抽出できるようになっていく。
また、フィールド名さえ合致していれば、異なる設計で作られたアイテムでも関係なく検索できる。
多数のデータをまとめて流し込むこともできるので、すでに自分のサイトで持っている求人や不動産の情報を大量登録した業者がいるようだ。今 Google Base 内を検索すると、それらがひっかかってくる。
(参考) Google Base サービスイン関連の日本語記事
Google Base、ついに姿を現す--実態は「何でも共有サイト」か - CNET Japan
My RSS 管理人 ブログ: Google Base 公開:早速レビュー
HepCat Dev and Test: 不動産物件情報とXML(Google Base)
[mini速報] Google Base登場! - Speed Feed [ITmedia オルタナティブ・ブログ]
2005年11月14日
del.icio.us が見つけた Web2.0 の定義
いいかげん飽きてきた気もするが Web2.0 の話題。
del.icio.us の中の人ブログで del.icio.us でつけられたタグの統計を基に Web2.0 とは何かの分析をしている。
del.icio.us のブックマーク全件の中で、23万件の URL が、7000 個の他のタグと共に "Web2.0" で登録されている。"Web2.0" タグと同時に出てきた他のタグを多い順に並べると、
- ajax 9.9%
- blog 6.1%
- social 4.2%
- tools 4.1%
- software 3.3%
- tagging 3.3%
- javascript 2.8%
- internet 2.6%
- programming 2.5%
- rss 2.5%
ということで、「タグが付けられて、RSS を提供するソーシャルブログを、Ajax を使ってプログラムしたソフトウェアとして提供。便利ツールも同時に公開」すれば Web2.0 間違いなし!
投稿者 秋元 : 12:06 | コメント (2) | トラックバック
2005年11月07日
これが Web2.0 だ!
うわぁ
投稿者 秋元 : 20:55 | コメント (2) | トラックバック
2005年11月04日
Web2.0 が直面する 10 の課題
10 Issues Facing Web 2.0 Today で、現状の Web2.0 (といわれるもの)についての 10 の課題をまとめている。
1. 行き過ぎた熱狂
Web2.0 を何でも解決する魔法のように喧伝する人々の存在が事態を悪化させうる
2. わかりやすい定義の欠落
これが Web2.0 だ、という簡潔な定義が無い
3. 古いポスターの子供達(? 意味不明)
今 Web2.0 としてもてはやされているサービスに、日常生活に必須の物や、多数の一般ユーザが使っているものは無い
4. 要常時接続
常時接続のインフラ普及に依存している
5. Web2.0 御用達技術としての Ajax
Ajax には限界があり、本質的な UI 改善はブラウザの進化で為すべき
6. 技術偏重主義
Web2.0 がどう動くかの仕組みに囚われすぎてはいけない
7. "Web2.0"という看板への、たちの悪い執着
Web2.0 であると語るのではなく、単に作れ
8. 作らずにブログする
Web2.0 が何か議論している暇があれば、何か作れ。Web2.0 支持なら Web2.0 サービスを、不支持なら Web2.0 よりすごいものを
9. 厳しい現実からの逃避
ビジネス性やオープン性に関する正しい判断が必要。成功とオープン性の同時追求は難しいのかもしれない
10. 軽量開発モデルへの適応
頻繁なリリースを行うための開発/リリース手法の追求
原文は非常に長い上に、それぞれのポイントを補強する各サービスや別ブログへのリンクが多い。
投稿者 秋元 : 17:03 | コメント (4) | トラックバック
2005年10月28日
Google はコンテンツを作らない
Google Base 、相変わらず使えない。今日はログイン画面までは行けるようになったが、パスワードを入れてもどのページにも遷移しないため、実際に試すことはできていない。
というわけで、昨日の予想(Google Base は広く説明されているようなクラシファイド広告サービスではない)の続きで書き進める。Google Base は汎用データベースアプリケーションをウェブアプリケーションとしてネット公開したものだとみている。
Google はコンテンツを作らない。ただ集めるのみ。
Google 検索の結果で Google 社自身についてのページが出てくることはほとんど無い。
Google ニュースには Google 自身が書いたニュースは一つも無い。
Google グループや Bloggers のデータはユーザが書いたものだし、
Google ディレクトリは Open Directory Project のデータそのままだ。(なんで Googlepedia をやらないんだろうな)
Froogle の商品データはすべて売主がアップロードしたもの。
ユーザにコンテンツを作らせること、が Google の商売の基本にある。人力でコンテンツを整備しないと成立しないというなら、そんなサービスは参入しなくていい、と思っているだろう。例のフレーズ「邪悪なことはしない(Don't be evil)」じゃなくて「コンテンツを作らない」こそが社是なんじゃないかと思うぐらいだ。
こんな風に考えることはできないだろうか? ワールドワイドウェブ(WWW)というスペースは、Google が作ったわけでも運営しているわけでもない。だが、結果として、ウェブは、Google で検索できて Google が広告を載せるための巨大なホスティングサービスと化している。
これが他社であれば、無料ウェブページサービス、無料ブログサービス、無料ブックマークサービス、無料ソーシャルネットワークサービスなどを自社ポータルで運営し、ユーザに登録させてコンテンツを作らせ、そこに広告を置いて商売しているところを、Google は、場を運営するコストをかけること無しに、広告だけばらまいて設置することに成功した。広告を置くためのページは、数多ある他社の無料サービスが維持してくれる。
Google Base の場合も、もちろんコンテンツを作るのはユーザだ。インターネット上の共有データベースを提供し、その中のコンテンツはユーザに提供させる。データベースの中身が有用ならそれはいい。しかし、たとえ集まったデータが玉石混交でも、さらに石石混交であったとしても、制御できる(==広告を置ける)ページが増えて訪問者が増えればいいのだ。
無料ウェブスペース(Geocities とか)でも、ブログの登場でも、ネット上のページは爆発的に増加してきただろう。でもまだ足りない。紙のファイルや Excel 、頭の中にしまわれている表を、インターネット上に引きずりだすんだ。
検索しなければいけないページが増えれば増えるほど、Google に取って代わることは難しくなる。インデックスされたページ数での競争はひとまず収まったが、膨大なデータをクロールし、解析し、反応よく検索結果を返すために必要なリソースは増えるばかり。検索技術に特化して検索技術で勝負し続けることが、マイクロソフトやヤフーと戦う、あるいは新規の参入者を諦念させるための鍵なのだ。それが続けられるようにするために、あれほどの人材を収集し続けているのだ。
投稿者 秋元 : 13:38 | コメント (2) | トラックバック
2005年10月27日
Google Base はクラシファイドではない。Wiki のデータベース版だ
Google Base のサービス内容を予想するネタで Blogsphere は大盛況のようだ。
ShinBlogや、SW's memo、POLAR BEAR BLOG、Posting, Subscribing, Tagging AND Searchなどで、Google のクラシファイド広告(個人広告)への参入という見方がされている。
しかし、これらの Google Base vs Craigslist という構図は、Google Base の流出スクリーンショットにたまたま Craigslist 的なテーブル設計画面があったことからくる誤解ではないか。
たしかに、「こんなこともできますよ」の一例としてクラシファイドっぽい入力画面が出ているが、フォームの右側にフィールドを削除するための [X] ボタンがついていることに注目してほしい。いろんなウェブデータベースを、フィールドを増減させて作るサイボウズ・デヂエの管理画面と非常に似ている。
クラシファイドっぽい Google Base のスクリーンショットは、Google Base でいろいろできることの一例にすぎないのではないだろうか。
Craig Newmark の切り開いた classified == 個人広告サービスは、Web1.0 バリバリのサービスだ。デザインの無骨さや気合の入らなさからすると、Web1.0 未満といってもいい。それが米国都市部の個人ネットユーザに大きな影響を与えているのは、ひとえにそこにユーザがいるからでしかない。
ユーザが集まらなければ意味がないクラシファイドサービスで、フィールドをカスタマイズされたオーナーの異なるページが乱立するような作りはありえない。クラシファイドサービスは、一箇所で人を大量に集められてはじめて機能するものだからだ。
それを踏まえると、Google Base は、やはり、最初に見たときの感想のように、サイボウズのデヂエや Intuit の QuickBase といった、社内情報共有向けのウェブデータベースを、イントラネット向けに解放したサービスではないかと思う。
QuickBase なんかは、条件によっては(オープンソース開発チーム向け、とか。)無料でインターネット上にテーブルを作るようなことも一時はさせていた。Google Base のような規模で、広告と結びつけるパスがなければビジネスモデルが成立しないのか、今みたら有料の ASP しか残っていないようだが。
僕は、Google Base は、価格.com やぐるなびをみんなで作れるサービスだと思っている。そこで作られたサービスは、業種に特化して設計された上記のような専門サイトに比べるとできることは限られている。しかし、検索が可能でレスポンスも早く(Google の技術)、またターゲットを絞った広告を載せることができる(AdWords/AdSense)。
Google Base は、テーブルという道具を軸に自社の影響が及ぶコンテンツページを量産させるための新しい仕組みではないか、と思う。
というようなことを思う根拠は以下。
- Google が今さら Craigslist の後追いをするとは思いにくい。
- Craigslist のカバーする領域だけでは Google が必要とするほど儲からない
- 僕自身が構想したことがある
最後の理由、自分でも同種のサービスを考えたことがあるのも、Google Base == DB 版 Wiki 説に肩入れする理由だ。ま、実現してない企画に価値はないが。
Google Base の登場は、実際にそのサービスが僕の予想通りであればだが、嬉しい反面、悔しくも思う。逆に、Google Base がクラシファイドや商店主からの商品アップロードスペースだけでしかなかったら、物足りないというところだ。仮にも尊敬する Google なのだから。
# Movable Type が不調でトラックバック機能がエラーになるため、言及した各ブログへのトラックバックは省略させていただく。いずれ復調したら打つ予定。
2005年10月26日
Google Base
via techcrunch
Google Base という Google の新サービスが登場間近との噂。ドメイン自体はアクセスできるが、今のところエラーが返ってくるだけ。
なので、いったいこれらのスクリーンショットはどこから入手したのか、と思うが、これらのスクリーンショットが本物だとすれば、この Google Base という新サービスはウェブ上でデータを集積できるウェブ・データベースのように思える。
この画面なんかは、データベースの設計画面みたいだが、サイボウズのウェブデータベースであるデヂエの管理画面とそっくりだ。
もちろん、Google がデヂエのまねをしてる、という話ではない。アイデア自体は昔からあるし、たとえば英語圏では QuickBase なんてのもある。日本語で商用製品となるとまずデヂエがくるとは思うが。
デヂエを知らない方のために簡単に説明すると、ブラウザで共有できるエクセルシートみたいなものだ。Google がインターネット上でやるからには無料+広告なんだろうし、成功すれば日本語対応も早いだろうから、デヂエにとっては脅威になるかもしれない。今までなかなか商品特性を説明できてなかったのもあるだろうから、逆に「社内でデータを管理できる Google Base みたいな製品です」となるかもしれないが。
追記: 本社社長の青野(通称: 青ちゃん ほんとか?)が、今ちょうどデヂエの話を書いてた。
Google Base、アキヒトさんのところでとっくに紹介されてた
Googleがデータベースのホスティングサービスを開始?
Google Base 続報
そればかりか CNET Japan に翻訳記事まで
グーグル、「Google Base」の実験開始--イーベイと衝突の可能性も
投稿者 秋元 : 10:06 | コメント (4) | トラックバック
2005年10月25日
del.icio.us にキーワード検索がついた
Firefox の検索バーにも del.icio.us 検索を追加できる。
del.icio.us 上にはユーザの集合体が便利だと思ったページしか入ってないんだから(少なくともこれまでのところは、だが)、これでレスポンス早くなれば目的の決まった探し物は Google よりこっちのほうが便利になったりするかも。
2005年10月24日
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(6) そういえば Ning はどうなった?
PHP 勉強会後の懇親会にて、「Ning の解説が止まったけど使ってないんですか?」という突っ込みを受けた。うん、使ってないヨ。
... えーと。「おまえあれだけ Ning、Ning って騒いでたじゃないか」と言われそうだ。何も言わずにフェードアウトしてたのは悪かった。これをとりあえずのまとめエントリとしたい。
経緯を知らない人むけに Ning 自身の説明をもう一度。Ning はこんなサービス。
- あの Netscape を開発した Marc Andreessen の出資による新プロジェクト
- 共有ブックマーク、写真共有、レビューシステム、マッチングシステム、などのパーツが用意されていて、コピーや組み合わせで自分だけの独自ネットサービスを作ることができる場(Playground)
- PHP5 か独自 XML スクリプトで改造や新規開発も可能
- すべてのアプリケーションソースコードは公開され、参考にしたり流用したりできる
- 無料。ユーザを集めて広告で儲ける予定
他の Web2.0 サービスと比べて Ning の特徴的なところは、機能の固定したサービスを提供するのではなく、利用者自身を巻き込んで新しいサービスを量産できるところ。開発者がこぞって参加し、新しいアプリケーションが次々出てくれば、それがまた次のユーザを呼び込む、という正のスパイラルが起こりうるし、それが狙いのサービスだろうと思う。
Ajax がなんでこんなに急速に盛り上がったかという理由の一つは、Javascript なのでソースが丸見えということにある。Google Maps もソースの難読化(Obfuscation)を行ったが、熱心なユーザがあっというまに解析し、同じようなサービスが大量に登場した。Ning が普及すれば、PHP5 のソースレベルで同じことが起こりうる。
ただし、逆方向から見ると、Yahoo! Geocities などの無料ウェブページサービスで、掲示板やアンケートといった小さな動的アプリケーションをボタン一つで組み込めるようなものの、アプリケーションをちょっと本格化させた、というふうに見ることもできる。
エンドユーザからみた Ning は、Mixi で新たなコミュニティを作ったり、Yahoo 掲示板で新しい掲示板を作ったりすることと同じでしかない。違いは、作ることができるアプリケーションの種類が、今風なだけだ。
無料ブログスペースも、ブログ機能に特化した Geocities 的なものといえるし、無料ウェブページサービスや無料ブログサービスが、Ning が提供するようなアプリケーションをつけたしてくることも十分ありうる。というか、そういう動きも既に起こっている。
プログラミングのできるユーザー開発者が十分に現れなければ、Ning 自身が抱える開発者によるアプリケーションの追加だけが、他の無料スペースとの差別化ポイントとなってしまう。
ということで、面白がって参加してくれる優秀なプログラマーを集められるかどうかが、Ning 成功の鍵となると僕は見る。
プログラム心のあるユーザが Ning で開発するということは、
- Ning フレームワークの上でしか動かないアプリケーションを作ること
- 書いたコードは公開され、誰からでも参照されること
- 作ったアプリケーションが大ヒットしても、得られるのは名誉のみ。(Ning 運営者の得にしかならない)
といったことを意味する。
僕も、既存アプリの PHP5 ソースをいくつか眺めてはみた。ソースの質は良いと思うが、結局は Ning フレームワークを include して、そこの機能を使うことに収斂する。
ドキュメントを読んで Ning フレームワークを理解し、新しいネットアプリケーションを作れる開発者であれば、あまり変わらない努力で自前のアプリケーションを作ることができる。
たとえ興味のままに遊びで作るとしても、心のどこかに「これが大ヒットしたら広告つけて大もうけ」とか「事業化」とか考えることはあるだろう。そのときに、儲けは Ning に持っていかれる、というのがわかっていては、やる気が出にくくてもしかたないのではとも思う。
ただし、プログラミングを書きたいわけではないエンドユーザには、Ning は格好のサービスだ、という考えは変わらない。自分の市だけに限定したレストランレビューサイトや、チワワオーナーだけが参加する SNS など、ターゲットを限定したサービスを作り、自分がそのサービスのオーナーになりたい、という人は山のようにいるだろう。Ning ではそれが非常に簡単にできる。
Ning 自身には、「人を集めて広告で儲ける」というインセンティブがある。エンドユーザには、「クリックするだけで自分専用のネットサービスが作れる」という利益がある。しかし、Ning に一番必要な開発者には、あえて Ning で作るためのインセンティブが無いのだ。
ということで、華々しいデビューにも関わらず、その後 Ning について言及された良記事をあまり見ないし、アプリケーションのほうも、今のところオリジナリティの高いものが出てきているわけでもない、という状況になってしまっているのだ。
Ning によってもたらされる、有用アプリケーションのソース共有化は、非常に夢のある話で、できることなら実現してほしい。しかし、今のところ、何かもう一工夫なければ、その段階への突破が起こらないのでは、というのが今のところの Ning に対する感想である。
過去の Ning 記事:
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(1)
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(2)
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(3)
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(4) ビジネスモデルは?
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(5) 開発してみる
投稿者 秋元 : 11:59 | コメント (1) | トラックバック
2005年10月18日
Ajax アプリケーショントップ12 (トップ10 パート2 ???)
Ajax アプリケーショントップ10 で紹介した、ベンチャーキャピタリストのブログで、Ajax アプリケーショントップ10 パート2 が公開されていた。先月の記事なので僕が気づいてなかっただけだが。トップ10 なのにパート2、しかも 12 個あるんだが。。。まあいいか。
パート1 のあとに出てきたもの、いまだにその実態がはっきりしないものもふくめ、前回とは別の 12 個、追記の 2 個を含めて 14 個の注目 Ajax アプリケーションがピックアップされている。
カレンダー: CalenadarHub
検索可能な共有 or プライベートカレンダー。グループによる共有、購読機能、ドラッグ&ドロップできる UI、RSSフィード、API 公開
辞書/シソーラス: ObjectGraph Dictionary
説明不要
メール: Zimbra
メール、カレンダー、アドレス帳やその他のコミュニケーションのためのパッケージ
メール(2): Groowy
Ajax ではないが追加。Flash ベースのエレガントなアプリケーション
コード/部品サンプル: The MidnightCoders
Ajax/Flash で実装された様々なサンプル。サーバ呼び出し、データベース、Google 検索などのサンプルがある。
Flickr ビューワ: Lightweight Flickr Viewer
Flickr にある写真を、違ったインタフェースで閲覧可能
ゲーム: Boggle
無料で楽しい
ゲーム(2): Babble
Boggle に似てるがちょっと違う
メッセンジャー: Meebo
複数サービス対応のメッセンジャー。非常に良くできている。Trillian を捨てるときがきたか?
メッセンジャー(2): Treehouse Chat
Ajax によるよくできたチャット。Meebo より実用性は劣るし、既存のメッセンジャーにつながったりはしないけど。
ToDo リスト: TuDu
RSS フィード対応。ソースコードが公開されている。
スペルチェッカー: Garrison Locke
Garrison Locke 作。非常に良くできている。ソースへのリンクがある。
コードサンプル: script.aculo.us
Ruby on Rails 用のオートコンプリート、ショッピングカート、ソート、等のサンプル。
ホームページ用サイト: Netvibes
よくできた、完全カスタマイズ可能なホームページサイト
投稿者 秋元 : 12:19 | コメント (1) | トラックバック
2005年10月17日
日経 IT Pro 記事で Ajax についてコメント
10 月 14 日の記事 GoogleとSunの提携で脚光を浴びた Ajax オフィス・ソフトの可能性 にて、 Ajax オフィスの可能性と有用性に関してコメントさせていただいた。
Ajax でマイクロソフトオフィスを再現できますか? という質問については、頑張ればそこそこはいけるが、完全に再現することはできないのでは、というように回答させていただいた。このあたりはクライアント系の Java が辿ってきた道筋でもある。技術者としてチャレンジングな課題で、作るのは楽しいかもしれないが、ビジネス的な意味があるかは疑問だ。
日本の業務系ウェブアプリケーションの雄ともいえるサイボウズにしても、デスクトップアプリケーションとの UI の統一性について何も考えてこなかったわけではない。長期にわたり、リッチクライアント技術の諸々を調査・検討してきているが、ここまでのところは特定の技術を広く採用するには至っていない。そこには優先順位やリソースの問題もあるし、ウェブアプリケーションの約束事を逸脱することによる不利益を考えてのものもあった。
ただし、全面的な Ajax 化ではなく、ちょっとした使い勝手を改善するための技術として Ajax などを取り込むことについては、今後重要になってくると僕は考えている。
たとえば、僕がアメリカでやっていたサイボウズオフィスの英語版 Share360 では、ユーザインタフェースを海外向けに作り直す必要があり、その際に DHTML/Javascript によるギミックをいくつか追加していた。これは主にサーバ側の負荷軽減を目的にしてのものだったが、利用感の上でも改善効果を出していると思う。狭義の Ajax は使っていないが、考え方としては同じ方向性にあるものだ。Share360 は基本機能が一世代前のもので、日本語のお客様に薦められる製品ではないが、UI については試用版で試してみていただいても面白いかと思う。
記事は、Ajax を活用したデスクトップ・オフィスの代替アプリケーションとして登場してきている中でも特に有力なものが多く取り上げられており、Ajax オフィスの現状を俯瞰するのに有用だと思う。
投稿者 秋元 : 11:20 | コメント (4) | トラックバック
2005年10月13日
ビデオ対応 iPod 発売
新 iPod が発表された。
それにあわせて、 iTunes のほうもバージョン 6 が出て、ビデオのオンライン購入や新 iPod とのシンクもできるようになった。
一ヶ月前に、アップルの動画配信サービス - iTunes 5 に隠された動画販売メニューからで予言した 3 点のうち 2つは実現したわけだ。
最後の一つ(iPod nano の動画対応)については、今考えてみると無くても不思議はないな。次々と新しい iPod を売りつけたほうが儲かるわけだし。
追記: iPod nano のアップグレードによる動画視聴は「できない」とのこと。
Bloglines がキーボードショートカットに対応
s で次のフィード、 f で次のフォルダ(グループ)に移行、
j と k で、前のエントリ、次のエントリに飛ぶ
ぼーっと読み進めていくときは、これだけで十分かも。今までマウスで操作しててあまり困ったと思わなかったけど、使ってみるとこういう操作ができることは RSS リーダーとして必須かもしれないと思った。
2005年10月12日
Web リミックスの依存度とリスク
del.icio.us の populicio.us 遮断と Web2.0 リミックスの限界
で書いたあと、フォローを忘れていたが、del.icio.us でブックマークされた中から人気のある URL を抽出して見せてくれるサービス populicio.us は、そのあと数日のうちに復活していた。
del.icio.us の新しいページ内容に追従してデータを取るように、populicio.us の作者ががんばったのだろう。
わざとじゃないにせよ、del.icio.us が派生サービスの populicio.us を邪魔しているのは残念、という話もあったが、これに対して、オバサンジョなどが「ページは API ではない(ページ内容をスクレープしてデータを取るのはリミックスではない)」と反論していた。
まあそれはそうだ。API はプログラムに対して公開されたインタフェースで、仕様変更や停止があれば予告がほしいし、できれば後方互換性も保ってほしい。ウェブページは人間様が目で読むためだから、デザイン変更は読者のためで、それでロボットが動かなくなったとしても保証しきれるものではない。
今回の騒動は、del.icio.us がちょうど populicio.us のような機能を追加したのと同時に起こったために、del.icio.us 側が意図的な遮断を憶測されたもので、通常なら非難されることもなかっただろう。
さて、API 公開には責任があり、ページデザインには無いとすると、その中間にあるマイクロフォーマットはどうだろう? hReview などのマイクロフォーマットをサポートするように、ウェブサイトや CMS が対応していたとして、とうぜん、それらを収集しにきて再利用する他サービスが登場することになる。
一旦マイクロフォーマットに対応したら、途中でそれを停止したり、別のマイクロフォーマットに乗り換えたりすると、サイトによっては影響が大きいかもしれない。この場合は、ページの変更ではあるが、やはり API と同様の配慮が期待されるだろう。
API, マイクロフォーマット、スクレイピングについて、リミックスする側は、なるべく保証されたインタフェースを使うようにしなければならないし、そのインタフェースの変更がどれぐらい保証されているのか、もし記述があるなら確認し、データが取れなくなったときにどうするか、も設計しておくべきだ。
コンテンツ提供側としては、インタフェースの変更情報を RSS で通知し、利害関係者に購読してもらう、というのがいいのかもしれない。
2005年10月11日
Google のタグ機能
Insider Google の Google Adds Tagging が教えてくれた。 Google パーソナライズ検索にタグ機能がついた。
Google Personalized Search や A9 などの、検索履歴を覚えてくれるサービスは、あまり使っていないんだが、ベータ版のページへいってみる。
ウェブの検索でページを検索し、検索結果で表示されたページに行くと、検索履歴に Google 経由で飛んだ URL が記録されていく。この各履歴に、gmail や Google Reader でおなじみの 星マークがついている。これをチェックすると、その検索結果を注目したことになり、同時に "Edit" というリンクが現れる。
この Edit を押すと、この URL についてカンマ区切りでタグを設定できるようになる。設定したタグは左ペインに分類表示される。
また、Edit でタグを書くとき、すでにつけたタグがあれば入力補完もしてくれるようだ。
これまでも検索履歴を使っていた人であれば、ブックマーク機能が追加された、といっていいが、検索履歴機能自体がベータ版で、まだあまり使われていないのではと思うため、これがただちに他のブックマーク系サービスの脅威になるとは思えない。
が、検索に加え、gmail, RSS Reader などパーソナライズされたサービスがどんどん増えてきて、これらを使っていけば Google の提供するサービスの中に滞留している時間は長くなっていくだろう。Google Maps で見せたようなやりすぎともいえるインタフェースの洗練化をしてベータを外してきたら、「どれか一つ」で売っているサービス、たとえば del.icio.us なんかだが、が苦しい立場に追い込まれることもあるのかもしれない。
最近読んだ ヤフーCEO:「グーグルもポータルらしくなってきた」 を思い出したが、パーソナライズには慎重だった Google が、パーソナライズサービスを加速化しているのは間違いない。
投稿者 秋元 : 23:45 | コメント (4) | トラックバック
2005年10月09日
タグ提案サービス Tagyu
Tagyu は、URL か文章を渡すと、それに対して「こんなタグをつけると適切でしょう」と提案してくれるだけの新サービス。 del.icio.us で登録するときに出てくる機能を切り出したような感じ。del.icio.us のタグ提案が、登録しようとしている URL 先のコンテンツを見てるのか、単に他にタグづけした人の先行タグを見てるのかはわからないが。
このサービスを単体でつかう人はあまりいないように思うが、Greasemonkey か何かで他のタグサービス(で提案機能のないもの)と組み合わせることはできそうだ。また、Web Service の提供も予定している、と FAQ にあるので、そうなれば面白いリミックスが出てくることも期待できる。
日本語でもこういうの出てこないかなあ。
投稿者 秋元 : 03:10 | コメント (2) | トラックバック
2005年10月06日
Domain Hacks - del.icio.us 風ドメイン発見サービス
# "fun"カテゴリーかとも思ったが、役に立つ人もいるかと思い"ネットのサービス"で分類
取りたい単語のドメインが取れない! という悩みを持つ人は多い(ほんとか)。Domain Hacks を使うと、ある単語について、国別TLDをうまくつかって代案となるドメインを提案してくれる。del.icio.us が .us ドメインをうまく使ったアレだ。
"akimoto" と入れてみると、
http://akimo.to/
http://aki.mo/to/
http://ak.im/oto/
http://a.ki/moto/
の4つの提案をしてくれた。上から、トンガ、マカオ、マン島、キリバスのドメインらしい。えっ、マン島ってイギリスの一部じゃないの? (UK には属さない自治領らしい)
もっとも、それらが空いてるかどうかまで調べてくれているわけではない。が、いちおう右端の whois から簡単にチェックできる。国によってはそこではわからないような気もするし、本当にそのドメインが取れるようになってるのかもわからんけど。
メールアドレスが取れない人のために、@ などを活用した代替アドレスを提案してくれるサービスもついている。
どうしてもある単語のドメインが欲しい、という人はお伺いを立ててみるものいいかもしれない。
投稿者 秋元 : 15:51 | コメント (1) | トラックバック
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(5) 開発してみる
Ning からメールが来て、開発者アクセスをあげたよ、とのこと。早速 Ning に行ってみると、App Manager という開発者ページに入れるようになっている。
まず View Source で既存の Example アプリのソースをリストしてみた。Review 型のサンプルアプリについて、ロジックの php ファイルが 20個程度、テンプレートらしい php ファイルも 20個程度。
ロジックのほうは、フレームワークにあるらしいファイルを読み込み、そのクラスを利用する形の短いファイル。try catch があるので PHP のバージョンは 5 なんだろう。
とりあえずは、プログラミングレスで簡単に作れますよ、という Clone this App をクリックし、サンプルをコピーしてみる。何を作るか特にアイデアがなかったので、とりあえず Bookmarks を選択。
すると、アプリ名、アプリの説明、使いたい URL を指定しろ、という画面になった。アプリ名や説明に日本語を入れたらエラーになった。
その3つを設定しただけで、del.icio.us 風のアプリケーションが起動した。これがその作ってみたサイト
Ning 日本語情報ブックマーク集
Add Bookmark で Ning について書いてある日本語ページを登録してみる。こっちは日本語は通るようだ。ただし、タグは日本語がダメで、化けてしまった。
ということで、10分ほどで専用のソーシャルブックマークが一個作れた(コピーしただけだが)わけで、「既に世の中にあるウェブアプリと同じようなアプリを、メンバー構成や専門性を変えてもう一個作りたい」という人、これは実は結構多いのではと思うのだが、にとっては非常に期待のできるサービスなのではないか、と思った。
さらに、テンプレートの書き換えに挑戦してみる。ファイル一覧で templates ディレクトリの下へ行き、適当な .php ファイルを開く。その中に、メニューなどの英語がそのまま入っているので、それらを日本語に書き換えて保存してみると、アプリの表示もすぐに日本語に切り替わった。
ちゃんとした国際化じゃないけど、英語アプリのテキストを書き換えての日本語化はできそうだ。ところどころ、複数形を扱うための処理などが入っているため、そのへんは単純な置き換えではなく考えないといけないところもあるが。
もう一個軽いアプリをコピー。懺悔アプリ。ただしこちらは日本語が動かず。
さらに一つ。シンプル掲示板。これなんかは、テンプレートファイルを使わない作りになっている。また、PHP ではなく独自のタグだけでも書けるということ。
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(6) そういえば Ning はどうなった? へ続く
投稿者 秋元 : 12:01 | コメント (6) | トラックバック
共有イベントサービス Zvents がオープン
数週間前からそのリリースが予告がされていた Zvents がサービスインしたようだ。
ロゴの右上に小さく "delta" と書いてある。なんだデルタって(笑)。
Yahoo! による Upcoming の買収について書いたばかりだが、Zvents の登場は、イベント/カレンダーサービスにまた新たな参入者が現れたということだ。
機能をざっと見たが、Ajax の利用、タギング、bookmarklet、各種標準データ規格の採用や API の公開など、Web2.0 的な機能が満載のようだ。
イベント検索
Google Map 上での表示、カレンダー上での一覧表示、イベント会場ごとの表示、タグ、グループ、参加者 それぞれでの絞り込み
Folksonomy
タグによるイベントの分類とユーザ間での共有
ブログ連動
ブログに Zvents 上のイベント情報を貼り付ける機能
データの利用できる Open API
API Key は、ユーザー登録したあとの Profile 画面から取得できる
アメリカではこのようなイベントデータベースがいくつも出てきているが、日本のサービスで同じような規模感があるものを知らない。業者主導でカンファレンス日程などをまとめているサイトはあるようだが、誰もがイベントの大小にかかわらず情報を持ち寄って蓄積するようなサイトは知らない。
これは
- 日本人とアメリカ人の違いによるものなのか
- 広くデータを集めるための登録のしやすさや IT 的な仕組みによるものか
- 単に誰も手をつけてないだけなのか
便利なサービスだとは思うので、最後の理由だったらいいなとは思うが。今どこかで誰かが日本向けサービスを作ってるのかもね。
投稿者 秋元 : 10:38 | コメント (2) | トラックバック
2005年10月05日
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(4) ビジネスモデルは?
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(1)
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(2)
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(3) の続き。
Ning のビジネスモデルについても、FAQ で解説されている。
Playground 自身は無料サービスを守り、収入源としては広告とプレミアムサービス(有料による機能強化)を考えているという。必然の結果として、アプリの開発者が Ning 以外の他社の広告を出すことはできない。(商用サービスを作って自分で課金する分にはかまわない)
有料ユーザは広告が出ないとか、より多くの容量を使える、というのはよくある話。Ning の上では、PHP などで書いたアプリも強制的に共有されてしまうが、たとえばこのソースを有料で「隠せる」とかいった課金も考えているらしい。
この、作ったソースが共有されてしまう、というモデルは、実は Ajax が大流行している理由と同じところをついているようにも思う。
Google Map などすごいものを作れるんだけど、それがどう動いているかはあっという間に解析されて類似のサービスが出てくる、というのは、Javascript がソースを隠せないことで起こっている現象だ。
Ning の上に展開された PHP (や Python や Ruby)のコードが強制的に公開されるとなれば、Ning の上でアプリケーションソースコードの大規模な共有が発生し、そこでは衆知が集まったことによるソースコード改善プロセスの高速化が起こらないとも限らない。
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(5) 開発してみる へ続く
Yahoo! が Upcoming を買収
Flickr に続いて、イベントカレンダーの Upcoming が Yahoo! に買収された。
Upcoming は、セミナーや勉強会などのイベントの情報を共有できるサービス。
類似サービスとしては、 Eventful (旧 evdb) などがある。
Flickr もそうだが、Yahoo! は、コンテンツが自然に集まる、コンテンツを大量に持っているサービスを買い集めているという気がする。一旦集めたコンテンツはさらにサイトの便利さを増し、集まった人がさらにサービスを役立つものとする、というスパイラルが起こっているサービスだし、Yahoo! の力で、サーバ側のスケーラビリティやより一般のユーザへのリーチを伸ばしてあげている感じで、効果が高いのではと思う。
[追記] CNET Japan に記事が載ったのでリンク
ヤフー、イベント情報カレンダーサイトの「Upcoming.org」を買収
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20088334,00.htm
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(3)
一晩経ったが(といっても向こうはまだ同じ日か) Ning ベータ開発者にはなれてない。ベータ開発者の権利は、First come, first served (早い者勝ち)で割り振られているようだが、負荷を見ながら少しずつ発行している模様。
昨日に続いて Ning FAQ を読んでみるとしよう。
ソーシャルアプリとは何ですか?
コードとコンテンツからなる、人々が出会い、共同し、交流できるようにするためのウェブアプリケーションです。ソーシャルアプリは、一覧、レビュー、レーティング、推薦、掲示板、写真共有、ソーシャルブックマーク、ウィッシュリスト、イベント、出会い/マッチング、地図、などの機能を取り込むことができます。
ソーシャルアプリは単純にも複雑にも作れます。あなたと友人の間でだけ使うものもできるし、あるユニークな観点から世界中をつなぐようなものも作れます。楽しませるアプリも、単純なユーティリティも。単体で動くようにも、Web Service を使って Amazon, eBay, Yahoo, Google などから情報を流し込むことも。
Ning では、ソーシャルアプリはあなたが作ることも、私達(スタッフ)が作ることもあります。それらは無料の Playground で動き、簡単なことはより簡単に、複雑なことも可能にします。
Ning という場を表すのに多用されている "Playground" という言葉がコンセプトキーのようだ。"sphere of unrestricted pleasurable activity" (制限されない愉快な活動のための領域)になることを Ning は目指しているとのこと。
いろいろなサービスが持っている部品を、部品単位で切り出して、組み合わせてウェブアプリが作れるようになっているとしたら、細かな部品の動きまでは開発できないような人でも、アイデア次第、組み合わせ次第でまったく新しいものを作り出せる可能性がありそうだ。
いままで見たところでは、「はてな」のようなネットサービスの会社がユーザーにフレームワークを開放し、その上で動くアプリをコピーしたり開発したりできるようにしたサービス、という感じかな。
で、それをアルファ公開とか無しにいきなり完成に近い状態まで作って公開したところがすごいが、これは Marc Andreessen ら出資者の財力と、「これがいける」という信念によるものなのかな。
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(4) ビジネスモデルは? に続く
2005年10月04日
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(2)
(1) の続き
では、新ソーシャルアプリを作るにはどうしたらいいか、というと、Beta Developer にならなければいけないらしい。この Beta Developer には、申し込み時にチェックをつけるか、Edit Account のページから申請できる。ただいま申請はペンディング中ということで、残念ながらどうやって独自のソーシャルアプリを作るのかはまだわからなかった。
そこで、現在見えているアプリを見ていこう。アカウントが無くても参照はできるようだ。
anytown listings(個人広告)
bay area hiking trails(ベイエリアハイキング情報)
beaglester(ペット情報共有)
blinddogster(盲導犬情報共有 - beaglester のクローンらしい)
bookmarks(ソーシャルブックマーク)
bookshelf(ブックレビュー)
boston city walks(ボストン市散歩コースレビュー)
bubrub(Yubnub のようなコマンドラインサービス)
bulldogster(ブルドッグ情報共有)
choose your beer(ビール対決サービス)
code snippets(コード片置き場)
confess!(告白サイト)
dating(出会いサイト)
developer discussion(Ning 開発者掲示板)
discussion board(別の掲示板)
geotagger(オンライン地図生成)
how much do i rock?(人物写真評価サービス)
niki(Wiki)
ning app ideas(Ning アプリアイデア集 FAQ)
ning developer documentation(Ning 開発者ドキュメント。 Wiki?)
ning developer faq(Ning 開発者 FAQ)
ning external developer resource(Ning 開発者ドキュメント-外部)
ning faq(Ning FAQ)
ning jobs(Ning の求人ページ)
ning pets(Ning ペット情報共有)
ning press(新聞 - Wiki?)
palo alto restaurants(パロアルトのレストランレビュー)
photo sharing(写真共有)
quotes(今日の格言サイト)
rate my teachers(教師格付けサービス)
restaurant reviews(レストランレビュー)
restaurant reviews tutorial(レストランレビューのチュートリアル)
restaurant reviews with maps(地図連動レストランレビュー)
roshambo(じゃんけんゲーム)
rvu(メタレビューサイト)
storyteller(お話共同作成サイト)
superhero dating(スーパーヒーロー専用出会いサイト)
this or that(どっちがマシ? ゲーム)
wishlist(ウィッシュリスト)
うーむ。要するに、今 Web2.0 アプリといわれているサービスが持っているパーツを一通り用意して(って、それだけでもたいへんだろうとは思うが)、それらをユーザが組み合わせられるようなウェブベースの管理アプリを用意した、Web2.0 作成サービス、ってことでいいのかな?
まだ開発者画面を見られてないので断言はできないが、スクリーンショットからは、PHP でガリガリコードを書けるホスティングサービスの側面も伺える。(Python と Ruby でも書けるようにする予定、だそうだ)
これは、EUC な Web2.0 の決定版、と言えるものになれるサービスなのかも。よくわからんが(と逃げておこう)
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(3) に続く
投稿者 秋元 : 21:11 | コメント (2) | トラックバック
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(1)
情報元: tech crunch
Netscape の作者 Marc Andreessen の出資する 24hourlaundry が、 Ning.com を公開した。
Ning の FAQ より
Ning とは何ですか?
ソーシャルアプリケーションを作るための無料のオンラインサービス(我々の好む言い方をすれば、「遊び場」)です。ソーシャルアプリとは、誰もが他の人たちと出会い、共同し、交流できるようにするためのウェブアプリケーションです。
Ning のゴールは、もし物事をオープンにして、新しいソーシャルアプリを作り、共有し、発見できたならどんなことが起こるのか、を知ることです。これによって、好きな街向けのあなた自身の Craigslist (個人広告サービス)、どんな情熱も満たせるあなた自身の Match.com (出会い系)、どんな興味も満たせるあなた自身の Zagat (グルメ情報)、どんなイベントにも対応したあなた自身の Flickr (写真共有)、 あなたの学校のための Facebook (学校別 SNS)、どんな話題にも対応したあなた自身の del.icio.us (ソーシャルブックマーク)、どんな哺乳類でも対応した Hot or Not (美人判定サイト) や Kitten War (猫写真勝負サイト)などを作れるかもしれません。
あなたがアプリを選び、誰に一番役立つか決め、カテゴリを作り、機能を設定し、言語を選ぶのです。もしくは、既に Ning で動いているクールなアプリをコピーするだけでも十分かも。どちらにしても、あなた自身が決めるのです。
さっそくアカウントを申し込んで、メールアドレスの確認も済ませた。だが、、、、ログインできない!!
パスワードを間違ったかと思って2つ目も作ったが、やはりだめ。うーん。
(... いろいろ試す)
パスワードを再送させて、受け取ったパスワードでログインすると、やっと入れた。バグだったのか認証機能が負荷でおかしくなっていたのか。
さて、ログインしてみたが、よくわからない。ページ最下部の "Featured Apps" が、今あるアプリケーションらしい。非常に種類が多い。
それぞれをクリックすると、サブドメインに分けられたアプリが開く。"Created by Ning" という表示があることから、Ning はユーザが好きに新アプリを作れるサービスで、 Ning 自身がデモ用の当初のサービスとしてこのアプリを作成したらしいとわかる。
Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(2) に続く
投稿者 秋元 : 19:33 | コメント (1) | トラックバック
2005年10月03日
37Signals の新サービス writeboard 登場
何度も取り上げている、ようは「気にしてる」会社 37Signals の新サービスがリリースされた。
共有 Ajax Wiki 。しかし WYSIWYG ではない、といったところか。いつもの "Less Software" で、シンプルな機能で、ということだろう。
ページ名、パスワード、メールアドレスを登録すると、一枚分のページがもらえる。その URL とパスワードを送れば、遠くの人と共有しながら一枚の文書を作っていくことができる。
軽く使ってみたが、バージョン間の比較機能が簡単でわかりやすく、いい感じ。あとは特別なところは見つけていない。複数ページ間の連携を追及していけば、WikiPedia みたいな巨大なコンテンツサイトにもできそうだけど、小グループの情報共有向けなんだろうな。
2005年09月30日
Ajax オフィスツール
スラッシュドットでも Ajax によるオフィスツールについての議論が行われた。
そこで Ajax オフィスツールとして紹介されているのは以下のようなサイト
Ajax プレゼンテーションとして挙げられている S5 は、べつに Ajax 使ってないけどね。僕は半年ぐらい前から、プレゼンはこの S5 で作っていて、軽快に動くものが手軽に作れるしお薦めではあるけども。
それで台所はキレイになるのかい? というジョークが同案多発したが、それはおいといて、Ajax 懸念派の反応としては
- (Javascript による)プライバシー侵害についての不安
- ネットワークが切れたら使えない
- ローカルのオフィスのほうが多機能で早い
- 新たな UI に慣れることの大変さ
などを指摘している。
今は、次々出てくる Ajax アプリケーションに対して「おお!」とか「うわ!」とか言っていれば楽しいが、UI の統一性についてはいずれ大きな問題になるだろうと僕も思う。
Java Applet や Java Web Start が普及しない理由についても語られていて、プラットフォーム互換性の不完全さや Sun の戦略ミスである、という斬り方もあったが、僕はそこが一番の問題だとは思っていない。
これまでのブラウザ上のアプリケーションのどこが優れているかといえば、それは「一つ覚えればすべてのアプリケーションの操作ができるようになる」ところにあるのではないだろうか。HTML Form という(非力ではあるが)統一された枠の上で作られたからこそ、どこのショッピングサイトに行っても同じ操作で買い物をすることができるようになったわけだ。
Ajax という道具を手に入れると、クライアントアプリ(代表的なものはやはり Microsoft Office だろう)の UI を真似てみたくなる。しかし、ほとんどすべての UI を真似ない限り、Office に慣れたユーザにとっては、「Office っぽく使えると思ったら、ところどころでひっかかる」というアプリケーションになってしまう。
この、「思ったことが思ったとおりに動かないイライラ」こそが、Java Applet や Flash による Web アプリケーションを使いにくくし、そこそこの普及にとどめた原因ではないだろうか。
そういうことを考えると、Ajax は、あくまで既存の Web UI のお約束を壊さずに、補助的に利用するのが最もよい使い方なのではないかなあと思う。
参考
秋元@サイボウズ研究所プログラマーBlog: Ajax によるブラウザ上のオフィスツール AjaxOffice
秋元@サイボウズ研究所プログラマーBlog: Ajax ワード Writely
秋元@サイボウズ研究所プログラマーBlog: Ajax アプリケーショントップ10
秋元@サイボウズ研究所プログラマーBlog: Ajax で WYSIWYG ウェブページ編
集
2005年09月29日
WYSIWYG Wiki の先駆者 Jotspot がネットサービス版 "Live" をリリース
Jotspot といえば、"WYSISYG な Wiki を作るよ" といって昨年末に業界の話題をさらったベンチャー企業だ。Web 向けロータスノーツ、なんて取り上げられかたもしている。
そのときは僕もベータテスターの申し込みをしたが、残念ながら選に漏れ、その後はすっかり存在を忘れていた。
そしたら今日、Jotspot Live という新サービスが登場したことを知る。
利用量に応じて料金が変わり、最低限のお試しなら無料、という料金体系は、37Signals の Backpack なんかと同じ。
というか、企業向け ASP として始めたが、後発で軽いサービスが続々現れ、コンシューマーからユーザ数を増やしているのを見て、対抗策として出してきたサービスのように見える。
フォントや文字の見た目などを変えられるが、全体としてとてもシンプルな範囲に収まっているな、というのが第一印象。
しかし、畑を招待して二人で共有ページをいじっていると、畑の書き換えた内容が即座に僕のブラウザ上で書き換わったのだ。
ブラウザベースでリアルタイムに更新を共有? そんなばかな、どうやってんだ!? と思ったが、その後サービス自体が非常に重くなり、共有がまともに動かなくなってしまった。その後は、更新が伝えられないどころか、更新した内容が消えてしまったりと散々。(しまいには Firefox ごと落ちてしまった。まあこれは何が原因かわからないけど)
偶然リロードのタイミングがあっただけなのかなあ。
投稿者 秋元 : 01:06 | コメント (2) | トラックバック
2005年09月28日
次なる Web 2.0 マッシュアップを予測する
Web 2.0 Mashup Matrix では、mashed-up で作られた Web 2.0 サービスの表。
二つのネットサービスの交点に丸印があるところへマウスカーソルを載せると、その二つを組み合わせた実在のサービスへのリンクが表示される。
こうやってみると、Google Maps API の活用のされかたは群を抜いている。世の中の多くのサービスから地図という情報は要求されていて、その地図サービスは元のサービスと競合しないように入り込んでいけるということだろう。
このマトリックスで空いてないところについて検討してみたり、今は列記されていない他分野のサービスを追加して、リミックスを考えてみたりすることで、新しいマッシュアップを思いつくこともできるかもしれない。
マッシュアップ(Mashup) は、複数のネットサービスからのデータを混ぜ合わせて新しいサービスを作ること。Web Remix とも。
2005年09月27日
Ajax で WYSIWYG ウェブページ編集
今のところ IE でしか動かないが、またすごい Ajax アプリケーションが出てきた。inetWord がそれ。ウェブブラウザの上でうごくホームページビルダーのようなアプリケーションだ。
ページ全体はフレームで区切り、編集フレームの中を Ajax で操作させるわけだが、表も自由に作成できるし、画像には普通のクライアントアプリでおなじみの8方向のつまみが出て、拡大縮小やドラッグによる配置換えもできる。また、リンクやフォームの編集もできる。
アカウントを作れば作成したページを保存でき、他人と共有して共同編集をすることもできる。作ったページをそのままネット上の公開ページにすることもできるらしい。最初から用意されたサンプルテンプレートも豊富。
Wiki のような共同編集システムを、一般のユーザに使わせられるとすればこんな形なのかな。しかし、Ajax 流行りとはいえ、よくこんなもの作るなあ。やってることの複雑さを考えただけでげんなりしてしまう。
2005年09月16日
del.icio.us の populicio.us 遮断と Web2.0 リミックスの限界
del.icio.us でブックマークされた中から人気のある URL を抽出して見せてくれていた populicio.us がサービス終了した。
Right now Del.icio.us doesn't show all the bookmarked links in the homepage so there is no way I can generate real statistics.
ブックマークの統計データを作るために必要だったデータが部分的にしか取れないように、del.icio.us 側でアクセス遮断が始まったためらしい。
proxy かますとかも無くはないだろうけど、del.icio.us 側が遮断の意思を示した以上、いたちごっこになるとしてすっぱりサービス継続は断念したのだろうと思う。
Web 2.0 API リスト フォーエバー で紹介したマトリックスには両社とも存在しないが、タグ付きブックマーク情報のサイロである del.icio.us が、アグリゲータになろうとした populicio.us を快く思わず、アグリゲータの機能も自分で提供しようとした、という構図だ。
del.icio.us のメリットは、populicio.us を見ていたユーザが del.icio.us 自身の提供する人気ランキングを直接見に来てくれること。
デメリットは、populicio.us を通じて del.icio.us に親しんでいたユーザが他所のサービスに移る危険性や、今後 del.icio.us データをリミックスしてくれる(del.icio.us をサイロとした生態系を広げてくれる)新サービス登場の芽を摘んだことか。僕としては del.icio.us 自体の普及はまだまだだと思っているので、こちらの影響は良くはないように思うのだが。
横断検索サービスなどもそうだが、他サイトのデータに依存したサービス提供者は、対等な口を聞けるだけのユーザベースを確保する速度が重要なんだろう。(または、無視されるぐらい細々としたサービスとか)
Web 2.0 API リスト フォーエバー
Web 2.0 API リスト リターンズで紹介した、Web2.0 に役立つウェブサービスリストだが、分野と機能ごとにわかれたマトリックス版が出てきた。
サイトの機能面な分類は以下のような感じ。
サイトのカテゴリー、ジャンル分類については簡単に理解できると思う。
この表を使ってできることといえば、
- 一覧から、次に狙うべきカテゴリーと機能を検討する
- 日本版を作ってみる
といったところかな。日本版は面白そうだ。
# タイトルに深い意味はない。次に表(マトリックス)が出てくると知っていれば、2つ目は「リターンズ」じゃなくて「リローデッド」にしておくんだった。
2005年09月15日
Google Blog Search、手抜きじゃないみたい
Google のブログ検索がベータとして公開されて、いろいろなところで紹介されている。
Google はもともとすべての公開されているページをインデックスしてるんだから、対象をブログだけに絞った検索を作るのはそれほど難しくないはず。
ひょっとして、全検索からブログっぽい検索結果をフィルタしてるだけなんじゃないの? とか思って、普通の Google 検索で
サイボウズ inurl:blog OR trackback OR コメント
みたいな検索をしてみたが(かなりイイカゲンなオプションで申し訳ない。あくまで軽い実験なので)、Blog 検索で出てくる結果
Google Blog Search: サイボウズ
とはぜんぜん結果が違う。
やっぱりまじめにブログ検索専用のインデックスを作ってるのかなあ。
あと、検索結果の比較から気づくブログ検索の特徴は、
ブログ全体のタイトルと記事のタイトルを区別している
結果の青いリンクは記事のタイトル。下の緑のリンクはブログ全体のタイトルになっている。
普通の検索では、ページのタイトルをそのまま表示しているので、「ブログ名 - エントリのタイトル」のような結果が多いが、これを別々に把握している模様。
一ドメインから何件でも結果が出てくる。
普通の検索では、一サブドメインから最大 2 URL しか結果に出てこなかったのが、ドメインと無関係にいくらでも出てくる。
同じドメインで大量のユーザをホストしている、無料ブログサービスなどでは、何を書いてもなかなか Google で検索結果に出てこない、という不満があったと思うが、もしブログはブログ検索で探す、というのが定着すれば(ここ重要)、そういうユーザの不満は減るのかな。
2005年09月14日
アップルの動画配信サービス - iTunes 5 に隠された動画販売メニューから
iTunes Image Files Suggest Video Store で、iTunes 5 のバイナリを解析したところ、「ビデオを購入する」「ビデオをプレゼントする」「ビデオを追加する」というボタン名が、「保護された MPEG-4 ビデオファイル」と関連づいた状態で見つかったそうだ。
iTunes では 4.8 から動画再生機能が追加されているため、音楽に加えてビデオも販売するのではないか、という噂は流れていた。実際、音楽のおまけという形でフリーのビデオがいくつか提供されているらしい。
そして、音楽会社と音楽だけでなくミュージックビデオについての契約を進めているとの噂。
また、iPod によっては、内蔵のチップ自体が動画再生機能を持っているという話も(iPod 用とは確定してないが動画再生機能のあるチップを購入という噂, 別の会社のチップ購入に関する噂)。
あわてて iPod nano の仕様を確認したら、iPod nano の液晶は小さい(1.5 inch)ながらもちゃんとカラー液晶だった。
ファームウェアのアップグレードにより、将来的に他のオーディオフォーマットにも対応可能
とも書いてあるし。(ここにあるのは「オーディオ」フォーマット、だけど)
以上から、
- iTunes 5 のアップデートで動画購入メニューが on になる可能性
- iTunes Music Store で動画が販売される可能性
- 購入した動画が一部の iPod で見られるようなファームウェアのアップデータが出る可能性
が考えられるのではないか。それはつまり、iPod 向けの動画配信サービス開始、ということだ。
「iPodの仕組みを動画に応用できた者が勝つ!」と言ってる間に、もう動画配信は始まろうとしているのかもしれない。
投稿者 秋元 : 12:23 | コメント (3) | トラックバック
2005年09月13日
Web 2.0 API リスト リターンズ
Web 2.0 API リスト で、Web 2.0 API というリスト を紹介したが、同種のものでカテゴリわけまでされているのが出てきたので紹介する。
The Wiki for Finding Web Service and Open APIs (ウェブサービスとオープン API を探すための Wiki) では、オープンなウェブサービスの API が 104個 (09/22/2005 時点)紹介されている。
各サービスについて、商用利用は大丈夫か、どんな制限があるか、利用条件へのリンク、お金がかかる場合の費用、といった情報も併記されている。
"Examples of sites using APIs" ということで、それらのオープン API を実際に使っているサイトの情報も併記されているため、各ウェブサービスの提供している機能がどんなものか、掴みやすいのではないだろうか。
カテゴリ別にわかれた中から、今回ブラウズして発見したのは urltrends 。URL を与えると、各検索エンジンでのバックリンク数などを教えてくれる SEO 向けサービスのようだ。これでサイトごとのデータを持ってきてリミックスすると、なにか面白い新サービスとか作れるかもしれない。
2005年09月08日
37Signals の創業者 Jason Fried インタビュー
37Signals の創業者にして、Ruby on Rails/Basecamp の産みの親である Jason Fried (ジェイソン フリード)のインタビュー記事
37Signals 成功の理由、製品開発の方向性、どんなマーケティングをしたのか、時間管理のコツ、など興味深い質問が並んでいる。
Software shouldn't be something you feel like you are forced to use, it should be something you want to use. You should be passionate about the tools you use to get your job done. Our anti-bloat stance can be summed up in our "Less Software" approach.
また彼は、シンプルにそぎ落とした機能セットと気の利いた Ajax 適用によって人気となった 3 サービスについて、Less Software アプローチの利点を説いている。
We are eyeing a few categories and working on three new products right now. One deals with writing, one deals with conversations, and one aims to redefine the stale "CRM" market, although we'd never call what we're building a CRM tool.
37Signals の今後の新サービスとして、2006年1月に「書くこと」、「会話を扱うこと」、「CRM を再定義したもの(だが、CRM とは呼ばない)」の3つをリリースすべく開発中という重要情報も書かれていた。
お勧めの本は? の質問については、彼は ユーザー・インタフェースの設計―使いやすい対話型システムへの指針 と
逆風野郎 ダイソン成功物語 をあげている。
インタビューの締めとして、「他者の真似でなく、独自であろうとすること。好きなことやってみること。今なら最小のコストで試せるからどんどん試すこと」という助言があり、いい感じ。
There really is no excuse not to give it a shot today. Fixed costs are near zero. The only thing you need is an idea, passion, time, and skill.
37Signals のブログやサービスが気になっている人は、読んでみてはどうだろうか。
コメント欄では Jason 本人に質問できるようになっており、今なら本人から回答をもらうことできる。何か聞いてみたいことがある人は質問してみるのも面白いかも。
投稿者 秋元 : 11:56 | コメント (2) | トラックバック
Ajax アプリケーショントップ10
ベンチャーキャピタリストによる、現時点での有力無料 Ajax アプリケーション10個の紹介。
- Kiko ウェブカレンダー。エレガントなインタフェースとデザイン。API 公開予定。
- Backbase RSS リーダー 現時点ではデモのみ。フィードを追加することはできないが、それでも良くできている。
- Backpack ToDo リスト+簡単なプロジェクト管理。メールとモバイルリマインダーも持つ。
- Writely オンラインワードプロセッサ
- Amazon Zuggest Francis Shanahan 氏による Amazon 版 Google Suggest
- TimeTracker 個人向け時間管理ツール
- Del.icio.us Director del.icio.us リンク管理のリッチ UI
- Backbase’s Information Portal 非常にインタラクティブな情報集約ページ
- Protopage 上とは別のアイデアによる情報ポータル
- Periodic Table of the Elements 高校生は化学の勉強にこれを使うべき
記事では、これら10個以外にも候補にあがったサービスがあげられている。
投稿者 秋元 : 10:11 | コメント (4) | トラックバック
2005年09月06日
Web 2.0 API リスト
Web 2.0 API Reference は、Web 2.0 を実現するために使えそうな Open API を列挙したもの。各サービスの API 公開のページへのリンク集だ。
まだ読者からのフィードバックを受けていないようなので、抜け落ちや間違いもあるかもしれないが、こういう観点での一覧は役に立つように思う。
たとえば、どんなプレイヤーがサービスの公開を行なっているのか。
リストにあるようなネットサービスや API 公開について、日本語で同様のサービスはあるか。無いとしたらそれは「まだ」無いだけ(=日本語のサービスにも需要がある)なのか、日本の市場には合わないようなサービスなのか。などなど。
たとえば、聖書の検索 API なんかは、日本語であっても需要は少なそうだ。個人的には、evdb.com みたいなものの日本版はほしいし、あってもいいと思う。
楽天のリンクシェア買収
楽天がリンクシェアを買収、完全子会社化、というニュースが入ってきた。
旅の窓口の時の買収額が 323 億円で、このときも買い物としては大きすぎるのでは、と言う批評もあったが、うまくいっているようで。今回は 464 億 ($425 Million)かー。
2005年09月05日
円周率検索 - 力技サービス
32億桁分の円周率から、指定した数字列を探し、○桁目にありますよ、と教えてくれる。
電話番号や生年月日などを入れてみては、と書いてある。たとえば、今日の日付 20050905 (年-月-日 の並びは日本式。例に出ているのは北米式だが)を入れると、「それは 5021129 桁目からありますよ」という結果が返ってくる。
「それを知ってどうするんだ」と言われるとそれまでなんだが、「こういうサービスがありますよ」といわれれば、一度は自分の誕生日など試してみたいと思うだろう。一度きりのネタだが一度は人をひきつけられるネタといえないだろうか。
コンピュータを使うことで以前では考えられないような検索を個人レベルで簡単に行なえるようになってきた。膨大なデータを違った用法、違った切り口で考えてみることで登場したサービスも多い。以前は考えもしなかったデータの用途を見つけることが、何か新しいサービスを考えるための一つの方法なのかもしれない。
2005年09月02日
Ajax ワード Writely
Ajax Office の可能性の話を書いたばかりだが、誰でも考えることは同じというか。
Writely は、Ajax ベースのブラウザでうごくワードプロセッサ。
ベータ版だがちゃんと動いている。といいたいところだが、申込者多数のため新規申し込みが停止してしまったそうだ。どれだけ動いているものかは確認できず。
ただ、jotspot みたいな WYSIWYG 志向の Wiki サービスがあるので、ワードプロセッサについてはパッケージングの問題という気はする。
# しかし、「一年以内に」どころではないな。誰かが思いついて書いたときには、もうそれをやっている人が多数いる、という。
投稿者 秋元 : 11:27 | コメント (3) | トラックバック
2005年09月01日
Ajax によるブラウザ上のオフィスツール AjaxOffice
AjaxOffice は、Ajax をばりばり使って、マイクロソフトオフィスみたいなのをブラウザ上で使えるように実現したネットのサービスだッ!!!
というのが今出てればすごいんだが、残念ながらこれはまだ実態がないサービス。本人も vaporware (宣伝先行で実在しないソフトウェア)だと言っている。
この AjaxOffice 、最近の Ajax 狂騒を見ていた Paolo さんというブロガーが「1年以内にはブラウザ上で動く Office が登場するに違いない」というエントリを書き、そこからの派生としてプロジェクトとして立ち上がったものだ。
サイトでは、フリーな Javascript ベースの WYSIWYG エディタをはじめとして、Office クライアントで使われている、ツールバーやメニュー、ドラッグ&ドロップなどを実現するための Javascript ライブラリの情報が集積されつつある。
つまり、要素技術は成熟してきたので、これらを組み合わせて Ajax な Office を作ろう、ということ。Gmail が Javascript/DHTML の力でクライアント側の Outlook にかなり近いブラウザアプリケーションを出せたように、Office がブラウザ上で提供されるとしたらそのインパクトは強いんではないだろうか。
# と、ふだんオフィスをほとんど使わない自分が書くのもなんだが
Office の Ajax(ブラウザ)版、という注目を惹くテーマを元に、さまざまな方面から実現のためのアイデアやライブラリ情報が集積しつつあるため、一般的な Ajax ライブラリ/ツール動向を調査するためにも要注目なプロジェクトだといえるのではないだろうか。
投稿者 秋元 : 09:32 | コメント (4) | トラックバック
紙ベース PDA - PocketMod
PocketMod は、紙に印刷して持ち歩く PDA だ。
右上の "Start" から試してほしい。Flash 上で、左側から選んだノートやカレンダー、ToDo などのページを、右側の8つのボックスにはめこんでいく。
配置が終わったら、印刷するだけ。8つ折にできる紙として出てくる。
ま、ただのシステム手帳じゃないか、といえばそれまでなんだけど、自分で自由にレイアウトを作れることや、紙とプリンターがあれば無料で済むところがいい。
8ページと限定することで、必要なときに必要な分だけを持ち歩く、ということにもつながりそうだ。
PC や携帯上の PDA からデータが流し込めるともっと使えそうかな。
投稿者 秋元 : 09:03 | コメント (1) | トラックバック
2005年08月31日
リアルタイム HTML エディタ
ウェブページ上で、HTML を編集すると、編集した結果がそのままもう半分の枠に反映されるというサービス。
クライアント側に商用の HTML エディタを入れれば、もちろんこんな機能はどこにでもあるんだろうけど、ブラウザで見に行ったらすぐ使える、というのは何かの際に役立つかも。と思ったり思わなかったり。
HTML ってどんなもの? っていうのをまったく知らない人にちょっと見せてみるのには使えるかなあ。
とはいっても、ここで調子に乗って HTML 中にフォントとか色とかをガシガシ埋めていくと、一昔前の HTML デザインになっちゃうので注意。というか、CSS もその場編集して3ペインというのがあればいいのか?
投稿者 秋元 : 16:50 | コメント (2) | トラックバック
2005年08月30日
ソースコード検索とコピペプログラミング
プログラマー向けにまた新しいサービスが出たようなのでご紹介。
code fetch { は、ソースコードに特化したソースコード検索エンジン。"{" 記号もサイト名の一部のようだ。
関数名などを検索すると、関数名を含むサンプルを、書籍のサンプルコードから抜き出して表示しているようだ。
言語ごとに検索することができる。以下はいくつか試してみた結果。
サイト自身は、紹介した書籍を買ってもらうことでビジネスとするつもりらしい。
ある関数を使うとき、関数の挙動はわかっていても、それを実際にどのように呼び出すのかが、マニュアルからだと簡単に把握できないことがある。
PHP のマニュアル などでは、マニュアルの末尾にユーザのディスカッションをつけて、そこでサンプルコード的なものが流れているが、サンプルから使い方のあたりをつける、という点ではこれも役立つ気がする。
ソースコード検索エンジンとしては、日本にも高林さんの gonzui があるが、同じような技術を基盤に、公開されているサンプルコードと amazon アフィリエイトを組み合わせてビジネス化しよう、という試みと言える。(検索してほしくない本の著者は連絡してくれ、とあるので、このあたりに問題点をはらんでいる可能性はある)
ビジネス的にこれがいけるのか、著者によってはこれを許したくないのでは、という話は別として、こういったソースコード検索によって「他者のソースを見る」という機会は重要なのではないかと僕は思っている。
究極的には、僕らプログラマーが書いているコードのほとんどは、過去にどこかで見た他人のコードを真似て、再構築しているといってもいい。本質を理解せずにコピーした粗悪なコードの氾濫も大きな問題ではあるものの、読むことや真似ることそのものが悪だとは僕には思えない。
ペアプログラミングなども「よいソースを書いている状態を目の前で見る」ことの教育効果が評価されている理由の一つではないだろうか。
検索によって良いお手本が簡単に見つかるようになっていくことは、決して悪いことではないな、と思うがどうだろう。
追記: codefetch.com は雑誌サンプルの検索だが、広くウェブに素で公開されているソースコードを検索する場合は
koders.com。
2005年08月25日
成功する Web2.0 企業になるための 10 のステップ
成功する Web2.0 企業になるための 10 のステップ より。
- 利用者の問題をよく理解したうえで、最小単位から解決せよ
- 反応のよい、意見を言ってくれる利用者を獲得せよ
- 今すぐ公開せよ。明日公開せよ。毎日公開せよ
- データを配布しまくれ
- 利用者のデータを囲い込まないこと
- おどろくほど単純にせよ
- 無料でありつづけよ
- マーケティング費用は無駄
- 投資しすぎないこと
- どのサービスにも見るべき点がある
詳細は元エントリをどうぞ。いくつもの実サービスを例にあげて、成功したネットサービスに共通の要素を解説してくれている。
投稿者 秋元 : 13:25 | コメント (2) | トラックバック
2005年08月22日
Google の新サービスが水曜日に登場か
ニューヨークタイムズの記事によると、Google が新しい「コミュニケーションツール」を今週水曜日(日本だと木曜か)にリリースするとか。
このツールとは Google で長らく開発されているというメッセンジャーではないか、というのがこの記者の見方。
追記: この新ツールは、Desktop 検索の新バージョンと、それについてくる サイドバーアプリケーションだった模様。
サイドバーに関連してその開発キット(SDK)も公開されていて、ユーザが自由にサイドバー上のパーツを作成できるようになっている。
このパーツ作成者にプレゼントがあたるキャンペーンなどもしており、デスクトップ上の小ツールでも他社(Windows OS を持つ Microsoft はもちろん、Konfabulator を買収した Yahoo や IM の新版を出したばかりの AOL など)と張り合おうということのようだ。
さらに追記。24日にはやっぱり IM (Google Talk?)が出る、という噂もまだある。
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20086600,00.htm
投稿者 秋元 : 16:49 | コメント (9) | トラックバック
2005年08月18日
World66 の Google Map 版とかどうだろう
行った事のある国を赤く塗った地図を作ってくれる、World66というサービスがある。
国に色がつくのも面白いけれど、今だったら Google Map で行ったところにマークがついたり、行ったときの写真が載った flickr のページへ飛べたりすると楽しいのでは。Google Map はまだ詳細地図が出る国が限られてはいると思うけど。
誰か作ってくれないかな。と書いてみる。
2005年08月13日
誰でも漫画を作れるサービス
今日はこんなサービスを発見した。訪問者が自由に漫画(strip)を作れるサイト。
CREATE をクリックすると、作者名と題名を訊かれ、next で作成画面に移る。
人物、背景、吹き出しを自由に配置して、セリフを書き込めば、もう短編漫画の完成だ。過去に作成された膨大な漫画は、gallery で閲覧できる。
以前、鳥獣戯画や中世西洋風物語を作るフラッシュサイトがあったが、基本的にはあれらと同じような構成。
漫画を「描く」ではなく「作る」ことができる、というのがすごい。絵の描けない人でもそれっぽいものを作れてしまう。
このサイトでは人物や背景は海外風(スロベニア風?)だけれど、日本風のパーツを用意すれば、「コボちゃん」とか「OL進化論」のような4コマだったら本物に近いところまで作れるんじゃなかろうか。
漫画ではないけど、ちょうど、配信もいいけどインターネットを新しい物を生み出す道具として使おうという話を読んだところだったので、WWW(いわゆる「ホームページ」)やブログで起こったことを、他の分野にも広げていくという方向性は試す価値があるのではないかな、などと感じた。ブログがみんなをエッセイストに変えてしまったように、技術でもって誰もが(ある分野の)漫画を作れるようになるといいかも。
投稿者 秋元 : 11:43 | コメント (2) | トラックバック
2005年08月12日
クールな名前生成サービス
単語を渡すと、その単語を含んだ(上で、英語的にそれっぽい)名前を考えてくれるサービス
"rss" などと入力して 25 個ぐらい生成させてみると、"rss" を含むいろんな造語が意味とともに表示される。
新しいサービスを始めたり、会社作ったりする人は、名前の検討ですごく悩むだろうと思うが、こういったサービスを使うと、思いもよらないよい名前にあたるかもしれない。
人間の創造性を、機械が力技で支援する、というのがなんかいい感じ、と思った。
# "baka" とか入力してもそれっぽい出力がきた。それはそれでよし。
T 社が大手検索エンジンから買収交渉を受けているとか
噂がネットで流れてるけど。。。
一次情報は見つけられなかった。
投稿者 秋元 : 10:33 | コメント (4) | トラックバック
2005年08月11日
del.icio.us のデータのバックアップ
ネットサービス上の自分のデータの自由度、について書いたばかりだが、別件にて、 Excel で del.icio.us のデータをバックアップする、というページを発見。
さすがに OpenOffice では動かなかったので動かしてみてはいないが、スクレイプしているんだろうか、と思っていたら、del.icio.us はちゃんと API で全ブックマークを取得できるようになっていた。
こんな感じで、XML となって落ちてくる。ちゃんとタグ情報もついている。
http://del.icio.us/api/posts/recent?count=10000
これで自分のブックマーク群を解析しよう、みたいなことも書いてあるが、backup に対する resume はどうするんだろう?
データの囲い込みは利益か不利益か
先日書いたFlickr は昔、ウェブゲームだったへのコメントにて kwmr さんから Six Apart の Ben Trott によるエントリを教えていただいた。
データの可搬性については、僕個人としてもまったく同感で、サービスでも製品でも、ユーザが作成したデータはいつでも持ち出せるようにするのがよいと思っている。(過去の開発物を見ると、必ずしも実現できていないが)
競合他社サービスに逃げられるとかそういう心配もあって、こういったエクスポート機能は後回しにされたり、搭載されなかったりするのだろう。でも、そもそも最初に導入する際、登録や購入前にこそ、「何かあったときでも、データは自分のもの」と保証されることが、その製品/サービスを選ぶことへの大きな動機付けになるのではないかと思う。
また、データのエクスポート機能を充実させることは、開発側から見れば、「変なものは作れない。使いやすくなければデータごと他所へ逃げられてしまう」という危機感も生むような気がする。背水の陣的プロダクト開発とでもいおうか。
投稿者 秋元 : 10:01 | コメント (2) | トラックバック
2005年08月09日
Google News(英語)が RSS&Atom 対応
Google News がやっと RSS (と Atom)に対応したようだ。
Google Alert もあるとはいえ、新着ニュースのチェックならやはり RSS リーダーを使いたいところだ。これで情報収集がはかどる、と思いきや、、、
Google News 日本版の対応はまだのようだ。期待してます > Google の人。
いずれにしても、自社や特定技術に関するニュースを集めるには、Google News が非常におすすめ。
Flickr は昔、ウェブゲームだった
写真共有サービスとしてあっというまに普及した Flickr の開発者インタビューが、Ajax の名付け親 Adaptive Path 社の部ログに載っていた。
このインタビューで興味深いのは、今ある Flickr は、当初計画されていたサービスとはまったく違っているということだ。
彼らが最初に作ろうとしていたのは、なんとウェブベースのマルチプレイヤーゲーム(The Game Neverending)だったというのだ。
We launched it in February of 2004, so it’s about a year and a half old. But it’s radically different now than it was at that time.
また、一年半前に写真共有サイトとなったときも、Flash ベースでアップロードされた写真を肴に、みんなでオンラインチャットをするという、コミュニティサービスだったという。
Flickr 自身が認識している、Flickr 成功の理由は、以下のようなことだという。
- 各写真に一意の URL を与え、他のサイトから参照可能にしたこと
- 最初の Flash アプリにこだわらず、開発力を他に向けたこと
- クールな機能より、万人が理解できる「たくさんの写真の表示、共有」機能に注力したこと
それを実現できたのは、熱烈なユーザーからの要望、アジャイルな開発、日に10度にもわたるリリースだということだ。
このインタビューでは、del.icio.us や netflix などから Flickr が受けた影響、Flickr のベースとなったゲームについてや、今後 Flickr がどのように進化していく予定か、などについても語られている。
今月末に Flickr の開発体制などについてもっと喋る、とあるんだけど、それ聞けたら面白いだろうなあ。
投稿者 秋元 : 10:55 | コメント (1) | トラックバック
2005年07月26日
Bloglines にトラブル発生中?
Bloglines にログインしたら、自分の登録したフィードが全部消えてしまってるんだけど。。。。
と思ったらPlumber おじさんに切り替わっていた。データベースクラッシュだそうで。規模の大きなネットサービスはたいへんだなあ。
2005年07月25日
イベント + 地図 = 追っかけ支援サイト
EVMapper は、イベント名で検索するとイベントを地図上に表示してくれるサイト。
アクセスすると、サンプルとして エルビス・コステロの名前が入っているので、検索をかけると全米での彼のコンサート開催位置がわかる。自宅の近場のコンサートを探すもよし、全米おっかけツアーを組むもよし。
"Blog" で検索すると、 Blog 関係の催し物が出てきた。興味のあるアーチストや用語で検索してみると面白い。
各種イベント(コンサートやカンファレンスなど)情報を集積する EVDB.com と、Google Map API を組み合わせたもの。
EVDB のほうは、 meetup.com などからもイベント情報を収集しているようだし、API を公開して主催者にもイベント情報を登録することを奨励しているようだ。iCal や RSS も吐いている。
日本にもほしいねこういうイベント情報サイト。マイクロフォーマットで自動収集されるようになるのはまだまだ時間がかかりそうだし。